Angler 高橋 中出


中出靖人、全国大会優勝!!
高橋慶多、準優勝!!!

まさかのエギング部門慶應ワンツーフィニッシュでした!!
釣魚会史に残る快挙でしょう!!

関東学釣連でも入賞が相次ぎました。東京海洋大学さんはなんと総合優勝です!

大会関係者の皆様、参加した学生の皆様、お疲れ様でした!!
台風が接近しているにも関わらず、無事に大会を終えることが出来、ホッとしています。
おかげで最高の思い出ができたと自負しています!! 有難うございました!!

今回、高橋君のエギング上達速度には目を見張るものがありました。
僕が彼のレベルに達したのは、エギングを始めてから何年後だったでしょうか。。。。。
教えたことをしっかり実践する一方で、それに留まらず、考えを応用してみせます。
これは、大変な人材を発掘してしまったのかもしれません(笑)

以下、簡単な総括を。

勝因は間違いなくプラクティスのおかげでした。
いくつかのパターン、ポイントを事前に把握していたおかげで終始試合を有利に進めることができました。


第一ラウンドのキーパーはアオリイカ5杯です。
そのなかで中出6杯、高橋4杯釣り上げました。
プラの時よりうねり、風共に釣りにくい状況でしたが、慌てずに釣りが出来ました。
堤防際ではうねりの影響からかエギが安定しづらかったです。掛けてからも慎重なやり取りが求められました。

1ラウンドの勝ちを確信した1パイです。大物賞にはわずか4グラム足りませんでした。

こいつが今回で一番納得のアオリイカです。
周辺では潮が効いていない中、、あるポイント、底のレンジではわずかに潮が離岸していました。
アクション後にラインスラックを回収しないで、その潮が効いている一点でエギをドリフトさせていくイメージ。。
すると、
ドン!!
という感じで出せました!!

1ラウンドでは、中出が1位、5杯で840グラムでした。
2位が500グラムちょいだったので、差は300グラム。。2ラウンドを行う場所は潮もあまり効いていなく、キーパー胴長10センチ1杯で100グラムくらいです。
以上から、仮に二位が2~3杯釣っても追い抜くのは難しそうです。
そんなこんなで、1ラウンド終了後は調子に乗っていました(笑)


昼食後、2ラウンド開始です。
慶応コンビでポイントを回ります。
プラで調子が良かったところに移動するも、手前から沖まで10mくらいは流れ藻がびっしりで釣りになりません。
そんな中、高橋君がなんと3連発!!! 3杯合計で500グラム近くはありそうです。
開始早々、暫定一位高橋、2位中出に。。。。
調子に乗っていたさなか、抜かれてしまいました。。。。

釣れたからには何かしらの理由があります。それだけ大きな浮き藻があるのならば、アオリイカが付いていてもおかしくはありません。
エギの上地を藻の色と同化させることで、居つきの活性低めのアオリイカのスイッチを入れたのでしょうか。。
エギカラーは俗にいうオリーブレッド系。渋い日中アオリイカを出すのには定評がある色です。

瞬時に高橋パターンを真似て、アジレッドで攻めます。これも渋めアオリイカには有効的な色です。
恐らく同じパターンで1杯。。100グラムちょいです。おそらく浮き藻付きの個体です。
しかし、居つきを釣りつくしたのか、すれてしまったのか。。。手を変え品を変えても反応はありません。。。。

居つきがダメなら回遊イカでしょう!!!   一番潮目が出やすい所を狙い撃つべく、遠投を繰り返します。
潮目が一瞬出た瞬間、沖、中層でヒット。。150グラムくらいでしょうか。。

それ以降は潮も効かず、難しい釣りを余儀なくさせられました。。。
次の一杯を釣るのは高橋か中出か。。。今までの釣り人生で一番集中していたかもしれません。。。。

ドキドキの検量でしたが、なんとか高橋君の猛追を振り切り、栄えある優勝を手にすることが出来ました!!
正直、嬉しい気持ちよりもホッとした気持ちが勝っていました(笑)
一方でまだまだエギングを極めるには程遠いと感じました。この結果に驕らず、謙虚に釣りをしていきたいです。

