月が出始め、学校も終わり俺、浅倉 双馬(あさくら そうま)は珍しく一人で帰っていた。
 いつもなら俺の腕を半強引にしがみつく狐娘、刹那がいるんだけど、今日はある事情により先に帰っていた。
「ふわああ~~ぁっとぉ……」
 欠伸が出た、しかもでかい。
 まぁ、今日も今日で昼休みや体育倉庫で刹那にヤラれるわ、学校の唯一の女先生である狸、恵子(けいこ)先生に誘われるわで大変だったので結構疲れた為だ。
「あ、そーまだぁ」
「違うだろ。相馬お兄さんだろ」
 カラスが鳴り、赤い夕暮れに照らされてる田んぼを見ながら歩いていると背後から子供の声がして振り向いた。
 そこには学校にいる小学生で、刹那の被害者の一人である男の子が無邪気な笑顔で立っていた。
 とりあえず呼び方について修正しておくが、少年は笑っているままで俺はちょっとむかついた。
「なんだよ? 俺に何か用か?」
「いんや、いつも一緒にいる狐の姉ちゃんがいないからさ。振られたのかと思って慰めてやろうと思ったのさ」
「ぬかせ。また刹那呼ぶぞ」
「いいよ~。今度は返り討ちにしてやるから~」
 少年は強気な意見を言いのける。
 多分、いや絶対刹那のほうが力が上だろう。
 勇気と無謀は違うから、俺は一応少年を止めるようなことをサラッと言ってみても効果はなく、少年は俺の前を元気よく走って行った。
「やれやれ」
 ため息を吐きながら、俺は再び歩き出した。
 帰りに鼬のお姉さんが経営している小さな雑貨店で、油揚げを数袋買い家を目指した。
 歩くこと数分、俺は一軒の家も玄関に立ち止まる。
 目の前には見慣れてる俺の家………ではなく刹那の家。
「こんばんわー」
 しかし俺は人の家にも拘らず、まるで自分の家のように玄関の扉を開けた。
「おかえりなさぁい!」
 扉を開けた瞬間、家の奥から足音と共に制服姿のままの刹那がにっこり笑顔で出迎えた。
 何故俺がこの家に来たのか。
 理由は簡単だ、俺の両親が結婚記念日ということで旅行に出かけて1週間ほど帰ってこないから、刹那が、だったら家に来なよ、と笑顔で言ったので言葉に甘えたというわけだ。
 そして夕飯や風呂に入ったり、刹那達とくつろいだ後家に帰るという寸法だ。
「ご飯にする? お風呂にする? それともあたしにする? あたしは準備オッケーだよ♪」
「うるさい。パンツを脱ぐな、足をM字に開くな。だからって四つん這いにならんでいい、犬かお前は。こんなとこでやるわけないだろ」
「だって、あたしはもう我慢できないの! 無理やりでもやる! 絶対やるの!」
 刹那は然も当然のようにパンツを脱ぎ、M字脚や四つん這いになり積極的に求めてきた。
 これもまぁ、いつもの事なので家の奥に買っておいた油揚げを投げると、刹那は真紅の瞳を輝かせ犬のように油揚げを追いかけていく。
「……やれやれ」
 廊下の奥で生の油揚げを食べている刹那を見て、改めて単純な奴と思いつつ靴を脱ぐと奥から更に刹那の双子の弟、静那(しずな)が現れた。
 黒髪で、刹那と同じ尻尾を生やした無口な野郎は、俺の姿を見るとボソッと、おかえり、というだけでその名のとおり静かに居間の戸を開け消えていった。
 その奥を、中学生で静那の彼女が笑顔でお辞儀をし後に続いた。
 俺も油揚げ食ってる刹那を放っておいて居間へと入っていった。
「おかえり、双馬」
「あ、こんばんわ久遠さん」
「ご飯までには、まだ時間がある。先に、お風呂に入ってきなさい」
 居間に入ると、台所から刹那や静那の母狐、久遠さんがエプロン姿で出迎える。
 俺の母親なんぞより数段綺麗な笑顔で、俺が毎日教えている人語講座により少し上達した口調で言うと再び台所へと戻っていった。
