『バークス少尉!バークス!おい、アリス!アリス・バークス!』
「怒鳴らなくても……聞こえてるっつの………」
降下するスピッドの操縦席で、俺は無線ごしに怒鳴る僚機に言う。だが、無線が壊れたらしく、こちらの声は届いていないようだった。
「最悪だ………」
いまや我が愛機のロールスロイス・マーリンエンジンは黒煙を吹いたまま停止し、胴体には穴がいくつもあいている。
「誰だ?この空域は安全だって言った奴は、なんで安全な空域にゼロがいるんだよ…………」
しかし、俺がついた悪態は唸るようなエンジンの爆音と機銃音にかきけされた。
眼下に広がるは広大なビルマの山脈と森。不時着で助かる可能性は半々だ。
「いっちょ賭けてみるか………」そう言うと、俺は重い操縦稈を引き起こし、機首を無理矢理にでも引き起こそうとした。
「起きろっ………!」
ドンピシャ、機体は体勢を立て直し、ゆるやかに眼下の森に吸い込まれて行く。すかさず俺はスピッドのキャノピーを投棄した。
そして、スピッドは失速寸前の状態のまま木々の間にダイブし、いくつも枝を薙ぎ倒しながら、ガン!という音と共に着地。しばらく機体を引きずらせ、やがて停止した。
停止を確認するや否や俺は安全ベルトを外して操縦席を飛び出し、機体から遠ざかるように逃げていった。
だが、こんなときに親父譲りの貧血がたたってか、足を踏みしめる力が徐々に弱くなり、そのまま地面に突っ伏してしまう。
そして、俺はそのまま気を失ってしまった。

 この日の戦闘は悪い偶然のうちにあったのかもしれない。
俺の所属する中隊(3機編成の小隊が3つ)に与えられた任務はただの哨戒飛行であり、しかも定期的な「お勤め」でしかない仕事だった。
基地もその空域にはゼロは現われないと断言しており、中隊のほとんど全員がピクニック気分でその哨戒飛行に臨んでいた。
そしてその空域に達して数分でも経った頃だろうか、列機のうちの1機が雲の向こうに光る物を見たと言い出し、それからしばらくも
せず数機の日本機が沸いて出てきたのだ。
『ゼロだ!』誰かが無線越しにそう叫んだのはやけに鮮明に覚えているが、よく思い出せば、どちらかと言うとあれはオスカー(一式戦闘機『隼』)
だった気がする。
とにかく、中隊はオスカーの出現に驚いてすぐに戦闘体勢に入る。が、よほど腕のいいパイロットが乗っているのか、オスカーは中隊機の弾丸を
次々とかわし、逆に中隊を追い詰めていった。
そして最初に血祭りにあげられたのが俺の機体だった。
機位を敵の方向にと思い、俺のスピッドが機首を上に向けようとした途端、一機のオスカーにエンジンを集中的に狙われた俺の機体はコントロールを失う。
だが俺はなんとか無理矢理コントロールを回復させて、機体を不時着させた。
しかし、その後機体から遠ざかろうとして、そのまま記憶がない。


