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イソギンチャク娘」(2010/11/23 (火) 20:39:53) の最新版変更点

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それはある夏の日の出来事だった。 遥か彼方の地平線に日が沈み始めつつある茜色の海辺を、俺は歩いていた。 ここは海水浴場としてある程度名が知れておりで、昼間は夏の休暇を利用して訪れた浜辺客で賑せている。 しかし、ここまで日が暮れると、浜辺に設置したパラソルやテント等を撤収し始め海辺を後にする頃で、大分人も少なくなる。 特に、今俺が歩いている海水浴場から少し離れた岩礁地帯となると人らしき人は誰もいない。 楽しそうな笑い声や話し声の代わりに波がさざめく音が聞こえ、夕暮れ特有の切なさも相まって、寂しい、けど感傷的でどこか落ち着く空間だった。 俺はこの雰囲気が好きで、今日みたいな夕暮れが綺麗な日、この場所を散歩するのが楽しみだった。 今日もいつものように、自分で決めた巡回コースを往復し、いつものように帰るつもりだった。 そう、彼女に出逢わなければ… 「ねぇ~、そこのお兄さん? ちょっといいかしら~?」 巡回コースの末端まで行き、ちょうど折り返し地点にたどり着いた時だった。 後ろで若い女性の声がした 「え?」 振り向くと、海の水位が腰位の深さの所に、透き通った綺麗な声の主がそこにいた。 見てくれは想像通りに若い女性、顔は想像していたよりも美人で、こんな綺麗な人があんな声で喋るなんて思うと、ゾクっとした。 「実は、水着が流れされちゃって…、多分ココらへんにあるとおもうんだけれど…」 そういうと、困った表情で俺に訴えかけるように見る。 確かによく見ると彼女、上の水着を着用しておらず、はちきれんばかりの豊満な胸をその細い腕でギリギリ隠しており、大事な部分が今にも見えそうだった。 「え、え? ああ、そ、そうですか。お、俺も一緒に探しましょうか?」 トラブルとはいえ、そんな扇情的な光景に思わず口調がしどろもどろになる。 ただでさえ、美人でスタイル抜群なのだから、こんないやらしい姿に反応してしまうのは男として当然だ。と自分の中で納得させる 「まぁ! ありがとう~。とりあえず、こっちに来て~」 ……でも、よくよく考えてみると不可解な事ばかりだ。 何故彼女はこの時間、この場所にいるのか。(それは俺も人の事言えないが) そもそも、さっきまで俺が来た道には人なんで誰もいなかった。 俺が通った時は海中に潜っていて、それで気づかなかったのか? 水着が流されたのだというからには、海の中に潜って探すという選択肢も無いことはない。 しかしながら、彼女の美しい姿をもっと近くで見れると機会がやって来た事に恥ずかしながらも嬉しくなり、そんな下心が疑念を打ち消した。 俺は彼女の言うとおり、静かに揺れる水面をバシャバシャとかき分け、傍までやってきた。あらかじめ海パン一丁の格好だったので、着替える必要は無い。 「な、なにか自分に手伝える事があったら、な…何でも言ってください」 「ん~、っとねぇ~」 改めて至近距離で見てみると、とても綺麗な人だった。 少し切れ目の大人のお姉さんといった感じの整った顔立ち、鮮やかなサンゴの様な赤毛のロングヘアーは海水で濡れ、肌に張り付いている。 胸に目をやると、形が良い大きな乳房が白く細い腕で潰れており、乳輪が少しだけ垣間見えた。 思わず股間がテントを張ってしまったが、幸い海面が腰より高いのでバレていない 「…ちょっと、聞いてるかしら?」 しばし、彼女の事を視姦してしまったが、彼女の声で我に帰る。 「………」 「あ、あ、そその…。なんか見過ぎちゃって、嫌な思いさせちゃいましたか…す、すいません!」 俺はうっかり、彼女の事を視姦してしまったのだと気づき、謝罪した。 これで許してもらえるとは思えないが、謝らないよりマシだ 「そんな事気にしなくていいのよ? それよりも…いいかしら?」 「は、はいっ」 「実はね、私…下の方も流されちゃったの……」 「…え?」 帰ってきた返事は、予想外のものだった。 「え、それはつまり、どういう…」 「だからぁ…今私、何も着てないの……」 すると彼女はその端正で美しい顔に邪な笑みを浮かべ、潤んだ瞳で見つめながら少しずつ俺の方に寄ってくる。 こ、これっていわゆる逆ナンってやつ…? 実は水着を無くしたというのは嘘で、こうやって近づいてきた男を誘惑するつもりだったとか… 『不純異性交遊』 そんな単語が頭の中に浮かんだ。 「ここなら、誰も見ていないわ。だから…」 「だ、だから…?」 「ここでの出来事はわたしとあなただけの秘密…」 「つ、つまり…」 「――私、あなたの事知りたいの」 理性が徐々に徐々に、決壊し始める音が聞こえる。 吐息がかかる距離で見る彼女。