angler 萩原 福井 S.Asai 風間 安達 磯貝
writer Asai

最近何かと忙しそうにしております浅井です。今回、とある企業のお誘いで大学対抗の釣り大会に参加してまいりました。参加者40名ほどで六大学くらいの規模だったと思います。今大会は三宅島で行うので車が必須。ということで一応免許を持っている自分がドライバー要員としてちゃっかり参加させてもらいました。釣り物は何でもよく、魚種ごとにランク付けされていて、そのランク内での大きさをもとに順位を決めるという新感覚の釣り大会でした。そこで釣魚会は、ぶっこみでとりあえず大きい魚を狙おう!という作戦に出ました。みんなごつめのタックルで挑んでましたね(自分は個人的にエギングをしたかったのでエギングタックルといくつかのルアーのみを持っていきました)。
大会前夜、黄色いフェリーの橘丸には初めての乗船だったので、うきうきとしていた浅井です。いつも乗る新島行きのサルビア丸とかいう名前のフェリーよりかはいくぶん綺麗な印象を受けました。ちなみに橘丸は例の日本無線により開発された無線を使っております!!橘丸の評価UPですね!!フェリー内では適当に自己紹介をし、適当な時間に皆寝ました。エギングだけやろうっていう変態は浅井一人だったと記憶しております。
夜明け前の早朝に橘丸は港に到着しました。天候は雨+風でした。Mっ気の強めな釣魚会勢には絶好の釣り日和でしたね。
とりあえず風裏の漁港で釣り開始。大会ファーストヒットは………………….はい、もちろん浅井でございました。
いろいろと準備不足のためガムテでタックル補強してます。。。
夜明け頃に常夜灯周りに滞在されていたアオリを釣らせていただきました。その後、釣魚会のぶっこみ勢はあまりお目にかかれないタイプの見た目がグロテスクなお魚さんたちと戯れておりました。




その後着々と他大学もなんだかグロテスクな魚達を釣っていきましたが、午後、風がとても強くなり一時中止。


竿を折って大喜びしていた仲間がいたので次なる竿を買わせるべく釣具屋へ、良い感じの竿を購入してましたね。その竿の購入者福井は賞金で竿代を補おうという熱意にあふれていました。買った直後にいい感じのアカハタをあげておりました。かっこいい.......


その晩は風が強かったのでとりあえず波を避けられる大きな漁港でまたぶっこみをしました(でも自分はやっぱりエギングしてました。向かい風を受けながら港に逃げてる小イカを釣って大喜びしておりました)。みんなは竿を海に持ってかれたりと楽しそうなことをしてましたね!
翌朝最終日、風はまだあるものの前日よりは収まっており、おかげさまでイカ釣りもしやすかったです。そして気になるファーストヒットは……………….もちろん自分ですね。



朝まずめで獨協大学の方がカツオを釣ってたのが印象的でしたね。終了2時間前に自分は海藻の入ったいい感じのワンドを見つけたのでそこで釣りを続け、500gほどのアオリを三杯あげました。



結果は例のいい感じのアカハタを釣った福井が1位、風邪をひいても風の中頑張った浅井が2位でした。偉い!(なお、順位付けは大会運営者の独断と偏見の下行われておりますありがとうございました。お疲れ様でした。)




                  • 大変遅れましたが、2017/04/20追記・・・・・・・・

Writer 萩原
今回はメオツアー様主催で行われた、三宅島釣り大会「メオカップ」について釣行記を書きたいと思います。
じつは大会が開催されたひと月ほど前に、高校時代の友人が三宅島に釣行しており、岸からジグを投げて40cm近いカンパチやシマアジが釣れている画像と情報が送られてきました!
この情報に期待をつのらせ、要るものも要らないものも大量に準備し、遠征に備えていきました。
なんと乗船する前日に、カゴ釣り用として新しくアンバサダー7000番と遠投磯竿の4号を購入し、どうせ大会で競うならルアー竿での釣り味は求めず今回はエサ釣りメインでいこう!という考えで準備を完了させました。