以下、大会景品、参加賞です。


Tackle
EMERALDAS EX AGS 89M-S
EXIST 2508PE-DH
PE0.5G+8lb LEADER

Lure
墨族
エギマル
エメラルダスミッドスクィッドラトル




Writer 高橋

のときんぷらからバスで移動したのちルール説明。
少し待ち時間があったのですが、ここでも中出さんのガチさは違います笑
http://youtu.be/kEFlbTd-Ld4

第一ラウンド
合図と同時にダッシュでポイントを確保したものの、周りを見渡せば風上に向かってキャストしているのは僕たちだけ。
まずは前日プラと同じように2.5号でリミットメイクを目指します。

(第一ラウンドの沖堤防)

風が強すぎてダメかと思っていたその時、いきなりのヒット。これが参加者の中で最初のヒットとなります。
この状況は去年のトラウト大会全く同じじゃないか!と、今日も何かがありそうだと密かに期待を寄せます。
すかさず中出さんも1杯!この時点で周りの参加者も風上に移動してきますが、釣れるのは慶應チームだけ。慣れていないと風やうねりに対してエギをうまくコントロールできないようです。
風、うねり、大量の海藻とコンディションとしてはなかなかハードでした。

こういったストイックな状況での釣りを経験していないと、なかなか1杯をあげるのは厳しいですね。
この状況で4杯あげて、リミットまであと1杯!…しかし釣れない。3号で寄せてきて2.5号で抱かせようとしても、堤防付近のうねりが強すぎてなかなか抱いてこない。

残り1時間を切ったところで潮が動きはじめたので、見切りをつけて3号、3.5号で沖のアオリを引きずり出そうとするも、時間切れ。
実力者たちはここで200g程度を数杯そろえることが出来ていたので、なかなか惜しかった…ブラックサンダーなんて食べている場合じゃなかった!!(ノД`)笑

この時点で6位。キープサイズぎりぎりを4杯、計390gで3位争い食い込みます。
昼ごはんを食べてエギの補充。根がかりしたときにノットではなくスナップから切れる事件が多発したので…結構ロストしました。

第二ラウンド
午前中、数を釣ったもののラスト1時間の数杯に逆転されてしまったので午後は補充したエギを含め、エメラルダスのラトル、3号をメインに開始。ちなみにカラーは赤、熱血アジブラウン。サイズアップを狙います。

まずは昨日練習した一番奥の内湾に行くと、藻だらけ!またもやハードな状況です。藻に引っかかって着底すらままならない状態でしたが、藻の下に潜む居つきのアオリを狙って
アピールのシャクリ(大きく3回)、誘いのシャクリ(テンポよく2回)、抱かせのフォール
で、食った!!( ̄ー ̄)

200gでサイズアップ成功。このパターンで3杯。3杯目にいたってはアピールのシャクリだけで抱いてきました。
その後、当たりがなくなったので、居つきを狙って多少移動し、出来た潮目にもキャストしてみますが 追尾もなし。
残り30分、二杯あげた中出さんと最後の力を振り絞ってシャクリ倒すも徐々に潮も止まり始めて万事休す。結局あげたのは居つきのアオリ3杯、計460g。

しかしどうやら他の参加者も1、2杯しか釣れていなかったようで、なんと第二ラウンドでの順位は1位。これで入賞は決まりです笑
結果は中出さんの1080gに続いて850gの準優勝。
前日プラや沼津遠征によるハードなコンディションでの経験が生かされました。


以下は大会景品や参加賞です。
宿、食事込みの参加費1万5千円にしてはとても充実した大会でした。他大学は結構大人数で来ていたので来年は人数を増やしていきたいですね!


今回の大会に向けて、中出さんにはエギングの知識や技術、移動や装備まで本当にお世話になりました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
どうもありがとうございました。
最終更新:2014年10月24日 00:43