Angler 石原・松井・小野・谷村
Writer 小野

新学期が始まり早1ヶ月、今回は4年の石原さん、2年の松井君と僕、そして新入生の谷村君の4人でパン鯉に挑戦することになった。谷村君は今回が釣魚会の活動初参加となる。



朝7時に集合し、コンビニでエサとなる食パンを調達して目的地である鶴見川水系の川へと向かう。
途中、橋上から魚影を確認すると60~80センチをこえようかというサイズの鯉がうじゃうじゃと群れをなしていた。若干の気持ち悪さを覚えたが、あのサイズになると引きはかなりのものだろうねなどと談笑しているうちにポイントに到着。



まず経験者である松井君と僕が、パン鯉初心者の石原さんと谷村君に簡単にやり方を説明することから始まった。説明といっても、針にパンをつけ、ラインをフリーの状態で水面を流していくだけなので2人ともすぐに理解してくれ、早速実釣開始となった。



谷村君は海釣りの経験が長いということでノットやえさのつけ方も手慣れた手つき、石原さんもエリアやキス釣りの経験が生きて問題なくキャスティングをこなしていた。
これは魚の調子さえよければ釣れるのは時間の問題だなと思っていたところ松井君にヒット!でかい。これは70超えはかたいだろう。
重たく直線的な鯉の引きとの格闘の末、ランディングに成功しサイズを測ってみたところ75センチのやはりかなり大物であった。




これは幸先がよい、今日は爆釣かと期待したがその後ピタリと鯉の反応がなくなった。
原因はおそらく暑さのせいだろうか(この日、横浜市は最高気温25度、今年一番の暑さを記録したらしい)、鯉たちは水面ではなく川底のほうを意識し始めた気がする。



ということで僕は作戦を変更し、パンを練りえさのようにして底に沈めてみた。するとすぐさまヒット!が、水中の岩にラインが絡み痛恨のラインブレイク!



かなり悔しかったが、沈めるのが正解と分かり再度試してみると立て続けにまたヒットが!今度は慎重に鯉を岸まで寄せてきてキャッチ成功。松井くんには及ばなかったが65センチのこれまた良型の鯉である。




その後、石原さんと谷村君にも何度かアタリがあり、1匹ずつかけたもののランディングには至らず。昼前本格的に気温が上がると鯉はパンに目もくれなくなり、ポイントを変えてみるものの効果なし、ちょうどパンも使い切った、ということで12時前納竿となった。
パン鯉初挑戦の2人に釣らせてあげることができなかったことは残念だったが、釣り気分と鯉の強い引きは味わってもらえ楽しかったとも言ってもらえたので、ひとまず良かった。
パン鯉は経済的にも時間的にもお手軽な釣りなので、これから何度も通って攻略法を編み出したいと思う。
最終更新:2010年05月16日 12:36