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「~♪」  放課後の夕方、俺達が住んでいる村からかなり離れた街の駄菓子屋に俺と刹那はいる。  俺達は小さな籠を持ち、その中に菓子を入れていた。既に刹那の籠の中は菓子の山と化している。 「あ、これ美味しいんだよね~。何味が好き?」 「俺は、たこ焼きかな」 「え? チーズでしょフツー」  刹那はうまい棒チーズ味を数十本手に取り当然のように胸を張りつつ言いのけた。  なんだか微妙に腹が立つものの、味の好みは千差万別、人それぞれなので黙っておいた、かったるいし。  何故、高校生の俺達が駄菓子屋なんかにいるかというと、明日は俺が通っている学校の遠足なんだ。  家の学校は生徒数が少ない為、学園問わず全員参加となる。  行く場所は水族館となった。  山に囲まれ、また海からは遠い場所に位置する田舎なので海の生物のことを少しでも学ぶという目的もあるらしい。本だけじゃ分からんこともあるだろうし。  そして今は、遠足の際の菓子選びに来ている。500円までと決められており、刹那は2本の大きな尻尾を千切れんばかりに振り、相当楽しそうだが慎重に選んでいた。 「ねーねー、何がいいかなぁ?」 「とりあえず、ガムと飴は禁止。チョコとかは溶けて大惨事を招く可能性があるからやめとけ」 「わかってるわよそんな事」  俺に擦り寄りながら刹那は甘えた口調で聞いてきたので、とりあえず注意事項だけを伝えておくと、刹那は頬を膨らませていた。 「あ、これいいなー♪」 「やれやれ」  そして再びお菓子を掻き集め始める刹那の姿は、とても俺の一歳年下とは思えないほど幼い感じがした。  まぁ、それと同時に可愛げがある。  そんな刹那に続くように、俺も適当に菓子選びに入った。  その日の夜のこと、街まで自転車で往復したせいか、俺は無償に疲れてベッドの上で眠っていた。  静寂だけが俺の部屋を流れる中、ふと部屋の窓を叩く音がする。  最初は気のせいかと思った。しかし、その音は気のせいではなく窓の方向には確実に何かの気配を感じた。 「ん?」  何度も感じたことのあるその気配は、俺の予想を見事に裏切らなかった。  眼を開き、ゆっくりその方向を見ると、そこには刹那が狐形態の前足で窓を叩いている姿。  ベッドのすぐ隣にある窓を、俺は状態のみを起こしてカチャッと開ける。 「うおっ!」  その瞬間、俺は刹那に押し倒された。前足の爪が俺の肩に食い込み痛みが走る。  月明かりだけが照らす部屋は、月が雲に隠れたのか一瞬暗くなる。  その暗闇の中、俺を押し倒しながら見つめていた真紅の瞳は動物的なものから人のものへと変わり、俺を肩を押さえている前足も人間の手の感触に変わる。  雲がはらわれ、再び室内が少し明るくなると目の前には全裸の刹那人間バージョンがジッと俺を見ていた。  俺は考える、今日は月は赤くない。ということは発情しているわけじゃない、ならどうしてこんな事を。  そんな脳内の疑問を、俺は口に出して当の本人に聞くことにした。 「なんだ? どうしたんだ? 今日は月赤くないだろ? こんな時間に何やって――」  しかし、俺の質問は刹那に口を押し付けられて中断された。  少し予想はしていたことなので、唇を閉じるも刹那の舌により容易に突破され、刹那は舌を絡め俺の唾液を吸い、また自分の唾液も俺の口内に送ってくる。  しばらくお互いの唾液を交換させられていた時、刹那の片手俺のズボンを脱がし既に硬くなり始めている肉棒を弄っているのを感じる。  片腕が自由になったので、俺は何とか刹那を退けようとするが、すぐに腕を押さえられ身動きが取れない。  