『アイドル伝説』


 オレの名前は、城久間ピリカ。ホッキョクグマの獣人。
 そんなオレは、今人生最大のターニングポイントに立たされてる!
 事の起こりはひと月前の事――


 「「お疲れ様でしたー!!」」
 セットの上から大きな声で、スタッフに挨拶するオレたち。
 向こうからも、次々、「お疲れー!」、「良かったよー!」なんて声がかかって、ちょっとにやけてしまう。
 ここはとある音楽スタジオ。
 たった今、オレたちの新曲のプロモの取りが終わった所。
 あ、そうそう! 紹介が遅れたけど、隣にいる超キレイカッコイイ人はオレの尊敬する人で、名前は城久間ツヨシさん。同じホッキョクグマの獣人。
 名字が一緒だけど、残念ながら血の繋がりとか全然無い。
 有ったらツヨシさんみたく、背が高く――オレより頭二つ分大きい――て、超キレイカッコイイ感じになれたかなーなんて。
 間違っても「超カワイイ~(ハート)」なんて言われないよな。
 同じ中性的に生まれるなら、こんな気持ち悪い美少女顔じゃなくて、ツヨシさんみたいに鋭利な刃物みたいって言われるクールな美人になりたかったなー。
 少しはツヨシさんに近づけないかと髪だけ真似して腰まで延ばしてみたけど全然だったし。
 余計ロリっぽくなったって言われたから止めようと思ったんだけど、ツヨシさんが――
 「そんな綺麗な髪、切ったら勿体ないよ?」
 ――な~んて、エヘヘ、言うからさ、切らないでいるんだけど。
 おんなじホワイトヘアなのに何でこうも結果が違うのかな?
 おっとー、いつの間にか自分語りになってた、カッコわりぃ~。
 オレたちは、自分で言うのもなんだけど今大人気絶頂の男性アイドルユニット。
 グッズはバカ売れだし、この間の初コンサートのチケットの値段なんてオークションで10倍とかしたらしいんだよねー。
 ファンのみんなに喜んでもらえるよう、尊敬するツヨシさんの足を引っ張らないように頑張らねば!
 「って、あ、あれ?」
 悦に浸ってガッツポーズしてたら、いつの間にかツヨシさんが行っちゃう。
 いつもの様に誉めてくれないんすか?
 あの笑顔も無し?
 え? え? 行っちゃう行っちゃう~!?

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 「オレ、何か間違ったかなー?」
 でも、今まであんな声も掛けてくれないなんて無かった。
 ツヨシさんは、見た目クールだけど気遣いの出来るオトナの人。そこら辺も見習わなくちゃと思ってるんだ。
 そんなオトナのツヨシさんがスルーなんてよっぽど何か気に触ることがあったに違いない。
 「やっべ、とにかくソッコー謝って何失敗したか聞かなくちゃ」
 廊下に出たらダッシュかまして楽屋の前。
 「おっと、ここ、ここぉ。ピリカでーす。ツヨシさん入っていいっすかー!」
 ノックして待つ事暫し――けど返事が無い。
 ここの楽屋はシャワー付きだからもしかしてシャワーかも?
 ここは意を決してドアを開ける。
 「失礼しま……」
 居た。ツヨシさん着替えもせずにテーブルに突っ伏してる。
 「ツヨシさーん」
 「んー」
 起きてるみたいだけど、頭の耳が垂れてて、テンション激低ぅーい。
 「ツヨシさん、どーしたんすか?」
 「んー」
 返事も尻下がり。
 「マジ大丈夫っすか?」
 「んー」
 ちょっと普通じゃ無い感じ。こりゃ、やっぱオレがなんかやらかしたか?
 そんな事をとっさに思い付いたとき――
 「やっぱりこのままじゃ駄目だー」
 なんて、ツヨシさんの口からすっげー爆弾発言が飛び出した。
 「ナ、ナンスカ!? オレ、なんかやらかしました!?」
 「ふぇ? な、何? ど、ちょ、ちょっと」
 オレが急に詰め寄ったせいかツヨシさんが何時に無く慌ててるけど、そんな事気にしてられない。
 「オレ頑張ります! ツヨシさんに付いてきますから、解散とか言わないで下さいよ!」
 オレは必死だった。だってツヨシさんが居るからオレは頑張れる。ツヨシさんと一緒じゃなきゃ、オレ駄目なんだ!
 「オレ何でもします! だから……ぐすっ、ぐすっ」
 「う、うん」
 「や、やったー! オ、オレ……ツヨシさ~ん……うわーん!!」
 「!?」
 ツヨシさんに許してもらった嬉しさのあまり、ツヨシさんに抱き着いて泣き出してしまったオレ。
 そんなオレをツヨシさんは優しく抱き留めてくれた――と思う。だって顔は見えないけど頭を抱いてくれる手はすっごく優しかったから。
 ツヨシさんの鼓動はちょっと早くてエイトビート? そんな事を考えてたら大分落ち着いた。
 ちょっと泣いたのは恥ずかしかったけど、涙は青春の汗って言うし、見られたのはツヨシさんだから、ま、いっかー。
 ツヨシさんの胸から顔を上げたオレ。照れ隠しにオレなりのグッドスマイルを作って見た。
 そこで初めて気が付いたんだけど、ツヨシさんの顔がトマトみたいに真っ赤だった。

