angler 中出師匠、鍵田君、飯島君、小谷野君、日和佐君、柳君、石川

writer 飯島

1日目朝

まずは、黒根港裏になっている間々下海岸からスタート。港裏ということもあり、外洋に比べると海の様子は穏やかです。といってもリーダーやその他準備がまったくできていない私はフェリー待ち合わせ所2階でのんびりと準備を始めます。準備を鍵田君に手伝ってもらい、携帯でもいじって、そろそろ行こうかなと思っていると、先に行った石川君がどうしようもなかったというほどの大物を掛け、ラインを切られて戻ってきました。石川君には悪いですが、雨であまりやる気がなかった私はこれでかなりやる気が出ました。

遅れながら私も釣りを始めますが、結局何もなし。他の2人も何もなかったよう。強いて言えば、鍵田君がラインを風で横に流され、海にあった岩に引っかけてルアーをロストしたぐらいでしょうか…(笑)

1日目夜

やる気がある私たちは根魚狙いで若郷漁港へ。私と鍵田君はワームで、石川君はなんと鶏肉を餌に釣りを始めます。鶏肉を餌にするという発想がやはり常人とは違うと思いつつ、スタート。すると間もなく石川君がカサゴをゲット。
ここでも私は何もなし。鍵田君はネンブツダイを釣っていました。


2日目朝

この日は羽伏港からスタートするも表は風が強いため裏でキャストを始めますが、なにか生命感がない。ここでやっても仕方がないと感じた私はちょうどポイント移動をしようとしていた中出さんを誘って羽伏港裏の磯へ。

最初はゴロタで歩きにくいなー程度だったのですが、途中から厳しい岩場になり釣りどころではなくなります。というか足場とか高すぎてどこで釣りをするのかといった状態…
普段から堤防や管理釣り場のような足場がしっかりとした場所で釣りをし慣れている私には厳しかった(笑)。ただ潮通しが良く、可能性を感じる釣り場であったため、装備をしっかりと整え、再度チャレンジしたいと思う場所でした。

2日目夕方

夕方は、気になっていたシークレットというサーフ探しへ。地図上での場所は把握していたのですが、どこから入れば良いのかわかりませんでした。シークレットを求めて車を走らせますが、どんどん山を登っていきます。途中、展望台もありました。
これを見ると街の面積はホントに少しでほとんどが森のようになっているんだな~と実感します。

さらに山を登っていくと、防衛省技術研究本部の試験場に着く始末…種子島宇宙センタ―建設前はここでロケットの打ち上げをしていたようですね。ただ、眼下にはシークレットと思われるポイントがあります。
海に浮かぶ島を挟んで、まったく海の様子が違いましたね。仕方なく、山を下っていき、新島空港の方からサーフを歩いてポイントまで行くことがわかり、この日は終了。

3日目朝

もちろん朝は昨日偵察にいったシークレットへ。途中のサーフでシークレットへの行き方やポイントを地元のおじさんに教えてもらい、キャストしながらポイントへと向かいます。途中ゴロタも歩き、40分ほど歩くと到着。とても綺麗なサーフでした。波こそ少し高かったものの風がなくとてもやりやすそう。それによく見ると沖まで続く綺麗な離岸流も出ています。

特に綺麗に出ていると感じた離岸流を攻めていきます。キャストしていて離岸流が右から左へと移動していることがわかったので、タイムラグがあると考え、離岸流が通り過ぎた後をキャストします。

何投かキャストしていると遂にかなり手前でヒット!井上友樹ばりのゴリ巻で岸へと寄せますが、際まできて重くて上がらない…それに気付いた鍵田君がランディングしてくれなんとかゲット。

待望の初サーフヒラメにしては出来すぎなほどの良型。メジャーで計っていませんが65くらいはあったのではないでしょうか。釣れたヒラメをサーフに置き、すぐに同じ離岸流を攻め始めると2,3投でまたヒット。これもかなり手前でした。今度のは先ほどのものより小さく、竿で簡単にずり上げられました。これは時合かと思い、さらにキャストしますが、その後は何もなく終了。

鍵田君は何か小っちゃいのを釣ってた気がします。

3日目夜

宿組と合流して羽伏港で釣りを始めます。すると外灯の下にアジが群がっています。ここぞとばかりにアジング?を始めると、簡単に釣れます。トラウトロッドでのやり取りだったので面白かったですね。ただ巻きが一番反応が良かったです。

