「良し、ならば善は急げだ」

俺の返答を聞くや、彼女は何処か嬉々とした様子で自分の鎧の止め具に手を掛け

ガチャ……カシャン………

「おい………いきなり何をやってんだアンタは………?」
「む?…着ている物を脱いでいるだけだが?」

俺の疑問に対して素直なお答。
もうこの時点で、彼女は軽鎧を脱ぎ捨て、後は布切れと言っても良い下着を付けている状態だったりする。
月明かりに浮かぶ彼女の姿は、身体の外側を覆う鮮やかな蒼色の鱗に対して、
ふくよかな胸周りや程よく腹筋の付いた腹部、肉付きの良い太腿などの内側の色白の滑らかな肌との対比が実に美し――
―――って何を見惚れているんだ俺は!!

「汝よ、我にだって羞恥心はある、だからそんなに見ないで欲しい」

とか言いながらあっさりと上の下着を脱ぎ捨てて乳房を露出させてるのは何処のどなたでしょうか?
それにしても、鎧の所為で分からなかったが、彼女って意外に胸が大きい、あれがいわゆる釣鐘型の――
―――って、だから何を見惚れて(ry

「む、下着が濡れてしまったか………まあ良い、履かずとも死ぬ訳ではあるまい」

ええ、躊躇せずにパンツまで脱いじゃいましたよこの竜人。
しかも良く見たら股間の辺りからつうっと糸引いてるし、下着の股間の辺りもじっとりと濡れて―――
―――って、だーかーらーっ!何を(ry

「さて、汝よ、我の生まれたままの姿は如何だ?」

俺が一人ノリツッコミをやっている間に、彼女は身に付けている物を全て外し終え、その裸体を月明かりに晒す。
戦いによって鍛え抜かれたのか、それとも生まれつきなのか分からないが
彼女の身体は女性的な部分を何ら損なう事なく美しく引き締まり、背の翼や尾と相俟って野性的な美を感じさせ
更に、その身体を覆う蒼い鱗が月光を反射して滑らかな輝きを見せ、ある種の艶かしさを放っていた。
その、戦っていた時と全く違う、妖艶さを感じさせる彼女の姿に、俺は只々見惚れていた。


「汝、呆けた顔で何を見ている………別に雌の裸なんぞ初めてでなかろう?」

陶然とする俺の様子に、彼女は無表情ながらも不思議そうな目でこちらを見る。

「あ、いや………その………」
「む……ひょっとすると………まさかとは思うが、汝よ………」
「ああ………あれっきりだよ、あれ以前もあれ以降も女なんか抱いちゃいないよ!」
「( ゚д゚ )」

俺の言った事が信じられなかったのだろうか、
端麗な表情に呆然とした物をを混じらせてこちらを見る彼女、こっちみんな!
ああ、そうですよ!未だに素人童貞で悪かったな!←(逆ギレ)
傭兵稼業やってる俺の身近に現れる連中と言えば、大体がガチホモ乙!な男むさい野郎か、
如何、贔屓目に見てもオーガかミノタウロスの方がマシなゴツイ女しか現れなかったんだよ!
無論、出会いなんぞ「ナニソレ、ソレって美味しいの?」って位に無かったんだよ!チキショーッ!
当然、18にもなって経験なんざあの時の彼女による陵辱くらいしか無かったんだよっ!!
しかも、女郎屋に行こうにも、その度にあの日の経験を思い出し、躊躇して結局行かずじまい………オレノバカ

「………道理で、抱擁した際の反応が初心(うぶ)な少年のような反応だったかと思えばそう言う事か………
しかし、これはある意味、我にとっては好都合と言える(ブツブツ」

一人で悲観に暮れる俺を余所に。
彼女はと言うと「ふむ」と一言漏らしてから顎に手を当てて、暫し自問自答を繰り返した後、
やおらこちらに向き直り

「良し、分かった。ここは全て我に任せておけば良いだけの話だ。
これで汝が幾ら初心だろうと問題は無い筈だな?」

軽く言い放ちやがりました、この人。

「をいこら………」
「何、汝が心配する必要は無い、長い年月を生きた我にとってその手の技巧もお手の物だ
汝が幾らその手の技巧に疎くとも、我と汝が共に快感を得る事も可能だ」
「いや、そーいう意味じゃなくてな………」
「何だ、これで汝はまだ不満だと言うのか?………むぅ、人間と言うのは何処までも貪欲な物だと聞いていたが……」
「だーかーらー!話を聞けって!」

