大正の頃、貿易会社として端と発し、いち早く海外進出をした結果
一代で莫大な財を築いた僕の曽祖父。そしてその息子である僕の祖父に当たる人物。

この祖父は、一言で言えば変人だった。その謂れは
諸外国を回り曰く付の物を蒐集する癖にあった。曽祖父が死んでからも
祖父は有り余る資産で様様なモノを取り寄せ一人愛で続けた。

だがその趣味を理解するものは彼の友人にもおらず、集めているものが
集めているものだけに彼の伴侶も、子供たちすら嫌悪感を露にした。

ただ一人、僕という存在を除いて――――


その祖父が10年前に他界した時、親戚中で遺品の整理が行われた。
彼の集めていたものは、華経灰の小瓶、トリノの聖鎧布の切れ端といった審議の定かでない
器物から、ヘンリー・リー・ルーカスのナイフ、アルバート・フィッシュのスプーン
といった身の毛のよだつ一品まであり、果ては魔術的装飾の施された用途不明の人形と
常識的には異常といえるコレクションの数々であった。


大半はゴミとして処理されたが、中には金になりそうだと
オークションに出だされたモノもあった。そんな遺品整理が進む中で
ある一つの「匣」が書斎から発見された。ただ、○○へ―――――
僕の名が書かれた紙とともに。

話に聞くと、1メートル四方の金属製の匣なのに片手で持ち上げれるくらい軽く
空けてみても何も入っておらず何故残したのかと話題になっているらしい。

これを僕の家にもってきた叔父は
”変人の事だから、匣なんて意味のわからない物をプレゼントしたのだろう”
と、零していた。この中身が何なのかも知らずに・・・・


8月31日金曜日午前3時33分33秒
蝋燭でともした明かりが照らす僕の部屋に例の
”匣”を空け覗き込む。すると、匣の内包していた景色が一変し深暗に染まる。

・・・かつての持ち主と同じ様にこの”儀式”を今度は自らの手で行う。

僕は正直祖父が変人なのは認める。祖父が集めていたものもガラクタだ
しかし、唯一この匣だけは僕が渇望する”本物”だった。
やがて匣に変化が起きた。
匣の闇の中から、指先が伸びてきたかと思うと豊かな真白い髪、西洋の悪魔を
髣髴とさせる羊のような捩れた角、そしてつるっつるの寸胴・・・ん?
子供と呼ぶに相応しいあどけない笑顔・・・んん!?

「アレ?」

匣から顔を出したのは10歳くらいの、角を生やした西欧風の全裸少女であった。

「ふぅ~こんばんはぁ♪および頂き光栄ですぅ」
ナリに似合わない妖艶でねっとりとした声で夜の挨拶を告げる幼女。

「ナリに似合わないとは失礼です~。貴方の数十倍は生きてるんですからねぇ。あと・・・」
思考を読まれた――――!?
「さっきからその語り口調ぅ。世の中ではぁ中二病っていうんですよぉ?」

「!?う、うるさいよ悪魔の癖に」
「(馬鹿な!祖父が呼び出していたのはもっとこう・・・グラマーな
 おねぇーさんだった筈!?え?なんで?何故よりによってこんな毒舌幼女が?)」


「それ多分別のヒトですぅ。私、アリアドネっていいます。よろしく~」


僕の十年に渡る努力は水泡に帰した。
祖父が集めていた骨董品それらは全てこの”匣”の真価を隠す為の
カモフラージュだったのだ。そのことに僕だけは気付いていた。だからこそ
彼の趣味を理解し彼に気に入られ、この匣が自分の手に渡るのを待ちつづけた。
なのに―――

「なのにぃ♪」
僕が心で思うと同時に彼女が声に出してハモッた。
正直イラッとしたのは言うまでもなく、僕はこの幼女を送り還す事にした。
「あの、わ、われの求めは叶えられた、汝を送還せん~」
拙い言葉ながらもそれっぽい事を口にする僕。

