このwikiのメインではないのでここは非常にシンプルに書いておきます。
1.基本的な考え方:
レイアウト・配色・画面遷移・動作の全てについて、規約でパターン化を行い、
個別の機能でカスタマイズは不可とします。
パターンに従う事が出来ない場合は、規約改定について協議する事とします。
こうすることで、システム内の全機能の操作性・デザインの統一を図るとともに、
フレームワークによる開発支援を容易にし生産性・保守性の向上を図ります。
2.画面種類
画面には大きく下記の5種類を定める。
①業務画面
⇒ユーザーが業務を行う中心となる画面。
②入力支援ダイアログ
⇒業務画面への入力を支援する画面。
(商品コードを検索して、業務画面のテキストボックスに埋めたりする画面)
③確認ダイアログ
⇒ポップアップして「はい」「いいえ」を選択させる。
④エラー通知ダイアログ
⇒ポップアップしてエラーを通知する。
⑤メッセージ通知ダイアログ
⇒ポップアップしてエラー以外の情報を通知する。
⑥ログイン画面
⇒ID、passwordを入力してログインする画面。
⑦メニュー画面
⇒このシステムの機能一覧を表示しユーザに選ばせる画面。
⑧パスワード変更画面
⇒パスワードを変更する画面。
3.画面種類毎のデザイン
①業務画面
・画面ID、画面名、システム日付、ユーザー名をヘッダーに表示。
・フッター部分にボタン及び、メッセージ表示領域を配置。
・Window初期サイズは◎◎×◎◎。(後で決めます。今は細かく書かない)
・ユーザによるWindowサイズ変更は可能だが、
レイアウトが崩れないことは保障しない。
・アドレスバー、ブラウザメニュなどブラウザ標準機能は非表示。
・フォントXX、背景色。。。(後で決めます。今は細かく書かない)
4.画面遷移
前提:
- メニュー画面は複数同時に起動される可能性があるものとします。
- 業務画面は複数同時に起動される可能性があるものとします。
- 同一の業務画面が多重起動される可能性もあるものとします。
①業務画面表示までの流れ
ログイン画面でログインボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)メニュー画面表示
↓
メニュー画面で機能名をクリック
↓
(別ウィンドウをポップアップ)業務画面表示
社内ポータルサイトのログインでログインボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)社内ポータルトップ画面表示
↓
社内ポータルサイトのログインでログインボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)社内ポータルトップ画面表示
②業務画面表示後の画面遷移
初期画面で、検索条件を入力し検索ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)検索結果を一覧形式で初期画面に表示
↓
検索結果の1行を選択し、参照ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)参照画面を表示
↓
参照画面で戻るボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)初期画面を表示
初期画面で、登録ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)登録画面を表示
↓
登録画面で確認ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)確認画面を表示
↓
確認画面で実行ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)完了画面を表示
↓
完了画面で完了ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)初期画面を表示
※完了画面で連続登録ボタンをクリックすると、再度登録画面へ遷移
初期画面で、検索条件を入力し検索ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)検索結果を一覧形式で初期画面に表示
↓
検索結果の1行を選択し、更新ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)更新画面を表示
↓
更新画面で確認ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)確認画面を表示
↓
確認画面で実行ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)完了画面を表示
↓
完了画面で完了ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)登録画面を表示
