「なるほど……」
 昨晩の変な娘との交わり……レイプの後、俺は彼女から色々と事情と聞いた。
 彼女曰く、自分達はヤドカリ族という、甲殻類の生物の突然変異で人型になったというファンタジックな存在である事。
 何故か決まってメスしか人型にならず、そうなってしまった際は人間の精子によって子孫を残さなければならない、何故かは自分達でも分からないらしいが。
「という訳で、ここに置いてください!」
「と、言われても……」
「悪い話ではないでしょう? 貴方も私も気持ちよくなれるし、お互い子孫の心配もしなくていいし」
「それはまぁ、そうなんだが」
 彼女は内股で座りニコニコ顔で言うが、俺は悩んだ。
 つーか、いきなりレイプしといてその上ここに置けなど虫がいい。
「食費とかもあるしなぁ」
「大丈夫です! 迷惑をかけませんからお願いします!」
「う~ん」
 腕を組んで悩む。正直、目の前にいる彼女はとても少しロリっぽくてとても可愛く、こんな娘と同棲やセックスできるならこちらこそと言いたい所だが、相手が完全な人間ではないという問題に直面していたんだ。
「お願いします、子孫を残せなければ、私はっ私は!」
 俺が少し唸って悩んでいると、彼女は俺の膝の上にゴロッと横になり上目遣いの涙目で訴えてくる。俺はこれに玉砕した。
「わ、わかったよ、俺でいいなら」
「ありがとうございます」
 渋々了承した瞬間、彼女はケロッと笑顔に戻る。どうやら嘘泣きだったらしい。
「えっと、それじゃあまず君の寝る所だけど……」
「あ、私ヤドカリなんでお風呂を貸していただければ」
「ところで名前は?」
「あ、私オヤドカ――」
ドンドンっ!
 俺は立ち上がり彼女がにっこり笑顔で言った時、玄関の扉が力強く鳴った。
 何かの勧誘かと思いながらゆっくりと玄関に向かい扉を開ける。そこに彼女はいた。
「不束者ですが、今後ともよろしくお願いいたしま――」
 なんか丁重に座ってなんか言ってる女の子がいた。
 風呂場に行った彼女と同じ貝殻型の変な帽子をかぶり、紫の髪の毛と大きな胸が印象的だ。
 しかし、同じパターンなのでとりあえず扉を閉めると、その瞬間再び扉がドンドン鳴る。
「ち、ちょっといきなり閉めるなんて失礼ですよ! 開けてください! 開けなさい!!」
「どうかしたんですか?」
「いや、ただの新聞の勧誘だよ」
 風呂場に言った彼女が不思議そうに問うと、俺は何事もなかったかのように振舞うが、後に扉ごと壊され俺に圧し掛かってきた。
 物凄い重い物体が圧し掛かり、俺は潰されかなり痛い。


「貴方! せっかく私がきてあげたと言うのに、何ですかそのチンケな対応は!!」
 そして更に先ほどの女の子が乗って来たから本格的に痛い。
 その子は俺を踏みつけるなり怒って怒鳴り散らす。
「あれ? ムラサキさんじゃないですか?」
「あ、貴女は! どうして貴女がここに!?」
「いい加減に降りろ!!」
 ムラサキという娘は、俺の隣で笑顔の彼女の存在に気づくと驚きの声を上げるが、いい加減重いしむかついて来たので力ずくで扉ごと押し上げると、ムラサキは悲鳴を上げてその場に倒れたようだった。
「いたた……ちょっと、女性に対して何たる」
「そんな事言うんだった人を扉ごと踏まないでもらえますか? とりあえず聞くけど、君はこの娘の知り合い?」
「はい。ムラサキオカヤドカリって言うんです。私の友達で」
「私は貴女と友達になった覚えなどありません。不本意ですが、オオヤドカリさんが言ったとおりです。どうか、私をこの部屋に置いてくださいませ」
 ムラサキは再び丁寧に座り、ニコリと笑いオオヤドカリというらしい彼女と同じような事を言った。
 またかと思い、俺は深いため息が出る。
「まぁ、いいよ」
「本当ですか!? まぁ、外見とは違い物分りが良いのですね。あ、お風呂さえ貸していただければ私は大丈夫ですから」
「やっぱ出てけ」
 ムラサキは両手をポンと鳴らし嬉しそうだが、俺は普通にむかついた。
 この時、俺の中である疑問が生まれた。
「そう言えば、オオヤドカリといいムラサキといい、何で俺なんだ?」
 それは二人が俺を選んだ理由。別に特別頭が良いわけでも運動ができるわけでもなく、ルックスも別に普通で、特に何かあるわけでもない。
「「普通らしさが気に入ったから」」
 二人は声を揃えてそう言った。
 なるほどと、俺は納得せざる終えなかった。


