「うっ……う~~~~んっ!」
 とある日の午後、薄暗い部屋の中で胡坐で座り大きな伸びをする男が一人。
 名前、飛鳥 秦(あすか しん)。
 一人暮らしの貧乏大学生で、たった今PCにて講義のレポートを書き終えたところである。
「よし、後は送……」
 そしてさっそく何時間にも渡る努力の結晶を、早速送信しようとした秦。
 しかし、彼がレポートの入ったメールを送信トレイに移動させようとした瞬間、PCの画面はプツンと音を立て暗くなる。
「……」
 目の前が真っ白になった、何も考えたくなかった。
 そんな思考が支配する中、秦は状況を確認―PC自体には問題は何一つない。
 原因は、電源部分にあった。
「にゃあ?」
「にゃあ? じゃねぇぇぇぇだろぉぉぉぉぉぉ!!!」
 部屋に秦の怒りの叫びが響き渡る。
 PCの電源部分には白銀の体毛の一匹の猫がおり、前足でPCの電源を引っこ抜いていた。
 猫の名前は、夜天(やてん)。一人暮らしの秦にとっては唯一の家族のような存在。
 夜天は何事もなかったように真紅の瞳を輝かせて鳴くが、秦の叫びを聞くとムスッとした表情になる。
「うるさい。秦が私を無視するのが悪い」
 何の反省の色と見せない夜天。
 秦の怒りはますます増すばかりだが、夜天はまるで怯んでいない様子。
「さっきから私が秦と遊んでやろうとしていたのに、秦は呪われたようにカタカタカタカタカタカタカタカタ。私が呪いを解いてやったんだ、ありがたく思ってさぁ私と遊べ」
「うるさいうるさい! なぁにが呪いだこの化け猫がぁ! 俺の一週間返せ……ひっく、返せよぉ……」
 ついには怒りを通り越し泣き出した秦。
 その秦を、夜天は少し困惑の表情を浮かべるが泣いている秦の肩の上に乗ると、長い尻尾で秦の頭や頬を撫で回す。
「元気を出せ秦。涙を流すな男だろ? そして猫じゃらしを手に取れ、私と遊、にゃ? 何をする秦?」
 優しげな口調で秦の耳元で囁く夜天。
 秦はそのまま黙って夜天の首を掴むと、夜天は困惑の表情を浮かべた。
 夜天の言葉を無視しながら部屋の扉を開ける秦は、そのまま夜天を放り投げ扉をバタンと音を立て閉めた。
 突然のことに驚き、木製の扉を引っ掻きながら叫ぶ夜天。
「な、何をする秦! 開けろ! 一体どうしたと言うんだ!」
「うるさい出てけ! お前なんか顔も見たくない!」
 木が爪で引っかかれる音がする中、秦はただそう言い残し部屋で敷きっぱなしの布団の中に入り耳を塞ぎ不貞寝する。
 夜天はしばらく扉を引っ掻いていたが、その音も時期におさまっていった。


「……ぅん……ん~……んん!?」
 数時間経ち、一週間ろくに寝ておらず爆睡していた秦はゆっくりと目を開けると、自分の両手両足が動かないことに気づいた。
 しかも全裸で体にガムテープでぐるんぐるん巻きにされており、口にもガムテープが張られている為喋らずにいた。
 そしてもう一つ、自分の上に何かが乗っているのが分かり腹部に重さを感じた。
「ようやく起きたか秦……」
「んー! んー!(お前! 夜天!!)」
 秦の上に誰かが乗っていた。
 白い肌、腰まである白銀の長い髪、真紅の瞳が光り頭に猫耳がある全裸の少女が、秦の腹の上に跨いでいて妖しく笑っている
 その正体は、秦が追い出したはずの夜天であり、秦は驚愕の声を上げるも口が封じられている為その声は夜天には届かずにいた。
「どうした? 何か言いたい事でもあるのか秦」
 夜天は秦の口に張ってあるテープをゆっくりと剥がした。
 秦の口の周りは少し赤くなっているが、秦は気にせず口を開ける。
「な、何やってんだお前! 大体、どうやって入った!!」
「窓から。秦は無用心だ」
「なっ! で、出てけって言っただろ!」
「私は、秦のそばを離れる気は毛頭ないから安心しろ?」
「安心できねー!!」
 口が開放された瞬間、秦の怒鳴り声が再び部屋に響き渡る。
 しかし夜天は気にせず然も当然のように言うと、秦はバタバタと体を揺らし暴れ始める。
 そんな秦を鎮めるように、夜天は秦の顔を両手で固定し自分の口を押さえつけた。
「ッ!」
 動揺する秦の口内に舌を入れる夜天。
 秦の体は硬直し、夜天は秦の口内をしばらく嘗め回すと、ゆっくりを口を離し笑みを浮かべた。
「ようやく大人しくなったな」
「な、何するんだよ!」
「今からしてやろうと言うんだ、ありがたく思え。それに、随分久しいだろう?」
 体が動かない以上、夜天を睨むしかない秦。
 しかし夜天は臆することなく秦の頬や耳、唇を嘗めながら妖艶な笑みを浮かべた。
 顔に伝わる舌の感触に秦の思考は徐々に麻痺していき、秦の肉棒は夜天の言うことに反応するように大きくなっていく。
「ぴちゅッ……ふふっ、体は正直だなぁ、ん?」
「う、うるさい」
「まだ立場が分かっていないようだが、まぁいい。ずっと無視された分、たっぷり秦で遊んでやるから覚悟しろ」
 夜天は再び秦の口に自分の口を押し当てる。
 それと同時に、夜天の長く柔軟な尻尾が既に完全覚醒している秦の肉棒に巻きつき、ゆっくりと上下に動き肉棒をしごき始めた。


