バンガイア号の決戦

バンガイア号の決戦とは、2011年8月26日に深海電撃戦の結果を受け登場し、9月1日に出発した“獣王・バンガイアを倒し、半マスカレイドである元エンドブレイカー獣王妃を救う為、敵の本拠地である巨大船『バンガイア号』に攻め込んだ”事柄。
呼称は戦いの内容からサイト独自につけたもの。

概要

エンドブレイカーたちは激戦の末、敵の軍勢を突破し、獣王と獣王妃のいる『バンガイア号』に取り付くことに成功した。→深海電撃戦
突撃部隊、主力部隊に参加した中で、無事だった者も決死部隊に追いつき、終結したメンバーで獣王の首を狙うべく『バンガイア号』の中へと突入していく。
それを迎え撃つのはバンガイアの親衛隊の者たち。バンガイアは、この奇襲を予測しておらず、後手に回り防戦に追われるが、ここはシーバルバ本拠地でもある深海。後続の艦隊が到着しさえすれば形成は逆転すると信じて耐えていた。そして、待望の援軍を告げる声が外から響き渡る。
それを聞き、攻勢へと転じたバンガイアだったが、歓声の元は、深海電撃戦での残存戦力がエンドブレイカーを挟撃したに過ぎないものだった。
果たして、エンドブレイカーは敵援軍到着前に目的を果たすことが出来るであろうか。

該当のシナリオ

深海電撃戦でKOされなかったエンドブレイカーのみが参加できる特殊な全体シナリオとなった。
各シナリオが連動しており、敗北したり、担当の戦力撃破後どこに援軍に向かうかで戦況が変わるようになっている。
登場シナリオ数は22。
難易度は「やや難」。
バンガイアと対峙することが確定している獣王大決戦!のみ「難しい」とされていた。
また、半マスカレイドである獣王妃を説得する依頼“獣王妃”も登場している。

◆先陣の戦い
敵の侵入を知ったバンガイアは獣王妃の諌言に従い援軍の到着まで持ちこたえるため鉄壁の陣を敷く。
バンガイア号にある「獣王広場」魚鱗の陣を敷いたバンガイア軍に対し、エンドブレイカーたちは鶴翼の陣で攻めかかる。
バンガイア軍先陣は虎バルバの部隊を中央に左右にシージャグランツが展開している。

  • 先陣を切って
    鶴翼の陣で攻めかかるエンドブレイカーの中央に躍り出た虎バルバマスカレイド『ガドゥ』の部隊と戦闘。
  • 漆黒の強攻
    中央の右側を担当。敵先陣の左翼、シージャグランツ『漆黒のズーザ』の部隊と戦闘。
  • 剛毅木訥
    中央の左側を担当。敵先陣の右翼『信義の軍獣・バドス』の部隊と戦闘。
  • ふさふさビガス
    エンドブレイカーの先陣部隊右翼を担当。敵の側面へ切り込み緒戦を制する目的で動く。
    対して敵の左翼は動揺しており『ふさふさビガス』によって何とか支えられている状態のようだ。
  • 先手必勝の一撃
    エンドブレイカーの先陣部隊左翼を担当。敵右翼側に回りこみ突破をかける。
    対する敵の右翼は戦いなれない者が多くシーディアホーンの『妖術師ウーズル』が何とか指揮を取っているという状況。


先陣の戦いでエンドブレイカーが敗北するとこの部隊が敵本隊へと戻り増強されてしまうとされている。

◆第二陣
先陣の戦いを縫って第二陣が前へと出てきた。
中央に筋骨隆々とした巨躯をもつシータウラスに率いられた部隊。
左側にハルバードの手錬れと思しきシーサテュリアンに率いられた部隊。
そして、右側からシークラーリンの部隊。
消耗戦に強い魚麟の陣の強みを生かし即座に次陣を繰り出してきたようだ。
対してエンドブレイカーも即座にその軍勢へと戦力を割り振り対応する。