 静名とその彼女は既にイチャついてるし、刹那は油揚げに夢中。
 俺は何となく居心地が悪くなって、久遠さんの言うとおり風呂に入ることにした。


「ふぃーー」
 ざぶんという音とオヤジ臭い俺の声と共に、浴槽のお湯が流れ出た。
 疲れた体だったので相当効く風呂、かなり気持ちいいです。
 頭にタオルを乗せ、鼻歌と歌いながら一日の疲れを流していた。
 その時だ。
「ねー、いる?」
「ん? 刹那か? 何か用か? 油揚げなら鞄の中に入ってる」
「そんなんじゃないよぉ! ねー、あたしも入っていい?」
「は? まぁ、別にいいけど」
 扉越しに刹那の気配がし、予想通り刹那が声をかけてきた。
 刹那の要望に、俺は答えると刹那は大層嬉しそうに声を上げ、そのまま浴室に入ってきた。
 刹那は全裸だった。大きく2本の尻尾がゆらゆらと揺れている。
 だが俺は動揺しない。
 刹那の裸など、もう毎日見ているから見慣れしてしまったいて、それ以前に胸もそんなに無いし。
 しかし体は正直で、俺の分身は見事に硬くなっていた。
「どしたの?」
「いや、何でもない」
「そう。だったら一緒に体洗おう♪」
「へいへい」
 刹那は浴槽に浸かっている俺を引っ張りあげた。
 慌てて頭のタオルを下半身に巻きつけ、俺は浴槽から出ると刹那は俺に背を向けた状態で座った。
「じゃ、あたしから洗って? まずは頭ね」
「分かったよ」
 風呂桶にお湯を溜め、数回刹那の頭からお湯をかける。
 その後、手にシャンプーを垂らし泡立てて刹那の頭を洗ってやった。
 刹那の黄金色の髪の毛が見る見るうちに白い泡だらけになっていく。
「くすぐったい~♪」
「目ぇ開けるなよ」
「わかってるよぉ。あ、もう少し優しくぅ」
「はいよ………ん?」
 刹那と他愛の無い会話をしていた時、俺は気づいた。
 彼女の頭に狐らしき動物の耳がある。
「………なぁ刹那? この耳……」
「え? あたしの耳だけど?」
「お前の耳って、こんなだったのか?」
「何? 気づかなかったの? あ、まぁ仕方ないか。普段は隠してるし」
「なるほど」
 本人にこの耳のことを聞いてみると、やっぱり刹那のものらしい。
 刹那や静那は人間と狐、正しくは妖狐らしいけど、そのハーフなので当然と言えば当然だろう。
 まぁ、狐耳なんて可愛いし、別に気にもしないので俺はその耳も軽く撫でてやった。
「ひゃんっ!」
 するとどうだろうか。
 刹那が少し甘ったるい声を上げたではないか。
 何だかその反応が面白くなって、俺はお湯で刹那の頭の泡を洗い流すと、狐の両耳を摘んだり軽く舐めたり噛んだりしてみた。
「ひぅっ! やッ……あっん……ち、ちょっとぉ」
 尻尾や体を硬直させて、俺に耳をいじられている刹那は、まるで秘所でも弄られているかのように甘い声を上げた。
「はははははははは! 悪い悪い」
「も~!」
 俺は笑って行為を止めると、刹那は頬を膨らませ少し睨んでこちらを見る。
 そして体を反転させると、いきなり俺に飛びついて押し倒してきた。
 不意打ちを食らい、俺は呆気なく刹那に乗られ、起き上がろうとしても両肩を掴まれ起き上がれない。
 いつものパターンだとやられてしまう、力は圧倒的に向こうが上なので抵抗しても無駄。
 そう考えると俺はもう諦め、それを感じ取ったんだろう、刹那はさっきまでの無邪気な笑顔とは違う妖しい笑みを浮かべて見下ろしていた。
「くふふ……今度はあたしが洗う番だよ」
「そうかい」
「随分大人しいねぇ、諦めた? まぁいいや、そーまのコレで、あたしの中をゴシゴシ洗ってもらうから、覚悟してね♪」
