「ご主人様、起きてください。朝ですよー」
耳元で優しい声で唱えられながら体を揺すられる。
「うん、あと五分な……」
「ダメですよ、起きてください」
なんで彼女は元気なんだ?昨晩はあんなにベッドで激しい運動をしたのに。
人間じゃないかもしれない。
目鼻立ちの整った美しい顔。金色のフワフワした髪、服の上からでもわかる豊かな胸。
それだけなら問題ないさ。でも頭から垂れた犬耳。メイド服のスカートから飛び出るフサフサのしっぽ。
どう考えても人間なんかじゃない。
彼女――レトは元々俺の飼い犬だったけど、ある日いきなり人間になってしまったんだ。
それ以来彼女はメイドとして一人暮らし中の俺――犬養誠司の世話をしてくれている。
……夜も含めて。
「ご主人様が起きてくれないと私寂しいです…」
涙声で言うな。嘘だって分かるのに無視できないじゃないか。
「あ、お早うございます。ご主人様」
目を開けると眼前には嬉しそうなレトの姿が。くそっ、やられた。
俺がベッドから降りると早速レトはシーツを取り替え始める。
ふんふんと鼻歌を歌うレト。しっぽはリズムを取りながら左右に揺れていた。
「はぁ……ご主人様の匂い…」シーツに顔を埋めながらクンクン匂いを嗅がれるとなんだか恥ずかしい。
犬だった名残か彼女はやたら鼻が利くのだ。
しばらく匂いを嗅いでいたレトだが突然パッと顔を上げた。
頬が少し赤いのは気のせいか…?
「ご主人様…あの…」
しっぽをゆっくり誘うように振るので何が言いたいのかすぐにわかった。
「駄目だ、レト。早く起きろって自分で言ったろ?」
「それなら心配ありません。今日は日曜日ですから」
あれ?言われてみればそんな気が…
「確信犯か!!」
俺の叫び声をかき消すように彼女は自分の唇を重ねてきた。
「お姉さんの言うことは聞いてください、ご主人様」
確かにレトは見た目だけなら立派な大人の女性だが…本来の年齢は俺よりも低い。
ん?犬の一年は人間の七、八倍だからやっぱり年上か?
と、そんなことを考えているといつの間にかベッドに押し倒されていた。
「ご主人様は動かないでくださいね~」
いやいや、むしろ動けない。
どうやったらレトの細腕でここまでの力が出せるんだ。
パジャマを脱がされパンツ一枚にされる。俺の息子はもう臨戦態勢だ。
「ふふっご主人様もその気ですね」

レトがうっとりとした目つきで肉棒をさする。それだけで言いようのない快楽が襲った。
「もう我慢できません」
短く言い俺のパンツを脱がす。続いてスカートを捲り自らのショーツを横にずらした。
クロッチ部分には染みが出来ていていやらしい糸を引いている。
「いきますよ、んっ」
騎乗位のまま腰を落としてくると肉棒全てが熱いぬかるみに包まれた。
発情したレトがひたすら快楽を貪っているのが釈だけどいつも通りなので仕方ない。
レトの中は間断なく収縮を繰り返し精を搾り取ろうとしてくる。
「ご主人様っ…もっと、もっと激しく」
もっとと言われても俺は何も出来ない。朝一でするだけでも辛いのに。
いつも通りただ犯されているだけだ。
「レト…限界」
快楽に耽るレトを見ながら俺は精を放出した。繋がったままなので最奥へと。
「あんっ、ご主人様のが私の中にっ」
はぁ…とりあえず助かった。これ以上搾られたら体がもたない。
「ってレト何してる!?」
「まだ足りませんから、んぁ」
すると俺の胸に手をつき再び腰を動かし始めた。
意志とは関係なくまた元気になる息子に我ながら呆れてしまった。
計三回に渡る激しいセックスの後、気だるい体を動かしながらリビングへ行く。
