眩いばかりの日差しが、辺り一面に青く広く広がる太平洋の海をさらに幻想的なブルーにライトアップする。
普段は最高の風景なのだが、その雰囲気をぶち壊すかのように大きな白い一隻のクルーザーが浮かんでいた。
クルーザーの上ではウエットスーツに身を包み、酸素ボンベを背負った若い男が水中に潜る準備をしていた。
男は、普段は仕事で休む暇もないのだが、趣味であるスキューバダイビングをするために無理に休みを作って海にやってきていた。



「よく水の中になんか潜れるわねぇ・・・。」



手際よく水中へと潜る準備をする男に、ふいに船室から年端のいかない少女の声が聞こえてくる。
男は足にフィンをつけると、まるで半漁人でも歩いているかのようにビタビタと音を鳴らしながら少女のいる船室へと入っていった。
余程具合が悪いのか、少女は薄いタオルケットで全身を包むようにしてソファーに横になっていた。
タオルケット越しに膨らむ二つの双丘が妙にいやらしく見える。



「君が船に弱いなんてしらなかったからね。」



この海に来たのは一人ではなかった。少女も男と共にやってきたのだが、船酔いが酷く船室にあるソファーでぐったりとしていた。



「ついてくるって言ったのは君だろ?」
「・・・ついていかなきゃ、私一人じゃまともな御飯食べれないじゃない。」



男と少女は、共に過ごすようになってそんなに長い付き合いではない。
とある事情から男は少女を引き取ることになり、ここ数ヶ月、男は少女と共に過ごしている。
今こうしてダイビングに来ているのも、少女と出会う前に予約を入れていたものだ。
これからどれだけ長い間一緒に過ごすことになるか判らない相手に、男は遠慮する気はなかったが
気にならないかと言われればそうでもなかった。



「30分ほど潜ったら今日はホテルに戻ろうか。」
「うん・・・サメに気をつけてね。」



少女はタオルケットの中で首をこくりと縦に振るとまたぐったりと横になった。
男は静かに船室を出ると、潜水用のフルフェイスマスクを被るとなるべく激しい音を立てないようにそっと海へと潜った。



海の中は鮮やかな青一色で覆われ、海面からは光のヴェールが水中へと溶け込み水中を明るく照らしていた。
だが、男はそんな光景には目も暮れず海底に向かって潜っていく。男の目的は海底の珊瑚礁にあるのだ。
水深が深くないのもあって、海底に男がたどりつくまで1分とかからなかった。
そんなに深い場所でないのもあってか、色とりどりの珊瑚礁が辺り一面に広がっているのがみえる。
少女が心配していたサメの姿も小さな熱帯魚がいるだけでどこにも見当たらない。
男は水中カメラを取り出すとその小さな熱帯魚の泳ぐ様をレンズに収めた。




――写真を取り始めて何分たっただろうか、タンクの残圧計に目をやると背中に担いでいるタンクの中には、あまり呼吸ガスは残っていなかった。
仕方ない、今日はこのぐらいにして引き返すとするか。
そう思ったとき、男の少し先に妙なものが漂っているのが見えた。
漂流物の正体が気になり、泳いで近づいてみるとそれは手のひらほどもあろうかという大きな魚の肉塊だった。
何かに噛み千切られたのか、頭と内臓を残してズタズタに引き裂かれている。
・・・サメでないにしても危険な気がする。早くクルーザーに戻るべきだろう。
男は辺りを警戒するように見回しながら水面へとあがっていく。
運がいいのか見渡す限り、大きな魚を肉塊に変えた主の姿は見当たらない。
なんとか水面に浮上すると、男は目に映った光景に思わず舌打ちした。
余程写真を撮るのに熱中していたのか、浮上した場所はクルーザーから随分と離れていたのだ。




男はなるべく音を立てないように、平泳ぎでクルーザーへと泳いでいく。下手に音を立てて呼び寄せたくはない。
ゆっくりと泳いでいると、クルーザーと男の間ぐらいの場所にぬっと水面から
三角の形をしたイルカやサメを連想させるヒレのようなものが水面に現れた。
ヒレはこちらに旋回するようにして向きを変えると、ゆっくりと近づいてくる。
・・・迂闊に動くのは危険だ。下手に動き回れば逆に相手を刺激しかねない。
そっと腰に差してあったダイバーナイフに手を伸ばすと、鞘から刀身を引き抜く。
こんなものでサメを撃退するつもりも、やれるつもりもないが何もないよりはマシだろう。
それに、人を襲わないサメの可能性もあるのだ。下手に刺激して怒らせたくはない。



ヒレは近くまでくると男の周りを周回するかのようにぐるぐると回りだした。恐怖のあまり、ナイフを握る男の手に力が入る。
不意にヒレが水面へと潜た瞬間、男の目前の水面から男めがけて何かが飛び出してきた。
男は飛び出してきた何かの正体を確かめず、目の前に現れたものに全力でナイフを振り下ろした。
だが、振り下ろした男の手首に何かが叩きつけられたような衝撃が走り、握っていたナイフが弾き飛ばされてしまった。