「ん……」
目が覚めて、初めて俺の目の前に飛び込んで来たのは暗い色の岩壁だった。
それが岩の色でなく、周囲の色だと気づいたのは、その数秒後である。
この空間の奥からは光がさんさんと差し込んでおり、つまり、ここはどこかの洞穴。ということだ。
自分の服装を見ると、墜落時に来ていたのと同じ飛行服。
「あれ……俺、撃たれて……それで……」必死に記憶の糸を手繰り寄せるが、どうやってここにたどり着いたかと言う記憶はなかった。
「……しかし、暑いな」
ここは赤道に近い密林の、しかも湿気の篭る洞穴の中だ。その上ボアの飛行服など着ていれば暑いのも当たり前である。
とりあえず俺は厚ぼったい飛行服とその下に着込んでいたワイシャツをさっさと脱ぎ捨て、ランニングシャツと軍服のズボンだけというラフな格好になる。
「これでだいぶ涼しくなったか……」
そういえば、ここはどこなのだろう。と俺は考え込む。
撃墜された場所から考えて英国軍の勢力圏のはずだが、この辺りは補給路から大きく外れた場所のため、滅多に敵も味方も来ない場所だ。
つまり、救援が来る可能性は極めて低い。と言う事である。
「こりゃ、死亡確定だろうな……」俺はそう思って大きくため息をつく。
父さんと母さんも前の戦争の時に死亡誤認させられたというが、親子二代揃って死亡誤認とは笑えない冗談だ。
その時、洞穴の向こうから誰かがやって来る音が、俺の耳にはっきりと聞こえた。
日本陸軍か!と思うと、すぐに俺は飛行服から拳銃を取り出す。
もし日本軍に捕まれば一生強制労働にされる。という基地に流れていた噂が俺の頭の中をよぎったが、
俺はすぐにそれを振り払って、銃口を足音の方向に向けた。
足音は加速してくる。
俺は引鉄に指を掛ける。
そして、相手の姿が見えた瞬間に―――――

「女の子?」

足音の正体は女の子だった。
短いが、眩しいくらいに透き通った金色の髪に、大きな鳶色の眼。背はわりと低いほうで、美少女と呼ぶにふさわしい少女であった。
ただし、ふつうの女の子ではなく耳と尻尾がついた獣人であり、さらにその耳と尻尾は警戒表示と同じ黄色と黒のストライプ模様だ。
着ている物もお情け程度のボロ布を腰に巻いただけと言う簡素な物だ。
「野生の虎とは……」
日本兵よりやばい相手に出会ってしまった。と捕食される物の血が半分混じっている俺の本能は言っている。
これは死亡誤認でなく、本当に死亡かもしれない。と。
なんにせよ逃げる事が先決。と感じて俺は立ち上がり銃を構えて、近くの壁を撃つ。
弾は壁の岩石を大きくえぐる。
「フリーズ! ホールドアップ!」
英語の威嚇文句がどこまで通じるかはわからないが、俺は少女に銃口を向けて叫んだ。
 だが、少女は銃口を全く無視して俺の方へと駆けてくる。
「フリーズ! フリーズ!!」
パン!パン!とウェブリーが幾度も洞穴の壁をえぐるが、少女はそんな事もお構い無しに俺の懐にもぐりこみ、俺を押し倒す。
「あーーっ!」
そう言うと、少女は俺の鼻先を舐めて、擦り寄ったのだった。

いやはや、どういうものか。
どうやら俺が機体のそばで気を失っていたのを、彼女が引きずってここまで運んでくれたらしく、
彼女は俺を仲間か何かと勘違いしているらしい。
どうやら押し倒されたのも、彼女なりの感情表現だったようだ。

「そういえば君、名前は?」
「あう?」少女はきょとんとした目で俺を見る。
そういえば、完全に野生で育ってしまった獣人の知性は、獣のそれに等しい。と昔何かの本で呼んだのを思い出した。
「……こりゃ英語とか現地語以前の問題か」俺は大きくため息をつく。
「あうーっ」少女はそんな俺の様子を興味しんしんに眺め、尻尾をぱたつかせていた。
「まあいい、俺はアリス、アリス・バークス英国空軍少尉だ」
「ありす……ありすっ!」そう言うと彼女は俺の名前を連呼しながら満面の笑みを浮かべて俺に抱きついてくる。
自分はすぐにからかわれる材料になるので嫌いな名前だったが、何も知らない少女にすぐに覚えてもらったのは幸いだった。
そのまま彼女は母さんゆずりとも言える俺の白い髪を引っ張ってくる。
「あてて、やめろっ! 痛い痛い痛い引っ張るなーっ!」
「んーーっ!」
こうして、前途多難な一人と一匹の遭難生活が幕を開けあけたのであった。


