駅から徒歩15分、間取りは4DKの木造二階建ての中古物件
良くも悪くも中古。そんな家に僕は一人で住んでいる。


季節は秋だというのに屋根を叩く雨は相変わらずであり
この古い家は雨音さえ目覚ましに変える事を思い出させる。
僕は畳に横になったまま時計の針を見る。
大学の講義が始まる時間まで後30分と言う所である。
「今日は・・・」
休もう。そう決めた。正確には今日”も”決めたのだが―――――



大学進学と共に上京し、一人暮らしをするにあたって部屋を探していた僕に
ふって沸いたような好条件の物件、それが今の家である。
好条件といっても、一軒家である事、家賃がとてもとても安い事を除けば
取り分け並以下の中古物件であったが、学生という身分に置いて
後者は即決するに十分なプラス要素だった。

そして、夢にまで見た心躍る大学生活をスタートさせたのだが・・・・
現実は厳しかった。目まぐるしく変わる日常と、洗練された都会の同回生達

僕は完全に出鼻を挫かれた。最初のうちは真面目に講義に出席していたのだが
だんだん馬鹿らしくなり、大学へ向かう足も遠のき今や高校生の頃に
貯めた金を切り崩しながら、この格安物件に寄宿ならぬ寄生している状態である。

トンッ トンッ トンッ

玄関の戸を軽く叩く音がした。僕は例によって居留守を使う。
しかし、戸を叩く音は鳴り止まず雨音とセッションをするが如く
僕の快眠を阻害した。僕は布団を跳ね除けると一足とびに玄関まで駆け
勢いよく戸を開けた


予想に反し玄関には誰もおらず降り注ぐ雨だけが僕の視界に映った。
「帰ったのか・・・?」
そういった矢先である。僅かに開いた戸の隙間に向かって黒い塊が翼を広げ
侵入してきた。僕は突然眼前を横切った正体不明の生物に驚き奇声を発した。

尻餅をついた僕は侵入者の姿を見ようと目を凝らす。
「こうもり・・・こうもり!?」
こんな都心の街中に蝙蝠?玄関の天井をくるくると飛び回るそれは
明らかにTVなどでしか見たことの無い動物であった。

呆ける僕を尻目に蝙蝠はバタバタと家の奥へと飛び去ってしまう。
「っ!?」
僕は急いで立ち上がると開けっ放しの寝床に
進入させないように蝙蝠の後を追って廊下の角を曲がる。
だがそこには、蝙蝠の姿は無く羽音すらしなかった。

姿が見えない事で逆に不安が沸き起こる。といっても
この雨の中何が出来るわけでもないので結局僕は予期せぬ来客を
家に招いたまま惰眠をむさぼる事にした。

まごう事なきゆとり世代である自分ををひしひしと実感する・・・・



やがて雨も上がり夕日が僕の部屋に差し込み始めたようで
瞼越しに感じる強い光で二度目の目覚めをはたした。
今日も完全に大学をさぼり、何をするでもなく一日が終わる。

どこからか吹く風で僕は朝方に起きた小さな事件を思い出す。
「(そういえばあの蝙蝠はちゃんと出れたかな)」
開け放した窓は僕なりの気遣いであるが、来客がきちんと帰ったかは不明である。

寝れない。一日中寝ていると夜に目が冴える事は儘あるが
今日は別格の覚醒具合である。散歩にでも行こうか?
そんな事を考えていた直後、天井から異様な音がした

 ごとっ ごとっ どさ・・・ミシ・・ミシ・・・ミシ・・・

何者かが天井裏を這っている。
暗闇の中僕の心中に恐怖が広がる
最初に浮かんだのは勿論あの蝙蝠であったが、どうもおかしい
音がする範囲が大きすぎる。これはまるで

 ぎぃいいいいい・・・・・ガタン・・・・

言い忘れたがこの物件には屋根裏部屋というものがある。
僕の寝ている部屋の真上にあり、はしごを使って入る狭い収納部屋である。
現在その部屋を僕は使っておらず一度しか屋根裏部屋の入り口に当たる
戸を開けた事は無い。
しかし、今しがた僕の耳に響いた音は紛れもなく屋根裏部屋の戸の音だった。