頬は若干紅く染まり、その透き通った白い肌が海水を水玉のように弾いているのがよく見える。 この女性は確かに魅力的だ、そんな人が俺の事を誘ってくれている。 それは良いのだが、誰かに目撃された時のリスクは計り知れない。 でも、互いに同意の上なわけであるし、なにより夕日がを照らす海での、大人のお姉さんとのイケない夏の情事。 そんな体験狙って出来るものではないし、男なら誰もが憧れるシュチュエーション…! 「お、俺も…」 「うん」 「俺も知りたいです。あなたのことを…」 「そう、なら…」 しかし、この判断が後に後悔する事となるとは、その時の俺は知る由もなかった。 「私の全てを教えてアゲル…」 突然、足に激痛が走る。 「!?」 まるで足のふくらはぎに針を突き刺したような痛み、最初クラゲかと思った。 「っ!! 海の中にクラゲがいるみたいです! ここから離れて!!」 「クラゲ? イソギンチャクの間違えじゃないのかしら?」 「な、何を言って……っ!」 最後まで言い終える前に急に体全体の力が抜ける。 足どころか腕も動かない。 立っていられなくなり倒れる俺を、彼女が引き寄せ、もたれかかるように彼女に抱かれる。 「ど、どうして…体が全く、動かない…」 「くふふ…、かかったわね?」 「…え?」 「今の毒であなたの筋肉の動きを司る脳神経のほとんどが麻痺したわ。これでしばらくの間体を動かせないと思うけど、時間が経てば治るから安心してね?」 「何を言って…それに、それじゃ、まるであなたが俺をこんな風にさせたみたいじゃないか…」 「そのとおりよ。だって…」 すると彼女は動けない俺を抱き、浅瀬の方に歩みだす。 いや、正確には「歩みだす」というのは語弊だ。なぜなら… 「私は美しい見た目に騙され、寄ってきた魚を食らうイソギンチャクなのだから」 水位が下がり、彼女の全身を見た。 彼女の上半身は確かに美しい女性。だが、下半身は人の物ではなかった。 あえて言うなら、それは巨大な「イソギンチャク」 彼女が巨大なイソギンチャクに捕食されている。とは思えなかった むしろ、無数の触手蠢くイソギンチャクの口から「彼女」が生えていると考える方が妥当だ。 「ひっ…! ば、バケモノ!!」 「うんうん、良い反応よ~。お姉さん嬉しいわ~」 「俺をどうする気だ!! 捕食するのか!?」 恐怖と混乱で頭がいっぱいだった。 なぜ、こんなバケモノがこの世にいるのか? どうして、こんな事になったのか? 答えは永久に見つからない。 ただ、唯一分かっている事は、俺が「これから死ぬ」という事実だけだった 「捕食だなんて物騒ねぇ、それは人間との契約で出来ないし。ま、ある意味食べちゃうかな~♪」 任意で動かせるのか、下半身のイソギンチャクの触手をくねらせながら、妖艶な笑みを美麗な顔に貼り付ける とりあえず、「生きたまま捕食される」という最悪の事態はまぬれたようだが、状況は何も変わっていない。 人外の化け物を目前に、抵抗も出来ない恐怖。それだけも耐え難い 「なら、こんな事してどうする…?」 「だから、あなたの期待していた通りの事をするのよ?」 「俺が期待していた通りだと!?」 「そう、まぁストレートに言えば、私がこれからあなたと無理やり交尾するって事」 彼女は明るい表情と口調で、それに似合わぬ言葉を発する。 開いた口が塞がらないとはまさにこれだと、痛感した。 どうやら、あのモンスターはこれから俺をレイプするらしい 「人間の精って私たちが取り込めば生命力になるの。なおかつ生きた若い人間のを生で味わうのが一番いいわけ」 「じゃあ、お前の言う『生きた若い人間の精』を味わう為に、俺をこんな目に…」 「だって、私のこの姿を見たら、怖がって誰も寄ってこないでしょ? それにあなたの事、前から気になってのよねぇ」 彼女の指が俺の顎をクイっと傾けさせる、下半身が人外とはいえ、上半身は裸の美女そのもの。 不覚ながらも、心臓が高鳴ってしまう。 「夕暮れの綺麗な日は、いつもあなたがこの海辺に現れて、何をする事無く帰ってゆく。どうして?」 「そ、それは、俺がこの風景を見るのが好きだから…」 「ふ~ん、そうだったんだ…。じゃあさ良い事教えてあげようか?」 「え?」 「私はその風景を眺めるあなたの顔を見るのが好きだったの」 にわかに信じがたいが、もしその話が本当なら、俺がここに訪れる度、彼女はずっとここに居て、俺を見続けていたっていうことになる。 「あなたのその表情を眺めているうちに、私気づかされたの、『人間に興味を持っている』ってね。こんなのあなたが初めてよ?」 彼女は、見てくれはおぞましいが、そんなに悪いヤツでもないみたいなのかな? むしろ、こんな姿だから、今まで俺に近づきたくても近づけなくて、もどかしい思いをして、我慢出来ずにこの行動に至ったのではないだろうか。 それは俺が自惚れ過ぎで、本当はただ若い男の精が目当てで俺をターゲットにしただけであって、別に他の男でもよかったのかもしれない。 