Angler 市毛
Writer 市毛


市毛慎也、全国大会バス部門3位入賞!

関東勢、各部門で入賞続出!学釣連史に残る大活躍でしょうが!
海洋大学さん総合優勝おめでとう!(写真は学習院大学さんから拝借)


金沢八景で行われるOB会BBQの裏側、わたくし市毛が学釣連の全国大会へ単身乗り込んできました!全部で5部門ある全国大会ですが、参加したのはバス部門。日程は三日間で、初日が開会式と懇親会、二日目に大会、三日目が表彰式です。


良き釣友である成城大学たかま君にお願いし、車に乗せてもらって現地へ向かいました。車の運転は3人で交代しながら行いましたがそれでも疲れる。片道10時間くらいかかります(笑)会場に着いた頃にはげっそりですが、釣友とは不思議なもので、どんなに疲れていても釣り話は途絶えません。

(左)あまりに遠い道のりのため屍と化す成城の2人。(右)開会式会場と学習院大学のいまいで。

開会式を終え、関西の大学とも交流しながら仕掛け作りや道具チェック。そこで皆口をそろえるのが、「バス部門はひどい。宿も食事もね。去年は出たけど今年は出場部門変えたよ。笑」とのこと。不安が募ります。

しかしまあ、着いてみれば綺麗な所。釣魚会2009夏合宿(あのバンガローは本当に斯波さんを恨んだ)を経験している僕にしてみれば天国みたいなものです。部屋こそ雑魚寝ですが、他大学との交流が深まりますし、なんだか就学旅行みたいでワクワクします。トイレも綺麗で風呂は8人程度が一気に入れる広さ。食事も美味しくて非常に満足でした(大会当日の朝飯はおにぎりのみですが)。


さて、大会当日。午前と午後で2ラウンドに分け、ラウンド毎に3匹(20cm以上)の重量を測り、2ラウンドの重量を合計して順位を競います。

僕は前日仲良くなった大阪経済大学の3年生と一緒のボートに乗りました。ボートは手漕ぎで、彼は漕げないとのこと。船を漕ぐのは終始僕です(笑)2人とも多根ダムは初めてとのことで、事前にネットを駆使して地形を調べた僕がポイント案内をさせてもらいました。ボート出発点が上流なんですが、そこには川が数本流れ込んでおり、流れが当たる右岸がドン深で、左岸が比較的なだらかな地形です。2008年に多根ダムの水が抜かれており、その時の画像を見る限り、流れが当たらない左岸の岬には枝の多い立木がズラッと並んでいたので、岬と立木に絞って左岸を攻めました。

活性の高いアサイチの段階で今日の魚を探してみようと思い、斯波さんのアドバイス通りスピナーベイト、クランクをガンガン巻きます。

バス大会が開かれた多根ダム


岬の先端・両サイド・付け根、そして立木、ここからはまったく反応が無い。唯一魚が出るのはオーバーハング下、しかも同船者が投げるワームノーシンカーのみ。第一ラウンドである午前中を1時間残して湖を一周し終わったのですが、ここで出た結論が「この湖にはベイトフィッシュがいない!」ということです。少しはベイトフィッシュもいるのでしょうが、バス以外の魚は錦鯉しか確認できません。おそらくここのバスのメインベイトは虫と甲殻類だろう、と考えました。潔くハードルアー路線は捨て、タックルをノーシンカー、ネコリグ、テキサスに絞ります。(まあ、ベイトにリンクしたバスを見つけられなかったというのが本当の所です)

虫パターンで岸沿いのカバーにノーシンカーを打ち込んでいっても良いのですが、いかんせん釣れる魚が小さい。キーパーの20cmに届かないおチビちゃんが無限に釣れます。たまに痩せた20cm級が混じる程度です。レイダウンにネコリグを落とし込んでいったらようやく30cmが釣れましたが、かなり痩せている個体でした。もしかしたら山上湖(標高300m程度ですが)の多根ダムでは夏がとっくに終わり、虫が減っているのでしょうか。こんな痩せたバスを釣っていたのでは、3匹揃えても上位には行けない。そう判断して、ザリガニをメインに食っている個体を狙いに唯一のシャローがある上流部へ狙いを絞りました。

これが大正解。アシ際やその中へ14ldフロロでテキサスを打ち込んでいくのですが、当たるわ、当たる!しかし、僕の竿では柔らかすぎるのか、超ヘビーカバー内ではフッキングがイマイチのようで、魚を抜き出すまでに巻かれたりバレたり・・・やっぱり慣れない釣りはダメですね、なかなかキャッチできず4バラシです。一方、同船者はライギョでも問題無く釣れるというガチガチのロッドで35クラスを2本キャッチしていました。しかもグッドコンディション!やはり虫ではなく、シャローでザリガニ追い回してる個体の方が正解のようです。と、自信の持てる答えがようやく一つ出たところで第1ラウンドが終了。僕はまともな魚が痩せた30cm一本で終了。


(左)仲良くなった同船者、大阪経済大学の方(右)宿で熱く語った三重大のお二方

第1ラウンドの検量を見ましたが、どれも痩せている個体。やはりキロフィッシュを狙うならばシャローでザリガニだろう、ということで、午後の第2ラウンド開始です。

ヘビーカバーべったりのバスはテキサス、回遊している見えバスはネコリグで狙い続けました。そこで出した結果が40cm級2本!しかも虫に着いてる魚よりグッドコンディション。終了間際に急いで子バスを追加してリミットメイクしました。

ドキドキの検量タイムですが、みんな20cm前後クラスばっかり。たまに30クラスを混ぜている人がいる程度です。(多根ダムは2008の水抜き後に放された親バスが40前後まで成長し、その子供は2年子、3年子でありちょうど20cm前後。自然とサイズもそこに集中する。)

検量の結果、僕は3位入賞を果たすことができました。午前中こそ状況把握に費やしましたが、午後には思い通りのゲームが展開できたので非常に満足です。しかし、優勝者は40upを6本揃えており悔しさも・・・



僕個人もそうですが、今年は関東勢が奮闘しました!成城のたかまが投げで2位入賞を始め、各々の参加者が好成績を収めました。特に海洋大は各部門で上位入賞を果たし総合優勝という素晴らしい成績を収めました。今回は僕1人だけの参加でしたが、来年以降クラブの皆には腕を磨いて是非チームで参加してもらい、他大学との交流とレベルの高い選手との試合を楽しみ、最後の学生時代の良き思い出にしてもらえたら、と思います。
左から海洋大おおしろ君、慶應市毛、成城たかま君。仲良し学釣連4年組です☆キラッ




【タックル】
  • PALMS Sylpher SSGS 66UL
  • 09 RARENIUM CI4 1000S
  • キャンドルテール4inch(ネコリグ)、カットテール3.5inch(ノーシンカー)

  • DAIWA PHANTOM CC-602-2RB
  • TEAMDAIWA-Z 103HL
  • パワーホグ4inch(テキサス)、コンバットクランク

  • ZAURUS Truite Perfait 76M
  • 10 CERTATE 2508RH
  • ソウルシャッド58

  • DAIWA HEARTLAND-X 602
  • 00 BIOMASTER 3000S
  • コンバットペンシル、バニーjr、ハイピッチャー1/4oz
最終更新:2011年10月28日 23:15