「…??」 びしょ濡れになってしまった少年は、目を丸くして自分の顔をなでている。 「グス…。…プッ…クスッ…フ、フフフ、おまえ、びしょ濡れだぞ。 クスクス 私ので…アハ、ハハハハ」 一生懸命に顔をゴシゴシとこする少年を見て、クスクスと笑う閣下。 「仕方ないなぁ…もう、ちょっと待っておれ…ほら、タオル」 「!?」 頭の上からバサリとかけられ、少年は、びくっと体を伏せる。 「全くもぅ…お、お前のせいだからなっっ!!…ちょっとそれ被ってろ!」 少年がタオルと組み合っている間に、下着を脱ぐ。 「あぁ…冷たくなってきた…びしょびしょだなぁ…あいつがあんなに濡れるくらいだから、当たり前か」 ブツブツ言いながら濡れたパンティを下ろし、まだ残っているしずくをふき取ろうとして…思いついてしまった。 「…おい、お前」 ぴょこんっとタオルの中から頭を出し、少年は閣下の方を向く。 「…お前のせいで、びしょびしょになっちゃったんだから。お前が…あんなに舐めたり…するから…」 クローゼットの前でうつむいている閣下のもとへ、とと、と急ぐ。 「…お前、舐めてキレイにして」 「??」 下から見上げるが、光の加減で表情は見えない。 「…?」 「…おいで。こっち!」 執務室から部屋続きの寝室へ、少年の手を引く。 心臓が、鼓笛隊の太鼓のように大きな音を立てている。 クラクラする。ぼんやりして、何も考えられない。 ベッドの上に、ばす、音を立てて倒れこむ。少年の手を引いたまま。 枕もとの大きなクマさんには、恥ずかしいのでタオルをかけた。 軍服のボタンを外し、シャツを脱ぐ。丸めてベッドの脇に投げる。 膝上の靴下だけになった。 「ん…濡れたから…ちょっと寒い…」 ゴソゴソと布団の中にもぐりこむ。少年はきょとんっとベッドの端で眺めていたが、 「お、お前も脱ぎなさい!私だけなんてずるいっ」 服を脱がされ、裸にさせられた。 「…ックシュ」 くしゃみを一つして、閣下の隣に丸くなった。 図らずも、想像通りに首輪一つで裸になった少年が隣に寝ている。 心臓は相変わらず早鐘を打っている。 「さ、寒いの?お、お前が、わわ悪いんだから…まだ…少し濡れてる…から…早く、キレイにして!」 恥ずかしすぎて、目をつぶり、最後のほうは大きな声になってしまった。 少年が、ゴソゴソと、下半身へ頭を向ける。 先ほどまであんなに寒かったのに、今はめまいがするほど熱く感じる。 「や、やっぱり、熱いから…とる…」 赤い首輪しか身にまとっていない少年が、靴下しか身にまとっていない自分の身体に、舌を這わせようとしている。 「ぁ…ハァ…ハァハァハァッ…」 呼吸が自然と速くなっていた。 おそるおそる、といった仕草で、少年が唇をつける…。 「ペロッ…ペロペロペロ」 「ぁっ…!…っ!…っ!…ぁぅっ」 電気が走った。びくびくと、身体中が揺さぶられる。 少年は構わずに、舌を這わせる。 「ぁ!くぅっ!ぁん!ぁ…ぁぁっ!ゃ、きもち、いいっ…」 「…ぁぁぅ…ぁぅ…にぁ」 のどの奥から鳴らしているような、可愛らしい声を出しながら、一心に舐め続ける少年。 「フフ…きもち、いい…イイコ…イイコ…あっああっ…」 少年の頭をなで、少し押さえつけるように、うぶな快感を楽しめるようになってきた。 「ん…そこ…いい」 まだ幼い彼女は、その場所の名前を知らなかった。 まだその金色の体毛すら、うぶ毛程度にしか生え揃っていないのだから、無理も無い。 少年は、言われたとおりにクリトリスを舐めあげる。 「あっ!あっ!ゃっ!ちょっ、もぉちょっと、やさ、やさしくっ」 痛みに近い快感に腰が引けた。 少年は、やさしく、ゆっくり、閣下のクリトリスを吸う。 「ふわっ…わぁっ…なんかくる、きちゃう…ふぁっ…ぁっ…ぁっぁっ……っ!!!!」 ビクッ!!ビクッ!!ビクッ!! 身体全体を震わせて、絶頂に達した。 「ハァ、ハァ、ハァ…あ…また…おもらし、しちゃった…?」 愛液でびしょ濡れになった顔を、ゴシゴシとこする少年。 ペロペロとこすった指を舐めては、顔を拭く。 「ごめんね…キレイにして、あげる、から…」 ペロペロペロ 少年の顔を舐める閣下。少しくすぐったそうにしている。 「あむ…しょっぱ、い…ぺろっ…キレイに、なった…?」 顔を離し、少年を見つめる。