ややあって……お粥の入った鍋の中身が空になった頃……

「ところで光喜、風邪薬とかもう飲んでいるのか?」
「……え?……あ、いや、風邪薬は家に無いんだよ……だから飲んでない」
「おいおい、風邪薬が無いってそれじゃあ治るもんも治らないじゃないか……?
ま、万が一、光喜がそう言うと思ってあたしが良い物持ってきたんだ」
「……良い物って何さ、虎姐?」
「ふっふっふ……ジャジャーン、 座  薬  !今からこれを使ってやるから安心しろ光喜?」
「( ゚д゚ )」

虎姐の質問から、風邪薬を飲んでいないと言う俺の返答に対し、
虎姐がニヤニヤと笑みを浮べながらカバンから取り出したのは独特の紡錘形をした小さな物体、
所謂、座薬と呼ばれる肛門から直腸に入れることで効果を発揮するタイプの薬だった。
俺はそれを見た瞬間、只、呆然とした表情を浮べるしか出来なかった。

……そ、それは確かに効果覿面だけど、幾ら何でも座薬は無いだろ!?
と言うか虎姐は俺のお尻にそれを!?………幾ら何でもそれは拙過ぎる!!

「……くっ……流石にそれは勘弁、つか断わる!」
「あっ!?コラッ、光喜、今更逃げるのか!!
「風邪を治す為に座薬で恥辱プレイをするくらいなら俺は逃げる!逃げ延びる!!」

俺は迷う事なくダッシュで逃亡を選択した。だが……

「待てって言ってるだろ!!」

ビュッ  
       スシャッ
                ズルズルズル……

「……っ!!なっ!?……服が!?……ズボンがっ!?」
「ありゃ…見事なまでに……まあ良いや、流石に半裸では逃げられんだろ、光喜ぃ?」

逃げようとする俺に対して、虎姐が振るった虎獣人の特有の鋭い爪の一撃は、
俺の体を全く傷付ける事無く、俺の着ている服とズボンだけを見事に切り裂く、
そして驚いて俺が立ち止まった拍子に切り裂かれた服やズボンが体からずり落ち、
俺はパンツ一丁の状態となってしまう。

「……ちっ……だがっ!!まだだ、まだ終わりはせんよ!!」
「逃がすかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ド シ ン ッ

「……ぐぇぇっ!?」

しかし、パンツ一丁になった状態でも諦めの悪い俺は何処かで聞いたような台詞を言いつつ逃亡を図る
何故、それでも逃亡を図ったかと言うと……その時の虎姐の目が、獲物を追う捕食者の目になっており、
それを見た俺は恐怖に駆られたからだ。

だが、生憎病人のふらついた逃げ足では、虎獣人の俊敏な動きから逃げられる筈も無く、
2~3歩も歩かない内に虎姐のタックルを食らい、俺は虎姐ごと前のめりに転倒する。
その時の俺の様子はさながら、TVで見た獰猛な虎の体当たりを食らって倒れ伏した哀れな鹿の様に思えた。

「さーて、もう逃がさんぞぉぉ?覚悟を決めるんだな光喜♪」
「ちょ、虎姐!お、俺の背中に胸が、胸があたって!?思いっきり押し付けられてる!?」

気が付けば俺の身体は四つん這いで、後から虎姐に覆い被さられる形になっており
その俺の背中に覆い被さった虎姐の大きな乳房がフニフニと押し付けられている状態となっていた。
虎姐はそれに気付いているのかいないのか分からないが楽しげに座薬を使う準備を始める、
そう、座薬を使うのに邪魔なパンツを脱がすと言う行動を……

「光喜、大人しくしろって、大人しくしないとパンツが破けちまうだろ?……せーのっ!!」
「うあぁっ!……あぁぁ……」
「…………光喜、何こんなとこをおっ立ててんだよ、ひょっとして今ので感じちまったのか?」
「………ううっ………ミナイデ………」