ニコニコした表情のまま微動だにしない幼女

「あ、あの帰ってくんないかな・・・もうシリアスな空気も台無しだよ・・・」

「うふふ~。い・や・で・すぅ」

そう言うや否や、匣に向けて指で宙に何か書き出す幼女
途端匣の側面に皹が入りその亀裂が全体を覆う。やがて少女が腕を下ろす頃には
匣は跡形もなく砕け散ってしまった。

「おい!?、お前ェええ」
余りの出来事に思わず拳を振りかぶる僕、しかし
「アレアレ~?私に勝てると思ってるんですかぁ? 人間の癖に」

二次元でしか聞かない類のセリフを自らに向けられ、同時に異形の殺意を向けられた僕は
眼前にいるのが少女であるにもかかわらず恐怖で身動きが取れなくなる。

「ふふ。そうですよぉ。子供はおとなしいのが一番ですぅ。
 そんな良い子には私が元の姿に戻ったらご褒美差し上げますからね♪」

「・・・と、いってもぉ、出てくるときに大分力つかっちゃったからぁ
元の姿になるのに少し・・・時間がいるですぅ・・・すぅ・・・」
瞼を閉じた彼女は突然床に横になると事切れた様に眠りだした。
先程のプレッシャーなど微塵も感じさせず無防備に横たわる全裸の少女。

僕は全身の緊張が解けると、今がチャンスとばかりに
変態紳士よろしく幼女に鼻息荒く近づき
その未成熟な肢体に――――

?おかしい、体がピクリとも動かない。理性がどうとかではなく、肉体的に自由が利かない。
「これは?糸・・・?いや、ほのかに羊臭い・・・」

薄明かりの中で気付く、僕の体は所々糸が絡み付いていた。しっかりと
しかもこれは羊毛のようである。煌めく白色の
「くそ・・・身動きが取れない」



「あ~よく寝たですぅ~」
とても爽やかに健やかに朝のお目覚めを果たした幼女と
その1メートル手前で宙ずりのまま寝不足の僕
―――結局糸は切れませんでしたッ。
「よぅ悪魔。ずいぶん遅いお目覚めじゃねぇかよ」

「わぁ~!?変態さんがいるですぅ!どんな緊縛プレイですかぁ?」
「お前がやったんだろッむしろ放置プレイだわ!」

あの時幼女に迫ってどうするつもりも無かったといえば嘘になる。
しかし、この悪魔を寝ているうちに拘束でもしなければ僕の保身に関わると
踏んでの行動だったのだが、いかんせん幼女に先手を打たれた僕の負けである。
「とりあえず、この糸をどうにかしてくれ。頼む!お願いだ!」
正直、体の間接がもう限界だった。しかし悪魔は耳をふさぎながら
「あ~もぅ、うるさいです!朝から喚くなんてどうかしてますよぅ」

「日光が照りつける時間に元気な悪魔もどうかしてるが!?」
くそっ強行手段だ。僕は全身の力を足に込め、思い切り幼女に向かって
タックルをかました。昨日気付いたのだがこの糸は解けはしないが、伸びる。
非人道的など知ったことか―――

が、僕の肉体は彼女の鼻先三寸でぴたりと止まった。
「もうぅ~人間何事も落ち着いて話を聞く姿勢が大事なのですよ?」

「相手が人間ならだよッ?!う、うわぁ、ちょっまっえええええ」

彼女が指をこちらに向けたかと思うと、僕の体に巻きついた羊毛の糸が一層強まった。


体中が軋む程きつく締め付けられた僕は、彼女の言う
”落ち着いて話を聞く姿勢”状態に無理矢理持っていかれた。

「あんまり無理に動くとぉ、昨日私が出てきた召喚器と同じ様に~
 バラバラになっちゃいますよぉ?」
召喚器、それはきっと祖父から遺された匣のことだろう。
なにより、ただでさえ疲労がピークのこの状態で動くなど到底不可能だった。