けど、それでも俺は、何故だか彼女が嘘を付いているとは思えなかった 「それって、俺の事を…」 「――そうなのかもねぇ。だから、見ているだけなのがいじらしくて、あなたを無理やり犯したくなっちゃったの。もう止められないから」 そういうと四肢の感覚が麻痺した俺の体を抱き上げ、彼女の下半身であるイソギンチャクの中へと誘われる。 無数の赤い触手は俺が来るのが待ち遠しかったように、蠢き、俺の足に絡みつこうとする。 「これ、邪魔だから破くね」 俺の自前の海パンが、彼女の手でビリビリっと破かれる。 かなりの腕力があるようで、こうやって動きを封じなくても、力ずくで俺をどうにか出来たのかと、考えてしまうが。 それは俺をなるべく傷付けない為の配慮だったのかもしれない。 「あら…立派ねぇ……」 「う…、そんな見ないでくれ……」 「こんな人ならざる者を見ても、興奮して勃起するなんて、とんだ変態さんね」 確かに彼女はイソギンチャクの化け物だが、それを除けばスタイルも良い普通に魅力的な大人の女性なのだから、そんな人に直視されたら反応するものは反応する。 それに、俺を迎える無数の蠢く触手達によって、これから味わったことのない未知の快感。という変態チックな期待も少なからずあるのかもしれない そうこうしている間に、イソギンチャクの中に俺の下半身が完全に飲まれ、彼女の上半身と密着する。 大きくてやわらかい乳房が俺の胸板で潰れ、下半身全体を触手でまさぐられるという奇妙でいて心地良い感触に襲われる。 「ふふ、どう? 私の『ナカ』の感想は?」 「なんというか、こんなの初めだ…。イソギンチャクに捕まった魚の気持ちが分かる…かな?」 「くふふ…、そもそもあなたは私に捕まった獲物そのものよ?」 「う……それは…」 その通りだと否定出来ない。 事実、俺はイソギンチャクの綺麗な触手に騙され、近づいてきた哀れな魚なのだから しかし、下半身に取り込まれただけで、まだ本当の「ナカ」に入れてはいない。 一体どんな具合なのか? 人間みたいに温かいのだろうか? こんな状況にも関わらず、そんな呑気な事を考えられるのは、彼女のに対してある程度余裕が出てきた証拠なのかも。 「ふふ、わたしの中に入れてみたい…?」 まるで、俺の考えを読んだ上での言動だ。 図星を食らい、慌てふためく俺に、彼女は声無く笑った。 「え、いや…その…」 「はっきり言わないと入れて上げないわよ~♪ ま、このまま外に放り出して全裸のまま人の居る浜辺に打ち上げてもらいたいなら、それでも構わないけど?」 それは非常に困る。 ここまでされておいて何もせず、ただ警察の御用になるなんていうのはゴメンだ。 「ああ! 分かった! その…ぃ…」 「何?」 「い、入れて欲しいです…」 「うふふ、よくできました♪ それじゃ……」 俺の背中に手を回し、動けない俺を抱き寄せるように上半身を固定し、腰をくねらせる。 下半身は触手が邪魔で見えないが、俺のペニスの先端に彼女の秘所らしき物があてがられる感触で、これから挿入するのだと、理解した。 「入れるわよ…」 相変わらず結合部が見えないが、ズブズブと既に濡れそぼって準備万端な彼女のナカに俺のモノが埋まってゆくのが分かる。 彼女のはやはり普通では無かった。 外に生えているソレよりも細く密集した触手が膣壁から生えており、一つ一つ生きているように蠢いている。 まるで数千匹のミミズが潜んだ泥穴にペニスを突っ込んだような錯覚に陥った しかしながら、死んだように冷たいわけではなく。 膣内は海水との温度差を身に染みて感じるほどに温かく、これが紛れもなく生き物である事を実感させる。 「んっ……」 「あぁ…うぐ……」 「ああっ…! あんっ…、全部入ったわ…」 彼女の膣の中に根本まで飲み込み終える。 すると途端に、膣内の触手が歓迎するかのように、俺の愚息をまさぐり始めた。 「な…これはっ」 「ふふ…どう? 真の私の『ナカ』の感想」 愛液かと思われる液体をねっとりと纏った触手達が、一本一本別々に動きまわる。 鈴口の中から尿道の中に侵入し、亀頭の傘の裏を撫で、裏筋を擦るなど、器用に責める。この無数の触手らはただ単純に動いているわけでなく、ある程度コントロール出来るのらしい 「ぐ…なんだ…これ……」 「あらあら、まだ動いてないのに、もうイキそうなの~?」 「だ、だって…これ…反、則…!」 「触手責めだけで、限界ギリギリなのに、これで動いたらどうなるのかしらね? えいっ」 「うっ!?」 突然、密着していた腰を、素早く引き、沈める。 引いたとき、愚息の隅々にまで絡みついていた触手がズルズルと一斉に剥がされ、沈めると、触手達が積極的に絡みつき、 まるで獲物を捕らえたイソギンチャクの如く、膣そのものが俺のペニスを取り込もうと吸い付き、それが強烈な刺激となって襲った。 「ああっ…!!」 ただでさえ限界寸前だったのが、先のが決め手となり。 