 「どーしたんすか? ツヨシさん」
 「え? い、いやなんでも」
 「でも、顔赤いっすよ。熱でもあるんじゃないですか?」
 「え? ひゃ!?」
 「ほらチリチリじゃないっすかー」
 ツヨシさんの両頬はオレの手が火傷しそうなほど熱い。
 「どうっすか? オレの手。冷たいって結構評判なんすよー。所で、手ぇ冷たいと心が温かいってどうなんすかねー?」
 「…………」
 何か一人で喋ってるうちに、気が付いたらツヨシさんは目を瞑ってじっとしてたよ。
 うっはー、閉じた睫毛がなげーって感心する。
 ここは一つ俺も黙ってしばしこの時間を堪能する。
 「…………」
 ツヨシさんにこんな事出来るのも同じユニットである特権。
 「……カ」
 しやーわせな時間にうっとり。
 「ピリカっ!」
 「ハ、ハイっ!」
 ちぇー、もう終わりか~。びっくりして手を引っ込めちゃったよ。
 名残惜しくて自分の掌を見つめてわきわきと指なんか動かしてみたり。
 それにしても――
 「まだ赤いっすねー」
 「それはもういいから……それよりピリカ」
 急に雰囲気が変わったヨシさんにちょっとドキッとした。
 「な、なんすか? ツヨシさん」
 「さっきなんでもするって言ったよね?」

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ツヨシさんの言われるまま、ドアに鍵を架けた。
 「これでいいっすか?」
 「ん。そうしたらこっちに来て座って」
 「ハーイ」
 なんでもこれから演技指導してくれるらしい。
 こう言う事はよくある事。やっぱ今日なんかやらかしたんだな~オレ。
 ツヨシさんの脇に正座する。
 テーブルの上には飲みかけのお茶のペットボトルと、あれ?
 「なんすか? そのカプセル」
 「いいから」
 「そうすか」
 ツヨシさんが気にするなって言うんならいいか。
 そのカプセルを口に含んで、お茶をあおるツヨシさん。
 「ん、ん!」
 「なんすか?」
 手招きされたんで身を乗り出してツヨシさんに近付く。どうしたんだろ?
 そしたら頬っぺたをガッと両手で挟まれた。
 「ふえっ?」
 オレがとっさに出たのは変な声を出す事だけ。
 次の瞬間ツヨシさんのドアップとともに――
 「「ん、ふっ」」
 唇に柔らかい感触がして、次には口の中に舌が差し込まれる。
 温かい舌はオレの舌の上をすっと滑り、オレの舌をそっと押さえ付ける。
 すると今度は少し顎を上げさせられると、ツヨシさんの舌を伝って生暖かい液体――お茶が流し込まれた。
 舌を押さえられているからか、お茶はオレの口の中には残らず喉の奥に滑り降りて行く。
 上手く調節してくれていたからか器官に入って咽る事も、口から零す事も無くお茶を嚥下出来た。
 お茶を飲み終わると、残りが無いか確かめるかのように、ツヨシさんの舌がオレの口の中を隅々まで丹念に探る。
 そして最後にお茶がちゃんと飲めたご褒美の様に、優しく舌を絡められキュッと扱かれた。
 「「ちゅぴっ」」
 お互いの唇が離れると、どちらの唾液ともとれないものが二人の唇の間に銀糸の吊橋を作る。
 思わず名残惜し気に舌を突き出しはしたないオレ。
 「「はぁ……」」
 どちらからとも無く溜息が漏れた。
 オレなんか目が回って思わずツヨシさんにもたれちゃった。ハハ、どさくさにラッキー♪
 「……やっぱ……スゴイっすね……大人のキス」
 前に演技指導でキスの仕方を教えてもらった時に、この『大人のキス』ってヤツも教えてもらった。
 これはドラマとかじゃ使えないらしいが、確かにそうだと思う。だって一々こう動けなくなっては次の演技に支障が出る。
 それにしても、キスは以前に教えて貰っているから、これは次の演技指導の前段階なんだろうな。
 ここで挫けちゃ男が廃るってもんよ。

