Angler 鍵田 小谷野 石川 浅井 高林 植竹
Writer 植竹

三田祭前とあって金曜日の真夜中にもかかわらず日吉駅は賑わっていた。タクシーを待つ人々、仲間との別れを惜しむ人々。

浅井はロッドを固く握って言った「なんだこの終わった感じは。俺たちの戦いはこれから始まるというのに。」と。
そう、彼らにとっては深夜かもしれないが、我々にとっては戦いを待つ早朝であった。


と、固い文体はここまでにしましょう!行ってきました、千葉大釣り部との合同芦ノ湖合宿です。あ、メインターゲットはワカサギです。まあいろいろ釣っちゃう人もいましたが…そこは後で詳しくお伝えします。

集合時間が終電後というむちゃくちゃな設定だったため日吉住みの石川さんを除く慶應メンバーは鍵田さんの家で待機。その後千葉大メンバーと合流し、計15人、レンタカー3台という大人数での移動が始まりました。今回は魚を釣るだけでなく千葉大との交流も大きな目的の一つだったため、メンバーをシャッフルして各自車に乗り込みました。

車中では学年学部などの自己紹介に始まり、好きな釣りなどの話となり、渋滞もしていなかったためあっという間に芦ノ湖へ。その後日の出を待ちながら仮眠をとりました。

目を覚ますと辺りは明るくなり始めていて美しい紅葉(結構散ってしまっていましたが)と湖に心を奪われました。




思わず車外に出ると…



寒い!!

これでもかと完全防寒をしたつもりなのにガンガン体温が奪われます。もう早く釣ろうということで素早く仕掛けを用意し、あみだくじで船の乗るメンバーを決めました。船はエンジン付きボート船が1隻、手漕ぎボートが3隻でした。無事船に乗り込み釣りを開始しました。

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浅井、高林はバスやトラウトを狙ってルアーを投げていたものの、それ以外の船はワカサギを狙っていました。餌は紅サシで、着底したら巻いてどのタナにワカサギの群れがいるか丹念に調べました。

しかしほとんどつれない…ボートによって釣果の差がありましたが全部で30匹足らずでした。行きの車で高林とひとりで30匹は余裕でしょと言ったのがバカみたいです。底の方にたまっていたのは確かなんですが急な冷え込みのせいか活性が低かったようです。

ところがそんな中でもやってくれるのが我らが浅井!大きなネイティブのニジマスを釣ってくれました。いい笑顔です。




そんなこんなで芦ノ湖を発ち、目指すは宿のある熱海。熱海では朝食だか昼食だかおやつだかわからないご飯を食べました。さすが熱海、魚介がおいしかったです。


そして宿に着きまったりタイム…と思いきやまだまだ釣り足りない!と千葉大の何人かと小谷野さんは目の前に広がる海へ釣りに行きました。残ったメンバーは夕食の買い出しや調理、温泉に入ったりと熱海の夜を楽しんでいました。

みんなでハヤシライスを作っていると釣りに行った人たちが帰ってきました。クーラーを開けてみると大きなウツボとクロアナゴ、釣り上げたのは千葉大釣り部の部長さんです。そしてそれを十分な設備もないのに華麗に調理するのが千葉大の代表さん、みんなから料理長といわれてました。

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全員そろい、食事の始まりです。とてもその日に会ったばかりとは思えないほど打ち解け、マージャンをしたり恋の話をしたりと良い夜を過ごしました。もちろん同じ趣味を持つもの同士なので仲良くなるのは早いのでしょうが、一番の要因はやはり一緒に釣りをしたことだと思います。改めて釣りの魅力を実感しました。

写真はワカサギのテンプラです。とても美味でした。ほかにも料理長はネンブツダイとアナゴのテンプラ、ウツボの刺身を作ってくれました。





翌日は渋滞に巻き込まれる前に早く熱海を出てとりあえず横浜まで帰ってきました。せっかくなので中華街で観光、食事をしました。そして名残惜しくも解散…

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本当に充実した合宿でした。釣りはもちろん温泉、観光、食事と様々な楽しみもありましたし、千葉大釣り部のメンバーとの交流が何よりよかったです。今後とも交流を続けるという話が上がっているので今から楽しみです。

最終更新:2014年11月18日 15:28