予想通り一人の女の子が待ち受けていた。
「…遅い」
年は俺と同じくらいでレトのように成熟しきっていない。少女から女性へと変わる段階。
肩まで伸びた灰色の真っ直ぐなや髪からはレトとは違う白黒の耳が覗いていた。
「悪いなハスキ。ちょっと色々あって」
我ながら苦しい嘘をつく。証拠にハスキの鼻は敏感に特別な臭いに気づいていた。
「ズルい…私も誠司としたかった」
「ごめんねハスキちゃん、どうしても我慢できなくって」
両手を体の前で合わせ、レトが謝る。
「……」
じっーと睨みつけただけでハスキは言葉を口にしなかった。
しかし、しっぽや耳からすると本当に怒ってはなさそうだ。犬人間はわかりやすい。
ハスキも元は家で飼っていたがレト同様にある日突然人間になってしまった。
もちろん理由は不明。海外生活中の両親が帰ってきたらなんと説明すればいいのやら。
その日の昼下がり、無駄に早起きさせられた俺は、自分のベッドで眠りに就いていた。
ガサゴソ…ガサゴソ…
誰かが俺の安眠を邪魔している。
そいつはベッドに潜り込み俺のズボンに手をかけた。
「やめろハスキ!」

飼い主が寝ている時に襲うなんて、そんな風にしつけた覚えはない。
「じっとしてて…」
片腕で俺を押さえつけながら空いた手でやんわりと息子を包み込む。
朝あれだけしたのにたちまちビンビンになってしまった。
ハスキは口から舌を出すとペロリと舐め上げた。
絶妙な力加減で裏筋や鈴口に舌先を当てていく。
可愛い女の子が嬉しそうにペニスを舐める仕草はとってもエロい。
「くはっ…」
小さな口に頬張ると与えられる快感も急増する。先端から先走りが溢れ出ている。
「ひもひひい?」
うわ!?口に入れたまま喋るな。ヤバいって。
じゅるじゅると淫らの音を立てながら彼女は一生懸命に唇や舌を動かす。
膣とはまた違う感覚がまたいい。ハスキは本番よりもフェラや前戯の方が好きらしい。
俺の弱点であるカリに唇を引っ掛けながら余った竿を手で扱く。
もう無理だ…限界。
またも一方的に精を取られている。せめて少しは俺も。
力を振り絞って俺は彼女の頭に手を伸ばし耳をなで上げた。
「んんぅ!?」
敏感な箇所への不意打ちに彼女も感じているようだ。でも口の責めは止まらない。
耳の先端をつまむと彼女の体が震え出す。
もう少しか!?っと思った瞬間俺に限界が来た。
彼女の口内に白濁液を放出する。
うまいこと舌を丸め喉への直撃を防いだ彼女はコクコクと喉を鳴らした。
「毎回思うんだけど…旨いか?」
「うん」
パタパタとしっぽを振っているから嘘はついていない。でもあれが美味しいとは不思議だ。
体を起こそうとすると再び強い力で押さえつけられた。
「ハスキ?」
「もっと欲しい…」
そう言うやいなや、少し勢いのない息子に再び舌を這わす。
「ムリムリムリ!!今日は駄目だって」
「…でも元気」
落ち着け我が息子よ、これ以上やったら早死にするぞ。俺はまだお前を失いたくない。
結局ハスキにもう一度搾り取られ、三回目と言うときにレトに助けられた。
「だめよ、ご主人様の体調も考えないと」
うんうん、その通りだ。さすがレト、良くできたメイドだ。
「自分だって三回したくせに…」
「あ、あれは我慢できなかったから。あはは」
「………」
うわ今度は本当に怒ってるぞ……どうすんだよ。
「じゃあ今から三人でするのはどう?」
何だって―!?しかもちゃっかり自分混ぜてるし。
「……いいよ」
「こら待て、二人とも。俺のことも考え――」
またもや押し倒される俺、今度は二人がかりだ。逃げられない。
頑張れ……俺