「ぅっ……!」
 刹那は妖しく笑いながらそう言うと、俺の分身に泡立てたボディシャンプーを塗り、自分の秘所にあてがうと一気に腰を沈めた……。


「随分、長風呂だな?」
「えぇまぁ」
 何十分経ったか分からないが、相当長い時間風呂に入っていたの確実で頭が少しくらくらする。
 風呂上りの牛乳を飲みながら、俺と刹那は久遠さんに苦笑した。
 居間では既に夕飯の準備が整っており、静那やその彼女、久遠さんが座って待っていたらしく俺達が来たことで食べることになった。
 ちなみに久遠さんの旦那さんは、今仕事でどこか遠くに行っているらしい。
「今日は、私が獲ってきた魚だ」
 ちゃぶ台の前に座ると、味噌汁、ご飯、漬物に美味しそうな焼き魚があった。
 魚は久遠さんが狐モードで獲ってきたものらしく、俺達はさっそく食べ始めた。
 そしてここでようやく、俺は聞くことができた。
「久遠さん?」
「ん? どうした?」
「久遠さんの尻尾って、4本でしたっけ?」
「ん? これか? 最近、増えたんだ。妖狐は、力が強まると、尻尾が増える」
「なるほど」
 俺が聞いたことは久遠さんの尻尾。
 いつの間にか、2本から4本に増えていて、今気づいたらしく刹那達も驚いていた。
 久遠さん自身は、今気づいたのかよと言わんばかりの表情だった。
 そして夕飯の後も、詩音さんという9本の狐の尻尾を生やしたお姉さんが加わり俺は楽しい時間を過ごした。
「んじゃ、俺帰るから」
「うん! また明日!」
「あぁ、それじゃあな」
 そして時間も遅くなり、俺は自宅に帰る。
 世の中物騒であり、家を一日中空けとくわけにもいかない。静那の彼女は泊まるみたいだけど。
 鞄を持ち、靴を履くと刹那が笑顔で見送った。
 俺も笑顔で手を振り家へと目指した。
「さてと……」
 そしてここから俺の勝負は始まり、俺は気合を入れた。
 何せ、今日の月は満月……色は赤、だからだ……。


「はぁ……はぁ……」
 今夜は赤い満月。
 赤い月が出ている日は、刹那をはじめ、あの狐親子は発情すると旦那さんから聞いた。
 何故だかはわからないが、満月に近づけば近づくほど発情は高まり、満月には殆ど理性もなく野生に近くなるらしい。
 そんな赤い満月が照らす夜中の田んぼ道を、俺は全力疾走に近い速さで走っていた。
 親が心配するとかじゃない、ただ俺の身の安全の為さっさと家に帰りたいだけ。
 小さな街灯と赤い満月だけが照らし、辺りは数メートル先もほとんど見えない状態だが、刹那の家から家まではほぼ一本道。
 歩けば20分、走れば12分くらいで着くことができる距離だ。
「はぁ……っ……来たな」
 丁度半分くらい来た地点、例の古いお堂へと続く山道の前に着いたとき、ザッという草を踏んだ音と共に何かの気配を感じた。
 それは足音で、俺は気にせず走り俺の後ろからはドンドン何かが近づいてきていた。
 そしてそれは俺の前まで跳び、ゆっくりとその姿を現した。
「刹那か、もう追いついたのか」
「………」
 丁度街灯の明かりが照らされている所に、大型犬より少し大きめな狐。
 黄金色の体毛に2本の尻尾、そいつは刹那のもうひとつの姿だ。
 真紅の瞳を妖しく光らせ、ジッとこちらを見ている。
 何かの欲に支配されたような瞳は、俺を獲物としか見えていないように感じる。
「……」
 ジリジリと徐々に俺へとの距離を縮めていく刹那は、今にも俺に飛び掛りそうだ。
 例えれば、俺は肉食動物に捕食されそうな草食動物といったところだろう、
 しかし俺もただ食われるわけにはいかない。