快感という水の収容量をオーバーしたダムが、せき止めきれず決壊するようにして果てる。 びゅるるっ! びゅーっ! びゅくーっ!  愚息の先端から男の欲望の塊である「精液」が蛇口を捻った水道水のように止め処なく溢れ出し、彼女の中に吐き出され続ける。 ドロドロで濃厚なソレが、膣壁を、無数の触手を、人間で言う子宮に当たる彼女の奥を、白く犯してゆく。 「やぁん! 出てるわぁ! 私のナカに…濃いのがいっぱい…!」 「ぐ…はぁ…はぁ」 射精の後の開放感と、それに伴なう疲労感に見舞われる。 しかしながら、不本意とはいえ、俺は人外相手にあろうことか「中出し」してしまったのだ。 彼女にとってただの栄養補給という目的だとしても、俺の体で起こった事は間違えなく「生殖行動」なわけで、それを半身イソギンチャクの人外相手に行い「してはいけない所業を犯してしまった」という背徳感に襲われる。 しかし、変態に目覚めた俺がその背徳感に興奮したせいか、はたまた人外である彼女の成せる術なのか。 射精したばかりのペニスは、萎むどころか、さらに剛直を極めた。 「あらあら、出したばっかりなのに元気なのね、うふふ…。そうこなくちゃ!」 「な、なんで…」 「それじゃ、ガンガンいくわよぉ」 ついに彼女が本格的にピストン運動を始める。 痛みとか感じ無いのか、最初から遠慮も何もないスピードで腰をひたすら振り続け、 その都度与えられ続ける甘美な快楽は、理性を性欲で溺れさせてしまうには十分だった。 こちらも負けじと腰を動かしたくなるが、麻痺毒で動けない俺にはそんなのままならず、 犯されている少女のごとく、抵抗出来ぬまま己を相手に委ねるしかなかった。 グチュグチュ!  ジュプッジュプッジュップ! 「はぁん! ああ! あなたのおちんちん! いいわぁ! んっ! 硬くて、太くて! 病みつきになっちゃうっ!」 彼女が腰を動かす度、触手が吸い付いては引き剥がされ、また吸い付きというバキューム運動を愚息に繰り返し与え、 半身であるイソギンチャクの、無数の触手が俺の下半身を隅々まで愛撫し続け。 上半身では理性を失った彼女が俺を犯すことに夢中になるあまり、背中に腕を回し力強く抱きしめ、 柔らかくて大きなおっぱいを押さえつけられるという、男なら誰しも夢見る感触を味わう。 この快楽の三重苦は、達したばかりで敏感になってる愚息にとって、あまりに残酷だ。 「く…あああ!」 「あはっ! ビクビクしちゃってぇ、んん! また出るの!? いいわぁ! 私もそろそろっ! イキそう!!」 興奮の絶頂にいる彼女は、顔を紅潮させ荒い息を上げながら、口から涎をだらしなく垂らし、本能の赴くまま暴れるように腰を振り続ける。 女性特有の皮下脂肪の多い柔肌が体を叩きつけるたび、肉と肉がぶつかり合う原始的な音を出し、その乱雑な動きがバシャバシャと海面をかき乱し、辺りに海水を飛沫させる。 「う! はぁはぁ! あああ!」 「あ…!あぁんっ! ふぁああ! ら、らめええ! 来る! 来ちゃうううぅ! ぁあああんっっ!!」 種族の壁を越えて身体を求め合い、肉欲の限り貪る。 両者高めあい、共に快感の行き着く先へ、同時に到達しようとしている。 「ああっ! で、出るっ!!」 「出してぇ!! わたしの、触手お○んこの中にぃ! いっぱいにしてぇ! あ…! あっ!! あああああああ!!!」 ドプッ! びゅくぶびゅくびゅくーー!! びゅくるるるー! びゅくくくーー! 二人は同時に果てた。 膣内に再び、精が注ぎこまれる。 先の射精とは比べものにならない程の量の白い欲望が、再び彼女の中を侵し尽くし、 量の多すぎたそれは結合部から漏れ出し海水中に放り出され、溶け込む事無く漂う。 さすがに彼女も疲弊したのか、息絶え絶えにお互いにお互いの体にもたれ込んだ。 「はぁはぁ…はぁ……。また、いっぱい出したわね…ふふ」 「な、なぁ…一つ聞いていいか?」 「ん…?」 「お前は、…栄養補給の為とは言ってたが …まさか本当は妊娠するとか、言うなよ……」 「ふふふ~、さぁね?」 「な…」 「ま、万が一妊娠しても、あなたの子なら、喜んで産むわよ?」 「っ…!」 笑みを浮かべて、サラッと凄いことを言う人、いやイソギンチャクだ。 屈託の無いその表情から、その真意は計り知れない。 でも否定はしなかった。 ひょっとしたら、本当に… 「さぁ、まだまだいくわよ…」 「ま、まだやるのか!?」 「だってあなたのおちんちん。まだビンビンよ?」 二度目の射精だというのに、未だ衰える事を知らない、俺の愚かな息子。 きっとこのまま、何回でも連続射精できる勢いだ。 「う…なんでだ…なんで」 「うふふ…あなたの「こどもの素」もっと頂戴…?」 こうして、俺の「夕日がを照らす海での、大人のお姉さんとのイケない夏の情事」は夕日を通り越し、 辺りが真っ暗になるまでイソギンチャクのお姉さんに絞られ続ける事となったのでした。 