虎姐によってパンツを引き摺り下ろされて露出した俺の愚息は、
先程から押し付けられている虎姐の大きな乳房のフニフニとした心地よい感触と、
女性に尻を向けていると言う何とも言えない恥辱の所為もあって既に昂ぶった状態であった。

そんな俺の愚息をまじまじと見て、とても女性が言う物ではない台詞を言い放つ虎姐に対し、
俺はと言うと、今の状態と昂ぶった愚息を見られた事で恥かしさに顔を真っ赤にして震える事しか出来なかった。

「ま、まあ良いや。取り敢えずこれを一気にブチ込むから我慢しなよ―?光喜ー?」
「……チクショウ……やるならさっさとやってくれ……俺は覚悟決めたぞ……」

最早、虎姐は座薬の挿入準備を終え、後は座薬を俺の*に押し込むだけの状態。
俺は逃げ出そうにも虎姐の両腕が俺の腰をがっちりとホールドしている為、
只、くねくねと身を捩らせるしか出来なかった。状況は最悪だった、最早覚悟完了するしか他は無い

「………う………」
「…………?」

だが、俺が覚悟を決め、抵抗しなくなったにも関わらず
何時までたっても虎姐に動きが無く、代わりに妙なうめき声を上げるのみだった。
あれ?なんで今更になって動かないんだ……?一体如何したってんだ?
「………………あ、やばい……」
「……?何がやばいんだよ、虎姐?やるならやるでさっさと……」
「……あたし、発情したみたい……」
「 は い ! ?」

虎姐が急に動きを止めたのが気になった俺は、何とか首を背中の虎姐の方に向けると。
虎姐の顔は褐色の肌色でも分かるくらい赤らめており
しかもその目も何処か潤んだ目になって俺の顔を見つめていた。
そして虎姐は俺の耳元まで滑る様に顔を近づけると、小さな声で自分が発情したと告げたのだ

発情?……って言うとたしか普通の人間以外の動物や獣人にも訪れる子作りの為の……
……ってちょい待て、虎姐は一体何を言い出してるんだ!?

「ちょ、虎姐!、一体何を性質の悪い冗談を言っているんだ!?幾ら何でも冗談キツいぞ!?」
「あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁっ!!これは冗談でもなんでも無く本気と書いてマジだ!!、
光喜!これはお前が悪いんだっ!!あたしに尻向けた状態で身体をくねらせて顔なんか赤らめやがって!!
これで発情しない雌なんて雌じゃねぇっ!!」
「うどわぁっ!?虎姐!一体何を!?」

虎姐はいきなり叫び出すと一気に俺を仰向けの状態にひっくり返し、
突然の行動に驚く俺が逃げる間も無く、仰向けになった俺の身体の上に虎姐が圧し掛かって来る。

「今、あたしはここで光喜とヤる!いいだろ光喜っ!?」
「待て待て待て!!虎姐、いきなりこれは無いだろ!?一応物事には順序って物があってんぐぅっ……!?」

顔を赤くし目を潤ませながら交尾を迫ってくる虎姐に対し、俺は必死に説得を試みるが、
言葉を言い切らぬ内に俺の口に押し付けられた虎姐の唇によって説得を中断されてしまう。

「んじゅっ……ちゅば……んんっ……ぷはぁっ……光喜……美味しい……」
「だ、だから……や、止めろって……虎姐……」

虎姐の不意討ちのような接吻に驚いて半開きになった俺の口内へ
虎姐の長く厚ぼったい舌が別の生き物の様にうねりながら侵入し、口内を舐り回す。
俺は何とか自分の舌を使い、口内で好き放題を行う虎姐の舌を追い出そうとするが、
逆に虎姐の舌に纏わり付かれてしまい、唾液を吸い出され始める。
数秒経って虎姐の唇が離れ、お互いの口と口の間に唾液の糸を作った頃には、
快感で俺の思考は薄れ始め、興奮した虎姐に対して俺は声で抵抗はするも
身体ではろくな抵抗も出来ない状態となっていた。
「ああっ、暑いっ、この服邪魔だ!スカートも邪魔!ブラも邪魔!…つっ……パンツも邪魔!」
「うぉっ、俺に服を投げ……ぶっ!?…って下着も投げるなって!……下着っ!?……!!」

