蜂球
日本蜜蜂特有の防衛行動で近在している天敵、黄色雀蜂との長きに渡る生存競争の中で生み出された技術。
黄色雀蜂や大雀蜂を200から300もの群で取り囲み、直径5cm程の球形を作り出す。
蜜蜂たちは共同で中の温度を上げ、内部に取り込んだ雀蜂をおよそ20分から1時間掛けて蒸し殺す。
これは、雀蜂の致死温度がおよそ45~47度に対し、日本蜜蜂の致死温度が48度以上という温度差を利用した防衛機能で、雀蜂より致死温度の低い西洋蜜蜂には見られない行動である。
なお、蜂球は45度~47度の発熱を20分以上維持することは知られているが、内部で何が行われているかは想像の域を出ない……。


 それは暑く茹だるような日だった。
暑さに苛立ちながら空腹に耐えかねて餌を求めて森を飛ぶ。
俺は暑さにやられていたのかもしれない。
この森で俺たち大雀蜂以上に強い昆虫がいなかったことに過信しすぎていたのかもしれない。
だから、母様(女王蜂)に入ることを禁じられていた花園の中に進入してしまった。
だがどれほど後悔しても遅かった。
一人で狩を行うには俺は奴らのテリトリー(巣箱)に近づきすぎていたんだ。

空腹を紛らわせるために樹液でも啜ろうかと考えていた矢先、目の前を極上の獲物が通りかかった。
蜜蜂の女だ。
いや、蜜蜂という種は俺たち大雀蜂から見ればあまりにも小柄で未成熟な体をしている。
女というよりは幼女といったほうが正しいか。
どちらにしろ犯す分には具合がよく、餌にするには肉の柔らかい極上の獲物であることは変わりない。
俺に気づかないのか、体の割りに大きな尻をゆらゆら揺らめかせながら飛ぶ姿に股間の毒針は大いにいきり勃った。
瞬く間に少女を捕まえた俺は、小柄な体を組み伏せて股間の毒針をまだ濡れてもいない性器に向ける。

「いや、お願い……助けて」

命乞いさえ俺の興奮を高めるためのカンフル剤に過ぎない。
一気に針で貫こうとした矢先、奴らは現れた。

「こら~! お姉ちゃんをいじめるな~!」

あっと思ったときにはもう遅い。
何百という蜜蜂の少女達が俺を取り囲み、いっせいに襲い掛かってきた。
少女たちはまるで繭のように俺を取り囲むといっせいに俺を押さえつけた。
如何に俺のほうが力が強いといえども俺の体に取り付いた十人以上の蜜蜂を振りほどくことは出来ない。

「えへへ~、もう逃げられないよ~」

「美峰お姉さまをいじめた罰をたっぷり受けてもらうんだから」

彼女たちは言うや否や、俺の体に幼い肢体を擦り付けたり、舌で性感帯を弄り始めた。
幼いが故にきめ細かい肌が擦り付けられるだけで嫌がおうにも俺の性欲は刺激され、乳首や首筋、指先などを弄る舌は俺から抵抗する気力を失わせ、、代わる代わる行われるディープキスと唾液の交換は噛み付く力を奪い去った。
しかし、俺の毒針だけは誰も触れようとはせず、時折あやまって触れる蜜蜂の肌に反応してビクンビクンと反応するだけだった。

「うふふ、気持ち良い、おじちゃん」

俺を冷ややかに見下ろすのは先程俺が犯し、喰らおうとした少女、美峰だった。

「きっと、おじちゃんは西洋蜜蜂ばかりを相手にしてたんだね。あの娘達は数は多くても抗う力を持たないから。けど、私たち日本蜜蜂はおじちゃん達を返り討ちに出来るんだから。おじちゃんは今まで殺してきた蜜蜂たちの報いを受けるんだよ」

先程とは違い、濡れそぼった性器を俺の毒針に当てるとそのまま一気に抽入した。


 「どう? おじちゃん。犯すはずだった私に、私みたいな子供に犯される気分は?」

答えるどころではなかった。
犯しているときとは違う、濡れて準備の完全に整った蜜蜂の性器は感触が全然違う。
締まるというより狭い膣の内部から流れ出る愛蜜はその感触を暴威といえるほどまでに高める。
極上の名器だった。