 「……ふぁ。れ、この次があるんすよれ?」
 あれ? 呂律が変だな。
 「へー、説明どうりの効き目の早さだ」
 何、何? ツヨシさん、それどー言う意味?
 それに体が急に熱くなってきたぞ。
 それから、いつも以上にツヨシさんの手が気持ちいいのは気のせいか?
 「はふっ♪」
 背中を撫でられてゾクゾクっと来て思わず溜め息が出た。
 なんかさっきのキスより溜め息が熱いような気が。
 何だか変な感覚に戸惑っていると――
 「よっ」
 「はれっ?」
 気がついたら転がされてた。何時引いたんだろこの寝座布団。
 上に乗って見下ろす格好のツヨシさんの顔は半分影になっていて、見えるのは鼻から下だけ。
 唇はさっきのキスのせいで充血したのか口紅でもしたかのように真っ赤で、それが笑顔の形を作っている。
 その唇がゆっくり割れると、其処から濡れた舌がちろっと出て唇をゆっくりと舐めた。
 そのあまりのヤラシイ感じにちょっと見とれてしまうオレ。
 「!?」
 急に下半身に何か押し付けられるような感触。
 これってツヨシさんの脚……ってヤバイヤバイ、マジでヤバイ。
 急に気が付いたけどオレのアソコが大きくなってマジヤバイ。
 しかもツヨシさんの脚に触ってるって。
 「ツ、ツヨヒひゃん! ちょ、ちょっと」
 急いで離れようとするけど体が思うように動かない。
 ツヨシさんはまだ気付いていないのか、脚がさらに押し付けられてくる。
 「ス、スンマヒェン、ツヨヒひゃん! あ、あひ、ヒュンマヒェン!」
 呂律の回らない舌で何とかこれ以上失礼にならないように現状を伝えようと努力してるんだけど、ツヨシさんの脚の動きは止まら――いや、止まった。
 思いが届いたのかと、いつの間にか目を瞑っていたオレがそっと目を開けるとドアップのツヨシさんと目が合う。
 思わずゴクリと唾を飲み込むオレ。
 「ツヨヒ……ひゃ……」
 その瞳が顔ごとすっと移動すると耳元に熱い息が掛かる。
 「ピリカが男の子だって確かめたかったんだ……よかった男の子で」
 な、なぁ~んだ。ツヨシさん、そんな事心配してたのかぁ。
 「何言ってんひゅか~。前からヒュヨヒひゃんと同じおろこだって言ったじゃないひゅかぁ~」
 そっか~、そんな事心配してたんだツヨシさん。
 オレたちホッキョクグマの獣人は男女の判別が特に難しいんだ。
 体のラインは、男でも丸みがあるし、胸も少し膨らんでる。逆に、女だと、起伏が乏しいって言われるらしい。
 顔は差こそあれみんな女顔だし、極めつけに男のシンボルは普段はお腹の中に隠れてしまうので判らない。
 は~、すっかり安心してしまって気が抜けちゃったよ。
 所でそれと演技指導と何の関係が?
 「ボク? ボクはピリカと同じじゃないよ」

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 「へ?」
 ツ、ツヨシさん、今なんとおっしゃいましたか?
 「ボクは女なんだ……ごめんね黙ってて」
 「えーーーーーーーーーっ!」
 マ、マジっすか? 信じられねーんすけどぉ。
 「今証明するね」
 呆然とするオレを他所に刻々と状況は変化していく。
 すっと体を離したツヨシさんはオレを跨ぐ様に立つと、衣装のズボンのベルトを外し、チャックをゆっくりと下げてゆく。
 ツヨシさんの目は泣き出す寸前のようにウルウルとしたまま、こちらをじっと見つめて来ていて、オレはその視線と、視界に入る開きかけのチャックから目が放せないでいた。
 大した幅も無いチャックが開く時間がこんなに長く感じたのは生まれて初めてだった。
 チャック下ろし終えてしまうと、そこから濃い色の布――多分パンツ――がチラッと見える。
 普段から見慣れてる筈のソレから目が放せないオレ。
 これから起きる事を見逃すまいと瞬き一つせずそこを凝視してしまう。
 ツヨシさんはそんなオレに躊躇する事無く一気に膝までズボンとパンツを下ろす。
 「あ……」
 オトナのツヨシさんのそこは髪と同じ毛で覆われていて、その茂みは濡れていて雫まで垂れててぐしょぐしょになっている。
 そこにツヨシさんの両の指先が添えられる。
 「んふっ」
 ツヨシさんは小さく溜め息をひとつ付くと、その手をゆっくり左右に引くと、茂みがくぱぁーっと開くと、中からポタポタと雫が落ちる。
 それをなんと表現すればいいのだろう。
 一部影になってよく見えないけど中は真っ赤で……そして、とてもオレの心を刺激する。
 「ふくっ」
 オレの股間が開放しろって騒いでる。
 今年15になるオレはまだ、女の人のそれなんて写真だって見たこと無い。
 それが今目の前で、しかも生で、それが大好きなツヨシさんで、女の人だったなんて!?
 えっ? 今「ポタッ」って……。
 「見て……もっとよく見て……」
 「!!?」
 いつの間にかズボンから脚を抜いたツヨシさんが、膝立ちでオレの顔を跨ぐ格好をしてて、目の前には――
 「ぅ……はぁ……」
 さっきよりも良く見えるヌラヌラと光る赤いそれ。
 一番外側の厚い肉の内側に花びらのようなひだ。赤い切れ目の一番上には男のシンボルを可愛くしたような突起。特に赤い割れ目の底には小さい穴と大きな穴が呼吸するようにひくっひくっと動いている。
 その大きい方の穴からは、今も雫が糸を引きながらオレの顔に落ちてくる。
 この状況にオレの股間はさらにヒートアップする。
 このままじゃ、触らないでもアレが来るかも。
 「ネ、見えてる……ん、んく……お、奥まで見えてるぅ?」
 えっ、えっ? 何シテルンスカァァァァ!!
 ツヨシさん、大きな穴の方に指を掛けると、ぐいーって引っ張った。
 すると洞窟のような奥に何か先端に穴の開いた何かが見えてぇぇぇ。


