5月OB主催ライト鯵釣行


writer 一年 杉浦

人生二度目のライトアジ。1回目も10匹とまずまずの出来であったが今回は先輩に教えていただいたことを意識し、そして前回の反省を生かしタナ取りをしっかりやろうと決意して臨んだ。
初めてのobさんとの釣りということもあり不安もあったがobさんはとても優しかったのでリラックスして釣りに臨むことができた。
いざ釣りを開始してなんと開始10分もたたないうちに1匹目がつれ2匹目は30cm前後の鯵を釣ることができました。その後4匹ほど釣れたがあたりはなく場所移動して正午には15匹ほど釣れました。そして最後のポイントでは僕はほぼ入れ食い状態で10匹ほど釣ることができました。釣果は鯵25匹と20cm程のメバルでした。
釣りの最中はobさんに写真を撮っていただいたり、話を聞かせてもらったりとてもありがたかったです。いただいた冷やしパインはとても美味しかったです。さらに日吉まで送っていただき感謝しきれないほどお世話になりました。
持ち帰った鯵は刺身、骨せんべい、お茶漬けにして食べました。やはり自分で釣り、調理した魚は美味しかったです。船釣りの方法を一からしっかりと教えてくださった先輩、船釣りに連れて行ってくださったobさん達に感謝です。



writer 一年 堅木

こんにちは、一年生の堅木です。
今回は新歓釣行に引き続き2回目の船釣りとなりました。
前日は、一年生の杉浦君の家に泊めてもらいました。早めに就寝し、明日に備えます(明日の釣行のことを考えるとワクワクしてなかなか眠れませんが笑)。
翌朝始発で金沢八景に向かいます。電車内で今日の風向きを調べます。風向きと潮の関係から一番有利な釣り座を考えるのが釣果を伸ばすコツだと先輩から教わったからです。ですが、今日の風向きは途中から変わるという予想。初心者の私には判断が難しいコンディション。結局先輩のアドバイスをいただくことになってしまいました。
金沢港に着き、準備をし、7時20分頃の出船となりました。
最初のポイントは、水深がかなり深めでした。前回の経験を生かし、しっかりとタナをとります。しばらくするとアタリがありました。慎重に引き上げます。アジは口が弱いので海面から抜き上げるときに針が外れてしまうことがあるのです。上がってきたのは良型のアジ、しかもダブル。幸先の良いスタートとなりました。その後も順調に数を伸ばします。10時頃、全体的にアタリが止まったところで移動となりました。
次のポイントは岸壁に近い水深も前の場所より比較的浅いポイント。仕掛けを入れるとすぐに反応があり、上げてみるとカサゴが付いていました。そこからは、アジよりもカサゴが多く釣れ出しま出しました。アジ以外の美味しい魚が釣れるのもこの釣りの魅力なのではないかと思います。
その場所では、アジとカサゴを少しずつ追加し、1時頃最後のポイントへと移動しました。
潮が速く、流れが速いポイントで、なかなかタナを取ることができません。そんな中、タナを見つけた杉浦君が、タナは2mだと教えてくれました。そこからはパラパラと釣れるといった感じだったのですが、隣の杉浦君は入れ食い状態。その時はなぜ違いが生まれるのかわかりませんでしたが、後で杉浦君はコマセを撒いていないということがわかりました。釣れている人をよく観察することの大切さを学ぶことができました。
14時半頃に納竿し、帰港しました。
釣果はアジが31匹、カサゴが2匹の計33匹でした。前回から釣果を大きく伸ばすことができ、大満足の釣行となりました。また、この釣行で多くのことを学ぶことができたので、今後に生かしていきたいと思います。
最後になってしまいましたが、今回の釣行はOB会が主催してくださいました。OBのみなさんとご一緒させて頂いて、伝統ある釣魚会に入ることが出来て良かったと感じました。また次の釣行も楽しみにしています。ありがとうございました。



writer 一年 梅原

祖父は小型船で毎日のように釣りに行くほどの釣り好きだが、自分は全くの釣り初心者。
そして迎えた初の船釣り。鯵を釣るらしい。
結論として、とても貴重な経験となり、行って本当に良かったと思う。

当日4:30に起床。天候も良く風もあまりない。絶好の釣り日和と呼ぶのだろうか。
金沢八景に着き、諸々の支度を済ませ船に乗る。
どこに座るかで釣果は大きく変わる。当日の潮の流れ、風向きなどを入念に調べることが大切らしい。
先輩の助言に従い、右方真ん中に座り、レンタルした釣具のセッティングに入る。
勝手が分からずあたふたしていると、OBの方が親切に教えてくれ、何とか済ませることが出来た。