 ぎぃ・・・ミシ・・・ミシ

暗闇に目を凝らし天井の屋根裏部屋用の戸口を見据える。
黒い塊が自分に向けて強い視線を向けていた。
僕は全身が汗ばむのを感じた。

”それ”はゆっくりとはしごを伝い降りて来た。
僕は金縛りにあったように全身が動かない。

”それ”は静かに僕の足元に立つ。僕を見る視線は一層強まる。

「わぁあああああああああ!?」
僕は絶叫すると寝床から飛び起き逃げ出さんと襖に手をかけた。

襖を勢いよく開けたはずの僕の見た光景は何故か天井であった。
何の事は無い、僕は仰向けに寝ている。いや正確には
仰向けに押し倒されている。

「騒ぐんじゃないよ。騒げば二度と日の目がおがめない体にするよ?」
まるで強盗か強姦魔の常套句であるが、その言葉を口にしたのは
僕と対して年の変わらない女である事が暗闇の中でも分かった。

ただし、背中から腕にかけて膜の如く巨大な翼をつけ赤い瞳を輝かせた
女を人間と見るかは判断しかねるが、こいつが先程の視線の正体である事は
間違いない。

「お前は・・・なんだ?」
暗闇で表情は良く読み取れないが、きっと笑っているのだろう。

「なんだとはいきなり失礼じゃないのさ?」
自分の立場が分かってないようだね、そう囁いた女の言葉で
僕が女にのしかかられた状態だと気づく。

「ふぅ・・怖くて声も出ないのかい?情けないね今度の住人は
 ほら、住まわしてやってんだからちったぁ抵抗するなりしてみな?」

「っ・・・すまわしてやる?すまわしてやるだって!?
ふざけるなッここは俺の家だぞ!?」

「途端に威勢が良くなったじゃないのさ?でも口のきき方には
 気をつけるんだね」
女の手が僕の股関に伸び握りつぶさんばかりの勢いで包み込む。
「うぁ!?・・・お、お前・・・」
抵抗してみろといったのはお前なのに――?。そんな考えがよぎった

「いいかいっ!この家はあんたら人間が明治って云ってた時代から姿を変えながら
 あたしの餌場として続いてきた場所なんだよ?たかだか二十そこらの餓鬼が
 自分の家だなんてほざくんじゃないよ」
「うぅ・・・ううう・・・ぐうううぅう」
僕の股関を握る手は一層強まり女の剣幕と相まって僕は失神寸前であった。

「わかっ・・わかった・・・だから・・・」
僕の一物を握りつぶさんとしていた女の手が緩み僕は全身の緊張を解く
だが、女は間髪いれず圧し掛かった姿勢のまま足で僕の一物を擦り出す。

「さて、立場の理解できた坊や。さっそく一仕事してもらうよ?」
「はぁ・・・・はぁ・・はぁ?・・・仕事?」

「あたしは今ものすごくお腹がすいてるのさ。誰かさんが逃げようとしたりして
 じらしたりするから・・・すごぉく、ね?」
その言葉を皮切りに女は僕を完全に『餌』として認識したようで
押し倒したままの姿勢から首筋に牙を突き立てた。

僕は一瞬何が起きたか理解できなかった。いや、今日は朝から理解できる事など
一つもなかったが―――――――――――――――――――――――

女は自らの牙で僕の皮膚を突き破り血を啜っていた。予想に反し鋭すぎる牙の為か
傷自体は大きくないようだが、血を啜られているというのに首筋からは痛みどころか
心地よい酩酊感ばかりが広がり”痛み”を伴わないこの行為に僕は戦慄した。

女は血を吸う間、いつの間にやら膨らんだ陰茎に自らの秘所を
僕の寝巻越しに擦りつけ、愉悦の表情で食事を愉しんでいた。
今更だが女は奇妙な翼を除いて、全裸である。
女の息遣いと甘い香りで僕の脳は薄靄に覆われていく気がした。

