封印の地攻略

封印の地攻略とは2012年12月3日に登場したマギラントにおけるスペシャルシリーズシナリオ。
マギラント三塔主の協力の下、七勇者の一人マギラントが古に封印したという『見えざる敵』討伐のため大迷宮に挑んだ事柄。
呼称は依頼内容からサイト独自につけたもの。

概要

お互い牽制を続ける三塔の塔主。
前の交流会も同日に行ったのは、勇者たちの支持を取り付け他の塔主より優位に立とうとしたものであった。
しかし、その結果もほぼ互角でありどの塔も他の2塔を抑えてマギラントの実権を握る事は叶わなかった。
三塔会談によりそのことを確認した三塔主は、次に『マギラントの残した予言』での決着をつけることで段取りをつけた。
かつて、七勇者の一人マギラントが『見えざる敵』を封印したという大迷宮に異変が起こっている。これは早急に何とかしなければならない問題だ。
『勇者と共に、この封印の地を浄化したものこそ、我が後継者となるだろう』 という予言を成就するため各塔はそれぞれ競うように勇者に協力を求めるのだった。

該当のシナリオ

マギラントの地下に広がる大迷宮を攻略するスペシャルシリーズシナリオとして登場した。
すべてのシナリオが前後編のシリーズシナリオとして全体シナリオ規模で行われる。
大迷宮はマギラント各所に点在しており、それを手分けして攻略することになったのだが、すでに封印されている『見えざる敵』・マスカレイドの解放は始まっており猶予はない状況になっている。
制限時間は12時間。探索開始から8時間でマスカレイドは本来の能力を取りもどし、そこから4時間後に自由に動けるようになる。
また、エンドブレイカー側が有利な状況であればマスカレイドから何らかのことが聞きだせる可能性が示唆されている。
通常と違い、1シナリオ4人で参加。各塔から従者兵器貸出の申し出があるが、1グループにつき1シリーズしか借りられない。恐らくこの貸し出された従者兵器の総数が各塔の勢力争いに利用される模様。
全84シナリオ。
難易度は「やや難」。
前編は迷宮を踏破し、ボスに辿り着くまで、後編はボス討伐までが描かれた。







黒の塔
レッサーデモン
銀の塔
マシンフェアリー
緑の塔
アサルトバグ
22 33 29

結果

エンドブレイカーの活躍により封印されていた多くのマスカレイドを滅ぼすことが出来た。
一部のマスカレイドからは大魔女スリーピング・ビューティと戦ったとされる勇者達の時代や、この都市国家についてなど話を聞けた者もいる。
しかし、烈華・コンスタンツァ名もなき男の2名がエンドブレイカーを破り封印を突破している。


情報の要約

各シナリオで得られた情報をまとめた。
情報の抜粋は別ページに列挙してある。

  • 当時のマスカレイド
当時のマスカレイドは圧倒的な存在だった。
エンドブレイカーがいないため、倒されても大魔女の下に戻り(棘としてか、そのままかは不明)、増えることはあっても減ることはない。
故に、人間がいくら戦ってもそれは敗北を先延ばしにするだけだとマスカレイドからも思われていた。
個々の戦いでは人間にも勝敗があったが、棘(ソーン)は人間にも及び、いつの間にか「マスカレイドに逆らう者は争いの火種を撒き散らす者」とされ、心折れ、戦うものたちもマスカレイドになっていく。
そうして世界はマスカレイドが支配するようになった。

  • 三塔戒律マギラントについて
この『三塔戒律マギラント』が現在建っている場所は、もともと『カーニバル』と呼ばれたマスカレイドの拠点だったようだ。
『カーニバル』と呼ばれるこの地は、棘(ソーン)があふれ出る場所であり、各地にそれぞれ有力なマスカレイドが迷宮や城を作り、自身のパワーアップのために利用していた。
そのパワーアップには上位のマスカレイドの許可が必要であり、この地でパワーアップしたマスカレイドはいずれ地方を任されるか、魔王たちの精鋭へ配属となるらしい。
周辺には3つの都市国家があったようだ。『カーニバル』攻略戦以前に滅ぼされてしまったが、レッサーデモン、マシンフェアリー、アサルトバグの従者兵器はこの3都市国家の遺物であるらしい。
基本的に当時の都市国家は『グレートウォール』内部にあったと推定すると、この『カーニバル』は『グレートウォール』に接するほど近かったか、元々は人間の地であったがマスカレイドにとって有用であったため奪われたのではないかと予想される。
『カーニバル』攻略戦後、旧三都市国家の生存者が合同で『三塔戒律マギラント』を建設したということだろうか。

