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♀ロリ×♂お巡りさん編

「お巡りさんお巡りさん」

 交番の前に立っていた僕に、女の子の涙交じりの声が呼びかけた。視線を下げてみると、
そこにいたのは猫獣人の女の子。可愛らしい顔は涙で汚れ、耳も尻尾もしょんぼりと悲し
げだ。

「どうしたんだい?」
「あのね、わたし、迷子になっちゃったの……」
「迷子になっちゃったんだ。じゃあ、おうちはどこかわかるかな?」
「わかんないよぅ……」
「じゃあ、お名前は?」
「ふええぇぇん……ママ……ママぁ……」

 な、泣きだしちゃった。どうしたらいいんだろう。

「じゃ、じゃあお兄さんと一緒にお母さん探しに行こうか。どっちの方から来たのかな?」
「あっち……」

 女の子が指さした方角に向けて、二人で歩きだす。途中で何度も座り込んだり泣き出し
たりするので、なだめすかしたりおんぶしたりさんざんに苦労しながら親を探した。

「今度はどっち?」
「多分あっちだと思う」

 女の子に道を訊きつつ歩いていくと、賑やかな通りから外れた裏道のようなところへ来て
しまった。だんだん日が落ちてきたのと相まって、辺りは薄暗く湿った雰囲気になる。

「あれ? 行き止まりだよ」

 歩き続けた果てについたのは、工場とビルの間にある小さな公園。たぶん再開発の時に
取り残されたのであろう、子どもが遊ぶことなどないような場所にあるそれは、夕暮れの
中に錆びた遊具だけが立ちつくすなんとも寂しい場所だった。

「おかしいな。ねえ、本当にこっちの方から来たの?」
「そうだよ」
「だけど、ここから先はもうないよ。一体……」

 その時、女の子は僕の背中から飛び降りると、くるりんと一回転して着地した。

「わわっ! 危ないよそんなことしちゃ!」
「だいじょうぶだよ。だって猫だもん」

 そして、彼女は悪戯な笑顔を浮かべる。

「ほんとはね、私、いま家出中なの」
「えっ……?」
「しばらくこの公園で寝泊まりしてたんだけど、もう寒くて寝られなくなっちゃった。だ
から、お巡りさんに助けてもらおうかなって思ったの」
「ということは、迷子になったっていうのも全部ウソだったのか!」
「そうよ、だけどしょうがないでしょう? だって、本当のことをいったら家に連れ戻さ
れちゃうじゃない。それだけは絶対にイヤ」
「じゃあ、なんで僕に声をかけたりしたんだい?」
「それはね……」

 その瞬間、彼女はその細い脚で僕に足払いをかけた。虚を突かれた僕は、そのまま受け身
も取れず地面に倒れる。小さい女の子とは思えぬ、見事な技だったが、それに感嘆してい
られるような状況じゃない。
 僕が衝撃からやっと立ち直ろうとしたとき、いつの間にやら僕の手足は彼女によってヒモ
で縛りあげられていた!

「お巡りさんのお嫁さんになるためよ!」
「な、何をいって……」
「だってそうでしょ。家が無くて困るなら、お巡りさんと一緒に住めばいいと思わない?
それに、お巡りさんの家族になれば、もう前の家に帰らなくてすむもの」
「ちょっとまってよ。そっちが良くても僕が困るよ!」
「うん、だから無理やりお嫁さんになっちゃう」

 そして彼女は僕の目の前で着ていた服を脱ぎ去る。細いガラス細工のように繊細な手足
と、まだ膨らむ兆候すら見えない平たい胸、それに無毛の下腹部が僕の目に飛び込んでき
た。透けるように白い肌と華奢な肢体が相まって、まるで妖精のように可憐な裸身。僕に
はその手の趣味はないが、それでも彼女の美しさは十二分に理解できた。

「じゃあ、今からお巡りさんも脱がしてあげるね」

 宣言通り、僕の制服のベルトに手をかける。彼女は本気だった。お医者さんごっこだと
かお嫁さんごっこだとか、そんな可愛らしいものじゃない。彼女は本気で僕と――


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♀婦警さん×♂ショタ編

 私はいま、人生(といっても純粋の人じゃなく犬獣人だが)最大のピンチを迎えていた。
 原因は、目の前にいる男の子。年のころはだいたい、小学校に入ったばかりという感じ
だろうか。亜麻色の髪の毛の上にちょんと突き出た猫耳。この子もまた獣人だ。その顔立ち
は非常に可愛らしい。子どものくせに、ちょっと見ないくらい顔かたちが整っている。し
かもそこに幼い雰囲気がプラスされ、極上の子猫に仕上がっている。
 しかもそこに、今は涙と潤んだ瞳が加わっているのだ。これで庇護欲をかきたてられな
いはずがない。反則的なまでの子猫属性だ。
 それでも普通なら可愛い子供というだけで済む。だが、私のような趣味の者にとっては……。

