「ふふふ、ほーら」
さわさわっ
「ひっ、あああっ」
「ほーらほらぁ」
すすすすっ
「ふぁぁぁぁっ」
僕の体の上を、柔らかい毛がはい回る。
ふわふわとした感触と、ちくちくとした感触が、僕の神経の深い所を甘く刺激する。
「あっ、うああっ、これっ、ダメですっ」
「あら、ダメなの? じゃあやめる?」
ぱたりと毛の動きが止まる。
その瞬間に全身をぞわぞわともどかしさが襲った。
「あっ、んあっ、だめぇ、ごめんなさいやめないでぇ」
「うふふ、いいこね」
毛の動きが再開される。
再び僕は快感に身を震わせる。
「ひゃあああっ」
「よーしよし。かわいいわねぇ」
そう優しく言いながら、僕の頭を撫でてくれ、毛束――尻尾で僕の体を撫で回すその女性。
狐の耳と狐の尾を持った、人ならざる存在。
僕は彼女に囚われ、弄ばれていた。
背中から抱え込まれ、彼女の手が、腕が、脚が、尾が、声が、僕を絡めとって逃がさない。
僕は既に、彼女の虜だった。
彼女の柔らかな尾が、僕のモノに絡まり、優しくしごいてくる。
さわさわとした感触が僕に熱をたぎらせる。
「あっ、うああっ」
「んふ、気持ちいいでしょう? もっとして欲しいわよねぇ?」
彼女の甘い声が、熱い吐息が、耳にぞくぞくと心地よい。
「あああっ、してぇっ、もっと、してくださいっ」
「よしよし、いいこね」
さわさわっ すすすすーっ
「ひゃぅっ!ふぁぁっ!ああああっ!」
彼女の尾がペニスに激しくこすられ、僕はさらに高い声で鳴く。
「ふふふ、本当にかわいい……食べちゃいたいくらい」
彼女は笑いながら僕の首筋に唇を這わせ、鋭い犬歯を軽く突き立てる。
それすらも僕は快感に変換し、ぞくぞくと背筋を震わせた。
限界まで硬く熱くなった肉棒は、より敏感に尾の動きを感じ取る。
しかし、尾の刺激では柔らか過ぎて、最後の一線を超えるには至らない。
度を越した快感が、苦痛へと代わりつつあった。
それを察したのか、彼女は僕のモノに細く白い指を伸ばして、きゅうっと掴んだ。
「ふふ…ねぇ」
彼女が僕の耳に熱い吐息を寄せる。
「どうして欲しい?」
「い、いかせて…いかせてくださいっ!手で、しごいてくださいっ!」
「私の尻尾じゃダメなの?」
そう言いながら、彼女は尾をさわさわと動かす。
「ふぁっ、あっ、尻尾じゃっ、いけないっ、ですっ!」
「そう。ふふ、そんな顔しないで。ちゃぁんといかせてあげるから」
僕はよほど泣きそうな顔をしていたのだろう。
彼女はくすくすと笑いながら僕のモノを強く握った。
彼女の手は柔らかく、すべすべしていて、握られるだけで強い快感になった。
「ほら、動かすわよ」
彼女の手が上下を始める。
「あっ、あっ」
暖かい手のひらと指で、モノが弄ばれる。
僕はあっと言う間に限界へと上り詰めていった。
「あっ、あああっ!いくっ!いきますっ!」
「そう」
彼女は楽しそうに頷くと、僕の体に尾を巻き付け、くしゅくしゅと全身を撫で回す。
「ひゃああああっ!うあっ、ああああっ!」
最後に、彼女は僕の耳元で優しく言った。
「いきなさい」
瞬間、僕の視界が白くフラッシュした。
「あああああああああああっ!!」
味わったことの無い強烈な快感が、脳天を貫く。
びくんびくんと体を跳ねさせながら、精液を噴き出した。
「ほら、ほら、全部出しなさい」
精巣の中身を搾り出すように、彼女はさらに手を動かす。
その動きに合わせて、さらに精液を垂れ流していく。
「うあっ、ああっ、あああっ……」
長い長い射精が終わろうとしていた。
それと同時に、強烈な睡魔に襲われる。
ゆっくりと意識を失って行く中、
「ふふ、気持ち良かった?気持ち良かったでしょう?こうやって、ずっと、ずぅっと愛してあげる。だから、ずっと、ずぅっと一緒にいようね。ね?ふふふ…」
そう笑う彼女の声と、優しいキスの感触を最後に、僕は意識を失った。
僕は彼女の言葉に、
「はい」
と答えられただろうか。