「…………今日も救援の気配無し、と」
俺が目覚めてからまもなく一週間が過ぎようとしていた。洞穴から出てすぐの山すそからは、ただただビルマの森林風景と山々が広がっていた。
 もちろん味方のスピッドファイアやウォーホークは愚か、日本軍のオスカーやトージョー(二式単戦『鍾馗』)すら見えてこない。
薄情者どもめ。と俺は毒づく。まあ、今更本国に戻れと言われても絶対に戻る気などないのだが。

「ありす♪」
その可愛らしい声に振り向くと、彼女が2羽のうさぎを口にくわえて僕の前に立っていた。
「おっ、ありがとうな。シルキー」
俺は少女につけた名前で少女を呼んだ。
何故か俺はその仕草が父さんと被って見えたような気がした。というか、俺は外見以外は絶対に父さん似な気がするが。
「ありす……」
 シルキーは尻尾をちぎれそうなほどにぶんぶんと振って、上目遣いで俺を見ていた。
「うん。偉い偉い」
「あうっ」シルキーは俺の手をそっと頭の上に導く。
俺はそのままシルキーの髪をくしゃくしゃと撫でてやる。どうやらこれが彼女のお気に入りらしく、頭を撫でられている時、
彼女はこの世の物とは思えないほどに可愛い笑みを浮かべている。
 実際この笑みだけで俺は原隊復帰する気が失せた。
「んっ」しかもそれだけでは飽き足らず、シルキーはぷっくりとした可愛らしい唇を前に突き出してくる。
俺もシルキーに呼応し、シルキーを抱きかかえてそのまま唇を合わせた。
そのまま俺とシルキーはたがいの唇を吸う。もちろん年端も行かない少女相手に舌を入れるなんて言う行為は無しだ。
やがて、ぷぁ。と俺は唇を離す。
「うー……」シルキーは潤んだ目で俺を見つめてくる。俺はその表情に危うく理性を失いかけるが、
すぐに頭の中で歴代首相の名前と顔を思い出して何とか気を取り直した。
だが理性と違って体のほうはけっこう正直で、すこしばかりズボンにテントが張られている。
(…………そういや、もう一週間はしてないな。あとでシルキーがいなくなったらするか…………)
そう思うと俺は、シルキーの狩ってきたうさぎを持って洞穴の中へ入っていった。
 「……さて、シルキーもいなくなった事だし、久々にやりますか」そう言って俺はベルトを外し、ズボンを中途半端に脱いで洞穴の床に横たわる。
「……我ながら情けないな」
そう思いつつも俺は自分のものを握り、その手を上下させる。
ちなみに今回のオカズは、基地のベッドの下に隠しておいた秘蔵のエロ本の思い出し(一応戦友に自分が死んだときに処分を頼んでおいたのだが、今頃どうなったのだろうか)だ。
 「くっ……!」
手の速度が段々と上がってゆく。
そのうち、頭の中のエロ本の内容はシルキーに置き換わってゆく。
シルキーの切ない顔とスレンダーな体が俺の脳内で自動的に再生される。
「ふ……くぁ」そして、俺は果てた。洞穴の壁と床に白い濁った液体がかかる。
俺は快感の余韻と倦怠感の中そそくさとズボンを履きなおし、洞穴の外へ出てまた再び飛行機を確かめることにした。
このとき、もし飛び散った液体の始末をしていれば運命は変わっていたのだろう。だが、俺はそんなことに気づくよしも無かった。