そして俺が快感の余韻から抜け出す間も無く、
俺の身体の上に乗っかったままの虎姐はエプロンごと着ていた制服を脱ぎ捨て、
更にパンツが尻尾に引っ掛かって苦戦しながらも下着も脱ぎ捨て、ついに生まれたままの姿となる。

俺は服を脱ぎ捨てた虎姐の姿を見て言葉を失った。
野性的とも言えるしなやかな筋肉を持ちながらも形の良い釣鐘形の大きな胸とくびれた腰付き、
そして形の良い安産型の臀部と女性らしさを全く失っておらず
その身体を覆うカフェオレのような褐色の肌が汗に濡れ、輝いていた。

俺は虎姐の生まれたままの姿を美しいと、素直にそう思ってしまった

「あたしはなあ、光喜と会えなくなってから何時も何時も発情する度に光喜の事を考えてここを弄ってた。
最初は痛かった、けど弄ってるとドンドン気持ち良くなって、調子に乗って弄ってて何故か血が出た時もあった
だけど、ここに男のそれを入れるのは光喜が初めてだ、あたしの初めてを光喜にやる!」
「虎姐……俺も初めてだけど……だけど……」

俺の上に跨った虎姐が、俺に対する告白と共に髪の色と同じ金色の毛に覆われた秘所を見せ付け、指で押し広げる
それは綺麗なピンク色で既にしどどに湿って受け入れ準備が完了した状態だった。
だが、初めての事に対して今だ決心の付かない俺は尚も断わろうとする、

「光喜、今更断わっても駄目、あたし自身もう自分を止められないから!!……んんっ!!」
「ま、待て………うぁっ!!」

だが、俺の最後の説得は既に発情し、興奮しきっている虎姐を止められる筈も無く
虎姐は少し腰を浮かし、早く入れろとばかりに蠢く秘所に俺の愚息を押し当て、狙いを定めると一気に腰を沈める。

「あぁっ、光喜っ!光喜ぃぃっ!!
「あ、熱い、虎姐の中がっ!熱いっ!!!」

虎姐の中に入った最初の感覚はまるで火傷するように熱いゼリーの様な物体の中に押し込められたかの様な感触だった。
そして次に訪れた感覚はまるで別の意思を持ったぬるぬるの生き物が俺の愚息を締め上げ、舐る感触だった。
無論、それは今まで女性経験なんぞ全く無かった俺にとって耐えられる物ではなく、
嬌声を上げる虎姐の秘所が俺の愚息の全てを飲み込み、愚息の先端が虎姐の奥へと当ると同時に、
スイッチが入った様に俺は虎姐の中へ大量の精を噴出していた。
「ああぁ…一杯、いっぱいあたしの中に光喜のが出てる……」
「う、あ……ああ…………」

びゅるびゅると音が出ているのではないかと思うほどの射精感を感じながら虎姐は悦びに震え
俺はオナニーでは決して味わえない凄まじい快感で頭が真っ白になり、互いに身体がぴくぴくと痙攣する。

「あはぁ……はぁ……まだ……まだだ、まだ足りない!
もっと出せ、もっとあたしの中に出すんだ光喜!!」

だが、その快感が抜けきらない内に虎姐はもっと出せと腰を上下に振り始める
虎姐が腰を上下させるたびに大きな褐色の乳房がタユンタユンと揺れ、
結合部からはブジュブジュと淫猥な音が流れ、隙間から精液と愛液の混じった液が溢れ出す。