 オオヤドカリとムラサキが同居することになって一日目の事。
 さっそく困った事があった。
「オオヤドカリさん、ちゃんと抑えておくのよ? ほら、ちゅぷ、気持ちいいでしょう?」
 今俺は、風呂場に立たされ、両腕をオオヤドカリに抑えられ、ムラサキに肉棒をくわえられている。
 何故こうなったか、俺は風呂に入ろうと、小さいながら風呂に入った。
 そこには既に裸体の二人の美少女がいた、つかずっといた。理由はヤドカリだかららしい。
 そして仕方なくシャワーを浴びていたらいきなり二人に襲われた。昨晩のオオヤドカリのように。
「んふふ、見た目とは裏腹になかなか立派ですね。透明な液体が出てますよ?」
「お、俺は、体を洗いたいんだけど……」
「ならばその前に、私のを洗ってください。んぷっ、ぢゅぶっ、ちゅぷ、っんんっ、はぁ、あらあら。腰を振ってどうしたのですか?」
「こ、これは……本能というか、そんな事されれば仕方ないというか」
 ムラサキは俺の肉棒をチロチロと舌で舐めながら、上目遣いで妖しく微笑む。その表情に早くも射精感が脳裏にあふれてきた。
「大きくなってきましたね。でも、外に出すのはだめです。私達は子孫が欲しいのですから。オオヤドカリさん? そのまま抑えてて」
 しかし、しゃぶられていた口を離され、その感覚も遠のいていった。
 そしてムラサキは壁側に立ち、俺もオオヤドカリの誘導によってムラサキの至近距離まで近づいていった。
 ムラサキはそのまま肉棒を手に持ち、片足を上げ秘部へとあてがう。立った状態で挿入するつもりらしい
「あ、あの、私もしたいです」
「貴女は昨日したのでしょう? なら今日は私です。ほら、いきますよ?」
 俺の両腕を後ろで抑えているオオヤドカリは、物欲しげに言うがムラサキは構わず俺の肉棒をそのまま自らの秘部へ沈めていく。


「んっ! んああっ! お、大きい……奥までとどいてます……っ!」
 両手を俺の首に巻きつくように持ちながら、ムラサキの声が風呂場に響く。彼女の言うとおり、俺の肉棒はムラサキの最奥まで挿入した。何かがコツコツと当たっている感触がする。
「腰を動かしましょうね~」
「ああっ! も、もう、はぁっ、動いて、ますっ! いいです、気持ちいいですっ、はぅっ!」
 オオヤドカリが俺に腰を振るよう言うが、その前にもう俺はムラサキを激しく突いていた。
 見た目とは裏腹にとても狭く締付けるから、物凄い快感が押し寄せ、別の意思があるのではと思うくらい腰を振っている。
「す、ごいっ……あなたのがっ、んくっ、私のなかをあぁっ! ごしごし洗ってますぅ!」
 ムラサキの切れ切れな喘ぎが風呂場に響く。ただでさえ狭い風呂場に3人もいて蒸し暑かったのが、セックスによってますます蒸し暑くなっている。
「っく……もう、まずい……ぬ、抜かないと……」
「だ、だめです、あぅんっ! 子孫を、作らないとっ! 膣内、に!」
 もう既に俺は限界に達していた。
 遠のいていた射精感が再びこみ上げ、腰を引こうとするが上げていた片足を腰に絡めるようにムラサキは動いた。
「せめて、口だけでも」
 既に背後にはオオヤドカリはいない。
 その事に気づいた時、俺の口にオオヤドカリの唇が押し付けられ、舌を入れられ俺の口内を味わうようにオオヤドカリの舌が絡んでくる。
 この新しい刺激によって、高まっていた射精感は一気に開放され、ムラサキの膣内を汚していった。
「んっ! くっ、はっああ! あ、熱い、たくさん、出てます。普通な人にしては、なかなか、ですね。」
 ムラサキも俺の射精を感じたのか、体を痙攣させ受け止める。
 結合部からは、ムラサキの膣内に入りきれないのかポタポタ白い液が垂れていた。
「はぁ、はぁ、な、中が、汚れてしまいましたね……もっと洗ってください」
 そしてムラサキの膣内はもっと出せと言わんばかりに締付ける。
 それに俺の肉棒は再び大きくなり始め、オオヤドカリが口内に舌を入れる中、俺の腰は再び振っていった。


「いいかお前たち。風呂場でやろうとするのはやめろ。夜、好きなだけやらせてやるから」
「「はぁ~い」」
 数時間後、風呂場での行為が終わった後俺はオオヤドカリとムラサキに言い聞かせた。
 二人は正座でしゅんとなっているが、すぐに元気になりご飯を食べる。
「……はぁ」
 二人は幸せそうに飯を食って、俺はそれを眺めている。
 かなり可愛い二人、今後の生活に期待しながらも、不安のほうが多いので思わずため息が出てしまった。
 まぁ、死なない程度に、こいつ等の子孫作りを手伝おうと思う。
どんどんっ!
「ボクを君のところに置いてくださーい!」
 そしてまた何かが来た……。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年12月01日 19:55