あれは、少し暑い日の事だ。
 俺は一人暮らしで、その日は大学もバイトも休みだから、俺は普段の疲れを癒そうと住んでいるアパートにいた。
 何をするわけでもなく、白いシャツとトランクスのみで寝ていると、そいつはやって来た。
コンコンッ。
 玄関が鳴った。どうせ何かの勧誘か何かだろうと思い無視していると、また鳴った。
 それでも無視していた。そうしたら今度は連続で20回ほど鳴った。
 いい加減嫌になったのでズボンを履いて玄関へと行く。
「はい? 新聞なら間に合って――」
「こんにちわ」
「………」
 不機嫌そうに扉を開けると、そこには女の子が一人笑って立っていた。
 俺より少し背が低く、貝のような帽子をかぶっている。
「あの、どなた?」
 見覚えのない女の子。
 大学でもバイト先でも、こんな変な帽子をかぶった娘は知らない。
 そんな女の子に戸惑っているとき、彼女は笑いながら口を開けた。
「あの、お願いがあるんです!」
「な、なに? 新聞とかはお断り」
「そんなのではありません! 私をこの家に置いてください!」
「ハ?」
 そしていきなり妙な事を言い出し、俺は間抜けな声を出してしまう。
 最初は新手の勧誘かと思ったが、彼女の瞳は本気そのもの。
「いきなり何を言い出すんだ? 何で俺の家に君を置かなければならない?」
「私が貴方を気に入ったから。子孫、残さないと」
「はい?」
 更に妙な事を彼女は言う。
「だから、お願――」
「他をあたって下さい、さようなら」
 彼女は更に真剣な眼差しで詰寄るが、俺は彼女の肩を持ち後ろに押すと、そのまま玄関を閉めた。
 いきなりの事で少し驚いたものの、何だかくだらないし、訳もわからないので。
 その後も、彼女はアパートの玄関を150回くらい鳴らし続けたが、やがて大家さんに怒鳴られて帰ったようだった。
 俺は大家さんに感謝しつつ、そのまま夜まで眠っていた。


「んっ……んちゅっ……はぁ、おっきい……」
 どれだけ寝ていたのかわからない。
 ふと目が覚めると、なにやら水っぽい音がする。
「うぅっ!」
 そして意識がハッキリすると、下半身から快感が押し寄せてくる。
 起き上がろうとする、驚いた。
 俺の上半身はガムテープでグルグル巻きになり動けず、俺の肉棒を、なんと昼間の貝殻帽子の女の子が口にくわえ舌を絡ませている。
「あ、起きてしまったんですか」
「お、お、お前っ! なにやって、つか、どうして俺の部屋に!? 鍵はかけたはずなのに」
「ヤドカリ族をなめてもらっては困ります。コレを使ったんですよ、コ~レ」
 彼女は肉棒を口から離すと、俺が起きたのを気づくと笑ってある物を帽子の中から取り出した。
 それは1本の針金だった。
「コレで開けたんです。古いアパートは開けやすいですねぇ」
「ふ、不法侵入! 空き巣!」
「失礼な。そもそも貴方が悪いんです。あの時、はいどうぞって入れてくれればこんな事もしなくて済んだんです」
 彼女は思いっきり不法侵入のくせに頬を膨らませている。
 そして再び肉棒をくわえ始めた。
 再び快感が俺の体に流れ、彼女を引き離そうとするがガムテープによりそれは不可能。
 そんな俺の反応を楽しむように、彼女は舌を絡ませ頭を上下に動かし口でしごく。
「んんっ、ちゅぱ……フフ、気持ちいいでしょう? 私をここに置いてくれましたら、毎日やらせていただきますよ?」
「っく、出てけ」
「まだそんな減らず口を。まぁいいです、どちらにしろ私は子孫を残さなければなりませんので」
 彼女は妖しく微笑み、肉棒を口から離し跨ぐ様に俺の上に乗ると、肉棒を手に持ち既に濡れている彼女の秘部へとあてがった。
「なにっ! なにを、やめろっ!」
「もう遅いです。子孫の為に、貴方の精子、いただきます」
 そう言うと、彼女はゆっくりを腰を沈めていった。

 この夜、俺は彼女に犯されてしまいました。