気が付いたら、俺はいつもの浜辺の上で全裸で倒れていた。 辺りはすっかり暗くなっているのを見ると、あれから何時間も経ったのだろう 彼女の姿はどこにも見当たらない。 結局彼女の正体はイマイチ掴めなかった。 あれは現代に生きる妖怪なのか、それとも手の込んだコスプレをした変態女か、考えたくはないが実は俺の妄想なのかもしれない…。 ただ、俺は彼女に無理矢理犯されても、不思議と屈辱的に思わなかった。 彼女は俺に対し純粋な好意を抱いていての行動な訳だし。それにこう言うのも難だが、彼女は美人で大人びていて包容力があって、逆にレイプされてドキドキした。 触手責めも今まで味わったことの無い未知の快感で、正直ものすごく気持ちよかったし…。 …ともかくだ。 今は過去を思いふけるよりも、現状をなんとかしようと思う。 「これから着替え無しに全裸のまま、警察に補導されずにどうやって帰宅するか」 ――後日 あの浜辺で夢にまで見た彼女と再会した どうやら、俺の事が忘れられなかったらしく、夕日が綺麗な日に俺を待っていたという 俺もまた夕日が綺麗な日、彼女にもう一度出逢える事を信じて訪れたのだ。 余談だが、下半身かと思われたイソギンチャクは実は着脱可能という、衝撃の事実を知った。
それはある夏の日の出来事だった。 遥か彼方の地平線に日が沈み始めつつある茜色の海辺を、俺は歩いていた。 ここは海水浴場としてある程度名が知れておりで、昼間は夏の休暇を利用して訪れた浜辺客で賑せている。 しかし、ここまで日が暮れると、浜辺に設置したパラソルやテント等を撤収し始め海辺を後にする頃で、大分人も少なくなる。 特に、今俺が歩いている海水浴場から少し離れた岩礁地帯となると人らしき人は誰もいない。 楽しそうな笑い声や話し声の代わりに波がさざめく音が聞こえ、夕暮れ特有の切なさも相まって、寂しい、けど感傷的でどこか落ち着く空間だった。 俺はこの雰囲気が好きで、今日みたいな夕暮れが綺麗な日、この場所を散歩するのが楽しみだった。 今日もいつものように、自分で決めた巡回コースを往復し、いつものように帰るつもりだった。 そう、彼女に出逢わなければ… 「ねぇ~、そこのお兄さん? ちょっといいかしら~?」 巡回コースの末端まで行き、ちょうど折り返し地点にたどり着いた時だった。 後ろで若い女性の声がした 「え?」 振り向くと、海の水位が腰位の深さの所に、透き通った綺麗な声の主がそこにいた。 見てくれは想像通りに若い女性、顔は想像していたよりも美人で、こんな綺麗な人があんな声で喋るなんて思うと、ゾクっとした。 「実は、水着が流れされちゃって…、多分ココらへんにあるとおもうんだけれど…」 そういうと、困った表情で俺に訴えかけるように見る。 確かによく見ると彼女、上の水着を着用しておらず、はちきれんばかりの豊満な胸をその細い腕でギリギリ隠しており、大事な部分が今にも見えそうだった。 「え、え? ああ、そ、そうですか。お、俺も一緒に探しましょうか?」 トラブルとはいえ、そんな扇情的な光景に思わず口調がしどろもどろになる。 ただでさえ、美人でスタイル抜群なのだから、こんないやらしい姿に反応してしまうのは男として当然だ。と自分の中で納得させる 「まぁ! ありがとう~。とりあえず、こっちに来て~」 ……でも、よくよく考えてみると不可解な事ばかりだ。 何故彼女はこの時間、この場所にいるのか。(それは俺も人の事言えないが) そもそも、さっきまで俺が来た道には人なんで誰もいなかった。 俺が通った時は海中に潜っていて、それで気づかなかったのか? 水着が流されたのだというからには、海の中に潜って探すという選択肢も無いことはない。 しかしながら、彼女の美しい姿をもっと近くで見れると機会がやって来た事に恥ずかしながらも嬉しくなり、そんな下心が疑念を打ち消した。 俺は彼女の言うとおり、静かに揺れる水面をバシャバシャとかき分け、傍までやってきた。あらかじめ海パン一丁の格好だったので、着替える必要は無い。 「な、なにか自分に手伝える事があったら、な…何でも言ってください」 「ん~、っとねぇ~」 改めて至近距離で見てみると、とても綺麗な人だった。 少し切れ目の大人のお姉さんといった感じの整った顔立ち、鮮やかなサンゴの様な赤毛のロングヘアーは海水で濡れ、肌に張り付いている。 胸に目をやると、形が良い大きな乳房が白く細い腕で潰れており、乳輪が少しだけ垣間見えた。 思わず股間がテントを張ってしまったが、幸い海面が腰より高いのでバレていない 「…ちょっと、聞いてるかしら?」 しばし、彼女の事を視姦してしまったが、彼女の声で我に帰る。 「………」 「あ、あ、そその…。なんか見過ぎちゃって、嫌な思いさせちゃいましたか…す、すいません!」 俺はうっかり、彼女の事を視姦してしまったのだと気づき、謝罪した。 