「――ぁああ・・・あんた、いけすかない奴の割に血は美味いじゃないの
 全部吸っちまうとこだったよ」
身を起こした女は口元に僅かに付いた鮮血をねぶりとると歓喜の声を上げた。

「・・お・・あ・・」
巧く言葉が出ない。どうやら、噛まれた時に伝わったのは酩酊感ばかりではなく
軽い痺れもあるようである。
「お、お前・・血を吸った・・・な・・」

「そんな驚くんじゃないよ。大して吸ってなんかないんだからさ。それに蝙蝠は
 血を吸う生き物だよ」
蝙蝠?蝙蝠・・・?何故蝙蝠という言葉が今出てくる?
「一体・・お前、はなんだ?」
か細く震える声で一番の疑問を口に出した。

「だから言ってるでしょ。あたしは蝙蝠だよ。
 ただ少し長生きしちまっただけの何の変哲も無い蝙蝠さ」
何の変哲も無い蝙蝠とは人間の姿にでもなれるとでもいうのか?
そんな筈が無い。しかし女の姿は様々な創作に出てくる淫魔という
悪魔の姿に酷使していた。すなわち”サキュバス”だ――――

ならば今朝僕が家に招きいれた蝙蝠こそが、現在僕を組み敷いている
魔性の生物の正体だというのだろうか?

「そんな、そんな事が・・・あるわけないっ」

「おやおや。そんなだらしない格好で随分いきり立つじゃないか
 まだ吸われたりないのかい?」
ゾっとするような声音で囁いた女は僕の服に手をかけると
鋭利な爪で僕の寝巻きを引き裂きだした。

「信じる信じないわ勝手さね・・・でも今アンタを生かすも殺すも
 あたし次第だって事くらいは頭の中に入れときな」

風を切るような音がしたかと思うと、僕の下半身を覆っていた服が
はらりと両脇に落ちるのを感じた。身に纏うものを全て女に剥がされた僕は
文字通り無防備そのものである。


「剥いたとたんに大人しくなったじゃないのさ・・・ココに自身でもないのかい?」
嘲笑混じりに女は僕の陰茎を鷲づかみにすると、ゆったりと上下に摩り出した。
「あぅ・・・ッ・・」

こんな非現実な状況下にも関わらず女の指に絡めとられた僕のものが
ギンギンに固くなったのを見計らって女は体を密着させてきた。
暗闇に浮かぶ女のシルエットは細く見えたが、僕の胸部でたわわに形を変えている
女の双丘は予想外に大きく柔らかいものだった。今まで触れた事も無かった
女の肌の匂いたつような艶かしさに僕は射精寸前となりつつあった。

「ふふ・・やっぱりなんだかんだで牡じゃないか。あたしの太股が”これ”に擦れるたんびに
 びくびくしてんじゃない?」

「・・・ぅ・・うるっさい・・・」
僕は顔がほでって行くのを感じた。自分が抵抗も出来ずいいように嬲られているのが
どうしようもなく恥ずかしかったのだ。

女は重ねていた肌を離すと突如翼を広げた。そして不意にパタパタと静かに
羽ばたかせたかと思うと自らの体を僅かに浮かせた。
「!?」
横になった僕の30センチ程上空でフワフワと浮かぶ女。
なんというか胸がすごい事になっている。重力に従い垂れる二つの球体は
ゆるい羽ばたきにあわせて揺れていた。
女は僕の視線を楽しむように、じょじょに体をそらせて行き僕の丁度
陰茎の上にその視線の対象が来る位置に飛行した。

女は両手を二つの巨大な双丘にあてがうと、そそり立つ僕のもの
に向かってそっと近づけていった。
25センチ、18センチ、6センチ・・・やげて僕の陰茎は女の
胸の先の突起に付着した。まるで鈴口をくすぐるかのような
弾力で女の胸は弾んだ。

