15スレ目、731-733
ID:06lFM0fL 氏

 昔々あるところにおじいさんとおばあさんがおりました。
 ある日、おじいさんが野良仕事から帰ってくる途中、一人の少年が道端に倒れておりました。
 かわいそうに。行き倒れか。
 おじいさんが少年を抱き起こすと、少年は息をしていました。そしてボロをまとってはいるものの、
その顔は大層美しく、陰間茶屋にも居らぬほど。おじいさんは一目見て気に入ってしまいました。
 家につれて帰ると、待っていたばあさまは大層驚いて、ついで苦い顔をしました。
 この自分達だけでも生きていくのが大変なご時世に、よくこんなどこの馬とも知れぬガキを連れてこ
れるのか、おじいさんの頭を疑いましたが、倒れた美少年を放るほど鬼でもありませんでしたので、回
復するまではと家に居ることを許しました。
 美少年は直ぐに目を覚ましました。
 ちゅん、助けていただいてありがとうございます。私、稀代の化けネズミの呪いによってこのような
姿をしておりますが、スズメでございます。
 そして着物を肌蹴て尻から生えた尾羽と背中の羽を見せました。それからその場に居住まいを正すと
深く深く頭を下げました。
 このご恩は決して忘れはしません。是非とも今しばらくこの家に置いてくださいませ。このおちょん。き
っと恩返しして差し上げます。
 おじいさんは大層喜んで、そうかそうかとおちょんが居るのを許しましたが、おばあさんは冗談じゃ
ないと思いつつ、家に上げた手前、傷が癒えるまでは仕方が無いと諦めました。


 ところがその晩、おばあさんの目が覚めると、隣で寝ていたはずのおじいさんがおりません。
 さては厠か。
 しかし厠にしては遅すぎる。
 おばあさんは床から這い出すと、おじいさんを探しに行きました。
 すぐにおじいさんは見つかりました。
 厠の隣にある物置で、おちょんと交わっているではありませんか。
 ああんあんとかおおんおんとか、少年特有の淡く締まった肌が蒸気して桃色のようになっている様ま
ではっきりと見えます。おじいさんはおじいさんで年甲斐もなく興奮し、その菊門に肉棒を抜き差しし
て喜んでいる有様です。
 おばあさんはゆっくりと床に戻り、ギリギリと歯軋りして髪の毛をかきむしりました。
 あぁくやしいあの泥棒スズメめ今に見ておれ。



 翌朝、おじいさんが野良仕事に出ると、おばあさんはスズメの好物である米を沢山用意しておちょん
を呼びました。
 おちょんやおちょん。米があるからこっちへおいで。食べさせてあげよう。
 わぁ、おいしそうなお米ですね。いただきます。
 米が大好きなおちょんは、ちょん、ちょんとおばあさんに近づくと、お米を食べ始めました。
 おばあさんが言います。
 おちょんや、米が服の中に入ったぞ。
 あれ? そうですか?
 そうじゃそうじゃ。ちょっと脱いで見なさい。取ってあげよう。
 おちょんがなんの疑いもせずに服を脱ぐと、おばあさんはすかさずおちょんを押し倒し、持っていた
ハサミでおちょんの可愛い肉棒をチョンと切ってしまいました。
 この泥棒スズメめ。コレに懲りたらとっとと家を出て行け。
 ぎゃあとおちょんが泣いて、ソコを抑えて悶絶してますと、おちょんの胸がむくむくと膨らみ、あっ
と言う間に年頃の女子になってしまいました。
 驚いたのはおばあさん。ひぇえと腰を抜かすと、一目散に外へ逃げてしまいました。
 実はおちょんは女の子。化けネズミの呪いによって、男へと姿を変えられていたのです。
 驚いたのは、おばあさんだけではありません。帰ってきたおじいさんもびっくりです。
 ようやくこれで本当の恩返しができますわ。
 栗色の髪をふりふり尾羽をふりふり、おじいさんを押し倒しますと、ついばむようにおじいさんのあ
そこをちょんとくわえたり、唇にちょんと口付けたりです。そして年甲斐もなく勃起したおじいさんの
肉棒に、昨日は出来なかったご奉仕をするように、湿ったおちょんの陰唇でもってずるずると飲み込む
のであります。
 あんあんちゅんちゅんちゅんちゅくちゅん。
 そんな歌声は、夜中まで続きました。