さて、いよいよ出港の日です。11月18日、当日は21時ごろの集合なので余裕があり、集合前にメンバーと合流してエサや食料を買っていきます。
私は3人分のライフジャケットにバッカン、衣類の入ったリュック、竿ケース2本を持って新橋駅付近をうろつき、上州屋にて無事に大量のコマセを確保。福井くんのクーラーボックスを一気に6kg重くして集合場所へと向かいます。
集合場所である竹芝桟橋ターミナルは相変わらず釣り人の姿が多く見られました。その中から今回の大会の企画者さんを見つけ、現在の人数状況や料金の事などを話しました。
しばらく待っているうちに今回の釣魚会メンバーは全員集合。忘れ物も特になく、エントリー費の支払いを済ませていよいよ乗船です。

やはり出港の瞬間は何度経験してもワクワクします。荷物を置き、主催者さんからの提案で甲板へ集まって前夜祭が始まりました。海を見ながらのビールは最高でした!

さて、船の揺れとビールの酔いが重なり眠くなってきましたがいよいよ釣りに向けての直前準備です。リーダーを組んだり、まず何のタックルを出すか考えて荷物を詰めなおしたり...
結局船が着く一時間前くらいまで眠ることは出来ませんでした。

着岸のアナウンスが船内に流れ、仮眠といえるか分からない程度の睡眠から目が覚めます。だいぶ荒天で、着岸すると見込んでいた大きな港では釣りができないようです。
外に出ると土砂降りでいきなり服もタックルも浸水です。来年までには天候を気にしない装備を整えたいです...
急いでレンタカーに乗り込み、地図を確認して第二候補の港へ向かいます。が!
到着してみるとゲートは閉まっており、この港も荒天時は閉鎖と書いてあります...

まさか第二候補まで潰れるとは思わず、急いで風向きを考慮して条件の良さそうな港を探します。
そして到着したのが〇〇防波堤。ここではルアーフィッシングは厳しそうな地形なので、早速、持ってきた身エサを使用してブッコミ釣りを開始します。
投入して数分、さっそく強いアタリ!さすが離島です。食っている事を確認してフッキング。適度な引きを楽しみつつ、上がってきたのはカラフルな魚でした。
通称「オジサン」、ヒメジという名前の美味しい魚です。こんな大きいのは中々居ないそうです。
続いて釣れたのが毒魚で有名なミノカサゴ。これも美味しいらしいですが今回はお帰りいただきました。
豪雨の中釣り続けていたのですが、だんだんアタリが減ってきたようです。朝イチの時合いは終了してしまいました...
この漁港に来ていた地元アングラーから聞いた話ですが、岸からのトップウォータールアーでブリが出るそうです。夢がありますね...
頑張ってカゴ釣りの仕掛けも投げてみますが、初めての遠投磯竿でベイトリールは難しく、スピニング程度の飛距離しか出ません。
一度だけウキが沈んだような気がして合わせて、魚かな?と疑っているうちにバレてしまったのがありましたが、今思えばあれは根掛かりでは無かったです...。
遠投磯竿がどれくらいの魚のサイズでどれくらい曲がるか分かった今考えると、かなりの大物だったはずです(笑)
それから堤防を移動し、自分はアカハタなどを釣りました。自分にとっての初アカハタだったので、綺麗で記憶に残りました。福井はかなりの大型のアカハタを釣っていましたが...
そんなこんなで大会初日は終了です。11時ごろに宿に帰ってきて、翌日も4時ごろから釣りなのですが、手頃なサイズのアカハタやカンパチをメンバーが釣ったので、夜は調理して食します!
まずは魚を綺麗にしたあと、刺身です。オジサン、カンパチ、アカハタの刺身を作りましたが、どれも特徴があって美味しかったです。
ご飯を温めて刺身とわさび醤油で食べつつ、魚のアラを使ってアラ汁を作ります。アラ汁は頭肉などの身を食べても美味しいのですが、離島遠征などの場合は温かい汁物を飲めるだけでだいぶ気分が良くなるので毎回作っています。
一年生も調理につきあってくれたので、眠い中頑張ることができました。