「はぁ・・はぁ・・はぁ・・ちょっ・・まっ・・・」

口では拒絶の色を示していたが、僕の一物が女の胸の先端を擦りつけながら
乳房の表面を滑り、豊かな白い谷間に飲み込まれていく様に釘付けとなっていた。
やがて僕は空中に浮いた女の乳房にすっぽりと挟まれてしまっていた。

「泣きそうな顔してどうしたのさ?おっと、あんたの分身はもうさっきから
 泣きっぱなしだったねぇ・・・おつゆがこぉんなに出てるじゃないか」

カラカラと笑い声をあげる女。僕はただ挟まれているだけだというのに
陰茎を包む生暖かく柔らかい肉の刺激で尋常でない先走り汁を放ち
これはもう射精しているのではないかと錯覚するほどであった。

「ねぇ、あんた。ゲームしないかい?」
それどころではない状態だというのに、女は有無を言わさぬ剣幕である。
僕はかすかに顔を向けた。
「なに簡単さ。いまから10秒間あんたが射精しなかったらあんたの勝ち
 あたしは消えるよ。この家はあんたのもんさ。どうだいやるかい?」

「・・・ハァ・・・ハァ・・・どうせ、なに言ってもやるん・・・だろ?」

「分かってるじゃないか♪それじゃあ・・あたしが数えるよ。いーち」
気まぐれであろう。きっとこれは女の気まぐれで始まったお遊びだ。
だが、僕を侮るなよ

「にぃーい、さぁーん、しぃーい・・・ふふ頑張るじゃないのさ」
正直気が飛びそうである。女は何もしていない。ただその豊かな胸で
僕のものを包んでいるだけである。それでも僕が受ける快感は
凄まじかった。

「しぃーち、はぁーちぃ・・・」
あと2秒、あと2秒で僕は淫魔に勝つ。

「きゅぅーーーう・・・」
女が一瞬高い笑い声をあげた。それまで微動だにしなかった両手を
急に上下左右に動かしだしたのだ。勿論、乳房に包まれた僕の一物もろともに・・・

「っ・・あぁ!?」
一瞬だった、限界の限界まで堪えていた迸りは飛び出るという表現そのままに
噴出し女の胸と顔とにこれでもかと浴びせられた。

「あ~あ♪、あと一秒だったのにぃ。はい残念。あたしの勝ちだね」
射精直後、力の抜けかけた陰茎を精液塗れになった乳房でこねくり回しながら
女がけらけらと笑い呟いた。

「ひ・・卑怯・・だ・・ぞ・・こんな、の」
「何が卑怯なのさ?あたしが何か不正でもしたってのかい?」

直感した。卑怯も何もこれは彼女のただのお遊びに過ぎなかったのだ。
羽ばたきをしずめて、震える僕の身体にその柔らかな肢体を着地させ
淫靡な笑みを浮かべるこの悪魔の戯れだったのだ。

「さて、餌も静かになったことだし・・・そろそろ下のお口も空腹に
 耐えかねてきた所だからこっちの方にも頂戴な」

え?
生き物としてのヒエラルキーに衝撃を受けている最中だというのに
女は僕の上に跨る姿勢を見せたかと思うと、射精直後の萎びた一物に腰を近づけた。

しかし僕はそこで精一杯皮肉な笑みを浮かべた。
「・・・へっへへ・・・ばか・・め。立ってなきゃ・・・挿れるもんも入らないぞ」
そう簡単に、そう容易にこの蝙蝠女に犯されてたまるか。

「あら、そんなの気にしてたのかい?初な事だね。まぁ見てな」

女はしな垂れたままの僕のモノを自らの秘所に押し当てた。
粘膜同士が付着し隠微な水音を立て、僕の身体が僅かに反応する。

「!?」
瞬間、信じられないことが起きた。女の膣からまるで肉のヒダの様なモノが僕の一物の先に
伸びて来たかと思うとゆっくりと亀頭を覆い女の奥へ奥へと飲み込みだしたのだ。