 俺はゆっくりと鞄の中に手をいれ、対刹那用の兵器を取り出そうとするが、その前に刹那は俺に飛び掛ってくる。
 そのまま押し倒され、背中を強く打ち付けて痛みが走るものの、俺は鞄から対刹那用兵器、油揚げを取り出すと遠くへ放り投げた。
 するとどうだろうか。
 刹那は夕方のように、2本の尻尾を振りながら油揚げの方へ跳んでいったではないか。
「よしっ。いつまでもヤラれっぱなしと思うなよ」
 起き上がり、少し服が乱れたけど気にせず走り出した俺。
 微妙な勝利感を感じていたが、それも一瞬で終わった。
「……っ」
 刹那とは別の気配と視線を感じた時、俺は何か大きな力に圧し掛かられ再び背中に痛みを感じた。
 刹那よりも重い感触に苦しく感じ、ゆっくりと目を開けると、そこには刹那と同じ黄金色の体毛、真紅の瞳を輝かせている刹那よりもさらに大きい狐が俺の上に乗っていた。
 起き上がろうとするも、前足で両肩を押さえられ、爪が食い込んで痛みが走った。
 その時にこの狐の尻尾が見えた………4本あった。
 この狐は、久遠さんだ。


「ハッ……ハッ……」
 久遠さんの息は荒く、舌を出しながら数回俺の頬を舐め上げた。
 舌の感触に、思わず体を震わせ目を瞑っていると、俺の方を押さえている前足の感触が、動物的なものから人間の手の感触に変わっていくのを感じた。
 俺の顔を嘗め回している舌も人間の舌の感触に変わり、ゆっくりと顔を上げて見ると、さっきまで優しげな笑顔で俺を見ていた久遠さんが、全裸で俺をジッと見つめていた。
「く、久遠さん! ちょっ、んんんッ!」
 いきなり口を塞がれ、久遠さんは俺の口の中を嘗め回してくる。
 ジタバタと暴れてみても、刹那以上の力で押さえつけられ、制服は音を立てて破れていく。
 次第に、いきなり口を塞がれ呼吸も間々ならなかった俺は、酸素不足により頭がクラクラし始めた。
「んッ……っく……や、やめッ!」
 これはヤバイ、死ぬ、薄れていく意識の中で僅かにそう感じ、俺は全力を持って久遠さんの顔を引き離した。
 しかし、また両肩を押さえられて押し倒され、今度は首や露出した上半身を音を立てて久遠さんは舐め始める。
 何とか払い除けようとするも、キッと睨まれた。
 抵抗すれば殺すと言わんばかりの視線に、俺は身を震わせて抵抗力が一気に無くなった気がした。
「ふッ……んッ……ちゅッ……!」
「くっ」
「ハァ……ハァ……」
 舌の生暖かい感触が体中に伝わり、それは徐々に下半身へと移動していった。
 俺のペニスはもう完全に硬くなっていてとても痛い。
 そして久遠さんの舌が、ペニス部分に到達すると久遠さんは上半身の制服同様、ビリビリと音を立ててズボンを引き裂いていった。
「ぅっ……」
「フゥ……っ♪」
 切り裂かれ破られたズボンは無残な姿になって、俺はほぼ裸に近い状態にさせられた。
 完全に硬くなったペニスを久遠さんは真紅の瞳をトロ~ンとさせ、性欲に支配されてしまったようだった。
「ハァ……んぐッ! じゅぶッ……んんぐッ!」
「くぁっ……く、久遠さん?!」
 そして久遠さんはまるでアイスを食べる子供のようにペニスを咥えこむ。
 片手で根元を掴み、舌で嘗め回し亀頭から出る液を音を立てて飲んでいく。
「じゅぶッ……じゅぶッ、んはッ……ぴちゅッ……」
 久遠さんはペニスを口から離し、竿や玉をも嘗め回した。
 久遠さんはペニスを舐めるのに夢中のようだったので、上半身を起こそうとしたが片手で押し戻され、久遠さんが再びペニスを深く咥えた瞬間、俺は絶頂を迎えた。
「んんんんッ! ……んくっ……んくっ」