「こんなもの振り下ろしたら危ないでしょ。」



一瞬何が起こったのか判らなく呆然とする俺の目の前に現れたのは、一糸まとわぬ上半身を海面にさらけ出している銀髪の女性であった。



「あんたは一体・・・?それにサメは!?」



急に女性が現れたのにも驚きだが、今はサメを探すのが先であろう。
だが、辺りの何処を見回してもサメの姿はどこにも見当たらない。



「まぁ落ち着きなさいって。男が取り乱すとみっともないわよ。」



必死でサメを探している男とは違って、銀髪の女性は至って冷静な上に見られることに恥ずかしさを感じていないのか、
海面に晒されているその豊満な乳房を隠そうともしない。



「・・・とりあえず話だけでも聞いてちょうだい?暴れなかったら無事に帰してあげるわ。」
「暴れなかったらって・・・?」



女性のいった言葉の意味が判らず思わず聞き返した。が、女性は男の問いかけに応えず男へと飛びつくように抱きついた。



「私の名前はフィーっていうの。抵抗しちゃぁ、やぁよ?」



フィーはそのまま男の股間へと指を這わせると、ウェットスーツの上から股間を指で擦りあげてくる。
さっきサメに出会ったという恐怖で小さくなっていた男根であったが、フィーの舐め取っているかのように絡み付いてくる指の動きに徐々にその大きさを取り戻し始めた。



「そうそう・・・、大人しくしてればきもちいいことしてアゲル・・・。」




フィーは、舌を男の胸に這わせるとそのまま水中へと潜り、男の下腹部へとそのまま舌を這わせていく。
ウェットスーツ越しに女性の舌が自分の身体をつたっていくのが判る。
女性は男性の股間のあたりまでたどり着くとウェットスーツの生地に歯を引っ掛けるとまるで
鋭い刃物で切り裂いているかのように生地を引き裂いた。



「こ、こんなところでふざけてる場合じゃないだろっ!?」
「でも、ここはそうは言ってないみたいよ・・・?」




男はフィーの肉棒に絡みついてくる指からくる身体の疼きに思わずサメのことを忘れるところだった。
しかしフィーは抗議する声を無視するかのように男の肉棒を刺激し続ける。
裂けた生地の隙間から海面へ向かってそそり立つ肉棒が女のやわらかく、少しザラザラした手に包まれ、ビクビクと脈打つ。



「それに私と一緒にいる限りは安全よ?ほら。」



女が指差している女の下半身に視線をやるとそこには人間の下半身ではなく灰色のサメのような尾とヒレがついていて
へそより少し下の辺りには人間の女性にあるものと同じ、ピンク色の秘肉が海中でヒクヒクと蠢いていた。



「うっ・・・!あぐぅ・・・。」




異形の女は男の身体を沈まないように抱きつくと指先で輪を作りしごきあげる。
ざらざらした手のひらで肉棒がリズミカルにしごかれ、あまりの気持ちよさに身体の力がすっと抜けてしまった。



「見た目には判らないと思うけど、私の手って凄くザラザラしてるのよ。・・・こうされると気持ちいいでしょ?」



「んんっ・・・!?そ、そんなこと・・・されると出る・・・っっ!」



フィーの両手が男の股間を多い隠すかのように、右手が肉棒を責めたて左手が睾丸の裏を擦りあげる。肉棒と睾丸から同時に男に襲い掛かる快感は耐えれるものではなく
異形の女の手は徐々に男を絶頂へと導いていった。



「だめだっ・・・!ぐうっ・・・っ!!!」



青い海の中でフィーの手の中で肉棒がビクビクと痙攣し、白い精液が海中へと放出される。



「たくさんでたわね・・・。」



フィーは海中へと放たれた精液に手を伸ばすと、海水ごと精液をすくいゴクリと喉を鳴らして飲み干した。



「海水が混じっても物凄くどろどろの精液ね・・・」




「あっ・・・っ!」



精液を放出し、ぐったりとしている男の肉棒に再びフィーの手が触れる。
射精したばかりの亀頭を触られ、男は思わず声を出してしまった。



フィーは、快楽の余韻の抜け切ってはいない肉棒を指で輪を作るようにして包み込むと、
全てを絞りつくすかのように激しくしごき上げ始めたのだった。


 それからしばらくたって、青い海へ三度目の精を放ったところで肉棒は下半身が人魚のような姿をした少女、
フィーの手から解放された。
 長い間肉棒をしごかれ続けたのもあって、ぐにゃりと萎れて赤く充血している。

「はぁ・・・はぁ・・・・・・。」

 連続の射精で力尽きたのか、男はフィーに身を任せるようにぐったりともたれかかって息を荒げていた。
フィーは男の身体を抱き寄せると、赤くしおれている男の股間へと手を伸ばし、指先で肉棒を優しく揉みほぐす。

