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*グレイヴディッガー
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題名:グレイヴディッガー
作者:高野和明
発行:講談社 2002.7.31 初版
価格:\1,700
最初からジェットコースター・サスペンスなので、読んでいてこれほど心地の良い乗り物はなく、スピードも快適だし、謎も楽しいのだけれど、着地点が悪過ぎた。
無責任に謎を広げ過ぎてしまいついに収拾のつかなくなってしまう小説というのは今に始まったことではないけれど、この程度の長さの小説なら、きちんと謎には落とし前をつけないとと思う。
タイトルからして、墓場から甦った死者による復讐。そういうホラーめいた伝説と、遺体が盗み出される現実の話とは別次元の話のはず。科学的領域にプロットを進み入れるくらいなら、ジグソーパズルはきちんと最後まで嵌め残さないで欲しい。
せっかくのジェットコースター・アクションがこういう一点でお茶を濁したように語られて終息してしまうというのは非常に残念だ。戦うヒーローたちが不死身でなかなかにアクションして頑張っており、まるでピーク時の逢坂剛のように面白いなと感じていたほどなのに、最後のページを読み終えたときには、物足りなさばかりが残った。本当に残念!
(2002.11.13)
*グレイヴディッガー
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題名:グレイヴディッガー
作者:高野和明
発行:講談社 2002.7.31 初版
価格:\1,700
最初からジェットコースター・サスペンスなので、読んでいてこれほど心地の良い乗り物はなく、スピードも快適だし、謎も楽しいのだけれど、着地点が悪過ぎた。
無責任に謎を広げ過ぎてしまいついに収拾のつかなくなってしまう小説というのは今に始まったことではないけれど、この程度の長さの小説なら、きちんと謎には落とし前をつけないとと思う。
タイトルからして、墓場から甦った死者による復讐。そういうホラーめいた伝説と、遺体が盗み出される現実の話とは別次元の話のはず。科学的領域にプロットを進み入れるくらいなら、ジグソーパズルはきちんと最後まで嵌め残さないで欲しい。
せっかくのジェットコースター・アクションがこういう一点でお茶を濁したように語られて終息してしまうというのは非常に残念だ。戦うヒーローたちが不死身でなかなかにアクションして頑張っており、まるでピーク時の逢坂剛のように面白いなと感じていたほどなのに、最後のページを読み終えたときには、物足りなさばかりが残った。本当に残念!
(2002.11.13)