呼吸が間々ならず息苦しくなってきた頃、刹那はようやく俺の口を開放した。二人の唾液が糸のように伸びる。  そして俺を見下ろしニコッと笑う刹那の表情に俺は無性に腹が立った。 「ちょ! お前! いきなり来てなぁにやっちゃってんだ!!」 「……だって~」  怒鳴り口調で刹那に言うと、刹那は自分の頬を俺の頬に摺り寄せて甘えるように抱きついてきた。  さっきまでは妖しさを感じさせていた刹那の雰囲気が途端に子供のようになり、俺は少し混乱する中とりあえず抱きつく刹那を引き離す。 「だってじゃない。訳わからんよお前!」 「眠れない」 「は?」  俺の耳元で刹那は何か言いにくそうに言うと、思わず間抜けな声を出してしまった。  しばらく考え結論に達する。  ようはアレだ。子供が何かのイベントの前日に興奮して眠れないっていう実に刹那らしい現象だ。 「だからってこんな事しなくてもいいじゃねえか」 「だって……運動したら疲れて眠れるかもって思ったから」 「運動?」  刹那は再び俺の方を押さえつけると子供のように甘えた口調で言ってきた。  彼女の言う運動というのは、多分あれの事だろう。  運動ついでに気持ちよくなろうという魂胆だと思う。まぁ、その予想は見事に的中するわけだけど。 「一緒に運動に付き合って♪ ココもほらぁ、したいって言ってるし」 「そりゃ刺激されれば当然の現象です」  とりあえず敬語で返すと、刹那は少しムッとした表情になり俺の肉棒を乱暴に握ると、その上に自分の秘所をあてがう。  刹那の秘所はさっきのキスや肉棒弄ってたせいか、既に愛液でコーティングされ光って綺麗だった。  それに少し見惚れてしまったのが失敗で、俺がボーっとしていると刹那は隙ありと言わんばかりに一気に腰を下ろし肉棒を下の口で咥えていった。 「んっ! くうぅぅっ、はあぁっ! は、入ったよぉ~、やっぱり、おっきぃ」  一気に根元まで沈み、お互い身を震わせている。  刹那の膣内は相変わらず狭く、亀頭は最奥を刺激し電気のような痺れと共に快感が俺の体を流れる。  刹那も、快楽に支配されたようにとろけた表情になっており、嬉しそうに微笑む口の端からは唾液が一筋流れている。  次第に再び俺の肩を押さえ、刹那は腰を動かし始めた。  結合部からはじゅぶじゅぶと卑猥な音が流れ、刹那の愛液が溢れベッドのシーツを汚していった。 「はっああっ! あっ、んっ、い、いい、よぉ、あんっ、ひもちいいぃっ!」 「ぅっ! 刹那、飛ばし過ぎだ」 「だ、だってっ、きもち、いいんだもん、はあぁんっ! とまんないよぉっ!」  腰を激しく上下に動かしながら快楽に浸る刹那は、いつもの子供っぽい表情とは一変し、とても魅力的だった。  発情期でもないのに、真紅の瞳は理性を失っているように見える。 「ね、ねぇ、しっぽぉ、尻尾もっ、んあっ、弄ってぇ!」  喘ぎながら絶え絶えの声で刹那はそう求めながら、俺の頬を嘗め上げ俺の唇に自分の唇を押し当ててくる。  俺は腕を伸ばし、バサバサと乱れて振られていた尻尾を掴むとそのまま肉棒を擦るように擦ると、刹那は体をビクつかせ膣内の締め付けは一層増す。  刹那は肉棒を入れながら尻尾を弄られるのが好きなのだ。  俺達はいつの間にか座位になっており、刹那は俺の首に手を回し体を密着させ、上の口で唾液を吸いながら下の口で肉棒を咥え込み、俺も両手で二本の尻尾をしごきながら腰を動かし突き上げる。 「んっんんっ! んっはぁっ、も、わたし、だめ、イッちゃう」  一旦唇を離し、耳元で刹那が囁いた瞬間、再び口を押し付けると膣内が急激に締め付けた。  どうやらイッたらしく、その締め付けに耐えられなくなり俺も刹那の中に精液を噴出し刹那の膣内を汚していった。 