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撃つ薔薇 AD2023涼子




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題名:撃つ薔薇 AD2023涼子
作者:大沢在昌
発行:カッパノベルス 2000.1.25 初刷
価格:\848




 なぜこんなに早くハードカバー発刊後わずか一年にも満たずにノベルズ化再発売されたのか、という疑問にはちゃんと答えが用意されてある。セガサターン用のゲーム"UnderCover"が発売になったのでプレ・ゲーム用としてゲーマーが楽しむためにノベルズとして早々とお目見えすることになったらしいのだ。ゲーマーがハードカバーを読まないかどうか、ゲーマーはノベルズにより惹かれるのかどうかということになると、ぼくには少し判断のつかない部分があるのだけれども。

 そんな事情は全く知らずに書店で、ただの値下げ感で買ってきてぼくは読んだ。なぜか劇画的なのは大沢ならではのいつものこと、と我慢して読んでいたのだけど、近未来くらいのほうがこの人にはちょうどいいのかな、という気にもなってくるから不思議なのは、この人の作風は、やはりこういう派手なアクション系がいいってことなのかもしれない。

 コミックの原作やゲームのシナリオに走るハードボイルド作家というのは、あまり例を見ない気がする。ヴァクスがコミックを小説化するという異例の行動はあったけれども。

 残念なのはゲームに繋ぐと言う至上命令を帯びた本であるだけに、この本一冊ではある部分解決していない問題が残ること。インターネット予約でプレステ2は確かに入手したけれど、うちにはセガはない。ゲーム機のない人間にとっては、こうした未決着な結末は少し残念な気がする。かと言って、この結末を知りたいという理由だけでセガサターンを買うという気持ちにまでは、もちろんなれないでいる。

(2000.03.20)