「主従逆転ですねぇ?」
この幼女の主人でいた記憶が果たしてどこにも無いが、彼女は形勢逆転とばかりに
誇らしげに胸を張っていた。張るほどの胸も無いくせに―――
「いぎゃッ痛っいたたったたった」

僕の肉体を締め上げる糸がこれでもかと強まった。
そうだった。こいつは・・・思考が読めるのだ。

「ふふふ~そんな口が叩けるのも今のうちですよぉ?私が元の姿に戻ったら
見るだけで昇天ですぅ!!」
ふんぞり返る幼女にさらに苛立ちが募る
「はっ、何が元の姿だ。第一、一晩立っても変わらねぇじゃねぇか
 どおやったらそのお姿を拝見できるのか是非知りたいね?」

「じゃあ。死んでくれます?」

予想外の言葉が返ってきたと同時に

「え」
僕の服が弾けとんだ、どういう原理でそうなったのかは理解できないが
まる裸になった僕は、全身を糸に縛られ、さながら変態ビデオの様相を呈していた。
「あれあれ?男の人は朝は勃つ筈なんですけどねぇ?」
くすくすと僕のしな垂れた物を見回し近づいてくる幼女。やべぇマジでこわい
忘れていたが、こいつはあくまで悪魔で淫魔なのだ。

何をされてもおかしくは無い――――――

グニッ

挟まれた。アリアドネと名乗った幼女の足の親指と人差し指に僕の物は
挟まれた。いや、決して僕のモノが小さいカラジャナイヨ?

「ちいさいですよぉ?」
直感した。この幼女はSだ。
「!?おぐうう・・。」
そんなやり取りの最中にもアリアドネは足の指を器用に動かし
僕のモノを微細にしごきだした。いくら相手が幼女といえど
こんな刺激を与えられれば望まずとも臨戦体制に入るのが男である。

「おやぁ~おやおや?だんだんんと大きくなってきたですよ」
指の間に収まりきれなくなってきた一物はいまや先走りの汁で
テカテカとその怒張を輝かせていた。すると、アリアドネは足をひっこめ
あろうことかその口でいきなり咥え込んだ。

少女の小奇麗な口に到底収まるものでない筈のグロテスクなモノを
これでもかと飲み込み口内で愛撫するアリアドネ。
巻きついては離れ、鈴口を押しては吸いする幼女の舌先に
僕の物は先程までのくたびれた姿などどこ吹く風でガチガチになっていた。
それにしても

「今自分の足つけたところをよく舐めれるな」
「私の体には汚い所なんて無いんですぅ!ご主人と違って」
「どぉいう意み・・・っ!?・・・やめっ」
不意に訪れた射精に体が反応した時には時既に遅く、僕は白い迸りをアリアドネの
口の中に出していた。

一方アリアドネはまるでヤクルトでも飲むかのように僕の一物からでる液体を
零さないように出終えるまで咥え込んだままだった。 

あまりの快感の刺激で両目を閉じ快楽に耐える。意識さえ飛びかねないからである。
しばらく肩で息をしている間にアリアドネが僕のものから口を放した感触が伝わった。

やがて呼吸を整え両目を開いた僕の視界に以前と違うものが映った。
年は十代の後半位のくるくるのボブの髪形の豊満な肉体のお姉さんであった。

ん?んん?あれ?

「なんです?ご主人、人の顔を見て驚愕するとは失礼極まりないですよぅ?」
その声は間違いなく、間違いなく・・・今しがた僕を嬲り物にした幼女の声であった。

「お、お前・・・お」
「?」
「お、おっきくなっちゃったッ!?」

大きくなった角、雪のように白く美しい肌、ややはれぼったい唇と
眠そうな青い瞳。そしてなにより均整の取れた豊満な肉体・・・
正直見蕩れてしまう。なんせ人間のモノではない魔性の肢体だ