 正直に告白しよう。私はショタコンだ。少年趣味ともいう。要するに、小さくて可愛い
男の子に情欲を覚えてしまう女なのだ。
 しかもそのような一歩間違えれば犯罪のような趣味を持ちながら、私の職業は警官なの
である。察しの良い読者諸兄には、私を襲っている危機の正体がおわかりのことと思う。
つまりはそういうことである。

 この子はついさっき、駅で迷子になっているところを通りすがりの人に保護され、この
交番まで連れてこられた。最初に見たときは、あまりにストライクゾーンど真ん中のその
容姿に、妄想の果てに幻覚を見たのかと思ったぐらいだ。
 名前や住所をきいてみたものの、泣いてばかりで話は一向に進まない。そしてこの子の
綺麗な泣き声を聞いているうちに、私はどうしようもないところまで追い詰められてしまったのだった。

 ――うう、まずい。このままでは本当に襲っちゃう。

 目の前でしゃくりあげる男の子から必死に目をそらし、書類にペンを走らせる。だが、
内心の動揺が手先に伝わるのか、字が震えてどうにもうまく書けない。
 すでに理性は限界だ。
 もし今が発情期でなかったら、まだ耐えられたと思う。しかし間が悪いことに、今はた
だでさえ性欲に歯止めが無くなる時期であり、しかも満月まで重なっている。すでに脳内
では目の前の男の子を押し倒して服を脱がし、不埒な行為にふける妄想が暴走している。
 下着もとっくにずぶ濡れだ。もし今この場に、だれか大人がいたら、臭いを嗅いだだけ
で私が発情しているのがわかってしまうぐらいに。

 男の子がしゃくりあげるたびに、その声に心が揺さぶられる。この子の泣き声はあまり
にも私の琴線にダイレクトに触れてくるのだ。
 その泣き声が、ふいに止まった。


 ――泣きやんでくれたのかな?

 ホッとしつつも、どこか残念に思いながら私は彼の方を振り返った。

「泣きやんだ? もう自分のお名前言えるかな」

 おそるおそる声をかける。ここでまた泣き出されたら、完全に獣になる自信が私にはある。

「あ、あのね……」

 もじもじと何か言いたそうな様子の男の子。すでにその仕草だけで理性がゴリゴリと音
を立てて削られていく。自分のしっぽをぎゅっと握りしめて、なんとか耐えた。

「ぼく、おトイレ行きたい……」
「と、トイレ? トイレなら、ほらそこの奥にあるわよ」
「どこ? ぼく、わかんないよぉ」
「あああああっ、泣かないで! 大丈夫、連れてってあげるから!」

 また泣き出しそうになる彼の手を引いて派出所奥に連れていく。手を握っているだけで、
頭が沸騰しそうだ。性欲で煮えたぎる頭で素数を数えつつ、ようやくトイレまで連れていく。

「ほ、ほらここよ。早く入って」
「うん……」

 男の子が個室のドアを閉める。彼の姿が視界から消えて、ようやく一息ついた。
 だが、私の苦行はまだ終わらない。今度は、トイレのドアに耳を押しつけたくなる衝動
と必死に戦いつつ、どうやってこの窮地を脱するべきか考える。

 ――やっぱり、誰か他の人を呼んでくるべきかな。

 凶悪犯相手ならともかく、こんな子供のために応援を要請するなんて恥さらしもいいと
ころだが、背に腹は代えられない。自分が犯罪者になるよりよっぽどましだ。

「あの、おねえさぁん」

 私がそう決心したところで、彼がドア越しに呼ぶ声がした。


「なあに?」
「お水を流すの、どうしたらいいの?」

 この派出所のトイレは古い鎖を引いて流すタイプなので、今どきの子には使い方がわか
らないらしい。

「そこに、上から下がってる鎖があるでしょう。それを引っ張ればいいのよ」
「えっ、どこ? そんなのないよ」
「あるわよ。ちゃんと探した?」
「さがしたよぉ。でもわかんない……わかんないよぉ……」

 また泣き出しそうな雰囲気。どうやら、すっかりぐずるのが癖になってしまったらしい。
本格的に泣かれる前に、何とかしないと危ない。

「じゃあ、お姉さんが流してあげるから、ドア開けて」
「うん、わかった」

 がちゃり、と鍵が開く音がして、私はノブを引いた。

 そして、血の気が引いた。

 個室の中の男の子。潤んだ目。恥ずかしげな表情。桜色の唇。
 そして、そして、
 ズボンもパンツも脱いだままの、まるだしのおちんちん。

 その瞬間、私は完全に獣になった。


<続きは省略されました。続きを読みたい人はワッフル(ry>