「あひゃあぁんッ……ああぁッ……ひぁッ……!!」
「ぅ……ぁ、ぅ……」
 ガイア達が狼女達に捕まり数日が経った。
 あれからガイアは、休む暇はおろか食事の時でさえ狼女達に求められ精を吐き出されていた。
 一方のテラもローテーション式に狼女や狼少女が入れ替わり、こちらも一日に何十回と絶頂させられていた。
 そしてもうすぐ日が落ちる時間であっても、ガイア達には関係なく今もガイアの上に狼の雌が跨り卑猥な音を響かせながら下の口でガイアの硬い肉棒を咥え込んでいた。
「んんッ……あんッ、ふあぁッ!」
 しかしガイアの上で髪を乱し、瞳からは涙、だらしなく開かれた口からは唾液が一筋流して淫らに腰を動かしているのは、狼女でも狼少女でもなかった。
「あんッ……ああッ……お、おにい……ちゃんッ!」
 そう、妹のテラである。
「ぐっ……ぁ、て、テラぁ……」
「ほら、ちゃんと見ないとダメよ?」
 ガイアはテラの姿を見ることを拒むように顔を横に向けるが、ガイアの頭上で座っている狼女に顔の両端を押さえられ強制的に見せられる。
 せめてと、ガイアは目を瞑る。
「あぁんッ……あっがあぁッ!」
「ッ!」
 しかし、ガイアが目を瞑った瞬間、腰を動かしていたテラの背中が狼少女の一人により引っ掻かれた。
 鋭い爪によりテラの背中の引っ掻き傷からは血が滲み、テラは悲痛の叫びと共に動きが一瞬止まるが、彼女の腰を掴んでいた残り二人の狼少女により共生的に動かされ再び喘ぎ声を出す。
 これは狼女による脅しで、淫らな妹を見なければならないガイアは悔しさで涙を流す。
 そのガイアの表情を、狼女は満足そうに微笑みながら見下ろしていた。
「フフフ……やっぱり妹さんとの方が気持ちよさそうね?」
「ぐっ……ち、ちが……う」
「強情ね。妹さんはあんなに良さそうなのに」
「……」
 狼女が笑いながら言うとガイアは黙り込んでしまう。
 狼女の言うとおり、未だ理性と保てているガイアに対し、テラは快楽の波に理性がなくなってきており、その証拠にテラの尻尾は嬉しそうに振っている。
 そして、ガイアの体はブルッと震え、テラの膣内はいっそう肉棒を締め付ける。
 ガイアもテラも絶頂を迎えようとしており、テラが腰の動きをやめ肉棒の根元まで膣内に入れた時、ガイアは低いうめき声のような声と共にテラの膣内に精を吐き出した。
「んんッ! あッ………熱い……おに………ちゃ、ん」
 射精を感じ取り、テラも絶頂を迎え体を痙攣させながら、糸が切れた人形のようにグッタリとガイアの胸の上に倒れこみ気を失った。
 それでもガイアの射精は続き、結合部からは収まりきれず行き場の失った精液はダラリ流れ地面を汚していた。
「あらあら、とうとう壊れちゃったかしら? まぁ、アレだけ中に出されたら……」
「て、テラ……? テラ、テラぁ!」
 射精が終わり、ハッキリと意識を取り戻したガイアは狼女が呟くと同時に顔を真っ青にし妹の名を叫び続けた。
 そう、狼女の言うとおりテラの膣内はガイアの精液に満たされている。
 狼女により、何度も兄妹で体を重ねられ、ガイアは何度も妹の膣内に射精した。
 テラの処女を奪ったのもガイア自身であり、無力な自分に激しい悔しさと苛立ちが涙になってガイアの瞳から溢れ出ていた。
「フフ、時間も時間ね。餌を獲ってくるから、その間に楽しんでるといいわ」
 そして狼女は狼少女達に命令を下しながら立ち上がると、人間から狼の姿になり森の奥へと消えていった。
 それでもガイアに休息はなく、ガイアの上からグッタリしたテラが引き離されると狼少女達による4Pが待っていたのだった。


