2010年7月16日17時ころ


◆ガノッサス・アックス

 なるほど、これは予想外であったな。
 田舎の痩犬に過ぎぬ新興領主共が、結束して我が由緒あるアックス家に楯突こうとは。
 犬なら犬らしく、無意味に吠えていれば良いものを。

 しかしこれは、或いは好機やも知れぬ。
 彼奴らの骸を得られれば、如何に『ダイアモード』と言えど、此度の勝利を諦めることであろう。
 『白婦人』と腹の子もなき今、我が勝算は逆に高まったともいえよう。
 忘恩の徒たる『アックスへイム』の無知蒙昧なる民共よ、我が裁きの刻を待つがよい。


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最終更新:2010年07月17日 10:26