 「ふっ! くっ! んくっ! くふっ!」
 あ……オレ……触ってないのに出ちゃった。パンツの中がヌルヌルして気持ち悪い。
 「ふえ? あ、あれ?」
 ツヨシさんも素っ頓狂な声を出して――気が付いたみたい。
 急に泣きたくなってきた。
 「ふ、んふっ、んふっぅ……ぅわ~ん!!」
 「え? ピ、ピリカ? え、ええ~!?」
 え~い!! もうどうなってもいい。穴があったら飛び込んで二度と出てきたくない!!
 「わ~ん!! もぉ~ヤラヤラヤラァ~!!」
 「ご、ごめん。だから、泣き止んで。ねっ、ねっ」
 「もぉ~ツヨヒひゃんなんか知らないろ~!! ピリカお家帰るのろ~!!」
 自由になる首だけ振って駄々を捏ねるオレを必死に宥めようとするツヨシさん。
 オレってキレると超幼児後退するんだね。
 頭のどこか微かに残った部分が、その事に気付いてびっくりした。
 「ね、もぉ、ほんと……え~い!」
 「いや~!! い~や~らっ、う゛っ、むぅー!!」
 思いっきり唇で口を塞がれた。
 まともな判断の出来ないオレは急に息が出来なくなってパニクって、鼻ですりゃいいのに息を吸おうと頬をポコポコ膨らましたり萎ませたりを繰り返すが、新鮮な空気は一向に入ってくる気配も無い。
 そのうち段々と意識が朦朧としてきて抵抗する気力が無くなって来た。
 もうちょっとでぷつっと意識が切れる寸前に口が開放される。
 「ふわはっ!! はっ! はあっ!」
 一気に肺に空気が流れ込んで大きく膨らむ。
 はー、こんなに空気って大切なんだ……。
 「むぐ!?」
 またキスですか? ツヨシさぁん!!
 「「んふっ……ぴちゃ……ちゅ…んっ」」
 聞こえるのはお互いの息遣いと、湿った水音だけ。
 口の中に入ってきた舌は、縦横無尽にオレの口の中の感じる部分ばかり刺激する。
 あんまり的確なのが悔しくて、オレも舌を突き出して反撃すると、軽く絡め取られツヨシさんの口の中に連れ込まれて、あらん限りの蹂躙を受ける。
 その上ツヨシさん、オレの口の中に唾液を沢山流し込んでおいて、それを飲み込ませずにこね回すんだ。
 「じゅぶっ、じゅぶっ……じゅるる……」
 溜まったそれが口から零れてオレの頬を伝うのが少しくすぐったい。
 思う様オレの口の中のかき回して満足したのか、ツヨシさんの顔がすっと離れる。
 その頃にはすっかりオレは出来上がっていて、知らずに涙まで流していた。
 「さ……飲んで」
 「ん、んくっ、んく! ぷ、ふわぁ~」
 「はい、良く出来ました」
 零しながらも何とか唾液を飲み込んだオレの頭を優しく撫でるツヨシさん。
 さっきまでの嫌な気分が嘘のように晴れて、ツヨシさんに誉められたのが素直に嬉しかったり。
 「さ、それでは演技指導の続きをやろうか」
 「ふえ?」
 まだその話は続いてたんすか!?