くちゅ・・・ぐちゅくちゅりぬちゅ・・・くちゅう

「おやおや、どうしたんだい?腰が震えてるじゃないのさ?」
心地よさげな声音で語りかけてくる女。しかし僕は返答する余裕など皆無である。
局部全てがヒダに吸い付かれ彼女の膣に埋まると、自分でも分かるくらい怒張を取り戻していたのだ。
そしてそれを待ち侘びたかのように女の膣内は脈動し先程僕の竿を包んだであろう魔物のヒダが
吸い付いてきた。まるで搾るかの如く。

「んん・・・ぐぅ!?あぁああ」

抵抗など以ての外である。全身が快楽に身を任せ力を入れることすら儘ならない。
「いぃ声で鳴いてくれるじゃないの・・・もっと聞かせて頂戴な」

結合部から尋常でない愛液を滴らせながら女が腰を動かし始める。闇の中でも分かる
白く美しい肢体が艶かしいラインを描きながら上下する。

「ほら、イっちまいなよ・・・ちゃあんとココが吸い取ってくれるから」
女の声が引き金となり僕の一物は大量の精を彼女の中に吐き出した。
だが、ビクビと脈打ちながら注ぎ込み続けているというのに女の秘所からは白濁色の液体は
全く垂れていないのである。
それどころか、精液を出し終えた僕のモノの鈴口を吸引されている感覚がしたかと思うと
竿に残った精の残り汁とでも云うべきものを女の膣が啜っているのである。

「っ!?う・・・ぅああぁああ」
僕は突然尿道を激しい快楽の刺激が襲い女のような嬌声を上げる。
対して女はか細く震える僕とは違いまるでストローからジュースでもこぼさぬように
腰を深く沈め僕に覆いかぶさっていた。

「あ♪はぁあん・・」
「この最後のひと吸いが格別なのさねぇ・・・あら?」

その声を最後に僕の意識は二度と起きぬかも知れぬ深い眠りの中に堕とされた。
これが夢なら悪夢だろうか?それとも――――

翌朝目を覚ました僕は時計に目をやる。正午過ぎである。翌朝ではなく、もう翌昼である
また、今日もサボってしまった。罪悪感はもう沸かなくなってきている。
それにしてもいやに身体が重い。

「昨日は妙は夢を見たな・・・」
窓が空いていた。僕は空けた記憶は無いが・・・なんにしてもどうやら
蝙蝠は逃げたようである。僕は少し寂しいようなホッとしたような
曖昧な気持のまま一階へ降り、やや遅めの朝飯を作りにかかろうとした、が

ムチッ、クチャ、ガフ、ガツッ、グシグシ、ガフ、ガツ、ガツ

開け放した冷蔵庫のドア越しに歪な音が聞こえる。
何かを一心に、喰っているであろうこの音は――――
「あ」
冷蔵庫のドア越しに顔を除かせたのは、ハーフのような顔立ちの少女だった。
直毛で毛先が少しカールした長い黒髪で、背中に翼の生えた・・・”全裸”の少女である。

・・・え・・・いや・・・・・夢オチじゃない!?そんな考えが僕の脳裏をよぎる。
暗闇だったのであの出来事の犯人の顔を知らないとはいえ答えを出すには十分な
状況証拠と現物を目の当たりにし「夢だった」で終わらせれない事を自覚する。

それにしても

こうして日のあたる中で見ると昨夜襲われた時は同じくらいの年だと推測したのが
大きな間違いだと気付かされる。まだ、高校いや中学生くらいの少女である。
この少女があの蓮っ葉な喋り方をするというのはどうにもチグハグでアンバランスなイメージを持つが
何よりアンバランスといえばこの胸の大きさ・・・Fはあろうかという
巨大なバストにしなやかな脚をみれば誰だって大人を連想してしまうだろう
体に限っては。故に僕の第一声は

「童顔だね」

「年上に向かって随分な口を聞くじゃないのさ?」



駅から徒歩15分、間取りは4DKの木造二階建ての中古物件
良くも悪くも中古。そんな家に変な同居人が一人増えた。

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最終更新:2011年03月11日 00:35