更に何処かズレまくった事を言い出す彼女に、俺は呆れながらもツッコミをいれる。
そんな掛け合いを何度か繰り返した後


「ええぃっ、もう良い!こうなれば無理やりにでもまぐわうだけだ!」
「えっ……ちょっ!?」

ビリビリッ

焦れた彼女によって服を無理やり引き剥がされ、
驚く間も無くあれよあれよと言う間に俺は全裸にされてしまう。
またこのパターンかっ!これじゃ攻守逆転も良い所じゃないか!?

「ふむ……ぴちゃ…前と比べて、汝の身体は傷だらけだ………」
「うぁっ………こら、汚いって………」

俺の上に乗っかった彼女の先端の割れた赤く長い舌が俺の胸を這い回ってヌメヌメと唾液の軌跡を残す。
その何とも言えない感触に俺は呻き声を上げて身を捩らせる。

「この傷は………先程の戦いの時に我が付けた物か………これは痛そうだな………」
「うぅっ……」

舌先が真新しい傷に行き当たると、その部分を念入りに舐め、滲んだ血を舐め取り唾液を擦り付けて行く。
その度に痛みとも快感ともつかぬ感触が電流の様に脳に突き刺さる。

「済まぬな………あの時、ああでもせねば、汝の本当の強さが分からなかったのだ………
その所為で汝に傷を負わせてしまって………本当に済まぬな………」
「…………」

胸の傷を舐めながら、何処か申し訳なさそうに謝罪する彼女
その様子に、何処かいじらしい物を感じた俺は無言で彼女の頭へ手を伸ばす。

「ぬ……こ、こら、あ、頭を撫でるな………!」
「ハハ、悪い」
「………全く、長い刻を生きていた中で頭を撫でられたのは初めてだ(///」

艶やかな黒髪と硬い角の感触を味わいながら彼女の頭を撫でる俺に
無表情ながらもそっぽを向け頬を赤らめて恥かしがる彼女………何か少し可愛い。

「これは頭を撫でてくれたお返しだ」
「へ?……――ひぅっ!?ちょ……止めっ!?」

彼女の様子にちょいと微笑ましく思っていたら、
不意に股間をひやりとした物が撫で上げ、思わず変な声を上げてしまう。
見ると、外側が鱗に覆われた彼女の手が、俺の肉棒を撫で上げている所だった。

「フ……汝のモノがドンドン滾っていくな…ぴちゅ…鱗の感触は悪くは無いだろう?」
「くっ……あっ!」

鱗に覆われていないしっとりとした掌が亀頭を撫で上げたかと思えば、
次の瞬間にはざらざらとしていながらも何処か心地よい鱗の感触が亀頭を刺激する。
同時に胸を這い回る舌は遂に乳首に行き当たり、二股に割れた舌先でくりくりと舐め回して舐り上げる。
その度にゾワリとした物が背中を撫で上げ、思わず口から呻き声を漏らしてしまう。

「ふむ、汝のモノから液が止めど無く溢れ出てきおる。フフ、我の手がベトベトになりそうだ……」

頼むから実況しながら俺の肉棒を扱かないでくれっ!
そして手についた先走り液を、舌を巻き付ける様に淫靡に舐め取らないでくれっ!
それだけで、俺はドンドン昂ぶっていきそうだ。

「おお、汝の乳首も硬くなってきたな………ふむ、もう少し弄ると如何なるか、少々気になるな」

って、ち、乳首を牙で甘噛みすんなぁぁぁぁぁぁっ!!吸うのも止めてくれッ!
うあ……もうそろそろ限界が近いんだけど………

「む、汝、ここで精を放ってはいかん」
「―――うぎぃっ!?」

熱い物が放たれそうになる直前、それを感じ取った彼女に肉棒がギュウッと握り締められる。
出そうだった物が強制的に押し止められる苦痛に近い感覚に、俺は悲鳴を上げて身を捩らせる。


「精を放つならば………この中でたっぷりとするが良い」

そう言って、彼女は腰を上げ自分の股間を俺に見せつける。
毛の無い痴丘の真中にある秘裂は既に愛液で溢れ、複雑な形をしたピンク色の中を見せヒクヒクと蠢いていた。
同時に彼女の放つ濃厚な雌の匂いが、俺の雄としての本能を刺激する。