「ぁんんんんっ! んんっ……」  ビュクビュクという音が響き、刹那は口を押し付けたまま俺を押し倒す。  すべて吸い取られると思わせるほどの射精が終わり、俺達は抱き合いながら快楽の予兆に浸る。 「ハァ、ハァ、はは、今日も、ハァ、いっぱい、出したね」 「まぁな」  肉棒を引き抜き、そのまま俺の横に寝そべりこちらに顔を向ける刹那は、満足そうに笑っていた。  その笑みは既にいつもの子供っぽい無邪気なものへと戻っていて、俺も少し笑って返した。 「んっ、ふわぁ~~……う、ん、なんか、ねむくなってきちゃった」  その時、刹那は大きな欠伸をし、眠そうに瞳をトロンとさせ眼を擦っていた。  俺はやっと解放されると安堵のため息を吐いた、が、 「……すぅ……すぅ」  時既に遅し、刹那は寝息を立てて気持ちよさそうに眠っていた。  体を揺すっても、呼びかけても、尻尾を弄っても既に熟睡してしまったらしくまったく起きなかった。  このまま家に置いといて誰かに見つかれば後が面倒なので、俺は自分の携帯を取り出しどこかに電話をかける。  そこは刹那の家で、しばらくすると静かな声とともに刹那の双子の弟が出た。 「えっと、狐娘が家で寝ちまったから、ちょっと迎えに来てほしいんだけど」 「くちゅんっ」  窓から来る冷たい風で刹那がくしゃみをする中、事情を説明すると、弟は静かな声ですぐ来ると言って電話を切った。  俺は弟が到達する前に、汚れたシーツや刹那の膣内の精液をティッシュ等で拭き取るなどして後始末をして数分後、弟が黒い毛並みの狐形態で現れ、眠っている刹那を背中で抱え跳んでいった。  ようやく寝れると思ってベッドに入った頃には、既に日付が変わっていた。  次の日の遠足は、元気な刹那の横でかなり眠かった……。
「~♪」  放課後の夕方、俺達が住んでいる村からかなり離れた街の駄菓子屋に俺と刹那はいる。  俺達は小さな籠を持ち、その中に菓子を入れていた。既に刹那の籠の中は菓子の山と化している。 「あ、これ美味しいんだよね~。何味が好き?」 「俺は、たこ焼きかな」 「え? チーズでしょフツー」  刹那はうまい棒チーズ味を数十本手に取り当然のように胸を張りつつ言いのけた。  なんだか微妙に腹が立つものの、味の好みは千差万別、人それぞれなので黙っておいた、かったるいし。  何故、高校生の俺達が駄菓子屋なんかにいるかというと、明日は俺が通っている学校の遠足なんだ。  家の学校は生徒数が少ない為、学園問わず全員参加となる。  行く場所は水族館となった。  山に囲まれ、また海からは遠い場所に位置する田舎なので海の生物のことを少しでも学ぶという目的もあるらしい。本だけじゃ分からんこともあるだろうし。  そして今は、遠足の際の菓子選びに来ている。500円までと決められており、刹那は2本の大きな尻尾を千切れんばかりに振り、相当楽しそうだが慎重に選んでいた。 「ねーねー、何がいいかなぁ?」 「とりあえず、ガムと飴は禁止。チョコとかは溶けて大惨事を招く可能性があるからやめとけ」 「わかってるわよそんな事」  俺に擦り寄りながら刹那は甘えた口調で聞いてきたので、とりあえず注意事項だけを伝えておくと、刹那は頬を膨らませていた。 「あ、これいいなー♪」 「やれやれ」  そして再びお菓子を掻き集め始める刹那の姿は、とても俺の一歳年下とは思えないほど幼い感じがした。  まぁ、それと同時に可愛げがある。  そんな刹那に続くように、俺も適当に菓子選びに入った。  その日の夜のこと、街まで自転車で往復したせいか、俺は無償に疲れてベッドの上で眠っていた。  