初期画面で、検索条件を入力し検索ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)検索結果を一覧形式で初期画面に表示
↓
検索結果の1行を選択し、削除ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)削除画面を表示
↓
削除画面で確認ボタンをクリック
※この画面では何も編集できないが削除には慎重を期すため、
登録、更新と同じ手数にしておく。
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)確認画面を表示
↓
確認画面で実行ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)完了画面を表示
↓
完了画面で完了ボタンをクリック
↓
(同一ウィンドウ内で遷移)登録画面を表示
初期画面、登録画面、変更画面では必要に応じファイルのアップロードが可能。
初期画面、参照画面では必要に応じファイルのダウンロードが可能。
初期画面、参照画面では必要に応じPDF表示、
特定のサーバプリンタへの印刷指示が可能。
初期画面、参照画面では必要に応じバッチ処理の実行指示が可能。
5.ボタン一覧
①前提
- ボタンの種類は標準で定める。これ以外のボタンは作らない。
- ボタン種類毎に標準で定めたファンクションキーを割り当てる。
- ブラウザに予約されているファンクションー動作(F5で更新等)は無効化し、システム内のボタン操作に割り当てる。
②業務画面フッターボタン一覧表
ボタン名 |
動作 |
使用可能画面 |
F1:閉じる |
業務画面を閉じる |
初期画面 |
F3:再取得 |
DBからデータを再取得して表示 |
更新画面、削除画面 |
F3:クリア |
入力内容をクリアする |
初期画面、登録画面 |
F5:参照 |
参照画面に移る |
初期画面 |
F6:登録 |
登録画面に移る |
初期画面 |
F6:連続登録 |
登録画面に移る |
完了画面(登録パターンのみ) |
F7:更新 |
更新画面に移る |
初期画面 |
F8:削除 |
削除画面に移る |
初期画面 |
F9:印刷指示 |
印刷指示を実行 |
初期画面、参照画面 |
F9:PDF出力 |
PDF出力を実行 |
初期画面、参照画面 |
F9:ファイルアップロード |
ファイルアップロード |
初期画面、登録画面、編集画面 |
F9:ファイルダウンロード |
ファイルダウンロード |
初期画面、参照画面 |
F10:検索 |
検索を実行 |
初期画面 |
F11:確認 |
確認画面に移る |
参照画面、登録画面、編集画面、削除画面 |
F11:実行 |
完了画面に移る |
確認画面 |
F11:完了 |
初期画面に移る |
完了画面 |
F12:戻る |
1つ前の画面に戻る |
参照画面、登録画面、編集画面、削除画面 |
F12:再入力 |
1つ前の画面に戻る |
確認画面 |
③業務画面フッター以外のボタン
フッター以外のボタンはファンクションキーを割り当てない
ボタン名 |
動作 |
備考 |
ヘルプ |
ヘルプを表示 |
ある場合はヘッダー部分に配置 |
入力支援 |
入力支援ダイアログをポップアップ |
テキストボックスの右に配置、見た目は[...] |
④入力支援ダイアログのフッターボタン
ボタン名 |
動作 |
備考 |
F10:検索 |
検索を実行 |
|
F11:選択 |
業務画面のテキストボックスに値をセットしてダイアログを閉じる |
|
F12:戻る |
ダイアログを閉じる |
|
⑤ログイン画面
ファンクションキー割り当てなし
ボタン名 |
動作 |
備考 |
ログイン |
メニュー画面に遷移 |
|
パスワード変更 |
パスワード変更画面に遷移 |
|
管理者に連絡 |
メーラが開き、あて先がシステム管理者 |
|
⑥パスワード変更画面
ファンクションキー割り当てなし
ボタン名 |
動作 |
備考 |
パスワード変更 |
パスワード変更してログイン画面に戻る |
|
戻る |
ログイン画面に戻る |
|
⑦メニュー画面
- 機能名のリンクをクリックで業務画面表示
- 画面番号テキストボックスに番号を入力して、開くボタンクリック(もしくはEnterキー)
で業務画面表示
6.エラー時の動作
エラー種類と動作:
①ロストフォーカス時単項目チェックエラー
内容:
テキストボックスからフォーカスが外れたタイミングでチェックを行う、
単項目のチェック。サーバサイドへの問い合わせはしない。
細かくは、「型チェック」⇒「範囲チェック」の順で行い、
型チェックでエラーの場合、範囲チェックは行わない。
ただし、未入力でフォーカスをはずす場合は、チェックを行わない。
動作:
ポップアップでエラーを表示、エラーになった項目名と理由を表示する。
②クライアントサイドシステムエラー
内容:
JavaScriptで予期せぬ結果が返るなど、クライアントサイドで発生するシステムエラー。