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 「今日の演技指導は……」
 「ツヨヒひぁ~ん、それよりもっろ大ひなころあるでひょ~」
 「何言ってんの? これはすっごく重要な事だよ」
 「え~」
 なんか異常にハイな感じが怖い。
 「さ、今日の課題は『本番』!」
 「ひょんびゃん?」
 なんか嫌な響き。
 「そ、キスの次は本番。判る?」
 「あ、あんまりわひゃりたくらいっす」
 「あ、なんか反抗的だねぇ~」
 「ひ、ひは。しょんなこひょらいっふよ! 気のへいっふよ!」
 「ヨシ! 決めた。シチュエーションは『逆レイプ』って事で決定!」
 「ひゃあ?」
 何、『逆レイプ』って言葉。超危険感じるんすけど!
 「じゃあ早速始めるね♪」
 「ひぇ、ひょっほ!」
 マジ? んな!? ツヨシさん行動が早いって!
 あっという間にオレに背中を向けると、オレのズボンに手を掛けてるし。
 「さぁ~、ご開帳ぉ~♪」
 「ひゃわ!? ら、らにやってんひゅひ……ふえ!?」
 ツ、ツヨシさん下半身丸出しじゃないすかぁ~。
 綺麗なお尻と、その上にちょこんと乗っかった白い丸い尻尾が楽しそうにフリフリ揺れてる。
 それに……う、うぅ……やっぱツヨシさん『男』じゃないんすねぇ~。
 「フフフ、口では嫌がっても体は正直だなぁ」
 「あぁー!!」
 しまった! 気を取られている隙にズボンを脱がされ……。
 「うわっ、すっごいぐちゃぐちゃ……臭いだけで逝っちゃいそう……気持ち悪いよね? ね? 今楽にしてあげるから」
 「ひゃ! らめっ! 見ひゃらめっす!!」
 そんなオレの叫びも虚しく下半身が涼しくなる。「にちゃ」っと微かに粘つく音がして辺りには独特の臭いがして。
 「いっ!? ひゃー……ぐもむぐ!?」
 「少し静かにしててね♪」
 タオルで口を塞がれてしまった。
 「さぁってー邪魔者も居なくなった事だし……」
 オレ居ない事にされたらしい。そ、そんなぁ~。
 「アッハ♪ もう我慢できない……じゅるじゅる……」
 「ん゛ー!」
 な、舐めてるぅ。オ、オレのセーエキ舐めてる。
 「んん、んはっ……じゅる、んはっ……じゅる」
 「んぶ! んぶ!」

 もう何だかオレは大変な事になってますよ。
 目なんか開けてられな位の刺激が下半身から怒涛の勢いで送り込まれる。
 既に一回出していなかったら、もう達していただろう刺激ばかりだ。
 「ふはぁ……ひゅごいぃ……想像してたより……」
 ツヨシさんが壊れた! それと一体何を想像してたんだろうか? 兎に角怖い。
 「……残滓でこれなら……搾りたては……」
 オレのチ○ポにツヨシさんの手が触れて……。
 「んびっ!」
 「あれ? 剥けない……」
 い、痛い。チ○ポ裂ける……。
 「そうか……気が付かないでごめんね……んむっ」
 「んびゃ!?」
 「んん……んろぉ……れろ……」
 んあ゛ぁぁぁ……皮の中に……舌がぁ。
 「んぐっ! んぐっ!」
 「ん゛はぁ……れるぅ……すっご……舌がびりびりするぅ」
 「ん゛あ゛ー……」
 もう……駄目、限……か……い……。
 「さ、そろそろいいかな? 剥いただけで逝かないでね……って無理そうだね」
 「む゛ー! む゛ー!」
 振り返ってこっちを見ているツヨシさんに口がつかえないから首だけで状況を訴えるオレ。
 もう止めまぁ……うわ……口の周りべたべたにして……エロすぎ。
 「あ、こらっ! その顔は……勝手に逝こうったって……こうだっ!」
 「むぐぅ!? ふっ! ふっ! ふぐ! ふぎっ!? ぎあ……」
 オレのチ○ポが縛られたぁ!?
 「ほらぁ~、これで逝っても出ないから安心だね!」
 ひ、ひどい……痛いし……根元で逆流でもしたみたいで……死ぬ……死んじゃう。
 「じゃ、いい声で鳴いてね♪ ハイ!」
 「むぎっ! ふぐ! ふぐん! ふぐ……あ゛っ、ぎっぃ!!」
 「アハハ、先っちょがパクパクしてるね。エサが欲しいのかなぁ~。親鳥ですよぉ……」
 「ふきゅ! ふぐ! ふぐん! ふぐん! ふぎゅー!!」
 「あらら……舌でお口突いたらまた逝っちゃった? 男って大変だねぇ」
 涙と……鼻水と……セーエキの逆……流……苦し……い……。
 「ますますカワユクなっちゃって……流石ボクが見込んだだけのことはあるね♪」
 え……も……何も……判らな……すけ……ど。
 「ま、この後も控えてるから、一回弾けとこうね♪ ボクも搾りたて飲みたいし」
 「…………」
 「トリップしちゃってるね。よろほごぉ……おごご……ごあ……」
 「ぐがっ!? お゛っ! あ゛お゛っ」
 ヌルヌルが、ヌルヌルが、ヌルヌルして、ヌルヌルで、ヌルヌぅ……。

 「おご、お゛お゛お゛お゛お゛お゛」
 な!? 振ど……い!? 今……それ……解くとぉ……!
 「あぎゃ! ふぐん! ふぐん! ふぐっ! ぐぅぅぅ……」
 「ごぶっ!? お゛ぶっ! お゛ぶっ! ぐぷっ!」
 あ゛あ゛あ゛……出てる……出てる……出てる……。
 「いぎっ! いぎっ! ぎっ! ぎっい……」
 「ごあ゛っ! お゛え゛っ! お゛え゛ぇぇ!!」
 駄目……い……しき……。
 「「…………」」
 「ずずずずー、ずるずるずるずるー」
 「…………」
 「んぷ……すご……ずずっ。いヒホい良ひゅぎへ……はヒャから出ひゃったん、んぷっ……ずずっ」
 「…………」
 「想像以上っ!! 凄く良かっ……た……あぁ……ごめん……やりすぎちゃったね」
 「…………」
 「そうだ! 記念にそのカワイイ逝き顔写真とっとこうね♪」