二人は見詰め合った。 「ん…ふっ…んぅ…ん…」 閣下は無意識のうちに、少年と唇を重ねていた。 少年の口内に舌を押入れ、まさぐる。 「ぷはっ…ハァハァハァ…んぅっ」 ベッドの上に押し倒し、手をつなぎながら、キスを重ねる。 ふと見ると、少年のソレが、大きく勃起していた。 「お、おっき…く、なってる…?」 恐る恐る、触れてみる。 「にゃっ…」 少年が小さく声を上げる。 「きもち、いいの…?」 シュリ ゆっくり、こすってみた。 切なそうな表情で、こちらを見ている。 「…可愛いね、おまえ。ほらほら…♪」 スリスリスリ 「にぁ…ぁぁふっ…ぁぅ…ぁぅぅ…っ」 少年は、黒い髪を左右に揺らして、ビクビクと感じている。 「フフフ…おもしろい」 ジタバタとシーツをつかんだり、枕を握ったり、煩く手を動かして耐える少年。 「もう、じっとしなさい!」 タオルで手を縛り、動けなくしたあと、ベッドの上に立ち上がり少年を見下ろす閣下。 「お前が、わるいんだから…」 くいっ つま先で軽くつついてみる。 「にゃっ!」 踏み潰されると思ったのか、少年は恐怖に慄いた顔で閣下を見上げる。 「ちゃんと私の言う事を聞く?わるいことしたら…」 ぐりっ 少しだけ力を入れて、少年のペニスを踏みつける。 「にゃぅぅぅっ…」 「許さないから、ね?」 さっきとは違う快感が、身体の芯に灯っていることに、幼い閣下は、まだ気づけていない。 「わかった?ほら、ほらっ」 靴下で、器用に、足の指を使い、しごく くちゅくちゅと、靴下と汁のこすれる音が聞こえる。 知らず、吐息が漏れる。 「ハァハァハァ…さっきの…しかえし…なんだから…おまえが…いけないんだから…ハァハァ」 無意識のうちに、クリトリスを指で弄びながら、少年を足で弄ぶ。 「あっあっあっ…だめっ…また…あっ」 「にぁ…んっ…にゃ…あふっ…んっ…」 ごしごしと踏みつけながら、指の動きは激しさを増す。 「ふわっ…わわっ…あ、だめぇ…だめぇ…っ!!!!!」 ビュクッ!!ビュルッ!!ドクッ!!ドクッ!!ドクッ!!…トクン…トクン… 閣下が果てるのと同時に、少年は閣下の足に押さえつけられ、射精してしまった。 がくりと倒れこみ、少年の隣に寝転がる。 「ハァハァハァハァ…おまえも、きもち、よか、った?ハァハァハァ…イイコ、イイコ…」 抱きしめて、目を瞑る。抗いがたい、睡魔が襲ってきた。 「ん…ねむく…なって…きちゃった…おまえ、どこにも…いっちゃだめ…だから…な?」 すぅ、と意識の暗闇に落ちていった。 ガバッ!!! 目を覚まして、ベッドの上に起き上がる。もちろん裸だった。 「えっ!?あれっ?」 窓の外を見れば眩しい夕焼け。三〜四時間は経っているようだ。 「何か…もの凄いことをしてしまったような…!そういえば、アイツは…?」 見渡すが、部屋には自分と目隠しをされたクマしかいない。 「なん、で…?…ん?」 ちりん。 ベッドを降りると何かを蹴飛ばした。ふと見ると、赤い首輪が転がっている。 首輪についた、小さな鈴の音だった。 拾い上げて眺めてみようとすると、 「閣下!閣下ぁーッ?」 ドンドンッ!! 寝室のドアをノックする音にさえぎられた。 「ん…いま、開ける…」 「閣下!今日はやけに遅いと思って来て見たら、書類は机の上に置きっぱなしで、閣下はおられないし…」 ドアを開けると、男が立っていた。催促に来たらしい。 「あー…男、すまん…その、寝てた…」 「全く!そんなことでは一国の指導者たるもの…閣下!?何故、は、はだかなので??」 「み、見るな!えぇいっ!出て行け!」 バタンッ!! 急いでドアをしめる。 「閣下、閣下!あいたーっ!!!」 指か何かを挟んでしまったらしいが、はだかを見た罰だから、ちょうど良いだろう。 そんなことを考えながら、にぎっていた首輪を見てみた。 いくら少年だったとは言え、その首輪は少し小さすぎる気がした。 「ぬこに…ちょうどよいかも、な」 閣下は、参謀♀と内緒で飼っている黒猫のことを思い出していた。 「ふん…。まさか、な…」 持っていた赤い首輪をベッドに放り投げ、新しい軍服に着替えることにした閣下であった。 ぬこが首輪をもらって、男や参謀♂に飼っているのがばれる、ちょっと前のお話。 前々スレくらいから見てないとわけわからんかも?