「………我のここは、もう汝のモノを挿れたくて涎を出しているのだ」

更に、頬を赤らめ目を潤ませた彼女が、自分の指で秘裂を割り開いてその内側を見せつける
その淫肉は鮮やかなピンク色に充血し、全体を濡らす淫液によって月明かりにぬめった輝きを放つ
真中の淫穴から見える襞や突起が今か今かと蠢き
穴から溢れ出た愛液が、溶けた蝋燭の様にぽたぽたと垂れ落ち、俺の下腹部を濡らしてゆく。

―――挿れて見たい―――
その淫靡な光景に本能はより刺激され、ドクリと肉棒が脈動しその滾りを大きくさせる。
気が付くと何時の間にか俺は飢えた獣の様にハァハァと息を荒げていた。

「フフ……そう慌てるな、我だって我慢の限界なのだ………
我の本能が疼く、汝が欲しいと。我の本能が命じる、汝とまぐわえと。我の本能が欲求する、汝の子種を………
そう、我の中で本能が騒ぎたてて止まないのだ………」

そして彼女もまた、端麗な顔の頬を赤く染め上げ、口の端から荒げた息を漏らし、
鱗に覆われていない白い肌の部分を桃色に染め上げて欲情している事をアピールする。

「俺………」
「何も言うな」

俺が何か言おうとした所を言葉で遮り
彼女が両腕を俺の首に回して組みついて身体を密着させ、柔らかな乳房を俺の胸に押し当てる。
そして狙いを外さぬ様に片手で肉棒を握り秘裂へ宛がい。
それと同時に、俺をもう逃さないかの様に彼女の尾が俺の左太腿へしゅるりと巻き付く。



「……もう、汝が幾ら喚こうとも………」

ずぷり

亀頭に僅かな抵抗と同時に吸われる様な感触、そして背中を走る悪寒にも似た感覚。
先端が入りこんだ、いや、吸われようとしている。その未知の感覚に俺は僅かに身体を振るわせ、
その様子を見下ろし、『俺』と言う最高の獲物を得た彼女の金色の瞳が妖しく輝く。

「最早、我にも止められぬ」

ずぷずぷぐにゅにゅぅ!

彼女の抱きつく力が強まり、身体がより深く密着され。
痛い位に張り詰めた肉棒の亀頭が、竿が、卑猥な音を立てて熱く蕩けそうな彼女の中へ飲まれて行く。
そして、直ぐに中の襞で覆われた膣壁が肉棒を迎え入れ、熱く抱き締めてゆく。
こ……これは……き、気持ち良い………!

「汝のが……我の中へ……入って行く……!」

彼女も、秘部からの挿入の快感を味わっているのか、背の翼を僅かに広げ身体を小さく捩らせながら、
肉棒を奥へ奥へ挿れる為、腰を微妙に揺すらせて俺の腰へ密着して行く。
そして、程なくして、俺は彼女の胎内へ完全に飲みこまれた。

「フ……フフ……遂に、遂に汝と一つになった……我は、嬉しいぞ……」

どくんどくん………フゥ……フゥ……
肉棒だけじゃなく、俺に抱き付いている彼女の身体全体から感じる鼓動と体温、そして息遣い。
人間と竜人、種族こそ違えど基本的な物は殆ど変わらない事が、この時ほど実感できた事は無い。
一つになれた事が嬉しかったのか、彼女は身体を小刻みに震わせて喜びに打ち震える。

それにしても気持ち良過ぎる、前の陵辱の時は激しい締め付けの所為で余り深く感じ取れなかったが
揃いの鞘に収まった剣の様に俺の肉棒は彼女の膣に完全に収まり、淫肉によって全体を優しく包みこまれていた。
しかし、ただ包み込んでいるだけでは無く、その全体がやわやわと締め付け、揉み解し、絡み付いてくる。
更に、肉棒の先端の方で子宮口?なのだろうか、こりこりとした物が鈴口に吸い付いて放さないのだ。


「汝よ……我とまぐわう気分は如何だ?」

心行くまで甘美な快感を味わう俺の顔を覗き込む様に声をかける彼女、

「…………」
「………――っ!」

その問い掛けに対し、俺は無言で両手を伸ばし、彼女の身体を抱き締める事で答えた。
はっきりと言って嬉しかった、如何言う風にと聞かれると返答に困るが、まあ、言い様の無い位に嬉しかった。
実際は、俺は犯されていると言っても良い状態なのだろうが、そんな事は如何でも良くなるくらい嬉しかった。

