「あけましておめでとう。今年もよろしくね雅樹」
コタツの横に入っている猫の女の子がそう俺に言った。
彼女の名前は、毬。猫の獣人で幼馴染の彼女は俺と
夫婦だったりする。
「初詣に行こうか毬その後初日の出でも見てさ」
そう言って隣を向くと彼女の姿が見えなくなっていた。
驚いて辺りを見回しているとコタツの自分の膝の辺りが
膨れていてそれをじっと見ていると中から毬が飛び出し
押し倒された。
彼女は瞳を潤まし息を荒くして、
「私、初詣や初日の出よりも先に雅樹と姫初めを
したい・・・」
と言ってきた。
俺は、ため息をこぼしながらも彼女を抱きしめ
『初詣で夫婦円満のお守りは必要ないかもしれない
なぁ』
と思いながら新年早々から二人で一つになっていった。

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最終更新:2011年01月25日 12:58