釣りをしていると、何か落としたと思って下を見ると海中から赤い光が!ヘッデン落としてる~とここで気が付き、ルアーで鍵田君に引っかけてもらいました。
鍵田君は初日からいろいろと釣っていますね。

4日目朝

この日はみんなでシークレットへ。といっても中出さんがヒラスズキ釣ったのと日和佐がヒラメを釣りましたが、キャンプ組は誰も釣れず…

4日目夕方

キャンプ場で工事をしていたおじさんたちの情報から和田浜へ。夕マズメサーフはこの日が初だったかな。サーフに入ると先行者が4,5人ほどおり、期待に胸が高まります。まずはサーフを見渡しますが、ベイトっ気もなく、離岸流なども見られないため、2,3投して5メートルずつほどの移動を繰り返します。サーフを一通り歩きましたが、暗くなってきたので終了。他の方も釣れていなかったようです。

夜は羽伏港へ行った気がするのですが、寝てしまって何も覚えていません。

5日目朝

この日は最終日ということもあり、気軽に行ける間々下海岸へ。この日も前日と同様にランガンしますが、アタリなどはありませんでした。鳥が水面の魚を捕まえているのが一度見えたので、少なからずベイトは入っていたのではないでしょうか。

まとめ

結果的に2匹のヒラメを上げられたのですが、2匹とも短い時間に釣れ、さらに手前でのヒットでした。また2匹ともテールフックに掛かっていたことから手前にいたヒラメがバイトしてきたのではなく沖にいた魚が追い食いしてきたと考えられます。効率重視で手前に投げたときに

アタリはありませんでした。そう思うとサーフでの釣りにおいて飛距離は大切であると感じました。ヒットルアーはヒラメミノーⅡ125Sだったのですが、このルアーはシンキングであり、多少沖で沈めてから巻いてきました。沖の方の海底に潜むヒラメにルアーを見せる方法としては有効であったとは思うのですが、欲をいえば比重のもっと重い9,10cm大のミノーがあれば、さらに飛距離も伸び、攻め方の種類が増えたのではないかと思います。また今回ラインもPE1.5号を使っていたのですが、飛距離を考えると、1もしくは1.2号ぐらいでもよかったと感じました。

次回はもっと飛距離について貪欲に行こうと思います。実際50mくらいしか投げられてないような感じだったので。

あとは今回のように短い時合を逃さないようになるべくマズメの良い時間帯は投げ続けるのが大事だと思います。4泊6日という長い釣行でしたがお疲れ様でした。


writer 石川

 ~献立編~

 今回の新島では宿に泊まる組と宿泊費節約のためにキャンプ場に泊まる組とわかれて行動しました。私、石川はキャンプ場に泊まる組だったのですがキャンプ場で作った料理について書いていこうと思います。(なぜ自分が献立編を書くことになったのか、それは魚が全然釣れなかったからである!!)

1月30日**

 この日は新島の数少ないスーパーの一つ「新島ストア」にて2キログラムの鶏もも肉が安く売られていたために2パック、つまり4パック購入し夕食にすることに。以下献立です。

主食:炊き込みごはんin鶏とそのゆかいな仲間たち

材料:鶏もも肉、豚汁の具、しょうゆなどの調味料、米
作り方:①お米をとぎ同体積の水に漬ける。
    ②材料すべてを混ぜ鍋を強火にかける→沸騰したら2分そのまま→中火にして8分→火を消して10分放置
    たったこれだけです。食べてみて芯も残ってないし合格点の炊き込みご飯ができました。より美味しくするため    には水ではなく出汁で炊けばいいんじゃないかと美食家の飯島君に指摘されたので次回は出汁で炊こうと思いま    す。

おかず:ホイル焼きin鶏とそのゆかいな仲間たち
材料:鶏もも肉、ミックスもやし
作り方:①ミックスもやしに塩コショウをかけて鶏肉とあえてホイルに包む。醤油も入れた気がする。
    ②火にかけて鶏肉に火が通るまで放置
    このホイル焼きは予想以上に時間がかかりました。まさかご飯を炊くのよりも時間がかかるとは…

おかずそのⅡ:ホイル焼きin鶏とゆかいなにんにくたち
材料:鶏肉。ニンニクスライス(ダイソー製)
作り方は上のホイル焼きと同じ
これは満場一致でうまかったですね。ニンニクのにおいがきついが疲れた体には効く~