手に感じる、彼女の背中のヒヤリとした滑らかな鱗の感触と、
鱗に覆われていない熱くしっとりとした柔肌の対照的な触り心地は何処までも心地よい。

いきなり抱き付かれた彼女は、最初こそ目に驚きの色を浮べたが、
直ぐに優しくそして何処か妖艶な眼差しに変わり、俺に抱き付き返す、
それと同時に肉棒を包み込む膣肉のうねりを激しくして甘美な快感を与え、俺を昇り詰めさせる。

うぁ………動いてもいないのに………もう……出してしまいそうだ………!

腰の奥から込み上げてくるモノを感じ、俺の心に小さな焦りが生まれる。
「早漏は嫌われる」と言う、他の傭兵仲間から聞いた猥談の一部が俺の頭の中でフラッシュバックされる。
何とか耐えなければ………だけど、気持ち良過ぎて何時まで耐えられるか………
俺の心の中が、漠然とした不安に包まれ始めたその時。

「無理をするな………出したいのならば出せば良い………我は、何時だって受け入れるぞ?」

彼女が、俺の耳元へ優しく囁き、
両脚を俺の足へ絡ませ、ギュウっとより深く抱き付いてきた。
より深く胎内へ押し込まれる肉棒、そしてより強く鈴口に押し当てられる子宮口。

その行動が、辛うじて堪えていた俺を限界へと追いやった。


「うぐ………でるっ!!」

頭が純白に塗り潰される様な電撃的な快感と共に、俺は絶頂に達し、
肉棒が別の生き物の様に震えながらドクドクと勢い良くその滾りの源を解き放つ。

「出てる……汝の子種が………我に注ぎ込まれてる………!」

それを感じ取った彼女が完全に孕むが為に、
確実に子種を受けるが為に腰を深く密着させ、その滾りを受け止める。
そして、彼女の意思に従う様に膣肉が激しくうねって蠕動し、肉棒に刺激を与えて精の放出を助長してゆき、
鈴口に吸い付いた子宮口が大きく口を開き、鈴口を咥え込むと放出される精を奥へ奥へ吸い上げて行く。
その感触を味わっている彼女は、何処までも嬉しそうに歓喜の言葉を漏らす。

俺もまた、ある種の感情が沸き上がっていた。
そう、ヒトと言う種よりも上位の種を、自分の子種で孕ませていると言う事に、雄としての史上の喜びを感じていた。
それは俺の分身である肉棒も重々に感じているらしく、更なる滾りでその喜びを表していた。

「……いっぱい、出したな………これだけで我は孕みそうだ………」

凄まじい射精の快感が後を引きつつもようやく落ち付き、余韻を味わいつつフゥフゥと荒い息を漏らす俺へ、
頬を赤く染めた彼女が微笑みを浮べて、俺の頬を優しく撫でる。

「だけどな……まだ、我の本能が騒いでいるのだ。『これでは足りない』と………意味、分かるな?」
「………ああ、なんとなく、な?」

――――望む所だ。
足りないと言うならば満足するまで幾らだって注いでやる。
子宮の中身が白濁液で一杯になって、パンパンになって溢れ出すまで注いでやる。

………ひょっとしたら、この日の為に、俺は数年の間、自慰ですら我慢し続けていたのだろうか?
まあ、そんな事は如何でも良い、今は、やれるだけやるだけだ。

「フフ……その顔、どうやら汝も望む所の様だな………分かった、ならば汝が気絶するまで絞り尽くすぞ?」
「………精々、俺を絞り尽くす前にアンタから気絶するなよ?」
「言ってくれる」

俺の挑発に、彼女は声に憮然とした物を混じらせながら上半身を起こし、騎上位の体勢に移る。

「………動くぞ………ふっぅ………」

ずぬ……ぬぬぬぅぅぅ………

彼女が小さく息を吐きながらゆっくりと腰を上げ、
結合部から淫肉に包まれていた竿が愛液に塗れた姿を見せ………

ずぬん!