「ッ……んっく……んんっ!」
「んふふ……ぴちゅ……」
 肉棒から送られる快感に秦の体はビクンと跳ね上がり、夜天は楽しそうに笑みを浮かべながら秦の口内をたっぷりを味わう。
 亀頭からは透明液が溢れ、夜天の尻尾を濡らすと同時に滑りもよくなり、尻尾のしごきをよりスムーズにさせていた。
 そのうち夜天自身も、自らの指で濡れ始めている秘所をいじり始める。
「んんッ……はぁ……ぁっんあッ!」
 甘い声を上げながら秦の口内に舌を絡ませ、秦の唾液を飲んでいく夜天。
 部屋にはクチュクチュと卑猥な音が流れ、秦の脳裏に射精感がこみ上げ、肉棒も大きくなっていく。
 すると夜天は尻尾の動きを止め、秦の口を解放し全ての行為を中断させる。
 射精を寸止めされ、秦は困惑の表情と共に、早く出してくれと言わんばかりの表情を浮かべると夜天はニヤッと笑う。
「どうした秦?」
「い、いや、その」
「出したいか? 白く汚らわしい液を出したいのか?」
「……」
 夜天が囁くように言うと、秦はしばらく黙っていたがやがて静かに頷いた。
 秦の精神が夜天から送られる快感に負けた瞬間だった。
「なら、どこに出したいか言ってみろ」
「え?」
「どうした? それともこのまま無様に宙へ放出するか?」
 肉棒が衰えないよう、ゆっくり尻尾でしごきながら夜天は秦に問いかける。
 この時の秦に、もはや抵抗する意思は無かった。
「夜天、お前の中に」
「そうか、よく言えたな秦。なら、望みどおりにしてやる」
 秦が呟く言うと、夜天はその言葉を待っていたかのように微笑むと、肉棒を片手に持ち十分濡れいている秘所にあてがう。
「ではいくぞ………んッはああああぁぁッ!!」
「ぐっ!」
 そして真の胸に両手を置き、前かがみになり一気に腰を沈める。
 久々の肉棒の感触に夜天は入れただけで絶頂し、身体を痙攣させる。
 絶頂した事で夜天の膣内はきついのが更にきつく締め付け、秦は体に流れる快感に身を震わせた。
「や、夜天……もうイッたのか?」
「ひ、久々……だったからな。大きくて……とても好い」
 しばらく絶頂の快感に浸っていた夜天は、秦に満足そうな笑みを見せると、腰を上下に動かし始めた。
「ああッ……にゃッ……ああんッ!」
 ジュプジュプと水気のある卑猥な音が部屋内に響き、秦と夜天の興奮も増していく。
「きもひい……ひゃうんッ……ふあッあぁッ!」
 既に快楽に支配された夜天はただ腰を動かし甘く喘いでいる。
 その内、単純な上下運動から前後運動や回転運動になっていき、秦の我慢は呆気なく切れた。
「夜天……もう出る」
「は、やいな……ひあッ……なら、出すがいい」
「んッ……くぁッ!」
 秦が絶頂を訴えると、夜天は一層激しく腰を動かし、秦が低い声を出した直後夜天の膣内に秦の精が放出された。
「んんッ……熱ッ! たくさん……ッ!」
 結合部からはビュクビュクと音が鳴り、勢いよく放出された精液は夜天の膣内に収まりきれず、夜天の愛液と混じり布団を汚す。
 膣内の奥の精液の感覚に、だらしなく口を開き唾液を垂らしながら夜天は体を痙攣させ感じていた。
 長い時間続いた射精は納まり、夜天は秦と繋がったまま笑みを浮かべて秦を見下ろしている。
「ふふっ、孕んでしまいそうだったぞ? それに相当溜まっていたようだな、すぐに硬くなった」
「ま、まだやるのか?」
「当たり前だ。一週間我慢された私の身にもなれ」
「で、でも俺、レポートまた書かなけりゃならんし、真由(まゆ)との約束も」
「あのような女など放っておけ。何を言おうが秦は私のものだ、全て私の膣内で出させてやるから覚悟しろ。んく……ッ!」
 秦は我に返って、消されたレポートの事や大学の友達との約束の事を訴えるも、勿論夜天は聞き入れない。
 そして秦の思考は、夜天が再び腰を振り出したことによって再び麻痺することになる。
 秦はその後も、夜天の膣内に精を放出していったのだった……。









 数ヵ月後……。
「秦見ろ。元気な女の子の双子だ」
「……………………うわああああああああああああああ!! やっちまったぁぁぁあああぁぁぁ!!!」
「ほーら、たくさん飲め。大きくなるのだぞ~」
 見事猫耳娘が生まれ、2児のお父さんとなりましたとさ。


―終わり―