アリスが去って数分後、森の徘徊から帰ってきた虎の少女は自分の寝床の異臭に気づく。
それが何なのかは彼女にはわからなかったが、あまりいい臭いではないというのは確かだ。
虎の少女はすんすんと鼻を鳴らしながら異臭の元をたどってゆくと、ふわふわの頭の同居人がいつも寝てるあたりが臭いの元だというのが分かった。
虎の少女はその壁や床に飛び散った臭いの元―――白濁色のどろりとした液体を触る。
いい臭いではないはずなのに、何故か体がうずく。そのまま虎の少女は指で飛沫をすくうと、それを口にやった。
苦くて変な味、なのに体はそれを美味しいと感じ、小刻みに震える。胸が苦しい。股の間がむずむずする。
こんな感じは初めてなのに、なのに、なのに、なのに、
彼女の中の雌が、同居人―――「ありす」の体を欲したのだ。
「ん?あれって……」
もう飛行機を探すのもやめ、焚き火を組み始めた頃。もはや日も沈みかけたような空に一筋の光がチラリと輝く。
あれは間違いなく飛行機だ。この位置では友軍機か敵機は不明だが、飛行機は辺りを旋回し始めた。
「しめた、偵察だ!」
待ってましたとばかりに俺は組んであった焚き火にマッチを落とす。二分ほどで火は見る見る大きくなった。
焚き火の煙に気づいたのか飛行機は接近してくる。俺は注意深くその機影を確かめた。
ぼてっとした機影は間違いなく日本の機影ではなく、さらに聞き覚えのある液冷エンジンの音がかすかに聞こえる。
 そしてその機体は急接近し、俺の上を飛び越えていった。
「キティホーク(カーチスP40)だ! よっしゃあ!」俺は喚起の大声を上げる。その様子を見たキティホークのパイロットはそのまま帰還していった。
大声に気づいたのかシルキーが穴の中から出てくる。
このとき彼女の異変に気づいていれば歴史が変わったのだろうが、俺は友軍機に発見されたという喜びだけでいっぱいだった。
「やったぞ! これで帰れるんだ! なあシルキー! 帰れるんだよ!」
俺はシルキーを抱きかかえて振り回す。「いまさら帰るものか」など強がりも言っていたがそんなものは忘れた。パイロットの生死さえ分かれば捜索隊が出されて、帰ることができるのだ。
「やった!やった―――――」次の瞬間、俺は地面に倒された。
喜びで混乱した頭といきなりの事に俺は何が起こったかわからなかったが、シルキーの顔を見て、初めて俺は彼女がただ事でないことが分かった。
「うぅー……」
上気した頬と潤んだ瞳。シルキーの顔は普段の無邪気な笑みからほど遠い、切ない表情をしている。明らかにシルキーは発情していた。
先ほどの想像よりもかわいかったのは確かだが、そんなのんきなことを考えている暇はあまり無かった。
「いやちょっ、ちょっ、待って待ってそれは」
「あっ!」
俺を一喝するとシルキーは俺のズボンをパンツごと噛んでそのまま引きちぎり、中から露出したものを掴む。
「うー……はむ……ぷちゅ」
自分の体についていないそれがどういうものかは詳しくは分からなかったようだが、とりあえずシルキーはそれを口にくわえる。シルキーがしゃぶり始めると、むくむくとそれは大きくなっていった。
「ちゅっ……くちゅ……あむ……あぅ……」
「ふ……」
(かつてハイスクールの友人達と一緒に行った)本国の娼館の娼婦に比べれば舐め方は稚拙だったが、それでも経験少ない俺から言わせてみればかなり刺激的だ。その上娼婦など比べ物にならないほどに切ない表情を浮かべたシルキーの顔を見れば、さらに限界は近くなる。
「んぁ……くちゅ……じゅぶ……じゅるるるるっ!」
「待て! 出るから吸うのやめて口はなせ!」
いきなり俺のモノを吸い上げたことによって、俺は限界を向かえようとする。
だが、シルキーは俺の言葉を聴かないまま俺のものを吸い上げ続ける。
「くぅ…………」我慢しようとしたがもちろん無理で、俺はシルキーの口内に白濁液を放出した。
シルキーはいきなり放たれた液体に最初こそ戸惑ったが、すぐにモノを吸いなおし、液体をすべて口内に溜める。
そして、こくん。と喉を鳴らしてそれを飲んだのであった。
「あぅ…………うっ!」
邪魔に思えたのかシルキーは腰布を爪で引きちぎり、生まれたままの姿を俺の前にさらす。
その股間はもうてらてらと濡れていた。
「ありすぅ…………」
シルキーの切なげな表情と声という1万ポンド爆弾に、俺の理性は跡形も無く吹き飛ばされる。
「んっ……あぅ……」シルキーはじれったいとばかりに股間に手をやって、再び大きくなり始めた俺のモノに照準を定める。もちろん彼女に性知識というものがあるわけは無いはずだが、そこに収まるものが何であるかを彼女の本能が教えたのだろう。
「シルキー…………」俺は早くも抵抗する気力が失せていた。
「あぅ……っ!」シルキーはそのままゆっくりと腰を下ろす。
そのまま俺のものはずぶずぶと彼女の中に入っていった。
「ひゃ……っ!」
途中で耐え切れなくなったのか、シルキーは一気に腰を叩きつけた。
「くぅ……」
ただでさえ狭い彼女の膣が俺のものを握りつぶすように締め付けてくる。もうそれだけでも耐え切れないのに、さらにシルキーの嬌声が俺を限界へ追い詰めていく。
「あう……ありす……ありすぅ……」
 そうやって俺の名前を呼びながら腰を振り続ける彼女の姿と彼女の中の圧力に、一週間も抜いていなかった俺の分身が耐えられるわけが無く、
俺は彼女の中に再び白濁とした液を放ってしまった。
「はぁぁ!……はうぅぅん……」俺の発射に呼応するようにシルキーも達し、そのまま僕の上に倒れこんだ。
「ふぅ……」疲れからくる眠気の波に襲われながら、俺はシルキーの顔を眺めた。
もし救助が来るなら、シルキーはどうなるのだろう。
まあ、ここまでされて俺がほっとくわけにも行かないだろうから……結局は……
「ありすぅ……くー……くー」
僕の上でいまだ繋がったまま寝息を立てる虎耳の少女はそう幸せそうに呟く。
「結局、そうなるのか……」
父さん、やっぱり俺はあんた似だよ。女の子に押し切られる所なんか特に……な。