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 く、苦しい……息……息が……出来な……。
 「んきゅ、ぷはぁ!」
 「あっ、起きた起きた」
 「はぁ、はぁ、は……何すんすかぁ!!」
 「騒ぐとまた猿轡するよ」
 「…………」
 人の口と鼻塞いどいて何すかその言い草。ツヨシさんじゃ無かったら蹴り入れてる所っすよ。
 「で、何すか今度は? オレもツヨシさんも裸じゃないすか」
 違うのはオレの手足が縛られて身動き出来ないって所か。
 「何だかなぁ~、すっかりスレちゃって。カワイイボクのピリカは何処行っちゃったんだろ?」
 「男にカワイイとか止めてください。大体こうなったのはツヨシさんのせいじゃないっすか?」
 「なぁ~にが~? 自分のエッチさをボクのせいにするって訳? じゃ、これどっかに転送しちゃおうっかな~」
 「#$%&!!」
 「こらこら大声出すなって……」
 何でそんな写メとってるんすかぁ!! も……もう……。
 「スン……ぐす……ぐすっ……」
 「あっ……ごめん……泣かないで……ねっ」
 「らぁー、ほの写メ消ひてくら……ふあーん!!」
 「あ、こらっ、子供みたいに泣かないの……ごめん……ごめんて」
 「らってぇ……エクッ。ツヨシひゃん。意地悪。ばっかして……フ……スン……」
 もう訳判らん。兎に角この勢いでツヨシさんを責めよう。そうしよう。
 「オレ。キライらんれひょ? だから。意地悪。すんれしょ……スン……スン……」
 「ち、ちがっ! ピリカの事キライな訳無いでしょ!」
 「ら、らって。こんな事。するし。お、女だって。言うヒ……ヒーーーン!」
 「ボ、ボクが女じゃいけないの?」
 「も、木ひょ。だった。のに。オレ。どうしたら……スン……」
 そう、オレの目標はツヨシさんみたいな超キレイカッコイイ『男』になる事だったのに。
 「そっか……だったらピリカも女の子になろっか?」
 「っ!? や、やら~。女の子はやら~」
 あ、あれ? いつの間にか幼児後退がデフォって来た感じ。
 「何? 女の子の何が嫌なの?」
 「ら、らって~、カワイイとか言われるし~」
 「カワイイってそんなに悪いの? ボクはカワイイってのはキレイって言われるのと一緒だと思うけど?」
 「え? え? で、でもぉ~」
 な、なんか説得力ある言葉に押され気味っす。
 「大体男なんて全っ然大した事無い! じゃ、試しにボクと勝負してみようか」
 「しょ、勝負?」
 頭の片隅で「論点がずれて来てるよ~!」って言ってるけどもう駄目かも。
 「逝かせっこしてボクが負けたら男を認めてあげる。負けたらピリカは女の子」
 「え? ええっ!?」

 「逃げたら負けね。ハイ、じゃぁスタ~トぉ♪」
 「は、嵌められた!?」
 「何言ってんの? 嵌めるのはぁ、ピ・リ・カ(はーと)」
 「な、何下ネタいってんす……わっ……はんん……」
 あ、言葉使い治った……ってそんな場合じゃねぇ~。
 流石に三度目だから直には逝かないけど、それでも咥えられて舌を這わされればギンギンになる節操の無いオレって。
 「ん……じゅる……んふ。ネ、ボクのも準備してよ……」
 うわ……準備の必要ないんじゃないっすか? とも言えないし、ツヨシさんには何回も口でしてもらってるから。
 「……れろ」
 「きゃん!?」
 あ、面白い。味もまあまあイケるし。ツヨシさんに仕返し出来るかと思うとすっげ嬉しいし。
 なので気合を入れて上から下まで一気に舐め上げる。
 「ヒィ!? ぁ……ンン」
 ん? 最初に何があったっけか。おお……そのぽっちっすね♪ でわ僭越ながら。
 「ちゅむ」
 「キハ!!」
 イメージは何がイイっすかね……そだ! チューブ入りポリドリンクの凍らせたヤツ。お前に決めたぁ!!
 「ちゅっ、ちゅっ、ちゅー」
 「はひっ!? いやっ! やらぁ! らめぇ~」
 うわっ! 穴からびゅっ、びゅって何か顔に吹き付けてくる。く、くそぉ負けるかぁぁぁ!!
 「ちゅっ、ちゅむ、ちゅー」
 「きひっ!? ひゃ! ひゃんん~!」
 あ、腰が逃げてく。くっ!? この逃がすかぁぁぁ!!
 「カリッ」
 「#$%&!!」
 「うぷっ!? ぷ、ぷはっ!」
 うわっ!! 目が見えない。な、何これ?
 「ドサッ!!」
 「うぐっ!?」
 え? 何? 目が沁みてよく見えないけど……。
 「ひん……ひん……いひん……」
 あ、あれ? ツヨシさんが倒れて……ぶるぶるって……。
 「しゅわー……」
 あ、お腹が温かい……あの、これ以上はツヨシさんプライドを傷付けるので言えません。

