「ふみゅうん……」
「そんな風に泣いてくれるなよ」
俺は猫の頭を撫でてやる。俺の手に反応して、猫耳がぴくんとなった。
「ねぇ、だっこ、だっこ……」
猫耳の女の子はは可愛らしくおねだりしてくるが、それに応じることはできない。
「うぅ~……」
なぜなら、この子の言う「だっこ」というのはセックスのことだと解っているし、
俺の目の前で自らの秘部を慰めている猫娘は、外見からすれば小学生程度の女の子だからだ。
「ほら、そんなとこ触っちゃいけません」
「や~や~、気持ちいいの~」
つい一ヵ月前に拾ったのが、最近こんな調子になってしまった。
獣医によれば、これは発情期らしい。うまく処理してやらないと、
ストレスでおかしくなってしまうそうだ。
「あっ、あっ、ああ~」
しかしこの子がヒト化能力を持つていると知った時点で、
こいつをきちんとした女の子に育てるために家からエロ本を全て撤去した
俺としては、この子にそういうことをしたくないし、教えたくなかった。
「はぅーん……お兄ちゃん、ぎゅーして?」
インターネットでも調べてみたが、やはり発情期の獣耳娘と飼い主とのセックスは
当たり前のコミュニケーションらしい。
「やっぱり、やるしかないのか……?」
だっこを求めるこいつの手を取って抱き寄せながら、俺はどうしようかと悩んだ。