1946年11月 英国・リヴァプール市
『と言うわけで父さん、もうすぐリヴァプールだから、迎えよろしく』
「ああ、わかった」リヴァプールの市街地に近い小さな家のリヴィングで、スカーロイ=バークスは電話口の向こうの息子に向かって頷いた。
「まったく、お前が死んだって聞いたときはショックだったが、すぐに誤認がわかってよかったよ。しかもご丁寧に嫁さんまで連れてきて」
『父さんに言われたくないけど』
「ああ、そうか。そういや俺もそうだったな」ロイはくくっと小さく笑う。
『母さんは?』
「ステフならまだベッドの中だ」
『昨日もお盛んなようで』
笑いを含んだ息子の声に、ロイは苦笑するしかなかった。
「じゃ、気づかれないように迎えに行ってやる」
そう言ってロイは電話を切ると近くにかけてあった愛用のトレンチコートを着込み、なるべく音を立てないように玄関へと向かった。
「オーケーオーケー、気づいてないようだ」
「誰が?」
鈴の鳴るような、しかしロイには悪魔のささやきにしか聞こえない声が後から響く。
案の定ロイが後ろを振り返ると、そこには『ドーセット』に居た頃からあまり変わりのない妻―――ステフの顔があった。
「い……いつから起きておらっしゃって……」
「俺もそうだったな。のあたりからかな?」
ロイはすでに顔から嫌な汗が垂れている。もちろんそこにはいつもの職場での覇気は消えていた。
「ねえ、お父さん―――ロイくぅん。もっとしようよぉ」パジャマの胸元全開&潤んだ眼のステフが言う。
「いやちょっとちょっと待って待って昨日何回やったと思って」
「5回ぐらいじゃ足りないよぉ」
「いや俺だってもうすぐ50越え」
「じゃ、いただきまーす」いつの間にかズボンのチャックが開けられているのに気づいたロイはそのままドアの外への脱出を図るが、それは敵わなかった。

「アッ――――――」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年07月01日 19:21