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 「あのー……ツヨシさーん……」
 「何っ!!」
 「これ解いてくれたら手伝いますよぉ」
 「ぅ……うるさい! ピリカは後でおしおきっ!」
 そ、そんな涙目で凄まなくても……。
 でも涙目のツヨシさんもまた……こうそそられるっつか……ムラムラッと。
 「なんかヤル気満々って感じだねピリカ」
 半眼になるツヨシさん。
 「そんなぁ……最初に始めたのはツヨシさんじゃないすかぁ~」
 「またそんな事言うんだピリカ……あの時はとっても可愛かったのに」
 「男がカワイイなんて言われても嬉しくありません……って何に話しかけてんすか!?」
 「ピリカぁ……ハアハア……」
 「へ、変態っすか? ツヨシさんがそんな人だなってしり……あっ……あっ……扱かないでくださいよぉ」
 「ハアハア……ピリカが悪いんだよ……こんなイイ臭いさせて……」
 「ぃぁ……それ……ぃぃ……言いがかりっ」
 「も……初めて会ったときから狙ってたんだ……っから……」
 「……頬擦り……ぃゃ……」
 「んむ……キヒュ……教えてくれって言われた……時なんれ……じゅる……」
 「はぁ……なめ……るか……喋るか……ひんん」
 「……我慢……出来なくて……れろ……ちゅぴ……自分で処女膜……切っちゃって……」
 「あ゛いぃ……体ぁ……大切にしへ……くらは……ひ……」
 「んえ……ひおお……れろ……おお……おおおお……」
 「お゛、お゛……咥えながら……喋……」
 「んぷはぁ。もう我慢できない! ここに、ここにもらうからね!」
 「ぇぁ……はっ! 自分の体は大事にって今……」
 「「はぁん!(♪)」」
 あ……暖かい……すっごい暖かくて……幸せな感じ。
 「こ、これ……これが欲しかったのぉおお!」
 「だ、駄目っすよ……すぐ……抜いて……」
 「ヤダ! ヤダヤダヤダヤダヤダァー!!」
 「無茶言わないで下さい。オレだって知ってるんすよ。このままじゃ赤ちゃん出来ちゃうんすよ」
 「……赤ちゃん欲しい」
 「はぁ?」
 「ボク……ピリカとの赤ちゃん欲しい!」
 「駄目っすよ……中学生のパパじゃ……ツヨシさんも子供も不幸になる……」
 「ボクが不幸にしない!」
 「その強気……どっから来るんすか?」
 「赤ちゃんもピリカもボクが幸せにするんだ! ボクが決めたんだ! 今までボクがそう言って上手く行かなかった事あった?」


 びっくりするよ。ホント、ツヨシさんの強気には……ああ、でも……だから『ツヨシ』さんなんだな。
 性別とか関係無かった……この強気さ、まっすぐさにオレはこの人に付いて行こうと思ったんだ。
 色々と在ったんで気付いたっつか、すっかり忘れてたっつか。
 「その台詞は普通、男が女にするもんですよ。取らないで下さいよ台詞」
 「へ?」
 「判りました……判りましたよ……じゃ……ツヨシさんの人生、オレが頂きますから」
 「は……はい」
 腹をくくれば後は話が早い。
 「ツヨシさん……手足……自由にしてくださいよ……」
 「駄目」
 「へ? 何で?」
 「今のピリカ。カッコ良過ぎるから駄目」
 「なっ!?」
 何言ってんすかこの人は?
 「じゃ、覚悟が決まったみたいだから気が変わらないうちに。レッツ、ゴー!」
 「えっ? 何でこんな時くらいカッコ付けさせ……あぁ!! 凄っ……うねるぅぅ……」
 凄い……四方八方からグネグネと圧力が掛かって……。
 「んん……ピリカは……カワイイで丁度いい……」
 「そ、そん……」
 「お話は終わり……じゃ子種よろしく……」
 「おあっ……! んん……! 凄っ! これ……! すぐ……!」
 これは駄目だ……今までのどれよりスゴイ。こんなのを持ってる女に男が敵うはず無い。
 「あんっ! ボクはっ! ひゃあ! い、いつでもぉ! おぉ!? お゛お゛っ!!」
 「んんっ!? なっ! なんかっ! あた、当って!!」
 な、何かがオレのチ○ポにセーエキを出せ出せってノックしてる。
 「子きゅ! 子宮が! ごっ、ごっって!! き、来たぁぁ……」
 「うあ……ゴリって……しま……る」
 駄目だ……スゴイの来たぁ。
 「「ああっ!!」」
 「んっ! んふっ! ふくっ! ふくんっ! ふくんっ! ふくんっ!」
 「あ゛あ゛ー……!! イッパイ来てる……流れ込んでくる……嬉し……い……」
 幸せそうなツヨシさんはいいけど……オレ……止まんねえ。
 「ふくんっ! ふくんっ! ふくんっ! くんっ! んくっ!」
 「え? まだ来るの? はひっ! 幸せっ! イッパイだぁ!」
 やべっ! 死ぬっ! 死んじゃう! 折角覚悟決めたのに……。
 「んくっ! んくっ! ぐっ! ん゛ぐっ!」
 「あぐっ! も、い……ゆる……ひ……ぃ……」
 あ、もう駄目みたい……ごめんなさい……ツヨシさん……赤ちゃ……。
 「「…………」」

