燃えつきた地図




 ぼくがこの著者の中では最も好きな一冊。人間の存在基盤にある方法で具体的に迫ってゆく作品ですが、『燃えつきた地図』は興信所の探偵がある男を追跡するストーリーで、ラストは前衛的に締め括られてゆきます。言わば純文学内ハードボイルドです。

(1992.07.19)
最終更新:2007年12月15日 23:37