 久遠さんの口の中に俺の精子が流れ込む音が聞こえた。
 一瞬目の前が真っ白になり頭の中がスパークする中、久遠さんは美味しそうに喉を鳴らして飲んでいく。
 やがて射精が終わりが、久遠さんは休むことなくまたペニスに舌を絡ませ頭を上下させた。
 射精したてのペニスは敏感になり、久遠さんが数往復させるころには完全に硬くなっていた。
「んじゅッ……はぁ………んッ!」
「え? ちょっ……!」
 硬くなったペニスを片手で固定し、久遠さんは体を起こすと俺の上に跨ぐと自分の秘所にあてがう。
 久遠さんの秘所は発情のせいか、既にぐっちょり濡れていてヒクヒクと動いている。
 相手は人妻、流石にマズイと思い止めようとするも、久遠さんが腰を沈めペニスを受け入れたのが先だった。


「はッあああぁぁ……ッ! ああッ……ひあッん……ッ!」
「ぐッ……ぅ」
 根元まで一気に咥え込み、久遠さんは叫びながら体を痙攣させた。
 入れただけで少しイッてしまったようで、膣内がかなり締め付ける。
 久遠さんは俺の肩に両手を置き、前かがみの姿勢になりながらイッたばかりだというのに腰を動かし始めた。
「はうんッ……はぁッ、はあんッ……くああぁッ!」
 結合部からはじゅぶじゅぶという音と久遠さんの喘ぎが響いていた。
 その喘ぎには人間性は感じられず、久遠さんはだらしなく笑みを浮かべながら開いている口から唾液を垂らし、野生動物の交尾のようにただ腰を動かし快感に酔いしれいているようだった。
 肉壁でペニスを締め付けながら擦り、普段クールとも言える久遠さんの淫らな姿に俺の興奮も高まっていき体が熱くなってきた。
「ああんッ……いッ……あぁッ!」
「く、くお……んんっ!」
 俺の脳裏に射精感がこみ上げてきた。
 その時、俺の口は再び塞がれた………久遠さんじゃない。
「んっ……んふぅッ」
 刹那だった。
 刹那が俺の口を自分の口で塞ぎ、口の中を嘗め回し俺の唾液を吸っていた。
 恐らく油揚げを食べ終えたんだろう、刹那の口内に舌を入れてみると油揚げの味がした。
「ひゃあんッ……はっ、はっ、んんッ……あッああッ!」
「んちゅッ……はあぁぁ……んじゅッ……ッ」
「くっぅぅ」
 上と下の穴を塞がれ、狐親子から送られる快感に俺の我慢は限界に達していた。
 せめて外で出そうとするも、両肩をはじめ上半身は刹那によって起き上がれることができず腕も動かないのでどうすることもできない。
「かあぁッ……あッん……ふあああああぁぁぁぁぁッ!!」
「んんっ……じゅるるるぅぅッ!」
「んぁっ!」
 そして、刹那が俺の唾液を吸い取り、久遠さんが絶叫した瞬間、膣内は一気に締め付けを増した。
 どうやらイッたようで、その締め付けに耐えられず俺も2度目の射精をし、久遠さんの膣内を精子で汚していった。
 久遠さんは体を震わせ、しばらく静止した状態で、俺も体を痙攣させていたが刹那が尚も口の中を刺激してくるから、またペニスが硬くなり始めたのを感じた。
 自分の絶倫さに驚きつつも刹那の刺激に身を震わせていると、刹那は口を離し久遠さんと同じように上半身を嘗め回していく。
 久遠さんはペニスを抜き、まるで娘に譲るように退くと、刹那はペニスを数回舐める。
 そして久遠さん同様、俺の上に跨ぎ下の口でペニスを咥えこみ腰を沈めた。
「――――ッ! ひゃッ……はんッ……ひゃうぅんッ!」
「ぐっ……んんっ」
 入れた瞬間、刹那は声が出なかったようだけど直に喘ぎ声を響かせた。
 刹那の膣内は、久遠さんとは違う締め付けで、刹那も前かがみになり腰を動かす。
 俺も久遠さんに再び口を塞がれ声が出ず、舌を絡められ唾液を交換させられる。