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 あの後、気を失ったオレたち二人はマネージャーさんのドアを叩く音で飛び起きた。
 アレを誤魔化す為にひと芝居打ったんだが、お陰で楽屋がめちゃくちゃになった。
 そのせいでマネージャーさんは、スタジオと社長からこっぴどく叱られた挙句に熱を出して寝込んでしまった。
 後でお見舞いにお菓子を持って行ったら、マネージャーさんに酷く泣き付かれて困惑した。
 兎に角、あの情事は誰にも知られることなく二人の胸のうちに仕舞われる事になった。
 なので、オレたちも解散せずに今もアイドルユニットを続けている。
 と、ここまでなら何とかハッピーエンドと言えるんだが、神様はそう甘く無いらしい。
 問題は――そう、ツヨシさんとの関係だ!
 まず、いつの間にかオレは社員寮を出て、ツヨシさんの住んでるマンションで共同生活する事になっていた。
 催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえって感じで。
 あの時覚悟を決めたオレだから、今更ジタバタしてたら世紀末が……ってどうでもいいか。
 ま、今も変わらず憧れるツヨシさんと一緒に暮らせるなら嬉しい筈なのだが。
 「――さ、じゃぁこれに着替えようか? レッツ、トラーイ♪」
 「な、何で男のオレがゴスロリなんすか! しかもミニスカって変態すか……?」
 「似合うからいいじゃなーい」
 「自分でもそれが判ってるからヤなんす……え? 下着……ぶっ! ガ、ガーターベルトまで!?」
 「良く知ってるねぇ♪ やっぱり着るなら揃えなきゃ。ねぇ~」
 「ふ、ふざけんのも大概にして下さい! ならツヨシさんが着りゃいいでしょうが!」
 「だってぇー、ボクが着たら風俗みたいじゃないかー。それに脱がされるより、脱がす方がスキ」
 「んな!? 脱がすんなら着なくたっていいでしょ! って何時の間に!?」
 い、いつの間にかオレのシャツが肌蹴て……ズ、ズボンまで!?
 「こ、こんなスキル何処で手に入れたんすか!」
 「教えなーい」
 こ、このぉ……って、はっ!?
 「ま、まさかこのスキルを他所で使って……」
 「ぶっ!! ま、まさか。何言ってんのピリカ……はは~ん、もしかしてボクを疑ってたりなんかしたりして」
 「んな!? そんな訳無い! だから……やめ……押し倒さ……」
 「フフフ。着替える前に……おしおきが必要かなぁ」
 うわっ! 腹ばいにさせられた! ま、まさか!?
 「駄目っすよぉ!? まだ風呂入って無いんすからぁ~!!」
 「何言ってんの? それがイイんじゃないのさぁ~」
 腹に手を回されたぁ! 尻突き上げさせ……。
 「さ、ご開帳ぉ♪」
 「嫌ぁーーーーー!!」
 み、見られた! 何てことすんだこの変態。
 「なぁーんだ、騒ぐこと無いじゃん。フン、フン」
 に、臭いかいだぁ……。
 「フ……フン……スン……」
 「まぁ~た、すぐ泣くんだから~。んちゅ!」
 「ふぎゃ!?」
 この人……人の尻の穴に……。
 「ん~、っは! 泣き止んだ? じゃ……続き……んん……ろあ……」
 「はぎっ! やべっ! お゛お゛っ! お゛がじぐなるがらっ! ゆるじ……」


 おっと、話はここまで。これ以上はオレの名誉に関わるんで秘密にさせて頂く。
 みんな、ここまでオレの愚痴を聞いてくれてありがとう。
 ああ……子供が生まれるまで、オレが男でいられる様に祈っていてくれ。
 「いられるんじゃない? 男として立ててあげてるじゃない色々と」
 「うわっ!? 出た!」
 「何に向かって喋ってんのさ? 夫婦の間に隠し事は禁物って……言ったよねぇ」
 非常に不穏な空気を漂わせるツヨシさんに対し、後ずさって距離を取るオレ。
 「あ……逃げるって事は罪を認めるんだぁ……あ、そう」
 「え? 何? それ何の誘導尋問っすか?」
 「さ、観念して。では、イぃ~ッツ、おしおきタぁ~イム♪」


 -おわり-