「ぐぅ・・・っ、もう出ないよ・・・離してく・・れ・・・。」

 長時間にわたる愛撫によって男の肉棒は赤く腫れあがり、触っただけでも股間がヒリヒリと痛む。
だが、フィーはそんなことはお構い無しに大きくパンパンに腫れあがるまで肉棒への愛撫を続ける。

「もういいかなぁ・・・・?」

 愛撫を始めてしばらくたってから、フィーは肉棒の愛撫をやめて手の中でビクビクと小さな痙攣を繰り返している肉棒を見つめる。
 男の意思に反して肉体はまだ女を求めているのか、三度射精したにもかかわらず男の肉棒はフィーの指使いに興奮し、一層赤さを増してそそり立った。

「これだけ硬くなれば十分ね・・・・・・んっ・・・・あぁ・・・・・・。」

フィーは、指で肉棒の硬さを確かめると、肉棒を求めてひくつく肉襞にそっとあてがいそのまま一気に膣内へと導く。

「あぁっ・・・・・・いいわ・・・入って、くる・・・。」

赤くそそり立った肉棒はフィーの肉壁を掻き分け、奥へと飲み込まれていく。

「グッ・・・ぁっ!?」

どろどろに熱くとろけたフィーの膣肉が腫れた肉棒を人間の女性よりはるかに強い力で絞り上げるかのように絡み付く。

男の苦悶の声を聞き興奮したのか、フィーは尾を左右に動かして腰を揺すり、肉棒で膣肉をえぐるようにこすり付ける。

「やッ・・・やめっ、やめてく・・・ぁっ!」
「あ、んぅ・・・・・・もっと、かわいい声・・・聞かせてぇっ・・・・・!」

 ぐちゅぐちゅに濡れた肉襞のおかげで痛みこそ無いものの、なかなか射精感がこみあげてこない。
ひたすら与え続けられる快楽に支配されるかのように男はぐったりとフィーにもたれかかり、少女のような喘ぎ声をあげる。
フィーは男の腰に手を回すと男が女を犯すように腰を激しく打ちつける。

「凄くいいよぉ・・・・・・すぐ、いっちゃいそうっ・・・・・・」
「あふっ・・・んッ・・おちんちんが溶けてる、みたいっ・・・」

 次第に男も快楽に馴染んできたのか、自分から腰を動かしフィーの膣内へと肉棒を突き入れる。
男が突き入れるたびに、フィーは身体をくねらし膣内をビクビクと痙攣させる。

「もっと――、もっと奥を、ついてぇ・・・!」

 フィーの限界が近いのか、肉襞が肉棒を食いちぎるかのように強く締めあげてくる。
 男も快楽に操られるかのように肉棒を激しく少女の膣の奥へと突き入れる。
快楽に支配されていた男にも徐々に射精感がこみあげてくる。

「ぅう、・・・も、う・・・でそう、だ・・・・・っ!」
「あっ・・・!だしてぇっ・・・中に、だしてぇっ・・・・・・!」

 ガクガクと全身を痙攣させてしがみついているフィーの膣内へ体内の僅かに残った精液を注ぎ込んだ。


「はぁ・・・温かい・・・・・・。」

 水面に寝そべるようにして男を沈まないように抱きかかえながらフィーは下腹部に注ぎ込まれた精液の温かさに浸っていた。
男の方はというと、フィーの胸にもたれかかり唸り声をあげてぐったりとしていた。

「流石に五回目は出来そうにないわねぇ・・・・。」

 まだ満足しきった訳ではないが、流石にこれ以上するのは不味い気がする。
そんなことを考えながら男を抱きかかえて漂っていると、ネットのようなものが宙に広がり、フィーの身体を覆うように被さった。

「ちょ、ちょっとなんなっ・・・・ぶっ!?」

 フィーが全て言い終わる前に網に包まれ一気に引っ張られ、水中へと顔面が叩きつけられる。
なんとか態勢を立て直し水面に顔を出すと、いつのまにか離れた場所にあったはずの白いクルーザーがすぐ近くに
あるではないか。エッチに気を取られ近づいて来たのに気付かなかったらしい。

「ちょっと、アンタっ!!!他人の獲物に手出してるんじゃないわよっ!!!」

 クルーザーの縁に足を乗せて、投網を持った髪の長い少女が海にいるフィーに向けて怒鳴った。
フィーは声の主の姿を見て驚いた。そう、少女は普通の少女ではなかったのだ。
少女の頭には狐のような耳が生えていて手足も黄色い体毛に覆われていた。




「さて、どうしようかしらねぇ・・・・・・。」

 二人を甲板に引き上げると、フィーを逃げれないように縛り上げて手すりにくくりつけ、人外の少女はこのあと銀髪の人魚をどうするかを考えていた。
少女はしばらくの間悩んでから何か思いついたのか、ふいに口を開いた。

「3Pっていうのも悪くないわね?」

男は少女の発言に顔を真っ青にして力尽き、甲板へと倒れた。