  • 波濤の猛牛
    先陣同士の戦いが始まる中、エンドブレイカーの鶴翼の陣の弱点である中央の分断を図り『波濤の猛牛・ヴァルター』の部隊が中央へと新たに突撃をかけてきた。それを迎え撃つエンドブレイカーたちは陣形を支えることが出来るだろうか。
  • 誇る腕
    新たに出現した敵左翼、シークラーリンの『剣聖ゲゾルギン』に対応すべく前に出た。
  • 翼下ノ濤声、波上ノ一鱗
    新たに出現した敵右翼、シーサテュリアンの『静黙の槍斧・アルバ』に対応すべく前に出た。

第二陣の戦いもエンドブレイカーが敗北するとこの部隊が敵本隊へと戻り増強されてしまうとされている。


◆シーリザードマンたちの登場
戦いに不慣れなバンガイア軍の側面の部隊は戦いが進むにつれエンドブレイカー側が優勢になりつつあった。
それを支えるためにシーバルバの各将が動く。

  • エーデル・シュヴァンツ
    側面の防衛の増強のため駆けつけたシーリザードマンの『翡翠の尾・ユラ』と戦う。
  • 強堅・パーン
    側面の防衛の増強のため駆けつけたシーリザードマンの『強堅・パーン』と戦う。

この戦いもエンドブレイカーが敗北するとこの部隊が敵本隊へと戻り増強されてしまうとされている。

◆電撃戦残存勢力の強襲
電撃戦で生き残ったシーバルバたちが態勢を整え援軍としてやってきた。
このままではエンドブレイカー達は退路を断たれてしまう、その対応へと2部隊が動いた。
しかし、この残存勢力の到着がバンガイアたちに別艦隊の到着かもしれないという判断をしなければいけない事態へとなる。

  • その名も高き三兄弟
    『ディン・エイ・アル三兄弟』と呼ばれるシーディアホーンたち。数は多いが全員手負いだ。
  • 鉄壁となりて、守れ
    『白のヨーガ』『灰のケルヴィ』のクラーリンが指揮する残存勢力たち。敵の数は多いがやはり手負い。しかし、士気は高く侮れない。

このシナリオで敗北した場合、エンドブレイカーの布陣が大きく混乱し、後の戦闘が不利になるとある。
また、万が一獣王バンガイアを撃破できずに敗走という結果になった場合に、このシナリオが失敗していると、多くのエンドブレイカーが帰還する事が出来ず捕殺されてしまう。

◆親衛隊の奮闘
バンガイアは船外からの電撃戦での残存勢力の到着を受け、これを別艦隊の援軍と見て親衛隊に突撃の命令を出した。援軍が到着したのなら敵が崩れるのを待つべきだと獣王妃は諫言したが、獣王は誇りのためにこれに応じることが出来なかった。
突撃を開始する親衛隊4将。彼らをバンガイアから引き離せば獣王は無防備となる。
果たして策はうまく行くだろうか。

  • 将、紅蓮獣
    バンガイア親衛隊4将のひとり、シーヴォルフルの『紅蓮獣ログジ』。バンガイアの号令に呼応し突撃を開始した。
  • 疾風の朱
    バンガイア親衛隊4将のひとり、シーヴォルフルの『疾風海狼ルプス』。バンガイアの号令に呼応し突撃を開始した。
  • 角をただ手段と為し
    バンガイア親衛隊4将のひとり、シーディアホーンの『折れ角ギニ』。バンガイアの号令に呼応し突撃を開始した。
  • 飄々たるキーストーン
    バンガイア親衛隊4将のひとり、シーディアホーンの『片角のゲーリク』。バンガイアの号令に呼応し突撃を開始した。

この敵を本隊から引き離すように戦う事ができれば、獣王バンガイア本隊に攻撃を仕掛ける部隊を援護する事が出来るとされた。
このシナリオで敗北したり、充分に引きつける事ができなかった場合、この戦力は獣王本隊の防衛に回ってしまい、それに向かった部隊が危機となる危険がある。

