都市国家

都市国家とは、安心して暮らせる僅かな土地に集まった人々が『星霊建築』の力を使って何層にも積み上げて作られた集合領域のこと。
都市国家の外は不毛で危険な上に、都市国家内ですべてのことがまかなわれているため、都市国家の外で人類が住むことはほとんどないとされている。


概 要

もともとは大地に家を建て住んでいたが、人口が増え土地が足りなくなってきたとき、既に建てられた建築物の屋上に“星霊建築”の「ドロージェナス」と「ドローノソリン」により新たな大地を造り拡張したのが始まり。
星霊建築”が比較的使いやすい技術だったため、人々はどんどん上のほうへ都市を拡張し生活範囲を広げていった。
また、古い建物よりも新しい建物に住みたいという欲求のため、下層の古い建物は放棄され廃墟となるようになる。
ひとつの都市国家の中には何千何万という村や町、市場、農地、放牧地、荒地、森、川、泉、下水道、墓場、闇の組織、廃墟、ダンジョンなどが存在しており、ひとつの世界を作っている。

政治治安

巨大な都市国家内は街や村などが多く存在し、それぞれ有力者(貴族)が領主としてその地を管理・維持している。
領主は治安維持や防衛のために自警団を組織しており、特に大きな街の領主は「城塞騎士団」を組織し大きな影響力を持っている。
政治形態は都市国家によって異なり、アクスヘイムのように強大な領主が存在せず協議によって治めている都市国家もあれば、ランスブルグのように強力な絶対王政の統治体制で都市国家全体を支配している都市国家もあるようだ。
また、マギラントのように有力な領主同士の内戦が勃発している都市国家もある。

経 済

この世界で流通している通貨の単位は“ダルク”。1ダルクは金貨1枚に相当し、その価値は日本円にして約100円程度。
生産は各都市国家内の有力領地ごとで行われており、デザインはさまざまであるが、重要な取引には金の含有量(重量)で行う金本位制で取引を行うため市場に偽物が出回ることはないことになっている。
また、金貨を使うほど高価な取引でない場合は、物々交換やツケなどの信用取引を行うことが一般的。
銀貨や銅貨などほかの貨幣は流通していない
PCとしては、PCの経済状況を示すパラメータが存在しないことから、PCは普通に生活するだけの経済力は自動的に備わっているものと予測される。

都市国家の経済は、余剰作物を露店で物々交換したり売買を行ったりすることで成り立っている模様。
都市国家の中でも中心地となる場所では店舗を構える店が集中する商店街のような常設の市場も存在する。

食糧事情

農地や農場なども都市国家内部にあり生産される作物も豊富である。
ほぼ屋内ということで大雨や日照りといった災害に無縁なことと、都市国家の下層に耕作に適した土地が多く残されていることから計画的な生産が可能で貧困層が飢えるということには無縁になっている。
同じ都市国家内でも地域によって作柄に特色があり、一部の地域ではパンを主食とするが、別の地域では米を主食にするなどバラエティに富んでいる。
また、理由は不明だが地域によって育ちやすい植物、育ちにくい植物の差があり、それにより地域の特産品というものもあるようだ。(説明では星霊建築の影響となっている)

治 水

星霊建築により多数の泉が存在しており、それを飲料水のほか、洗濯や水浴びに利用している。
ある程度大きな泉には魚介類が養殖されており、その周りには多くの漁村が形成されている。その大きな泉からは川が下流へ流れているのだが、これは汚物や残飯を流すための下水として使われており、通常の泉のような利用はできなくなっている。
この川は覆いがされ、星霊建築によりきれいな空気が送られているため異臭などの環境問題とはなっていない。

規 模

一般的な都市国家の大きさは、外周を歩いて1週間ほどを費やすほど。一日5時間歩いたとして外周は約210kmほどの計算になり、この場合もし真円であれば直径は約52.5km、面積は約2160km²強。(東京で2,187km² パリの市域の面積は105.40km²)
だいたい東京都と同じ面積の場所に山のような建物群が見えるイメージだろうか。
人口はアクスヘイム・ランスブルグで100万人ほどだが、高層化しているため生活空間としての人口密度はそう高くない。

都市国家間の関係

各都市国家間には交流がなく、一般の住民はその存在すら知られていないし、自分の都市国家外のことには関心を持っていない。
都市国家間を移動し商売を行っている冒険商人が存在しており、主に富裕層と取引を行っている。。

現在確認されている都市国家



メ モ


関連項目

最終更新:2010年05月19日 13:17