これで許してもらえるとは思えないが、謝らないよりマシだ 「そんな事気にしなくていいのよ? それよりも…いいかしら?」 「は、はいっ」 「実はね、私…下の方も流されちゃったの……」 「…え?」 帰ってきた返事は、予想外のものだった。 「え、それはつまり、どういう…」 「だからぁ…今私、何も着てないの……」 すると彼女はその端正で美しい顔に邪な笑みを浮かべ、潤んだ瞳で見つめながら少しずつ俺の方に寄ってくる。 こ、これっていわゆる逆ナンってやつ…? 実は水着を無くしたというのは嘘で、こうやって近づいてきた男を誘惑するつもりだったとか… 『不純異性交遊』 そんな単語が頭の中に浮かんだ。 「ここなら、誰も見ていないわ。だから…」 「だ、だから…?」 「ここでの出来事はわたしとあなただけの秘密…」 「つ、つまり…」 「――私、あなたの事知りたいの」 理性が徐々に徐々に、決壊し始める音が聞こえる。 吐息がかかる距離で見る彼女。頬は若干紅く染まり、その透き通った白い肌が海水を水玉のように弾いているのがよく見える。 この女性は確かに魅力的だ、そんな人が俺の事を誘ってくれている。 それは良いのだが、誰かに目撃された時のリスクは計り知れない。 でも、互いに同意の上なわけであるし、なにより夕日がを照らす海での、大人のお姉さんとのイケない夏の情事。 そんな体験狙って出来るものではないし、男なら誰もが憧れるシュチュエーション…! 「お、俺も…」 「うん」 「俺も知りたいです。あなたのことを…」 「そう、なら…」 しかし、この判断が後に後悔する事となるとは、その時の俺は知る由もなかった。 「私の全てを教えてアゲル…」 突然、足に激痛が走る。 「!?」 まるで足のふくらはぎに針を突き刺したような痛み、最初クラゲかと思った。 「っ!! 海の中にクラゲがいるみたいです! ここから離れて!!」 「クラゲ? イソギンチャクの間違えじゃないのかしら?」 「な、何を言って……っ!」 最後まで言い終える前に急に体全体の力が抜ける。 足どころか腕も動かない。 立っていられなくなり倒れる俺を、彼女が引き寄せ、もたれかかるように彼女に抱かれる。 「ど、どうして…体が全く、動かない…」 「くふふ…、かかったわね?」 「…え?」 「今の毒であなたの筋肉の動きを司る脳神経のほとんどが麻痺したわ。これでしばらくの間体を動かせないと思うけど、時間が経てば治るから安心してね?」 「何を言って…それに、それじゃ、まるであなたが俺をこんな風にさせたみたいじゃないか…」 「そのとおりよ。だって…」 すると彼女は動けない俺を抱き、浅瀬の方に歩みだす。 いや、正確には「歩みだす」というのは語弊だ。なぜなら… 「私は美しい見た目に騙され、寄ってきた魚を食らうイソギンチャクなのだから」 水位が下がり、彼女の全身を見た。 彼女の上半身は確かに美しい女性。だが、下半身は人の物ではなかった。 あえて言うなら、それは巨大な「イソギンチャク」 彼女が巨大なイソギンチャクに捕食されている。とは思えなかった むしろ、無数の触手蠢くイソギンチャクの口から「彼女」が生えていると考える方が妥当だ。 「ひっ…! ば、バケモノ!!」 「うんうん、良い反応よ~。お姉さん嬉しいわ~」 「俺をどうする気だ!! 捕食するのか!?」 恐怖と混乱で頭がいっぱいだった。 なぜ、こんなバケモノがこの世にいるのか? どうして、こんな事になったのか? 答えは永久に見つからない。 ただ、唯一分かっている事は、俺が「これから死ぬ」という事実だけだった 「捕食だなんて物騒ねぇ、それは人間との契約で出来ないし。ま、ある意味食べちゃうかな~♪」 任意で動かせるのか、下半身のイソギンチャクの触手をくねらせながら、妖艶な笑みを美麗な顔に貼り付ける とりあえず、「生きたまま捕食される」という最悪の事態はまぬれたようだが、状況は何も変わっていない。 人外の化け物を目前に、抵抗も出来ない恐怖。それだけも耐え難い 「なら、こんな事してどうする…?」 「だから、あなたの期待していた通りの事をするのよ?」 「俺が期待していた通りだと!?」 「そう、まぁストレートに言えば、私がこれからあなたと無理やり交尾するって事」 彼女は明るい表情と口調で、それに似合わぬ言葉を発する。 開いた口が塞がらないとはまさにこれだと、痛感した。 どうやら、あのモンスターはこれから俺をレイプするらしい 「人間の精って私たちが取り込めば生命力になるの。なおかつ生きた若い人間のを生で味わうのが一番いいわけ」 「じゃあ、お前の言う『生きた若い人間の精』を味わう為に、俺をこんな目に…」 「だって、私のこの姿を見たら、怖がって誰も寄ってこないでしょ? それにあなたの事、前から気になってのよねぇ」 彼女の指が俺の顎をクイっと傾けさせる、下半身が人外とはいえ、上半身は裸の美女そのもの。 不覚ながらも、心臓が高鳴ってしまう。 「夕暮れの綺麗な日は、いつもあなたがこの海辺に現れて、何をする事無く帰ってゆく。