  • 勇者について
情報が正しければ、『カーニバル』攻略戦が行われた当時、勇者たちの戦力は400に満たない人数。リーダーは伝承の通りラズワルド。副官に当たるのがマギラントのようだ。
上記二人の他、“飛び短剣のフィランダー”と“フィズ”という勇者の名が出ているが、“アックスヘイムのカンダッタ”や“ランスブルグの創設者”、“妖精伯ウェンディ”が参加していたかどうかはわからない。
『カーニバル』攻略戦には“ラズワルド”の主力は参加しておらず、副官のマギラントの指揮の下レッサーデモン、マシンフェアリー、アサルトバグを主力に、力の足りないものはメイガスに乗って奇襲のような形で行われた模様。
勇者側の切り札はギガンティアにもなっている“ギガンティックメイガス”で、激戦の末倒されたものの多くのマスカレイドを『カーニバル』の施設内に封印した。
当時勇者の中に『エンドブレイカー』と呼ばれる者はおらず、マスカレイドの力の源『棘(ソーン)』を消滅させる手段を持たなかった。
それ故にマスカレイドが圧倒的に有利な状況だったが、勇者たちは「倒す」のではなく「封印」するという手段をとることでマスカレイドの存在を減らしていくことで勝利していっていたようだ。


  • 『カーニバル』襲撃戦について
前述の通り『三塔戒律マギラント』はもともと『カーニバル』と呼ばれていたマスカレイドの拠点で、たびたび勇者たちの攻撃を受けていたが、その日までは撃退していたようだ。
だが、徐々に力をつけ『封印』という手段を用い始めた勇者に業を煮やしたマスカレイド側は、有力なマスカレイドに『カーニバル』でのパワーアップを命じた。
対する勇者は、有力なマスカレイドが『カーニバル』に集結することを逆手に取り、一網打尽に『封印』してしまおうとしたのがこの戦いなのではないかと予想される。
マスカレイドが封印されていた迷宮は、大半がもともとそのマスカレイドが居を構えていた迷宮や城であり、一部のマスカレイドのみが追い詰められて迷い込んだものらしい。


  • 大魔女スリーピングビューティ
「あの方は、星々の下の全てを統べる方だ。世界にあの方がいるのではない……あの方を中心に世界があるのだ!」
「あのお方に比べれば、我は風に舞う塵のようなもの。関係などというおこがましいものは存在せぬ」
「あの方こそ、世界の中心。そうでしょう? 大魔女さまこそ、わたしたちの頂点。世界はわたしたちのものと考えたら、大魔女さまこそ世界で一番上に君臨される女王ということね」
「世界の中心、全ての上位存在」
質問したすべてのマスカレイドが畏れ敬う存在だという。
世界は大魔女様が支配しており、人間はそれに刃向かったのだから、敵視するのは当然とまで言わしめる存在だが、実態は結局のところほとんどわからなかった。
世界の中心、「薔薇の向こう」にいるらしく、マスカレイド側の全部の魔王を倒さなければたどり着けないらしい。
七勇者と大魔女」によると十二の探索を生き延びた「七勇者」は大魔女「スリーピング・ビューティ」の居城にたどり着いたらしいが・・・。
なお、ニニギアメツチ?は、「カーニバル」のある一帯を守る魔王の一柱であったらしいが、それはスリーピング・ビューティにより使役されていたものであり、ニニギアメツチ自身の意思によって従っていたものではないように思われる。
『カーニバル』襲撃戦時にはすでに封印されていた模様。




関連項目

最終更新:2013年02月05日 11:57
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