Angler三浦、横川

Writer三浦

27日夜~29日朝にかけて伊豆半島へエギングしに行きました。年の瀬押し迫る中、イカが釣りたいという横川たっての希望で約2日もの間出撃して参りました。今回は、年末の混雑と夜釣りでの安全性を考慮して、収容力があり足場の良い大規模堤防をいくつかリストアップして行きました。

沼津ICを降り、まず向かったのが北北東に伸びる木負堤防。長い堤防の先には赤灯台があって、先端はかなり潮通しが良さそうです。しかし常連らしき人達で既に満員状態…。堤防の中間付近は船舶ロープが多数あり釣り不可。またこの堤防は段差が少なく波・風に弱いので要注意。
堤防での釣りは諦め、仕方なく駐車場前で始めました。風はゆるく底は砂地+海藻、潮も流れており悪くない。1時間後・・・釣れないので移動。

続いて西伊豆の土肥にあるコバルト堤防へ。ここも段差が少なく先端付近は風をモロに受けます。一部足元まで波がきており、恐怖を覚えたので撤退。高速船の元発着所だったため水深もそこそこあり、穏やかな日は期待できそうです。

車内にて横川とどこへ行くか相談。この日は西風がかなりひどくエギングが成立しません。議論の結果、西伊豆・沼津付近は全滅だろうという結論に至り、東伊豆へ向けて移動しました。

稲取港に着いたのが7:30頃。一番外側の新堤にて釣り開始。元はフェリー発着所だけに水深もあり潮通し良好。底は砂地と海藻で墨痕多数あり。個人的にここでアオリイカを釣った事もあり印象の良い堤防でしたが、西風強く30分後に撤退・・・。ここまでの釣果ゼロ。

続いて伊東港に到着。時刻は10:00。一番外側の堤防テトラ帯から釣り開始。ここでは風裏に立つ事が出来たはいいが、辺りに墨痕が見当たらないのが気にかかります。5m程先の沈みテトラと砂地の境界に海藻が密集しており、イカが居そう。集中的に狙ってみます。11:30頃、三浦根掛り・・・。横川は車内でサボり。

12:00、深き眠りに就いていた横川が起きる。伊東港の白灯堤防に移動。すると新しい墨痕発見!!風が強いためか、エギンガーは数人しか見当たりませんでしたが、ここらで本腰入れて粘ってみようかと二人で話し合います。
と、ここでイカの大群発見。幅50m程の列をなして海面をユラユラと泳いでいるではありませんか!エギを3.5号から3号に落としシャクること10分、

エギとほぼ同じ大きさのアオリイカが釣れました!底べったりだったので目の前の回遊個体かどうかは分かりませんでした。それにしてもこんなサイズのアオリイカどうやって釣るんだよ笑
ということで、極小サイズのエギを買い求めに釣具屋へ。1.8号なんて非人道的なサイズも置いてました。
いざ釣り場に戻ってみると、イカの大群がいない・・・。そして何も釣れないまま16:00を回り撤収。以前西風は強いまま。

そして最後に辿りついたのが、小田原近くの早川港。時刻は21:00。ここは漁港・魚市場のある旧港と、海に突き出した形の新堤に分かれており、新堤の方は立ち入り禁止エリアが多くあまり釣果は望めなそうな感じでした。旧港の魚市場前にこじんまりとした堤防があり、墨痕多数、風も弱くアオリイカ狙いに良いと感じました。
なお、新堤のさらに南側に増設中の港らしき場所がありましたが、こちらはかなーーり気合の入ったフェンスが張り巡らされていました。
結局翌朝6:00まで粘りましたが釣れず、納竿となりました。

終わってみれば釣果は極小アオリ1杯。
一番の反省点は西風対策が甘かったこと。「西伊豆がダメなら東伊豆へ移動すればいいや」というのは甘かった。
強い西風が吹くとき西伊豆は大体向かい風。東伊豆でも山がギリギリまで迫っている場所は良くても、平地を挟むと吹き降ろしの風に悩まされます。また、そんなとき南伊豆は大体波浪警報なんかが出てます。
個人的に、半島全体を通して西風に強く大規模な釣り座というのはかなり限られている印象を受けました。ただでさえ冬の季節風は西寄りですからね、気をつけねば。

今回は二人共未熟さが露呈する結果に終わりましたが、これで終わりにせず、また出撃したいと思います。
最終更新:2014年01月01日 22:15