Angler 市毛・小野・(藤田・山本・和泉・川村・今出)

1日目
Writer 市毛

毎度お馴染みの鹿島槍ガーデン、今回は他大学の方々との釣行です。集まったのは慶應・立教・学習院から釣りバカ野郎が7名程。決して多くはない人数ですが、釣りの腕には覚えのある精鋭ぞろいでの釣行となりました。

我々慶應組は、立教大学の山本くんと合流、和泉君の車で鹿島槍を目指すことに。いや、今回は企画から移動まで立教さんにはお世話になりました、ありがとうございます。



さて、1日目の朝であるが、07:00開園のはずが、05:50に開園されるという驚愕の事態(笑)一同急いで準備に入り各々思うポイントへ入る。おう、いきなり山本くん、小野君は釣り上げている、幸先良さそうだ。

私は立教のフライマン和泉君とともに一発大物狙いで1号池へ直行。和泉くんは今回唯一のフライマンである。私はモンスターブラウンを狙い、パニッシュやザッガーを選択。岩周りを丹念に通すも反応なし。ここで秘密兵器の登場、渋谷サンスイ店のSさんからアドバイスいただいた大型ミノーを使用すると、反応はすぐに返ってきた。凄まじいチェイス、ブラウンだ!しかもデカイ!足元まで絡んでくるものの、フックアップには至らない。しつこく追い回すも、他のブラウンがバイトしてしまう。上がってくるのは50up程度の極太ブラウンばかり。くう、君達じゃないんだよ・・・

そんなこんなでモンスターブラウンをストーキングしている最中、ディープから魚雷のように飛び出してきたビッグレインボー、迷わずルアーをひったくった!瞬時にドラグがジィィィィィ、暴力的な瞬発力にラインが引きずり出される。いやいやしかし、こちらはバス用のパワータックル、強引に勝負。出されては巻き返しの激しいファイトの末、観念して上がってきた魚体は見事の一言、体高パンパン64cm!バイト・ファイト・魚体、文句の無い一本である。

その後は順調に数、サイズともに重ね、初日終わりまでに60upを3本追加できた。が、70を超えるモンスターブラウンはキャッチできず。


我等が小野君もパニッシュの動かし方、誘い方をマスターしたようで、順調に魚をあげている。途中良型も混じり、ミノーイングに御執心の様子。

他の方々もかなり釣り上げている模様。和泉くんはフライ使い。もちろんボコボコあげており、その釣れ方や反則級である。笑 山本君は結構近くで釣りをすることが多かったのだが、エリアマスターだけはあり、スプーニングでかなりの数をあげている。しかしサイズは私の方が上、よしよしと思っていたら携帯から呼び出しの音が。「市毛さん、和泉が67の極太あげましたよ、しかも1号池!」とのこと。くうー、終了間際にこれかよ、と市毛がっくり。やはりフライは強いな、と思い知らされた。


宿に着いてからは即座に風呂!!雨に打たれて冷え切った体を温め、夕食。もちろんその後はお酒を購入、夜も遅くまで釣り談義に花を咲かせるのであった。

やはり、釣り仲間が増えるというのは嬉しい。今後も他大学との交流を継続・拡大させてゆきたいと思う。

2日目のレポは小野君にパス!よろしく!笑




2日目
Writer 小野

はい。というわけで、2日目のレポートは私、小野が記していこうと思います。

2日目は朝一の時間帯を逃すまいと朝6時出発。
宿から鹿島槍までさほど距離はないので十数分で到着し、素早く準備を済ませて2日目の実釣開始となる。
1日目に引き続き僕は今日もミノーで攻めることにした。
朝はやはり活性が高く僕の下手くそなミノーの動きにもバンバン反応してくれる。しかもその魚がいちいち50オーバーのビッグトラウト、自然にロッドを持つ手に力が入ってしまう。
ミノーで数匹あげ、その後少しスプーンも試して、1匹上げたところで一旦納竿。岩魚郷の豪華な朝食を頂きに宿へ引き返す。朝食には昨日和泉君が釣り上げた67センチのニジマスの刺身も食卓に並んでまさに絢爛豪華、やはり岩魚郷は最高である。

チェックアウトを済ませ再び鹿島槍ガーデンに移動し、今度は本格的に釣りモードに突入。僕は市毛さんにミノーイングの教えを乞うべく、同行して池を回ることにした。しかし朝ほどテンションの高くないトラウト達は、ヘタな動かし方ではミノーに見向きもしない、見ても口を使ってくれない、という状況が続く。さらにその状況下でスレ掛かりも頻発し、昨日のアタリルアーやお気に入りルアーをロストしまくる。

これ以上のミノーのロストはまずい、下手すれば今日1日釣りができなくなるほどの精神的ダメージを負いかねないと判断し、一旦ミノーでの釣りは封印することにした。

この後、昼食をとり立教の和泉君の厚意でフライに挑戦させてもらえることなった。
基本的な投げ方を教わり、見よう見まねで投げてみるが全く遠くへ飛ばず、近くに力なく落ちてしまう。それでも魚たちは興味を示してくれ、その中でも鹿島槍のアベレージといえる50センチほどの1匹のニジマスがフライの周りをゆらゆらと泳いで食べるスキをうかがっている。
案の定そのニジがすーっと近づいてきてパクリとフライを口にくわえた。
瞬間、和泉君の「あわせて!!」という声!
言われるがままグッとあわせてみると、見事に針がニジの口をとらえ初ヒット!

逃すまいとゆっくりと寄せてネットインしようとするが、そこは鹿島槍のビッグトラウト。簡単には釣られまいと土俵際で渾身のファイトを見せる。
しかも初めてフライをやってみてわかったことだが、異常なまでに、重い。魚の力がそのまま腕に伝わってくるようである。
昨日もフライをやっていた和泉君が、筋肉痛だといっていたのも分かる気がする。
苦戦しながらも、なんとかニジマスとの闘いに勝利した僕は、その迫力に一瞬でフライの虜となった。
フライの師匠、和泉君!

その後1、3号池で練習したが、やはり和泉君や周りのフライマンの半分ほども飛ばすことができない。これは自分でフライを購入して練習するしかないと心に決め、最後の30分はミノ―を再開し、なんとか1号池で1匹あげて閉店時間。2日間の鹿島槍遠征も終わりとなる。

振り返れば、この2日間は僕個人ではミノ―の扱いを先輩から指導してもらえたり、フライにも初挑戦させてもらえたことで鹿島槍最高の釣果をあげられた。それ以外にも他校の方々と様々な釣り談義もできて最高に楽しい2日間であった。慶應の夏合宿ではまたこの鹿島槍が予定されているので、次回は今回以上の釣果を上げたいと思う。

最後に運転から宿の手続きまで、お世話になりっぱなしだった立教さん、学習院さん本当にありがとうございました。また是非釣りに同行させてください!



【2日間の釣果】
•30匹~80匹
•40cm~67cm
•レインボートラウト、ブラウントラウト、イワナ、ヤマメ

【ヒットルアー】
•ローチ、トラウトチューンHW、シケイダー、X-70、ZAGGER SP、G-Hスプーン、シケイダー、パニッシュ70SP、ラパラF110
最終更新:2010年07月12日 07:16