動作:
・ポップアップでエラーを表示。
・サーバに非同期通信でエラーを通知を試行。
・および、クッキーにエラー内容を書き込む。
①~③までは、サーバ処理の最初にこの順で実行する。
①単項目入力チェックエラー
内容:
単項目の入力内容チェック結果のエラー。
細かくは、「必須チェック」⇒「型チェック」⇒「範囲チェック」優先順位でチェック。
また、画面上の全入力項目を一度のに全てチェックする。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。「入力チェックでエラーが発生しました。」と表示。
・エラーのあった項目の色を赤色に変更
・フォーカスをエラーのあった項目のうち、Tab順が最も早い箇所に設定。
・画面下部のメッセージ領域に、フォーカスが当たっている項目のエラー内容を表示。
(その後も、サーバー処理が発生するまで、フォーカスが当たった項目がエラーの場合だけ、
メッセージ領域にエラーを表示するようにし続ける。)
②相互項目入力チェックエラー
内容:
項目間の入力内容を相互チェックして判明するエラー。
例えば、値の大小比較。終了日のほうが開始日より早い値が設定されているなど。
このチェックは、1箇所でもエラーがあればそこで終了。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。「入力チェックでエラーが発生しました。」と表示。
・エラーのあった項目の色を赤色に変更
・フォーカスをエラーのあった項目のうち、Tab順が最も早い箇所に設定。
・画面下部のメッセージ領域に、相互チェックエラー内容を表示。
(その後も、サーバー処理が発生するまで、メッセージ領域にエラーを表示し続ける。)
③コード未存在エラー
内容:
マスターに存在しないコードが入力されているかどうかチェックする。
このチェックは、1箇所でもエラーがあればそこで終了。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。「コード未存在エラーが発生しました。」と表示。
・エラーのあった項目の色を赤色に変更
・フォーカスをエラーのあった項目に設定。
・画面下部のメッセージ領域に、コード未存在エラーの内容を表示。
④排他制御エラー
内容:
更新対象のデータが、すでに別のトランザクションで更新されてしまっていた場合発生。
このチェックは、1箇所でもエラーがあればそこで終了。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。
「このデータは別のユーザに更新されています。読み込みなおしてから更新してください」
と表示。
・画面下部のメッセージ領域にも、エラー内容を表示。
⑤業務処理エラー
内容:
①~④に当てはまらないエラーでプログラム内で明示的にチェックを行うもの。
例えば、会計的な締め処理が終了しているデータを更新しようとした場合にエラーとするなど。
このチェックは、1箇所でもエラーがあればそこで終了。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。エラーメッセージはエラー内容に応じたものを出す。
・画面下部のメッセージ領域にも、エラー内容を表示。
⑥サーバサイドシステムエラー
内容:
バグもしくはハード・ミドルウェアに障害がある場合に発生、タイミングは随時ありえる。
このチェックは、1箇所でもエラーがあればそこで終了。
動作:
・入力した画面から次の画面には遷移させない。
・ポップアップでエラーを表示。エラーメッセージはエラー内容に応じたものを出す。
極力内容を分類するが、NullPointerException等バグにより発生するものは、
「予期せぬ例外が発生しました。」とする。
・画面下部のメッセージ領域にも、エラー内容を表示。
7.その他の動作
- タブキーによる制御準は、画面単位で、「ブラウザ標準」or「全項目の順序制御」を決める。
- 画面初期表示時のフォーカスはタブによるキー制御の1番目のもの。
- 完了画面から初期画面に遷移した場合、初期画面に検索機能があれば直近の検索条件で再検索する。
- Enterキーでも次の項目へのフォーカス移動を行うようにする。ただし、ボタンにフォーカスが当たっている場合は、ボタンクリックの動作をする。
- テーブル内の項目にフォーカスが当たっている場合に、上下のキーを入力すると、フォーカスが1の行、下の行に移動する。
- クリアボタン、戻るボタン、終了ボタンクリック時は、入力項目が変更されている場合のみ、「編集内容が失われます。よろしいですか?」と確認ダイアログを出す。
ただし、入力項目でも単に検索条件の項目の入力の場合は、変更とみなされない(つまり確認ダイアログは出ない)。
- 入力項目は、フォーカスを受け付けた際は、色が変わる。
(このぐらいにしておきます。)
最終更新:2009年08月26日 23:16