静寂だけが俺の部屋を流れる中、ふと部屋の窓を叩く音がする。  最初は気のせいかと思った。しかし、その音は気のせいではなく窓の方向には確実に何かの気配を感じた。 「ん?」  何度も感じたことのあるその気配は、俺の予想を見事に裏切らなかった。  眼を開き、ゆっくりその方向を見ると、そこには刹那が狐形態の前足で窓を叩いている姿。  ベッドのすぐ隣にある窓を、俺は状態のみを起こしてカチャッと開ける。 「うおっ!」  その瞬間、俺は刹那に押し倒された。前足の爪が俺の肩に食い込み痛みが走る。  月明かりだけが照らす部屋は、月が雲に隠れたのか一瞬暗くなる。  その暗闇の中、俺を押し倒しながら見つめていた真紅の瞳は動物的なものから人のものへと変わり、俺を肩を押さえている前足も人間の手の感触に変わる。  雲がはらわれ、再び室内が少し明るくなると目の前には全裸の刹那人間バージョンがジッと俺を見ていた。  俺は考える、今日は月は赤くない。ということは発情しているわけじゃない、ならどうしてこんな事を。  そんな脳内の疑問を、俺は口に出して当の本人に聞くことにした。 「なんだ? どうしたんだ? 今日は月赤くないだろ? こんな時間に何やって――」  しかし、俺の質問は刹那に口を押し付けられて中断された。  少し予想はしていたことなので、唇を閉じるも刹那の舌により容易に突破され、刹那は舌を絡め俺の唾液を吸い、また自分の唾液も俺の口内に送ってくる。  しばらくお互いの唾液を交換させられていた時、刹那の片手俺のズボンを脱がし既に硬くなり始めている肉棒を弄っているのを感じる。  片腕が自由になったので、俺は何とか刹那を退けようとするが、すぐに腕を押さえられ身動きが取れない。  呼吸が間々ならず息苦しくなってきた頃、刹那はようやく俺の口を開放した。二人の唾液が糸のように伸びる。  そして俺を見下ろしニコッと笑う刹那の表情に俺は無性に腹が立った。 「ちょ! お前! いきなり来てなぁにやっちゃってんだ!!」 「……だって~」  怒鳴り口調で刹那に言うと、刹那は自分の頬を俺の頬に摺り寄せて甘えるように抱きついてきた。  さっきまでは妖しさを感じさせていた刹那の雰囲気が途端に子供のようになり、俺は少し混乱する中とりあえず抱きつく刹那を引き離す。 「だってじゃない。訳わからんよお前!」 「眠れない」 「は?」  俺の耳元で刹那は何か言いにくそうに言うと、思わず間抜けな声を出してしまった。  しばらく考え結論に達する。  ようはアレだ。子供が何かのイベントの前日に興奮して眠れないっていう実に刹那らしい現象だ。 「だからってこんな事しなくてもいいじゃねえか」 「だって……運動したら疲れて眠れるかもって思ったから」 「運動?」  刹那は再び俺の方を押さえつけると子供のように甘えた口調で言ってきた。  彼女の言う運動というのは、多分あれの事だろう。  運動ついでに気持ちよくなろうという魂胆だと思う。まぁ、その予想は見事に的中するわけだけど。 「一緒に運動に付き合って♪ ココもほらぁ、したいって言ってるし」 「そりゃ刺激されれば当然の現象です」  とりあえず敬語で返すと、刹那は少しムッとした表情になり俺の肉棒を乱暴に握ると、その上に自分の秘所をあてがう。  刹那の秘所はさっきのキスや肉棒弄ってたせいか、既に愛液でコーティングされ光って綺麗だった。  それに少し見惚れてしまったのが失敗で、俺がボーっとしていると刹那は隙ありと言わんばかりに一気に腰を下ろし肉棒を下の口で咥えていった。 「んっ! くうぅぅっ、はあぁっ! は、入ったよぉ~、やっぱり、おっきぃ」  一気に根元まで沈み、お互い身を震わせている。  