 真夜中、おばあさんがおっかなびっくり戻ってくると、おじいさんが女のおちょんと寝ています。
 おちょんが眠っているその床は、なんとおばあさんの床でした。
 怒ったおばあさん。おじいさんが居るにも関わらず、おちょんをたたき起こすと、薪でおちょんの肩
やら背中やらを殴って夜にも関わらず叩き出してしまいました。
 驚いたおちょんは、スズメに変身して夜の中をふらふら飛んで行ってしまいます。
 あぁ、なんてことを。
 目覚めたおじいさんは、怒りのあまりそこにあった木斧でおばあさんを殴って殺してしまい、ミノ傘
一つをかぶるとおちょんを追いかけてゆきます。
 おちょんやおちょん!! まっとくれ。
 しかし、おちょんの姿はどこにも見当たりませんでした。可哀想に。鳥目ではあたりは見えないだろ
うに。どこかの狐に食われなければ良いのだが。



 おじいさんは、来る日も来る日も、雨の日も風の日もおちょんを探し続けました。
 そして、ある時、森の笹薮の奥の奥で楽しそうなちゅんちゅくという声が聞こえるではありませんか。
 笹薮を掻き分けて中を見ますと、なんと金で出来た美しいお屋敷がそびえております。
 やぁやぁいらっしゃいました。さぁさぁどうぞお入りなさい。
 若い門番スズメが一羽出てきますと、おじいさんを中へ入るよう促します。
 おっかなびっくり中へ入ると、一番豪華な部屋へ通されて、そしてそこにはなんとあの美しいおちょ
んの姿がありました。
 あぁ、おじいさま。幾日も幾日も私を探してくださってありがとうございます。おちょんは嬉しくお
もいます。そしてこれは私からの恩返しです。
 おちょんがするりと着物を脱ぎますと、四方の金の戸が開きます。するとおちょんと同じ四人のスズ
メの娘が現れて、おじいさんをくるりと取り囲みました。
 今夜は私達がお相手いたします。
 スズメ達が口々にそういいながら、おじいさんの服を脱がせて行きます。
 あらあらこんなにうなだれて。私が元気にしてさしあげますわ。
 おちょんが口におじいさんの肉棒をくわえます。
 ならば私がおじいさんを癒してさしあげますわ。
 もう一羽のスズメの娘がおじいさんの頭を柔らかな胸で抱きとめました。
 それなら私はおじいさんの汚れを落として差し上げます。
 スズメの娘がおじいさんの顔をぺろぺろと舐め始めました。
 どうぞどうぞ、お酒も飲んでくださいな。
 くんずほぐれつ。次々とおじいさんへの愛撫をはじめてしまいます。
 宴もたけなわになるころには、おじいさんの肉棒を誰が舐めて元気にしてさしあげるか、そして誰が
おじいさんのそこをくわえるかでもめてしまいます。
 ああん、気持ちいいですわ。
 おちょんが濡れたソコでおじいさんの肉棒をくわえ込んでがつがつと上下しています。
 おじいさんはスズメに飲まされたお酒が精力剤になっているのか、衰える気配はありませんでした。
 ぐちゃぐちゃちょんちょんねちゃねちゃちゅんちゅん。
 そんな宴会が終わる頃、おじいさんは服を正したおちょんから、二つの宝箱を見せられました。
 好きなほうを開けてくださいまし。
 一つはおじいさんの体ほどある大きな箱で、もう一つは一抱えしかない小さな箱。
 明らかに大きな箱はおじいさんは持てませんでしたので、当たり前のように小さな箱を選びます。
 中を開けば、小さな赤子がすやすや眠っているではありませんか。
 やや、これは。
 おじいさんが驚きますと、おちょんは言います。
 おじいさんと私の子どもです。
 なんとなんと、この年で父親になれるとは。
 おじいさんはむせび泣きました。おちょんはおじいさんの背に手を当てると、私と夫婦になってくだ
さいと言いました。
 答えはもちろん決まってますね。

 おじいさんとおちょんは、末永く暮らしましたとさ。

 おしまい

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最終更新:2009年05月09日 18:55