最近ハスキの機嫌が悪い。
元から無口な方だがそれ以上に喋らない。というより口を聞いてくれない。
尻尾も動いていない。耳もまた然り。
もう一人の住人(犬?)であるレトにも同じような態度だ。
「ハスキ、どこか調子が悪いのか?」
そう聞いてもぷいっと顔を背け離れていってしまう。
前はいつも俺にくっていてきていただけに心配だ。
「どうしたんだろう……?」
「生理はまだですし…きっと難しい年頃なんです。気にするほどでもないと思いますよ」
なんでレトはこうも呑気でいられるんだか……
「だいたいレトにそんな時あったか?」
「さぁ?その頃はまだ私も犬でしたからね」
そういえばそうだった。レトもハスキもついこの間まで犬だったな。
どうして人になってしまったのか……
「じゃあ私はお買い物に行きますから、ハスキちゃんとお留守番お願いしますね。ご主人様っ」
いい大人なんだからウインクをするな……可愛いけどさ。
レトの見た目は大人だが本当は五歳だ。精神年齢は俺と大差ない。
家には俺とハスキだけ。これを機にちゃんとと話しをするか。
「ハスキ、ちょっとこっちに来てくれないか?」
さすがは犬。主人が呼べば必ず反応してくれる。
「……なに?」
「なに?じゃないだろ。どうしたんだよ最近」
「だって――………から」
ん?俯きながら言ったから聞き取れなかったぞ。俺は犬みたいに感覚は鋭くないんだ。
「ごめんハスキ。もう一回言ってくれ」
ドサッ―――
「誠司がエッチしてくれないのが悪い……
押し倒された俺に跨るハスキの顔は紅く染まっている。
間違いない。これは欲情した時に見せる表情だ。
「や、やめろハスキ。落ち着け!!」
息を荒くしたハスキを止めることは人間には無理だ。
中学生くらいの体のどこにこんな力があるんだと聞きたい。
小さな手で俺のベルトに手をかけ、小さな舌は顔中を舐めていた。
「……大きくなってる」
解放された愚息が元気よく飛び出すとハスキはゆっくり顔を近づけた。。
ペロリ
まずは裏筋を一舐め。一瞬の動作といえど確かな快楽信号を送ってきた。
そんな俺を知ってか知らずか、ハスキはさらにペロペロと舌を動かす。
子犬が牛乳を飲む時のように。つい昔を思い出してしまう。
思い出に浸っていると肉棒が温かい粘膜に包まれた。
ちゅる……じゅるじゅる…ちゅぱ…
小さな口を目一杯に開け俺のを頬張るハスキ。反面せわしなく舌が動いている。

き、気持ちいい……丁寧さや全体の完成度はレトの方が上だが、
狭い口内に押し込められているせいで締め付けはハスキが上だ。
あやうく声が漏れそうになる。
「………」
じっと俺の様子を見ていたハスキが目で何か訴えかけてくる。もちろん口は休まずにだが。
ちゅ、ちゅるっ、ちゅぱ……ちゅぽんっ。
卑猥な音を立てながら口を離したハスキはスカートを捲り上げる。
ショーツに手をかけたと思った時には足が引き抜かれていた。
「……いくから」
どかそうにも体が動かない。ハスキの力か、俺の意志が弱いのか。理由はわからない。
主従関係もへったくれもない。俺は飼い犬に犯されている。
ぬちゅ――
「はっん……いいっ!!」
熱いぬかるみに突き刺さる肉棒が喚起に震える。気を付けないとすぐに果ててしまいそうだ。
強い締め付け。いや締め付けが強いというよりは明らかに狭いのだ。
ハスキとは最近はシてなかったから尚更キツい。
「誠司、せい……じっ、」
満足に動かない腰を必死に振り肉棒を外れる限界まで引き抜く。
そしてまたねじ込む。
「あぁっ…んん、はぁ」
雁首が肉襞を削ぐ度にハスキが鳴く。それは結合部からの淫らな水音との二重奏。
「誠司ぃ……はふっん…あぁあ、わっ」
何か言い掛けたハスキが慌てたように口を手で塞いだ。
「…んんっ…はっ…ああ、あっん、んっんん~!!!」
口を塞いだ状態でハスキの体がピンと伸びた。髪の毛から覗く耳もピンと立っていた。
「うっ、く」
いきなり人一倍強烈な締め付けが肉棒を襲う。
イってしまったハスキによる強い締め付けに耐えられなかった。
大きすぎる刺激の前に俺はハスキの中へと精を解き放ってしまったのだった。
「ハスキ?」
「……ん」
俺の上でぐったりするハスキに声をかける。頭を撫でてやると嬉しそうに耳がピクピク動いた。
「誠司……」
「どうした?っうわ!?」
力なさそうにしていたハスキが再び動き出す。
すっかりほぐれたハスキの中で肉棒が力を取り戻していった。
「……まだまだだから」
やばい……この眼はマジだ。
「ハスキ、本当に一回落ち、着けー!!」


「ただいま~。ご主人様、ハスキちゃん……ん?この匂い…まさか!?」
「はん…ん、はぁッ…もっと、ぁ」
「レトか…?頼む…助け…」
「あぁー!!ハスキちゃん、だめー。ストップ、ストップ。ご主人様しっかりしてください」
この時初めてレトがしっかりしていてよかったと感じた。

レトが来るまで何回シたのか覚えてないが、後少しで別の意味でイっていたはずだ。
「ハスキちゃん、どうしたの?最近何かおかしいよ。ご主人様も心配してるし」
「………二人が悪い」
「私とご主人様が?」
つまらなさそうな表情を浮かべていたハスキがようやくまともに口をきいた。
それはともかく、俺達が悪いとは一体?
「……二人はよくエッチしてる。私に内緒で…」
あーそういうことか…いや、待てよ。
「勘違いするな。レトが俺を襲っているんだからな」
ギクリというようにレトの尻尾が張った。
「な、何言うんですかっ!?それに最後はいつもご主人様も満更でもなさそうですし…」
いやいやいや、毎回襲われる身にもなれ。
当事者の俺にも意見を言わせてくれないのかこいつらは。
俺としては早くハスキの機嫌が治って欲しいだけなんだが。
「あ、わかった」
少しの沈黙の後、何かを思いついたレトがポンッと手を叩いた。
あれ?おかしいぞ…何かもの凄く嫌な予感がするんだが。
俺にも動物的勘が備わってきたのか?
「これからはなるべく三人でシましょう」
やっぱり……レトよ、何を考えてるんだ…
「……それならいいよ」
「ご主人様もいいですよね?」
二人とも尻尾がパタパタしている……
「だめだって!!二人同時なんて無理!っていうか我慢しろ!」
まったく、主人を枯れ果てさせるつもりか。
でも明らかに二人には通じない。俺の話を聞くつもりなどなさそうだ。
「ふふ、ご主人様ー」
「誠司……」
犬はもっとしっかりと躾なければいけない。この時俺は身を持って悟った。