1月31日**

宿に宿泊組と合流し、焼き鳥パーティーをしました。鶏肉をどんどん消費せねばという使命感に燃えておりました。
焼き鳥Ⅰ:しょうゆとみりん味
焼き鳥Ⅱ:焼肉のたれ味

ともに調味料につけ炭火で焼いて食べました。野趣満点で口に広がる肉汁、肉のうまみ、それを支える醤油と焼肉のたれ、そして何よりも炭火で焼いたために香ばしい!これは何個でも食べられますね~。焼いたそばからみんな箸をのばしすごい勢いで食べていきました。

そのほかに焼きそば、カサゴのあら汁とホイル焼きを作り食しました。ホイル焼きは師匠が気に入ってくれたようで作った身としては感謝感激です。

夕飯は親子丼です。
材料:鶏肉、ご飯(昨日と同じ方法で炊く)卵
作り方:①鶏を醤油とみりんに漬け炭火で焼く
    ②煮立てた調味料(確か醤油とみりん)に鶏肉を入れ卵を6個投入
    ③卵が半熟になったらご飯にかける
これは作るのが簡単で良かったです。それなりに美味しいし。親子丼を思いついた鍵田君に感謝です。

2月1日**

波乱の日でした。

まずは新島ストアでの牛肉を巡る鍵田&飯島VSおばちゃんの戦い。一度は敗れたと思われましたが逆転勝利をおさめ3パックの牛肉を手にキャンプ場に帰還。その間私は朝獲れたてのヒラメと格闘。捌くのにめちゃくちゃ時間がかかり不満足な結果に。
 さて無事帰還した鍵田&飯島ペア昼食の天ぷら、夕食のカレーを作り私はヒラメと格闘を続行することに。
カレーはどのように作ったのか見ていなかったのですが完成したものは非常にうまそう。おばちゃんとの死闘勝利しただけあって牛肉が輝いて見えます。またにんじん、玉ねぎ、ヒラメを天ぷらに。ヒラメは非常に上品な味で美味しいですがすぐに飽きてしまう味。1口目は結構感動しますがすぐに飽きてしまいました。私の中ではにんじんが非常に美味しく感じられ「にんじんって結構甘いな」という感想を持ちました。あっそうそう、ヒラメとにんじんでかき揚げを作りましたがこれもなかなか良かったですね。

 我々は夕食も完成させ意気揚々と夜釣りに出発。まさかあんなことになってるなんて…

 夜釣りは羽伏浦漁港で人生初アジングを楽しみ、意気揚々とキャンプ場に戻ります。そこでみた光景は…。私はこれほど衝撃を受けたことが記憶にございません。目を疑いました。

 カ レ - が な い!!

重要なことだからもう一度言います。

 カ レ ー が な い!!!!!!!!!

は?え?ちょ?待てよおい!目を何度もこすりましたがカレーがなくなったのは現実のようです。犯人はおそらくこのキャンプ場に住んでいるカラス。鍋の上に重石も置いたのに…。カラスってカレー食べるん?完全になめてました。しかも腹立たしいことに鍋をきれいに喰いやがって!!キャンプ場の台所はカラスの糞まみれになっていてとても不潔でした。おそらくカレーを食べて下痢をしたのでしょう。お互いに不幸ですね。

カレーを失った我々は呆然としながらも夕飯が全くない状態に陥ります。しかし運が味方したのか大量のアジが手元にあります!ありがたやありがたや…さっそく糞がない場所でアジを捌き、余っていたヒラメをお造りにし食べました。もし羽伏浦でアジが釣れなかったら…新島はお店が閉まるのが早いのでひもじい思いをするところでした。

2月2日**

お昼に何か作りましたが何作ったっけ…唐揚げを買ってきて、玉ねぎでホイル焼き、焼きりんごを作ったことは覚えてます…
焼きりんごは良かったですね~果肉が黄金で!!甘くてジューシーで!!やっぱり私の腕ですかね~シナモンがなかったのが残念でしたが…

さて今回、新島に行って得られた教訓がいくつかあります

教訓1
炊き込みご飯は出汁で炊こう!!

教訓2
ホイル焼きは意外と時間がかかるよ!!

教訓3
新島のおばちゃんとカラスには要注意!!


以上のことを守ればあなたも快適な新島ライフを送れるはず!!
最終更新:2015年02月20日 19:30