少しだけ(20分ほど)寝て、二日目、最終日のスタートです。
今日は昨日とは真逆で快晴、行きたかった港も空いています。さっそくそこに向かって少しショアジギなどやった後、自分はカゴ釣りリベンジを開始しました。
後輩はしっかりとショアジギで小ぶりながらもカンパチを釣っていました。さすがだと思います。
カゴ釣りをやっていると、近くに居た石鯛狙いのおじさんに投げ方のコツを教えてもらいました。竿を大きく曲げて、斜め45度以上の上方に向けて投げると滞空時間が稼げて飛距離が伸びるそうです。
ルアーマンにとってはテンプラキャストで場所も定まりにくいので敬遠していたのですが、カゴ釣りのように重い仕掛けを勢い良く遠くに投げる場合は物理法則的に有効なようです。
投げ方を意識してみると、おそらく二倍くらい飛距離が伸びました。この飛距離を見て、タックルをわざわざ買い揃えた意味があるなと思いました。
ずっと投げていますが全くウキは沈まず...ここで、また石鯛狙いの方からアドバイスをいただきました。
どうやらウキ止めゴムの位置が違うとの事。(笑)ウキ止めゴムがズレやすかったので適当な調整にしていましたが、離島と言えどタナの調整は大事なようです。
今まで投げ続けていたタナには全く魚がおらず、本当はもっと深い棚に居るようです。竿5本分くらいのタナにして再開。
しばらく投げ続けて、今までとは違うタナを攻められている事を実感しつつ、やっとウキに魚信が!
巻き上げてみるとキタマクラでした。これでも嬉しいカゴ釣り初フィッシュです。あまりに感動して、これを大会にエントリーしようかと思ったほどでした。
その後も投げ続けますが期待していたような青物は釣れず、検量の時間になってしまいました。
自分はアカハタとキタマクラ程度しか釣れていないので、ガッカリしながら見守っていましたが、なんと釣魚会からは2年の福井、3年の浅井がアカハタ、アオリイカの良型でそれぞれ1位、2位につきました!
福井はこの大会中に2度も竿を折っていましたが、大会の賞金で確実に元を取れたようです。
浅井さんは風邪気味ながらもずっと雨風の中エギングを続けて、見事な釣果でした。(何杯か貰って食べましたが美味しかったです)

さて、福井と浅井さんは予定があるため、有終の美を飾り大会終了と共に帰島ですが、私と風間、1年の安達くんと磯貝くんは居残り練習を決めていました。
帰島する二人と分かれた後は、荷物を整理しつつ、さっそくレンタカーを取りに行き、積み込んで再スタートです。


しかし、寝不足がたたって実はここから先の記憶はあまり無く...ブッコミ釣りでかなりの大物に16号ハリスを噛み切られた事と、カゴ釣りで尾長メジナをキャッチできた事くらいしか覚えていません。

あっという間に一日が経ってしまい、帰りの船ではみんなテンションが下がっていましたが、自分はしきりにラーメンを食べに行こうと一年生を誘っていたようです。
寝不足、空腹、島の周りの荒い海流で強烈な船酔いをしつつ、眠りながらラーメンを食べて船酔いの要素を解消しようと努力します。
眠っている時に一年生とそこそこの時間話しながらラーメンを食べていたみたいですが、夢のなかで話した記憶しかありません...

その酔いながら食べたラーメンは強烈に記憶に残っていますが、気付いたら本島に着き、無事帰宅できました。
帰宅後はすぐに釣った魚を捌いて刺身や塩焼き、アラ汁を作り、家族に振る舞って楽しみました。

やはり離島は楽しい記憶が作れると今回も確信し、来年以降も機会があれば新しいメンバーと仲良くなる意味でも泊まりの釣行を行っていきたいと思わされた三宅島釣行でした。
最終更新:2017年04月20日 12:01