 そしてここで俺は3度目の射精をし、精子を刹那の膣内に流し込んだ。
「んんんあぁッ!! はッ、んあッ、あうぅぅんッ!」
 刹那も射精を感じ取って、少し動きを止めるも直に腰を動かし始め、ペニスは射精しながらも硬くなっていった。
「んッ……はあぁ………ぴちゃ、ぴちゃっ」
 久遠さんは口を離し、体を移動させると結合部に顔を近づけ、結合部から溢れ出ている俺の精子と刹那の液が混じった液を舐め取っていた。
 俺の思考もだんだん麻痺していき、腰を動かし刹那を突き上げ、刹那も腰を動かすのを激しくしていった。
 そして俺と刹那は同時にイッて、俺は4度目の射精をする。
 こうして、俺は刹那と久遠さんの膣内に精子を放出してった……何度も、何度も……。


「……ぅ……う、ん……」
 気がつくと、俺はどこかの部屋で眠っていた。
 日差しが当たり眩しくて、外では雀と烏が鳴いている声が聞こえた。
 見慣れない部屋だけど、それより自分の状態に驚いた。
「な、なんだこれ!?」
 ロープか何かで上半身と、両足首が縛られて身動きが取れない。
 突然のことに動揺して、俺はジタバタと暴れていると部屋の戸が静かに開いた。
 そこには、雑貨屋の俺より小柄のお姉さんが妖しい笑顔で立っていた。
「あ、あんた……」
「あんたじゃない! 華蓮だよ、か・れ・ん!」
「そ、そうだったな」
「まったく、いい加減に人の名前覚えなよ」
「イタチのくせに」
「口答えしたのはこの口かぁ?」
「す、すみませんでした。そこを蹴るのだけはやめてください華蓮さん」
「それでいいの♪」
 雑貨屋のお姉さん、華蓮は鼬で尻から茶色い尻尾が生えている。
 俺の側まで寄るといきなり露出したままのペニスを踏みつけてきた……かなり痛い。
 このままじゃある意味死ぬから、敬語で謝ると華蓮は笑顔を見せて踏むのをやめその場に胡坐で座る。
 いつも店で会う時とは大分違う華蓮の印象に、俺は困惑しながらも色々と聞いてみた。
「華蓮。とりあえず、俺が何でここにいるのか教えてほしいんだけど? 久遠さんと刹那は? つか、何故に俺縛られてる?」
「そんないっぺんに聞かれてもボク困っちゃうなぁ。なに、昨日夜歩いてたら、赤満月で発情してた狐親子に襲われてる君がいたから、催涙スプレーで助けてあげたのさ」
「なるほど………って! 久遠さんと刹那は!?」
「あぁ、あの二人ならちゃんと家に送っといたから安心しなよ」
 華蓮はまず昨日の夜の事を話した。
 思い出してみると、確かに最後の方は記憶が曖昧でよく思い出せない。
 何回あの親子とヤッたのか思い出せず、刹那はともかく人妻の久遠さんとまたヤッちまった事に罪悪感的なものを感じ、またしばらく旦那さんの言いなりになるのかと思うと頭痛がしてくる。
 それでも、二人は家にいることに安心していると、俺はもう一つの本題を切り出す。
「んで? 何で俺は縛られてるわけ?」
「分からないの?」
「分からないから聞いてるの」
「あっそ。なら、こうすれば分かるでしょ?」
「な、何を……うぁっ!」
 俺は自分が縛られていることを聞くと、華蓮は首をかしげた後、妖しく笑って体を動かしペニスを舐めてきた。
 朝勃ち現象により、硬くなっていたペニスから再び快感が来ると、華蓮はペロペロと舌で舐めていった。
「ちょっ! 何するんだよ!」
「なにって……フェラだよ?」
「だから、なんでそんな事!」
「いやさ……ボクって普段は大人しくて優しいお姉さんで通ってるんだけどさ。これがまたストレスが溜まるのさ」
「は?」
 このイタチはいきなり何を言い出すんでしょうか?