どうして?」 「そ、それは、俺がこの風景を見るのが好きだから…」 「ふ~ん、そうだったんだ…。じゃあさ良い事教えてあげようか?」 「え?」 「私はその風景を眺めるあなたの顔を見るのが好きだったの」 にわかに信じがたいが、もしその話が本当なら、俺がここに訪れる度、彼女はずっとここに居て、俺を見続けていたっていうことになる。 「あなたのその表情を眺めているうちに、私気づかされたの、『人間に興味を持っている』ってね。こんなのあなたが初めてよ?」 彼女は、見てくれはおぞましいが、そんなに悪いヤツでもないみたいなのかな? むしろ、こんな姿だから、今まで俺に近づきたくても近づけなくて、もどかしい思いをして、我慢出来ずにこの行動に至ったのではないだろうか。 それは俺が自惚れ過ぎで、本当はただ若い男の精が目当てで俺をターゲットにしただけであって、別に他の男でもよかったのかもしれない。 けど、それでも俺は、何故だか彼女が嘘を付いているとは思えなかった 「それって、俺の事を…」 「――そうなのかもねぇ。だから、見ているだけなのがいじらしくて、あなたを無理やり犯したくなっちゃったの。もう止められないから」 そういうと四肢の感覚が麻痺した俺の体を抱き上げ、彼女の下半身であるイソギンチャクの中へと誘われる。 無数の赤い触手は俺が来るのが待ち遠しかったように、蠢き、俺の足に絡みつこうとする。 「これ、邪魔だから破くね」 俺の自前の海パンが、彼女の手でビリビリっと破かれる。 かなりの腕力があるようで、こうやって動きを封じなくても、力ずくで俺をどうにか出来たのかと、考えてしまうが。 それは俺をなるべく傷付けない為の配慮だったのかもしれない。 「あら…立派ねぇ……」 「う…、そんな見ないでくれ……」 「こんな人ならざる者を見ても、興奮して勃起するなんて、とんだ変態さんね」 確かに彼女はイソギンチャクの化け物だが、それを除けばスタイルも良い普通に魅力的な大人の女性なのだから、そんな人に直視されたら反応するものは反応する。 それに、俺を迎える無数の蠢く触手達によって、これから味わったことのない未知の快感。という変態チックな期待も少なからずあるのかもしれない そうこうしている間に、イソギンチャクの中に俺の下半身が完全に飲まれ、彼女の上半身と密着する。 大きくてやわらかい乳房が俺の胸板で潰れ、下半身全体を触手でまさぐられるという奇妙でいて心地良い感触に襲われる。 「ふふ、どう? 私の『ナカ』の感想は?」 「なんというか、こんなの初めだ…。イソギンチャクに捕まった魚の気持ちが分かる…かな?」 「くふふ…、そもそもあなたは私に捕まった獲物そのものよ?」 「う……それは…」 その通りだと否定出来ない。 事実、俺はイソギンチャクの綺麗な触手に騙され、近づいてきた哀れな魚なのだから しかし、下半身に取り込まれただけで、まだ本当の「ナカ」に入れてはいない。 一体どんな具合なのか? 人間みたいに温かいのだろうか? こんな状況にも関わらず、そんな呑気な事を考えられるのは、彼女のに対してある程度余裕が出てきた証拠なのかも。 「ふふ、わたしの中に入れてみたい…?」 まるで、俺の考えを読んだ上での言動だ。 図星を食らい、慌てふためく俺に、彼女は声無く笑った。 「え、いや…その…」 「はっきり言わないと入れて上げないわよ~♪ ま、このまま外に放り出して全裸のまま人の居る浜辺に打ち上げてもらいたいなら、それでも構わないけど?」 それは非常に困る。 ここまでされておいて何もせず、ただ警察の御用になるなんていうのはゴメンだ。 「ああ! 分かった! その…ぃ…」 「何?」 「い、入れて欲しいです…」 「うふふ、よくできました♪ それじゃ……」 俺の背中に手を回し、動けない俺を抱き寄せるように上半身を固定し、腰をくねらせる。 下半身は触手が邪魔で見えないが、俺のペニスの先端に彼女の秘所らしき物があてがられる感触で、これから挿入するのだと、理解した。 「入れるわよ…」 相変わらず結合部が見えないが、ズブズブと既に濡れそぼって準備万端な彼女のナカに俺のモノが埋まってゆくのが分かる。 彼女のはやはり普通では無かった。 外に生えているソレよりも細く密集した触手が膣壁から生えており、一つ一つ生きているように蠢いている。 まるで数千匹のミミズが潜んだ泥穴にペニスを突っ込んだような錯覚に陥った しかしながら、死んだように冷たいわけではなく。 膣内は海水との温度差を身に染みて感じるほどに温かく、これが紛れもなく生き物である事を実感させる。 「んっ……」 「あぁ…うぐ……」 「ああっ…! あんっ…、全部入ったわ…」 彼女の膣の中に根本まで飲み込み終える。 すると途端に、膣内の触手が歓迎するかのように、俺の愚息をまさぐり始めた。 「な…これはっ」 「ふふ…どう? 