麒麟の翼




題名:麒麟の翼
作者:東野圭吾
発行:講談社 2011.03.03 初版
価格:\1,600



 加賀シリーズとしては、『新参者』に続く作品だが、こちらはストレートな長編。ただの推理小説ではなく、人間の罪と罰を描いているところが、凡百の作家とは違うし、平易な文章であるゆえに、大衆に受け入れられるのだろうなあ、とつくづく思う。加賀シリーズは、人情の味つけで勝負、といったイメージが定着しつつあるかな?

(2011.03.27)
最終更新:2013年06月08日 11:27