「最近交尾もさっぱりでねぇ。それで昨日野犬でも襲いに行こうかなぁって思ってたら、丁度よくおチンチンが♪」
「……」
「まぁ、双馬君が寝てる間にヤッちゃっても良かったんだけど、夜這いはなんかなぁって思って起きるまで待ってたというわけさ。お分かり?」
「………ようは俺を性処理の道具にすると?」
「人聞きの悪いこと言わないでよ。その代わりボクの本性見せてあげてるんだし、気持ちよくなれるんだしいいじゃん。はい、これでお話終わり! んんッ!」
「っく……ちょっと……」
 華蓮は再びペニスを舐め始め、次第にしゃぶり始める。
 話を聞くに、ようはこいつは欲求不満で今まで猫を被っていたという事らしい。
 そして、自分の本性を見せる代わりに自分の性欲を満たさせろというのだ……何とも都合のいいというか自分勝手というか。
 そう思っても体は正直で、ざらついた舌の快感に身を震わせていた。
「んじゅッ……じゅぷ、じゅぷッ……んふふ、やっぱり人間のおチンチンはいいなぁ、ふふ。んぐッ、ぴちゅぴちゅ……近くのおじさんのより若いしねぇ……」
「おま、え……んっ」
「我慢しなくてもいいんだよ? んッ……ちゅるッ、まだ開店前だから、ここにはボクと双馬君しかいないしねぇ……」
 華蓮はペニスを咥えながら妖しく微笑んでいた。
 絶対出さない! と思ってもだんだんと射精感がこみ上げていき俺は体を硬直させて我慢していた。
「んっく………むぐっ!」
「そんなに我慢するなら、ボクのも舐めてぇ」


 その時、華蓮が俺の顔に自分の秘所を押し付けてきた。
 華蓮の秘所はすでに濡れていて、華蓮の液が俺の頬を伝い垂れてきた。
「ちゅぶッ……は、早く舐めてぇ」
「………」
 華蓮は何かを強請るように腰をクネクネと動かす。
 最初は我慢していたが、だんだんとウザくなってきたので濡れている秘所に舌で舐めてみた。
「はあんッ! んんッ……ちゅるるッ」
 舐めてみた瞬間、華蓮の体はビクッとなる。
 普段、刹那達に襲われる形ばっかりの俺はこういった行為を知らないのでよく分からなかったが、とりあえず適当に舐めていく。
 正直、華蓮の秘所から出る液は変な味がするが、部屋にはお互いの性器を舐めあう音だけがしばらく流れていた。
「んはあぁッ……そ、そうまくん、うまぁい……ボク、イッちゃッ……イッちゃうよぉぉ!」
「うおっ!!」
 そして、華蓮の体が痙攣し始めたと思ったら、華蓮の叫びと共に秘所から大量の液が噴出して俺の顔に降りかかった。
 しばらく体を痙攣させる華蓮は、ゆっくりと退くと俺の顔を見て苦笑する。
「……おい」
「あ、あはは、ごめん。双馬くんの舌気持ちよくってつい……」
「別にいい。イッたんだしもう十分だろ、早く縄を解いて……」
「駄目だよ♪ 今度は入れるんだから」
 華蓮は笑いながらペニスの根元をギュッと握り、かなり濡れている秘所にあてがうと一気に腰を沈めた。
 ペニスを受け入れた瞬間、華蓮は笑みを浮かべ腰を動かし始めた。
 口とは違う快感に身を震わせ、俺はただ快感に耐えているしかない。
「う、動くね……んッ、ああぁッ!」
 華蓮の膣内はペニスをギュッと締め付け、肉壁はウネウネと動いているようでペニスを擦っていく。
 華蓮の口はだらしなく開かれ唾液が一筋流れていた。
 結合部からはぐちょぐちょと卑猥な音が流れ、俺の脳裏には早くも射精感がこみ上げてきた。
「ひゃあッ……はんッ、き、きもち、いいッ……久しぶりのおチンチンッ、やっぱり、いいなぁ……んあんッ!」
「ぐっ……もう……やばい」
「出すの? あんッ……せーしボクの中にッ……出しちゃうの? あひゃんッ……いいよ、たくさん、出してぇぇ……ッ!!」
「くっ……ぁぁッ!」
 前かがみになり、華蓮はいっそう激しく腰を動かすと、俺の我慢は限界に達した。
 華蓮の膣内で勢いよく流れる精子を、華蓮も満足そうに笑みを浮かべて受けていた。
 しばらく射精は続き、射精が終わっても華蓮はペニスを引き抜こうとはしなく再び腰を動かし始めた。
 この時点で悟った、今日はしばらく帰れないと……。
「あふんッ……気持ちよかったぁ♪ でも、まだまだだね。今日は、あぁッ、臨時休業にしないと、あぅんッ……今日は、一日ボクと一緒だよぉ……あひゃんッ!!」
 この後も、俺と華蓮の交わりは続き、俺は華蓮の中に何度も精子をぶつけていった……。


―終―