「お返事も出来なくなっちゃった。……動くよ」

そういうや否や、美峰はその幼い体からは信じられないような暴力的な動きで腰をくねらせる。
8の字ダンスで鍛えられた上下動、警戒行動の時に見せる左右の動きはいかんなく発揮され俺を追い詰めた。
名器と激しい動きから生み出される快感は耐えることなど許さずに、俺の毒針からドロリと毒液が吐き出された。
大きすぎる快感は俺から射精の勢いすら奪っていったのだ。

「おじちゃん、早いよ。早漏さんだね」

嘲るように微笑む美峰。
だが、その瞳は少しも笑っていない。
あの瞳は、捕食者が獲物を見つめる時の瞳だった。

美峰の性器は俺を離さず、蠕動運動を持って新たな喜びを与え、俺を取り囲む少女達の愛撫と伴って萎えることを許さなかった。
逝ったばかりで敏感になっている毒針をまたも激しい腰ふりで強制的に導く。

その行為は十回以上も繰り返され、ついには勃ち上がることの出来なくなった俺の毒針。
やっと終わった。
激しすぎる快感の前にどうにか意識を繋ぎとめた俺に、美峰の宣告は残酷なものだった。

「美津花、お願い」

「はい。お姉さま」

美津花と呼ばれた少女は俺の顔に跨り幼い性器をさらす。

「いっぱい舐めてね。お・じ・ちゃん」

鼻と口を大きな臀部に塞がれ、噛み付く力を奪われた俺は美津花が望むままに舐め、愛蜜をすすり奉仕するしかなかった。
すると、力なく横たわった毒針が再び力を取り戻してしまった。

「ロイヤルゼリーだよ。女王様のご飯だけど、雄の性的能力の増強にも効果抜群なんだから。よかったね、おじちゃん。またいっぱい気持ちよくなれるよ」

美津花の台詞と、再び毒針に与えられる快感は俺を絶望の淵にいざなうのに十分だった。


 与えられる膣の暴威と、ロイヤルゼリーによって強制的な勃起と、射精の繰り返し。
もう、少女達が押さえつけていないというのに腕すら上がらなくなるほど衰弱していた。
美津花の尻に顔を蹂躙され、毒針は美峰の膣に征服されていく姿を少女達はクスクスと笑ってみていた。

「お姉ちゃん、おじちゃん何回くらいいっちゃった?」

「43回。美津花、もう良いよ、ロイヤルゼリーがもったいないから」

「はぁい」

久しぶりに美津花の尻から解放され、新鮮な空気を吸えたというのに俺の体は痙攣するばかりで言うことをきかない。

美峰もまた、久しぶりに腰の律動を止めた。

「大雀蜂は体が大きくて力が強いだけが取り柄だけど柔だからね。おじちゃんは後一回射精したら体が完全に動かなくなって、その後二回逝っちゃったら死んじゃうんだよ。最後に言い残すことはある?」

「た、頼む。もう勘弁してくれ。死にたくな」

突然強烈にしまった膣に言葉を強制的に止められる。
もう毒液は一滴たりとも漏れ出さないというのに体だけは射精の反応を示した。
もう指一本動かない。
うめき声すら零せない。

「私が助けてっていった時には無視して自分だけ助かろうなんて虫が良すぎるよ。……あ、おじちゃんは悪い虫だったね」

美峰は微笑む。
こんな状況だというのにそれは見とれるくらい可愛い微笑だった。

突如腰の律動が再開された。
これまでの動きが遊びだったとでも言うように、翅をも駆使した動きに翻弄される。

「ホラホラ、もっと我慢しないと。後二回逝っちゃったらおじちゃん死んじゃうんだよ」

我慢等できようものか。
毒液無き射精と同時に俺の意識は自分の死を見届けることなく闇に沈んでいった。
あぁ、母様の言ったとおり、あの花園は俺たちが決して踏み入れてはなら無い禁断の花園だったんだ。
でも、後悔してももう遅……。