「――くぅん!」
「――うっ!」

後少しで雁首が見えそうになり、膣から抜ける寸前で一気に腰を落とす。
その際に俺は肉棒を淫肉に吸い付かれ、一気に揉まれる感触で小さく呻きを漏らし。
彼女もまた、雁首によって淫肉が擦られ、奥まで一気に突き込まれる感触で僅かに嬌声を漏らす。

ぬるるるぅぅ……ずぬん

「ふぅん!」
「うくっ!」

ぬちゅるるぅぅ……ずちゅん

「ふぁっ!」
「くうっ!」

腰が上がっては、ある程度上がった所で一気に落とされるその度に、
全体を包み込む粘膜が擦り合わされ、先端にこつん、と軽い衝撃と共に痺れる様な快感が脳に突き刺さり。
淫猥な水音が響く結合部からはお互いの体液が溢れだし、その回りをぬらぬらに汚して行く。


ずんずんずんずちゅずちゅずちゅ

「ふぅっ!ひゃう♪あっ!ひぅ♪はぁん!あひぃん♪」

次第に、ゆっくりだった彼女の動きが加速して行き、
ふくよかな乳房を揺らし、長い黒髪を振り乱して俺の上で躍る様に腰を揺らして嬌声を上げる。
何時しか端麗だった彼女の表情は快感で喘ぐ表情に変わり、背の翼を大きく開いて月明かりに乱れた姿を晒す。
先程の戦っている時の姿とは全く真逆の、淫蕩な笑みを浮べて快楽で乱れるその姿は余りにも魅力的だった。

「汝っ!汝も動けっ!ついでに胸も揉めっ!早くしないとっ!酷いぞっ♪」

断続的に押し寄せる快感で真っ赤に染まりつつある意識の中、
彼女に言われるまま俺は更なる快感を得るべく、そして与えるべく腰を突き上げ、
目の前でたゆんたゆんと揺れる双丘に手を伸ばし、本能の赴くまま乳房を揉みしだく。
やわらかい、彼女を躯の外側を覆う鱗の硬さからは想像だに付かないやわらかさだ。
………そう、俺が掌に感じる感触に酔い痴れる間も無く。

「良いぞ!我は達し…あっ…あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁっぁっぁっっ♪」

俺が胸を揉んだ行為がスイッチだったかの様に、彼女は言葉を言い切らぬ内に絶頂し、
ベタンと音が響くくらいに腰を落として身体を後ろに仰け反らせ、
結合部から愛液をぶしゃぶしゃと噴き出し、背の翼をバタバタと悶えさせ全身を痙攣させる。
同時に左太腿に巻き付いている彼女の尾がきゅうっと締め付け、
それと同じくして奥まで突き刺さった肉棒を膣壁がキュウキュウと締め上げる。
やばい、これは気持ち良い!……もう、耐えられ―――

「――――――――っっっ!!!」

頭の奥で何かが弾ける音を感じながら俺は声にならぬ叫びを上げ、その滾りを彼女の奥へブチ撒けた。
それを、躯の奥で感じ取った彼女は絶頂の余韻を感じながらも、腰を擦りつけて更なる射精を促す。

どぶっどくどくどく………どく………
俺自身ですら長いと感じる射精が終わり切らぬ内に、彼女が再び腰を動かし始める。

「くふ…くふふふふ……まだだ、まだ、我の本能が求めている、汝の子種が欲しいと………」

をいをい………
既に結合部から精液混じりの愛液が溢れ出てグチャグチャになってると言うのにアンタはまだやる気ですか?
つか、「足腰立たなくなるまでやるぞ」って意気込んで腰を振るな。

クソ………こうなりゃ明日、腰が抜けて歩けなくなる事を覚悟しなくちゃならんな………。

そう、俺は頭の中で覚悟完了し、三回戦へと挑んだのだった。

結局、一晩ぶっ通しで彼女と愛し合った(彼女に犯されたとも言う)俺は、
何時の間にか気を失ってしまったらしく、10回目の射精から記憶が曖昧なままである………。


              *  *  *


「………クレイ………クレイ・バークマンよ………起きろ……起きるのだ」
「―――んあ?………朝、か?」
「起きたか………汝が何時まで経っても起きぬので我は少々心配したぞ」

うっすらと目を開けると、視界に映るのは蒼い空と、こちらを見下ろす微笑みを浮べた彼女の顔。

どうやら、俺は彼女の膝枕で寝かされていた様だ。
見ると、俺も彼女も着衣をしている所から見て、気を失った俺に彼女が着せてくれたのだろうか………?
それにしても、後頭部に感じる程よい柔らかさの太腿の感触が心地良い………じゃなくて!