「お前、アリ・・アリアドネか?」
「アリアリアドネじゃありませんよぉ?」

間違いない、このあげあしとりは紛れもなく奴だ。

「その姿が、お前の言ってた元の姿か?」
先程の僕の精子を得る事によってその姿を変えたのだとすれば、本当に疑い様もなく
僕が呼び出したこいつは悪魔だ。改めてそう思う。

「ふふっ。ふっあはっ。あははははははははははははは」
突然声を荒げて雄叫びのごとき笑い声を上げるアリアドネ。
「ふふっ、ふふふ何を言い出すかと思えばぁ、もぅ。見当違いもいいとこですよぅ?」

?マークを浮かべたままフリーズする宙吊りの僕の正面に向き直ったアリアドネは
自身の胸を、肢体を、ゆっくりと値踏みするように撫で、僕を見据えて言葉を紡いだ。
「この姿はせいぜい3分の1くらいですねぇ。ご主人のココを興奮させるのには
十分みたいですけどぉ。」

僕の一物を掴むと、先程の精液が付着したままであるのを意に介さず緩慢な動作で
しごきだした。射精直後だというのに僕のモノに快楽の波がまた押し寄せてくるのを感じた。

しかし、三分の一とは――――?たった一度の射精でこの疲労感、彼女が完全な姿に戻るまで
精を搾取されつづけるなら僕は本当に、死んでしまう。
「やめてくれ、悪かった・・・俺が悪かった。だから助けてくれ」
僕は本能的に謝罪の言葉を口にしていた。体裁などあったもんではない。
すると以外にも
彼女は無言で僕の体を拘束していた糸を断ち切った。文字道理糸の切れた操り人形よろしく
床にドサリとくずおれる僕。もはや体全体が疲労で動こうとしなかった。
しかし、これでようやく命の心配はなくなったのだ。


仰向けのまま僕が呼んでしまった美しき悪魔に目線をやった。
彼女はにっこりと微笑むと僕の上にしゃがみこんできた。
「では、いただきまぁぁす♪」

「!?え、い?いやなんでだよ?いま解放してくれたんじゃ・・・」

「何言ってるんですかぁ?この体勢のほうが都合がいいんですよ?」

ズ・・・ズニュ

―――――――――――――――――?
「はぁあん♪」
「ン(ッ――――――――――――――――――)」
彼女の手が僕の口をふさぎ僕の狂喜とも悲鳴とも取れる声はくぐもった息となって消えた。

彼女は、アリアドネは最初から僕の懇願など聞き入れる気など微塵も無かったのだ
その証拠に、まるで止めでも刺すかのように彼女の膣は僕のモノを一気に飲み込んだ。
今や僕の身長を越えた彼女は覆い被さるように僕に跨り腰を沈めていた。

「えへへ~どうですかぁ童貞喪失の気持ちはぁ?」
肉の壁に包まれちぎれんばかりの締め付けを受け、声にならない叫びを断続的に
搾り出す僕の口は彼女の手によって抑えられていた。

「イっちゃいそうですかぁ?イくんですねぇ?」
膣内で僕のモノの脈動を感じたのか彼女は腰を深く沈めてきた。

ドプ・・・・ドピュ・・・ドピュル
尋常でない量の精液が彼女の膣に飛び出した。同時に僕の口を抑えていた手がどかされ
かわりに彼女の唇があてがわれ、舌が進入してきた。

僕は息も絶え絶えだったが下半身のある変化に気付いた。僕のモノを咥え込んだままの彼女の
膣がポンプのように吸引を始めたのだ。
何千何万という肉の襞が僕の局部を集中して愛撫し中にある精子を一滴残らず
吸い込もうとしていた。

僕は正直麻痺していた。肉体も脳も
「気持ちい・・・気持ちいぃよアリアドネ」
三度硬くなっていた僕のモノの上で完全に騎乗位の体勢で腰を振る淫魔。
体が上下するたびに豊かな乳房がたゆんだ。
「えへへ・・・私も気持よくなってきたですよぉ?ほら触っていいんですよ?」
そういうやいなや彼女は僕の両手を自らの双丘に導くと信じられない柔らかさの乳房が
僕の両手に広がった。僕が乳首を愛撫すれば彼女の膣は一層しまり
彼女の吐息にも熱っぽさが混じっている事に気がついた。