◆獣王決戦
敵親衛隊を引き離すことに成功すれば、獣王バンガイアまで妨害するものは何もない。
強敵と判断したエンドブレイカーは3部隊で獣王へ攻撃を仕掛ける。

  • 水底に届く光となって
    バンガイアの周辺にいる残りの敵を排除すべく向かって左側へと向かう。しかし、親衛隊と戦う部隊が敗北した場合、それの相手をまずしなくてはいけない。
  • 決意と絆を胸に、いざ。
    バンガイアの周辺にいる残りの敵を排除すべく向かって右側へと向かう。しかし、親衛隊と戦う部隊が敗北した場合、それの相手をまずしなくてはいけない。
  • 獣王大決戦!
    バンガイアを倒すべく正面突破をかける。しかし、他の部隊が敗北すると、この部隊に敵が増えたり、味方のGUTSが減少したりするため非常に困難な条件で戦う可能性がある。
    故に他の部隊が失敗した数を指定することで撤退条件を決めることになっている。
    この部隊が撤退したり、敗北したりすると電撃戦が失敗となり、電撃戦参加者は退路もなく危機的な状況に立たされることになる。
    話し合いにて、他の部隊7部隊失敗をもってこの部隊は撤退することが確定した。

◆支援よとどけ
戦線を大きく突破され獣王とエンドブレイカーとの戦闘が始まり、いよいよ後がなくなってきたバンガイア軍。
呼び戦力のなくなってきた獣王妃周辺では獣王妃警護隊も前線へと動かざるを得なくなっていた。

  • 血赤の珊瑚で身を飾り
    戦線へと赴いてきたウミウシシーバルバの『獣王妃警備隊指揮官・ピーコック』と戦う部隊。短期間で戦闘を終えた場合、獣王妃の援軍か獣王親衛隊の迎撃に失敗した場合に備えるかどちらかの援軍へとなることが出来る。
    話し合いの中で、ピーコック撃破後は獣王妃ファム戦への救援へ向かう方向に話は進んでいるようだ。
  • 空抱くストラテーゴス
    戦線へと赴いてきた『巨体なカメ・ヒンメル』と戦う部隊。短期間で戦闘を終えた場合、獣王妃の援軍か獣王親衛隊の迎撃に失敗した場合に備えるかどちらかの援軍へとなることが出来る。
    話し合いの中で、ヒンメル撃破後は獣王妃ファム戦への救援へ向かう方向に話は進んでいるようだ。

◆獣王妃との対面
獣王に向かう部隊、獣王妃を支える親衛隊を他の部隊が抑え、獣王妃を救うべく一つの部隊が彼女へと向かう。
半マスカレイドであるはずの彼女を説得し、倒すことが出来るだろうか。

  • 獣王妃
    拒絶体である獣王妃との戦い。拒絶体でいられるかどうかは呼びかけなど、戦闘時のやりとりなども影響するという。
    戦力的には『救援が全く来なかったら勝利は難しい』(不可能ではない)状態。『救援が来るまでどう耐えるか』を考える必要があるが、救援予定部隊がこちらの救援に来るかどうか、もしくは勝てるかどうかは不明なためそれらも含め如何に立ち回るかが重要となっている。
    【血赤の珊瑚で身を飾り】【空抱くストラテーゴス】双方の部隊は各々の敵に勝利した後はこちらへ救援に向かう方向に話は進んでいるようだ。
    しかし、この部隊では片方どちらかの支援をお願いし、片方は対獣王親衛隊の予備戦力へ行ったほうがいいのではという話もある。

結果

エンドブレイカーによるバンガイア号への強襲は成功、獣王バンガイアを討ち取り、獣王妃ファムを棘(ソーン)から開放することに成功した。
しかし、エンドブレイカーにシーバルバマスカレイドの軍勢に対抗できるだけの余力は残っておらず、そのまま撤退を決めた。
深海にはまだまだ多数のシーバルバマスカレイドが残っており、バンガイアが倒れたことで一時的に混乱するかもしれないが、今後どう動くかわからない。




関連項目


バンガイア号の決戦
年月日:2011年09月9日(ロールプレイ的には深海電撃戦から継続)
場所:超巨大船『バンガイア号』内部
結果:エンドブレイカーの勝利。バンガイアは戦死し、獣王妃は元のエンドブレイカーへと復帰した。
交戦勢力 指揮官 戦力 損害
エンドブレイカー シーバルバ帝国 なし バンガイア
ファム
220 200
前後
48 全滅
※エンドブレイカーの被害は生死不明数。負傷、KOは多数と思われる。
※バンガイア軍は本隊だけの数値であり、後方には別艦隊の戦力が残っている。
最終更新:2011年09月16日 11:22