「うぁっ……こっ、コラッ……まてっ、待てっての……おぅ!?」

そんな虎姐に対して俺は言葉では抵抗する物の、
気が付けば俺も虎姐の動きに合わせ腰を突き上げてしまっている。

「あっ、うんっ!……くぅんっ!……ひゃん!」

最初こそぎこちない虎姐の腰の動きだったが、暫く経つと慣れて来たらしく徐々に動きに滑らかさが出てくる

「うっ、くっ!……うっ……つっ!」

その時となると俺は只、虎姐の動きに合わせるしか出来なかった

「光喜っ!…出せっ!あたしの中に出せぇ!!」

虎姐がそう叫ぶと同時に、腰をより一層激しく動かした後、一気に奥まで押し込み、
更にトドメと言わんばかりに膣壁でグニグニと俺の愚息を締め上げる。

「……うぁぁっ!!!!………ぁぁぁぁぁぁ………」

それによって昇り詰めさせられた俺は、虎姐の奥へ2度目とは思えないくらい大量の精を噴き出す。

「あぁぁぁ、光喜ぃ……いっぱい出てる、凄い……」
「っっっ……ぅ……ぁ……」
「でも……まだだよ、まだ足りないんだ、まだあたしは満足できない、だから光喜、もっと出せ!!」

虎姐は中へ精液がびゅくびゅくと噴き出される感覚に暫くの間、身体を震わせていたが
俺の射精が終わるや否や虎姐はまだ足りないとばかりに再び腰を振り出す。

ちょ、ちょっとまて……じょ、冗談じゃない、これ以上は……危険だ!
只でさえ今の俺は風邪を引いて弱っているのだ、
そんな状態で虎姐に搾り尽くされたらマジで衰弱死してしまう!!
何とか……しなければ……このままじゃ……死んでしまう……

俺の意識が朦朧とする最中、
視界の隅に快感で上へそそり立った虎姐の腰の黒と黄色の縞縞模様の尻尾が入る。

これだ、これしかない……俺はイチかバチかの生死(精子?)を掛けた賭けに出た。

「くっ……このっ……」
「……っっっ!!!!ちょっ……光喜、おまっ……何処を掴んでっ!?」

俺は最後の力を振り絞って虎姐の尻尾を思いっきり掴み、更にニギニギと刺激を与える。
以前、俺は何かの動物番組で動物の尻尾には神経が集中しており、
触られた刺激をより感じやすいと聞いた事があった、
俺はそれに賭けた、虎姐の尻尾を掴み、強い刺激を与える事によってイかせてしまえば何とかなると。

「あっ…握るの止めっっ!!……イッちゃう!!尻尾で……イッちゃう!!!!」
「っ!!うぁっ……何コレっ!!」

だが、しかし、そんな俺の賭けは半分勝ってはいたが半分負けていた。
俺が思いっきり尻尾を握った事による虎姐への刺激は予想以上に大きく、
刺激によって俺の愚息を包んでいる膣壁が余計に複雑に、そして強烈に蠢きだしたのだ。
俺はそれに驚き大きく腰を突き上げ、そして………

「「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!」」

二人同時に絶頂を迎え俺は凄まじい量の精を噴き出し、
虎姐は身体を大きく仰け反らせ愛液を撒き散らす。
絶頂して気絶した虎姐の大きな身体は力無く俺に覆い被さる様にもたれ掛かり、
同時に、虎姐の身体の下敷きになった俺もまた意識を闇へと手放していった……

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…………………。

どれくらい気を失っていたのだろうか?1時間?いや1日?もしかして1週間?
いや、ひょっとすると俺は既に衰弱死してあの世に旅立とうとしているのかもしれない。

「起きろ……起きろ……光喜……」

誰だろうか?さっきから俺を起こそうと身体を揺り動かしている
ああ、そうか……これはお迎えの天使なのだろう、って事は天国に行けr

「光喜!!起きろって言ってるだろぉっ!!」

ば ち こ ん 

「うどわぁっ!?何て乱暴な天使だっ!?」

何者かによって頬を思いっきり引っ叩かれ
俺はその衝撃と痛みに思わず飛び起き、訳の分からない台詞を言ってしまう。

「………って、あれ?虎姐?」
「うう……光喜ぃ……もう2度と起きないかと思ったよぉ……」

頬を擦りながら横を見ると涙目の虎姐がおり、俺と目が合うと同時に抱き着いてくる。

「えーっと、いったい何がどうなって?虎姐は何で俺が死んじゃったとか言ってるんだ?」
「うぅっ、あたしが目を覚ましたとき光喜はずうっと寝たまんまで全然起きなくて………
あたしはてっきり、あたしが激しかった所為で光喜がおかしくなったと思って……」
「…………そんなにヤバかったのか、俺…………」
「ゴメンよぅ、ゴメンよぅ、光喜ぃ?」