そして出船。エサは青イソメというものらしい。小さなタッパーの中にうねうねと蠢いている。
これは噛まないのか?と心配すると、噛まないよ、昔は(イソメを)歯で噛み切ったりもしたもんだ、と言われ驚く。
うねうねと動くので針につけるのが難しい。繰り返すうちに慣れ、ある種愛着ももてるようにもなったが、最初は大変だった。

エサとしてコマセという主に魚をミンチにした寄餌も使うらしい。これを一方に針をつけた天秤のもう片方のカゴの中にれんげですくって入れ、竿にセットする。
そして、少し緊張、そしてワクワクもしながらも糸を降ろす。底から2mほど巻き上げて竿を短く振りコマセをまく。そしてそのまま鯵がかかるのを待つ。来なければもう一度そこまでおろして繰り返す。コマセが無くなると引き上げ詰めてまた降ろす。

詳しくレクチャーして頂いたおかげか、開始10分ほど経過した頃、竿にコツン、コツンとした感触がある。アタリだ。鯵は口が切れやすいので、バラさないように慎重に巻き上げる。銀色の影が水面に浮かび上がってくると喜びに自然と口角がゆるむ。初鯵!。ジタバタと活きよく暴れるのをタオルで抑え針を外す。バケツに入れたが、気温が上がるとクーラーバッグに移した。

船長さんは、魚群探知機を駆使して魚のいるポイントに船をつけてくれる。
いくつかのポイントを回り、初釣りながらも何とか鯵8匹、他2匹を釣り上げて帰港。
上手い人は30匹以上も釣り上げたようだ。

最初は手間取ったものの、伺ったこと通りにやるうちに随分と手際よく釣りをすることが出来るようになった。
初めに述べたように、今回非常に有意義な時間を過ごせたのは、先輩、そして釣魚会の仲間、忠彦丸の方々、そしてOBの方々のご指導あってのことだ。長年の経験も踏まえた的確なアドバイス、そしてお祭りやクラゲなどのトラブルへの対処など、様々な面でとても助けられた。

最後にこの場をお借りしてお礼申し上げ、文を締めたいと思う。本当にありがとうございました。



writer 代表 三年 髙橋

現役代表の高橋です。今回はOB主催ライトアジ釣行に新入生4人をつれて参加させて頂きました。
ライトアジは僕の得意な釣りなので誰にも負けない気持ちで臨みました。OBの村上さんにも勝負を挑みました。結果はいかに。
前日は梅原くんの家に泊めて頂き、始発で金沢八景駅に向かいます。しかし前日の釣果はよくありません。不安が募ります。電車内で当日の潮の流れと風向きを調べます。金沢八景沖の潮は7:00-14:00までずっと下げ潮。予測は簡単です。しかし風向きがよくわかりません。風が弱過ぎるため、サイトやアプリによって予報が違います。しかしどのサイトも12時過ぎて南東風が強くなる予報だったので、左舳(船の先頭部分)に席をとることにしました。
本日の船宿忠彦丸につくと海の色を確認します。とてつもない茶色の潮です。おそらくここ2日で釣果が落ちたのはこれが原因でしょう。新入生の席は左右胴の間(中央付近のこと)に右利き左利きそれぞれがやりやすい方に座らせました。今日はOBの方が親切丁寧に教えてくれるので、新入生にはとても良い機会です。村上さんは僕の隣に座りました。これで正々堂々と勝負できます。

7:30頃出船しました。どうやら住友ドッグ沖の赤灯付近で釣るそうです。到着すると風は西風。悲劇です。西風なんてどこのサイトも予測してません。潮は若干の下げ潮。つまりは右舷トモが潮下で、僕の釣り座が潮上。よって僕が1番不利です。OBの皆さんに勝つという目標を達成できるか不安になりました。それにしても潮が赤く濁りすぎて、ビシが海面に上がるまで見えません。海の中は30cm先が見えるか見えないかというレベルでしょう。

仕掛けは【ケイムラムツ10号、ハリス1.5号、全長2m、三本針】を使用します。針は小さく、糸は細い方がいい言う方は多くいますが僕は違うと思っています。重要なのはいかに潮の流れを受けるかです。これについてはいつか話しましょう。