刹那の膣内は相変わらず狭く、亀頭は最奥を刺激し電気のような痺れと共に快感が俺の体を流れる。  刹那も、快楽に支配されたようにとろけた表情になっており、嬉しそうに微笑む口の端からは唾液が一筋流れている。  次第に再び俺の肩を押さえ、刹那は腰を動かし始めた。  結合部からはじゅぶじゅぶと卑猥な音が流れ、刹那の愛液が溢れベッドのシーツを汚していった。 「はっああっ! あっ、んっ、い、いい、よぉ、あんっ、ひもちいいぃっ!」 「ぅっ! 刹那、飛ばし過ぎだ」 「だ、だってっ、きもち、いいんだもん、はあぁんっ! とまんないよぉっ!」  腰を激しく上下に動かしながら快楽に浸る刹那は、いつもの子供っぽい表情とは一変し、とても魅力的だった。  発情期でもないのに、真紅の瞳は理性を失っているように見える。 「ね、ねぇ、しっぽぉ、尻尾もっ、んあっ、弄ってぇ!」  喘ぎながら絶え絶えの声で刹那はそう求めながら、俺の頬を嘗め上げ俺の唇に自分の唇を押し当ててくる。  俺は腕を伸ばし、バサバサと乱れて振られていた尻尾を掴むとそのまま肉棒を擦るように擦ると、刹那は体をビクつかせ膣内の締め付けは一層増す。  刹那は肉棒を入れながら尻尾を弄られるのが好きなのだ。  俺達はいつの間にか座位になっており、刹那は俺の首に手を回し体を密着させ、上の口で唾液を吸いながら下の口で肉棒を咥え込み、俺も両手で二本の尻尾をしごきながら腰を動かし突き上げる。 「んっんんっ! んっはぁっ、も、わたし、だめ、イッちゃう」  一旦唇を離し、耳元で刹那が囁いた瞬間、再び口を押し付けると膣内が急激に締め付けた。  どうやらイッたらしく、その締め付けに耐えられなくなり俺も刹那の中に精液を噴出し刹那の膣内を汚していった。 「ぁんんんんっ! んんっ……」  ビュクビュクという音が響き、刹那は口を押し付けたまま俺を押し倒す。  すべて吸い取られると思わせるほどの射精が終わり、俺達は抱き合いながら快楽の予兆に浸る。 「ハァ、ハァ、はは、今日も、ハァ、いっぱい、出したね」 「まぁな」  肉棒を引き抜き、そのまま俺の横に寝そべりこちらに顔を向ける刹那は、満足そうに笑っていた。  その笑みは既にいつもの子供っぽい無邪気なものへと戻っていて、俺も少し笑って返した。 「んっ、ふわぁ~~……う、ん、なんか、ねむくなってきちゃった」  その時、刹那は大きな欠伸をし、眠そうに瞳をトロンとさせ眼を擦っていた。  俺はやっと解放されると安堵のため息を吐いた、が、 「……すぅ……すぅ」  時既に遅し、刹那は寝息を立てて気持ちよさそうに眠っていた。  体を揺すっても、呼びかけても、尻尾を弄っても既に熟睡してしまったらしくまったく起きなかった。  このまま家に置いといて誰かに見つかれば後が面倒なので、俺は自分の携帯を取り出しどこかに電話をかける。  そこは刹那の家で、しばらくすると静かな声とともに刹那の双子の弟が出た。 「えっと、狐娘が家で寝ちまったから、ちょっと迎えに来てほしいんだけど」 「くちゅんっ」  窓から来る冷たい風で刹那がくしゃみをする中、事情を説明すると、弟は静かな声ですぐ来ると言って電話を切った。  俺は弟が到達する前に、汚れたシーツや刹那の膣内の精液をティッシュ等で拭き取るなどして後始末をして数分後、弟が黒い毛並みの狐形態で現れ、眠っている刹那を背中で抱え跳んでいった。  ようやく寝れると思ってベッドに入った頃には、既に日付が変わっていた。  次の日の遠足は、元気な刹那の横でかなり眠かった……。

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