どうやら俺は一時本気で危ない状態だったようだ……ヤバカッタ……

そう自分は死んでいなかったと安心する俺に対し
虎姐は俺が起きた事による安堵と自分がやり過ぎた事の後悔で頭が一杯らしく
何時もの姉御肌は何処へやらと言う感じに、虎姐は俺の胸の中で泣きじゃくる。

「俺は大丈夫、大丈夫だから、だから泣くなって?泣くのは嬉しい時にだけ泣けばいいから……
だから何時もの強い心の虎姐を見せてくれ、な?」
「……ゴメン……そして有難う……」

俺は泣きじゃくる虎姐の頭と獣耳を優しく撫でて慰める。
虎姐は只、俺の胸へ抱き付きながら一言だけ謝り、そして感謝の言葉を述べた。



……ちなみに余談ではあるが、
この後、俺は虎姐によってしっかりと*へ座薬を挿入させられた事を付け加えておく

「アッ―――――!!」

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数日後

「フゥ……今日も学校か……」

朝、俺は一息つきながら自宅であるボロアパートのドアを閉める、
因みに鍵は掛けない、理由は泥棒が入ったって盗まれる物がない事と、ドアが修理中だからだ。

俺の名は狭山光喜、高校生だ。去年から親元を離れ、
このボロアパートに居を移した上でここから学校へ通っている。
と言っても、俺の実家はこのボロアパートから一駅分程しか離れていない、
ならば何故、わざわざ実家から通わずにボロアパートに引越して其処から通っているかと言うと
その理由は簡単、親に干渉されたく無いからだ。

どうやら元々から俺は孤独を愛する性質らしく、
幼少の頃から他人は元より親からすらも一歩距離を置いて過ごしていた。
そんな俺の事を親や親戚は変わった子だとか、
もう少し他人と係わり合いを持ちなさいとか言って居るようだが俺は全く気にせず聞き流している。

昨日まで、俺は学校に行くのが嫌だった。
しかし、今日からは違う、今の俺は逆に学校へ行くのが愉しみに感じている。

別に勉強が出来て仕方ないだとか、女子にモテまくっていると言う訳ではない。
俺は勉強の方は程々にしか出来ないし、更に俺は目立たない方で女子に注目されてもいない。
なら何故、俺は学校に行くのが愉しみになるかなのだが…………

「おはよう、光喜!」
「おはよう、虎姐」

自宅を出て、数分ぐらい歩いて俺の通う学校の校舎が見えてきた所で
同級生の少女と合流し、お互いに挨拶を交わす。

そう、俺には彼女が出来た。名は虎山 妙、
周りの人や俺は彼女の事を親しみを込めて虎姐と呼んでいる。

今まで俺は虎姐を無神経で鬱陶しい人だと感じていたが、今日からは違う、
面倒見が良くて家庭的で大らかでスタイルも良くて……虎姐には良い所が一杯あると俺は気付いたのだ
そう、虎姐は俺にとってかけがえの無い人になったからだ。
そして、これからもそれは変わる事は無いだろう、そう、一生……

「それにしても光喜!もう元気になった様だなっ!!」

ば ち こ ん 

「あ べ し っ!?」
「あっ……やばっ……つい……すまねえ、光喜……」
「…………」

だが、虎姐のこの挨拶をする時に人を叩く癖だけは何とかしてほしい……
と、虎姐の一撃によってアスファルトに突っ伏しながら俺はそう思ったのだった。