 その夜、梟が鳴り月の明かりだけが森の中を照らす中、狼女や狼少女達はさすがに連日連夜の交尾の為か深い眠りに入っていた。
 それを見逃さないのがガイアである。
 ガイアは痛みが走る体をゆっくりを起こし、黒い狼の姿になり未だ気絶しているテラを背中に抱え逃げ出した。
「ハッ……ハッ……!」
 息切れを起こし、重いテラを背負いながらもガイアは全力で走り続けた、狼女達から少しでも離れる為に。
 狼女達に追いつかれるかもしれないという思いもあったが、ガイアは後ろを振り向かずただ一心不乱に一晩中走り続けていた。
 やがて夜が明け、森が太陽で照らされている時、ある古びたお堂の入り口に兄妹はいた。
「ハァ……ハァ……ここまで来れば」
 人間の姿になり、お堂の入り口の床に寝かせつけているテラを見ながら、ガイアはホッと息を吐きながらその場に座り込んだ。
 しかし、その安堵も次の瞬間消え去ることになる。
「ここまで来れば……何なのかしらぁ?」
「ッ! なっ!」
 ガイアは絶句した。
 逃げ切ったと思った……しかし、逃げ切ったと思った狼女達が人間の姿で妖しく微笑みながらガイア達を見ていたのだ。
 ガイアは何故と言おうとした、しかしその前に狼女が口を開いた。
「何で場所がわかったのか、って言いたいのかしら? 答えは簡単、あなた達の匂いを辿って行けばいいだけ。ね? 簡単でしょ?」
「……」
 狼女の言うとおり、彼女達は引き裂いたガイアの服の匂いを頼りに追いついて来ていた。
「まったく、せっかく一生精処理道具として可愛がってあげようと思ったのに。そんなに死にたいなら、いいわよ? 二人で逝けば寂しくないでしょ?」
 殺意が篭った微笑で、ガイアに言う狼女の姿は人間から狼の姿へと変わり、後方の狼少女達も狼の姿へと変わった。
 そして鋭い牙をむき出し、ガイアに低いうなり声を上げ今にも飛び掛ろうとする。
 もうダメと思い、ガイアは目を瞑ってテラを抱き寄せた。
「待て」
 その時、お堂の横の草むらがガサガサと鳴り、その中から黄金色の髪の毛で白い着物を着た一人の女が現れ、ガイアの前まで行くとジッと狼女達を見る。
 狼女はその場で止まり、突然の女の登場に驚きはするものの再び唸り声を上げた。
 ガイアも驚く……何故なら、自分の前に現れた女の尻部からはガイア達と同じく尻尾が生えていた。
 ただ、狼とは違う狐の尻尾が四本だが。
「お前達、逃げろ」
 ガイア達に背を向け、真紅の瞳で狼女達を睨みながら狐女はガイアにそう告げた。
 少し困惑するガイアだったが、狐女の言葉を理解し再び狼の姿になるとテラを背負った。
 そして狐女に一礼だけし、ガイアは森の奥へと全速で駆けていき、させないとばかりに狼女達も動き出すが狐女がそれを阻む。
「行かせない、お前達……っ……!」
 狼女達は殺意をむき出しにし、狐女に飛びつくが狐女はお堂の屋根の上まで飛び乗り交わした。
 そしてその直後、狐女は大きな四本の尻尾を生やした狐へと姿を変えていった……。


 あれからどれくらい経ったか、ガイア自身は分からなかった。
 ただ、今度こそ追いつかれないよう必死に走り、数回に渡り山を越えていた。
 そして、ガイアは目の覚まさないテラと共に古びた小屋へとたどり着いた。
 お堂での事以来、あの狼女達はガイア達の前に姿を現さず、ガイアは警戒しながらも小屋へと入りテラを寝かしつけた。
 そして数日が経ち、テラは意識を取り戻しゆっくりと瞳を開けると、ガイアはテラを抱き寄せて号泣し、テラもまた泣いた。
 更に、お堂で助けてもらった狐女がガイア達のいる山小屋へと訪れ、狼女達はもう来ない、殺したからとだけ言い残し再び去っていき、ガイアとテラは本当に安心した。
 二人はこの小屋で暮らすことにした。
 理由は二つある、一つはこの小屋のある森は前の森より豊かで獲物もより多く生息し、麓には小さな村もあり食べ物には困らないと言う事。
 そしてもう一つは、テラがガイアの精液により孕んでしまったという事。
 ガイアはその事実を知ると、自分を悔やみ少しながらの自己嫌悪に襲われた。
 しかし、テラはその事実を受け入れ、逆に泣いて喜び兄を宥め、ガイアもまた共に喜び笑みを浮かべた……。


 時が経ち、山に人間に化ける二匹の狼と四匹の子狼が棲みつき、山で怪我を負った村人や迷った村人を助けてくれるという噂が麓の村で流れた。
 そして長年使われていなかった小屋に、いつの間にか一組の夫婦が4人の子供と共に住んでいる。
 その夫婦は、まるで兄妹のように仲がよく、子供と共に幸せに過ごしていたそうな……。

―終―