「俺………気を失ってしまってたんだな………」

膝枕の心地よさに後ろ髪引かれつつも身を起こし、頭を軽く掻きながら呟きを漏らす。
………ったく、挑発しておいてこのザマとは………なんだか自分自身、情けない。

「まあ、初めてである以上仕方が無いであろう………まあ、実は言うと我自身もハジメテダッタノダガナ(////)」
「………は? いやまて、それ如何言う事だ?」

表情こそ真顔に近いが、その頬を真っ赤に染め上げてトンでもない事実を抜かす彼女。

「汝とやったのが我にとって初めてだったと言う事だ
あの時は本能に身を任せていたからな、我自身、愛し合った事以外の記憶が曖昧なのだ………」
「いや、その割りに……えーと、処女……膜だったっけ?それの感じがなかったが!?
それに、なんだか初めてとは思えない位に詳しかったし」
「む?汝の言う……処女膜……が如何言うものか良く分からんが、
我が、汝と同じ人間であるなら兎も角、竜人にそんな物があると思っているのか?
それと、長生きしていると自然とその手の情報も入ってくるのだ………これで納得したか?」

…………納得しました。

表情から、俺が納得した事を感じ取った彼女は槍斧片手にすっくと立ち上がり、

「さて、これから汝は如何するのだ?
……多分、汝の事だ、雪辱は晴らした後の事を考えて無いのであろう?」
「う゛………そういや、そうだったな………」

むぅ、言われて見ればそうだった
あれからずっと雪辱を晴らす事(&彼女の事)ばかり考えて、後の事を全然考えてなかった………。
さて、これから如何するべきか………。


つい最近、俺達、傭兵にとって稼ぎ時である大きな戦争が終結した所為で、
暫くの間、戦争と言う戦争が無くなって傭兵にとっての稼ぎ場所が無いと言って久しいし………。
かといって、何処かの私兵部隊として雇われるにせよ、規則とか何とかで色々と面倒臭いし………。
故郷に帰って畑を耕すにしても、さっきの戦争の所為で故郷は焼け野原になって帰るとこ無いし………。
むう、困ったな………。

「そうだ、やる事が無いのであれば、我の故郷に行って見ぬか?」
「んあ?………何故に?」
「その理由はだな、我の父と母に、汝の事を紹介したいのだ………この子の父親となる男としてな」
「…………」

母親の様な優しげな目で下腹部を撫でる彼女に、俺は言葉が出なかった。
もう既に俺はパパ決定ですか?………気が早いにも程があるだろ?

「ふむ、汝からの反論が無い以上、我の案で決定と言う事で良いな?」
「いやあのちょっと待て、幾ら何でも話が急過ぎやしないか………?」
「何を言う、こう言う話は早めに進めておいた方が色々と面倒が少ないのだ、
それとも、汝は今更になって怖じ気付いてしまったと言うのか?」

急過ぎる話で渋る俺へ、彼女が真顔でズイッと迫る………これはかなり怖ひ。
こうなってしまったら男と言う物の立場は非常に弱い、
ここで俺が幾ら抵抗しても押し切られてしまうんだろうな………。
やれやれ、仕方が無い………。

「分かった、アンタの故郷とやらに行ってやるよ……けど「良し、そうなれば善は急げだ」――って、をい!」

俺が言葉を言い切らぬ内に、彼女が強引に俺の手を引っ張り歩き始める。
どうやら、彼女に俺の話を聞く気は無いようだ………。

「これから楽しい旅の始まりだ、クレイ、汝がボヤボヤしている暇は無いぞ!」

機嫌良く尾を左右に振って歩く彼女に半ば引きずられる様に手を引かれながら、俺はボンヤリと考える。
―――竜人って、皆、こう言うある意味、強引かつ率直な性格なのだろうか?
………まあ、それは彼女の故郷に行ってから判る事か。

「そうだ、故郷に着く前に子の名を考えねばな、ふふ、これから忙しくなるぞ!」
「………なんてこった」

色々な意味を含めた呟きを漏らして見上げた空は、彼女の鱗の様に蒼く、何処までも澄み切っていた。


――――――――――――――――――了―――――――――――――――――――