僕は精一杯の力で上半身を起こし彼女に抱きつき乳首に吸い付いた。
「あん!?」
アリアドネが一際高い嬌声を上げた。

「ご主人も・・・ッ・・・なかなやるですぅ。でも主導権はぁ」
私です――――

彼女は僕の両肩を掴むと押し倒すようにして再度覆い被さり
腰の動きをねっとり粘つくようなものへと変化させた。

「見えますかぁ~ご主人のモノがゆっくりと私の中に飲み込まれていくところぉ」

「う・・・うわ」
くちゅりくちゅりくちゅりくちゅちゅ

局部全てがふやけてしまいそうな激甚の愉悦に僕は意識が飛ぶほどの射精を行った。





もう起きる時間ですよ?
遠くで声がした。気がした。すると視界が急に歪曲しだした。そして
目が覚めた。

「いつまで夢の世界にいるんですかぁ?」
気が付くと僕の部屋で僕を覗き込んでいるのは幼女のアリアドネだった。

時計は8月31日の金曜午前4時半を回っていた。

!?
あの儀式をしてたった一時間程度しかたっていない?なぜ?まさか全部夢だったのか?
いや、それなら――――この少女は?
「?なんですかぁ?」
「お前アリ・・・アリアドネだよな?」

「だからぁ、私はアリアリアドネじゃなくてアリアドネですぅ!」
夢じゃない。紛れもなく。現にあそこに散らばっているのは祖父の遺品の匣のかけら
では今の時間は一体?。たしか朝を迎えたような気が・・・

「えぇぅ?まさかご主人何も覚えてないんですかぁ?」
「え?何もって?・・・・てか、おまっお前え
俺のファーストキスを奪ったばかりか童貞まで陵辱しやがってぇ!」
少女に身構える僕。そうだ、こいつは超危険な悪魔だった。

「あわわわ、落ち着いてくださぁい。私は確かに悪魔ですけど
大して力なんてないんですぅっっ。」

「嘘コケ!お前糸で匣壊したり、俺縛ったりしてたじゃねぇかよ」

「それは夢の中でだけの事ですよぅ!私は人の夢の中に入ってその人の夢の中で
 のみ様様な力が使えるだけなんですぅ・・・」
目に涙を浮かべて懇願する少女。確かに嘘は言っていないようである。
ならば今までの出来事はやはり夢?
「じゃあ・・・あの夢は、そのお前が・・・その」
「はぃぃ、私が干渉して夢の中でご主人を犯しましたぁ♪」
あぁ、殴りたい。しかしその気持をぐっと抑えた。

「な、なんでそんなことしたんだ?」

「ご主人は自分が呼び出した私にいきなり”帰れ”って言ったじゃないですかぁ?」
「まぁ、確かに」
「それでですねぇ、私が拒否した瞬間に逆上して襲い掛かってきたもんですからぁ・・・
 思いっきり召喚器――あの匣ですけど、で殴っちゃったんです。」
金属製の匣がバラバラになるまで殴ったんなら俺の記憶がこんがらがるのも無理は無いな(笑)。
そんな事を考えながら。今にも幼女に拳骨を食らわしそうな右拳を抑える。
「・・・で、なんで俺の夢の世界に来た訳?」

「そりゃぁあ・・・くそ生意気なぁ・・・ご主人を懲らしめるためですぅ」
ゴツン

「いたい!ですぅ」
両手で頭を抑えるアリアドネ。怨めしそうに僕をねめつけている。いい気味である
「今の一発で全てを忘れてやるから。もう帰れ」

「それがぁぁあ帰れないんですぅ~だって召喚器壊れてますからぁ」


――――――――――――――え?

これが僕と彼女の出会いである

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最終更新:2010年09月12日 10:46