水深は36m、ライトアジにしてはだいぶ深いです。釣り始めると5分ほどで村上さんに鯵があがりました。30cm近い良型です。これが船中初ヒットでした。ほどなくして僕にもヒットしますが、取り込みでバラしてしまいました。左舷舳は右利きにはやり辛いです。それと投入ごとに赤クラゲが付くのでそれを取るのが非常に面倒です。それから左舷では僕と村上さんと堅木君がポツポツ鯵をあげます。

あとで聞くと右舷トモは入れ食いに近かったらしいです。さあ潮上でいかに食わせるかが腕の見せどころです。何匹か釣り、観察すると左舷は船が場所をとりに少し動く瞬間だけ釣れることが分かりました。いつも右舷トモに糸が流れますが、少し移動する時だけは左舷舳に糸が流れます。ほんの15秒ぐらいで元に戻ってしまいますがその瞬間しか左舷はチャンスが来ません。ではこのチャンスに効率よく釣る方法は何か。それはチャンスが来る時まで何もしないことです。まず仕掛けを下ろし2mあげて待ちます。そして船のエンジンが鳴り、移動しようとした瞬間にビシを下ろしタナをとり初めてコマセを巻きます。すると糸が左舷舳に流れたときにタナとりできることになります。この釣り方で朝は数を伸ばすことができました。
様々な誘いを試しましたが不発。おそらく濁りのせいで鯵がエサを見つけられないのでしょう。また今日は濁りのせいか青イソメにしか食いつきませんでした。濁りにはイソメが効くとはいいますが本当です。

10時頃に食いが渋くなり、福浦岸壁沖に移動します。水深は15m程でしたが、食いは渋いままです。この時点で様々な仕掛けを試しましたが、針の大きさや糸の太さは結局そこまで食いに影響はありませんでした。しかし針の種類は重要でした。夜光針はかなり食いがよかったイメージです。おそらく濁りのせいで海中は真っ暗なのでしょう。その中で夜光針は目立つのでしょう。

それから移動を繰り返し、南本牧までの岸壁際で釣りをしました。近くの船は新修丸のカサゴ船でした。案の定、僕らの船でもあがってくるのはカサゴやメバルばかり。リリースサイズが多くあがりましたが、中では25センチ超のカサゴが上がったりとそれなりに楽しめました。鯵は上がらなかったので再び移動です。

次のポイントは根岸港の岸壁です。三喜丸や吉野家などが釣りをしています。ここもカサゴやメバル中心でたまに鯵が交じるといった感じでした。

13時をまわり、次のポイントへ移動します。これが最後の移動でした。根岸から少し南下し、鳥浜沖です。ここでようやく南風が吹き始めましたが、潮と上げ潮に代わってしまいました。またしても潮上です。ここでは杉浦君が絶好調でした。僕や村上さんはポツポツといった感じなのに杉浦君は入れ食い。こういう時は観察に限ります。
しかし至って普通のやり方でした。タナは2m、竿の振り方も普通です。一体何が違うのか分からず、運がいいのかもしれないと諦めかけましたが秘密はビシにありました。杉浦君のビシはかなりパンパンに詰まっており、あれではコマセがでないでしょう。しかしそれが正解だということです。そこで僕もコマセをほんの少しだけ振るやり方にしました。するとそこから怒涛の入れ食いです。水深15mからタナを取り13mに合わせるのではなく、14mで糸を止め、コマセを撒き13mで待ちます。そうすれば時間を短縮できます。

14:30の沖上がりまで連れ続け、結果35匹(33引きは数え間違えでした)。村上さんにも勝ててよかったです。しかし反省点は幾つもあります。
・夜光針オンリーの仕掛けを作らなかったこと
・風を読み間違えたこと
・コマセの撒き方を工夫できなかったこと
・左舷舳の取り込み方に慣れてなかったこと
・赤クラゲ対策を忘れたこと
今考えただけでもこれだけあがります。次回はもっとレベルアップしたいですね。
久しぶりのOBの皆様との釣りはとても面白かったです。釣り以外の話もたくさん聞けました。今後も積極的に参加させて頂きたいと思います。
そのときも負けませんよ!

帰り日吉駅まで送ってくれた馬場さん。ありがとうございました。
村上さんから頂いた冷凍パインはとても美味しかったです。ありがとうございました。



帰って鯵を捌くと脂がすごかったです。腹にラードのように白い塊になっていました。去年のこの時期は卵と白子を持っていてあまり美味しくはなかったのですが、今年はまだギリギリ抱卵していませんでした。いいタイミングでしたね。



写真は随時添付していきたいと思います。少々お待ちください。
最終更新:2019年06月05日 01:00