真の私の『ナカ』の感想」 愛液かと思われる液体をねっとりと纏った触手達が、一本一本別々に動きまわる。 鈴口の中から尿道の中に侵入し、亀頭の傘の裏を撫で、裏筋を擦るなど、器用に責める。この無数の触手らはただ単純に動いているわけでなく、ある程度コントロール出来るのらしい 「ぐ…なんだ…これ……」 「あらあら、まだ動いてないのに、もうイキそうなの~?」 「だ、だって…これ…反、則…!」 「触手責めだけで、限界ギリギリなのに、これで動いたらどうなるのかしらね? えいっ」 「うっ!?」 突然、密着していた腰を、素早く引き、沈める。 引いたとき、愚息の隅々にまで絡みついていた触手がズルズルと一斉に剥がされ、沈めると、触手達が積極的に絡みつき、 まるで獲物を捕らえたイソギンチャクの如く、膣そのものが俺のペニスを取り込もうと吸い付き、それが強烈な刺激となって襲った。 「ああっ…!!」 ただでさえ限界寸前だったのが、先のが決め手となり。 快感という水の収容量をオーバーしたダムが、せき止めきれず決壊するようにして果てる。 びゅるるっ! びゅーっ! びゅくーっ!  愚息の先端から男の欲望の塊である「精液」が蛇口を捻った水道水のように止め処なく溢れ出し、彼女の中に吐き出され続ける。 ドロドロで濃厚なソレが、膣壁を、無数の触手を、人間で言う子宮に当たる彼女の奥を、白く犯してゆく。 「やぁん! 出てるわぁ! 私のナカに…濃いのがいっぱい…!」 「ぐ…はぁ…はぁ」 射精の後の開放感と、それに伴なう疲労感に見舞われる。 しかしながら、不本意とはいえ、俺は人外相手にあろうことか「中出し」してしまったのだ。 彼女にとってただの栄養補給という目的だとしても、俺の体で起こった事は間違えなく「生殖行動」なわけで、それを半身イソギンチャクの人外相手に行い「してはいけない所業を犯してしまった」という背徳感に襲われる。 しかし、変態に目覚めた俺がその背徳感に興奮したせいか、はたまた人外である彼女の成せる術なのか。 射精したばかりのペニスは、萎むどころか、さらに剛直を極めた。 「あらあら、出したばっかりなのに元気なのね、うふふ…。そうこなくちゃ!」 「な、なんで…」 「それじゃ、ガンガンいくわよぉ」 ついに彼女が本格的にピストン運動を始める。 痛みとか感じ無いのか、最初から遠慮も何もないスピードで腰をひたすら振り続け、 その都度与えられ続ける甘美な快楽は、理性を性欲で溺れさせてしまうには十分だった。 こちらも負けじと腰を動かしたくなるが、麻痺毒で動けない俺にはそんなのままならず、 犯されている少女のごとく、抵抗出来ぬまま己を相手に委ねるしかなかった。 グチュグチュ!  ジュプッジュプッジュップ! 「はぁん! ああ! あなたのおちんちん! いいわぁ! んっ! 硬くて、太くて! 病みつきになっちゃうっ!」 彼女が腰を動かす度、触手が吸い付いては引き剥がされ、また吸い付きというバキューム運動を愚息に繰り返し与え、 半身であるイソギンチャクの、無数の触手が俺の下半身を隅々まで愛撫し続け。 上半身では理性を失った彼女が俺を犯すことに夢中になるあまり、背中に腕を回し力強く抱きしめ、 柔らかくて大きなおっぱいを押さえつけられるという、男なら誰しも夢見る感触を味わう。 この快楽の三重苦は、達したばかりで敏感になってる愚息にとって、あまりに残酷だ。 「く…あああ!」 「あはっ! ビクビクしちゃってぇ、んん! また出るの!? いいわぁ! 私もそろそろっ! イキそう!!」 興奮の絶頂にいる彼女は、顔を紅潮させ荒い息を上げながら、口から涎をだらしなく垂らし、本能の赴くまま暴れるように腰を振り続ける。 女性特有の皮下脂肪の多い柔肌が体を叩きつけるたび、肉と肉がぶつかり合う原始的な音を出し、その乱雑な動きがバシャバシャと海面をかき乱し、辺りに海水を飛沫させる。 「う! はぁはぁ! あああ!」 「あ…!あぁんっ! ふぁああ! ら、らめええ! 来る! 来ちゃうううぅ! ぁあああんっっ!!」 種族の壁を越えて身体を求め合い、肉欲の限り貪る。 両者高めあい、共に快感の行き着く先へ、同時に到達しようとしている。 「ああっ! で、出るっ!!」 「出してぇ!! わたしの、触手お○んこの中にぃ! いっぱいにしてぇ! あ…! あっ!! あああああああ!!!」 ドプッ! びゅくぶびゅくびゅくーー!! びゅくるるるー! びゅくくくーー! 二人は同時に果てた。 膣内に再び、精が注ぎこまれる。 先の射精とは比べものにならない程の量の白い欲望が、再び彼女の中を侵し尽くし、 量の多すぎたそれは結合部から漏れ出し海水中に放り出され、溶け込む事無く漂う。 さすがに彼女も疲弊したのか、息絶え絶えにお互いにお互いの体にもたれ込んだ。 「はぁはぁ…はぁ……。また、いっぱい出したわね…ふふ」 「な、なぁ…一つ聞いていいか?」 「ん…?」 「お前は、…栄養補給の為とは言ってたが …まさか本当は妊娠するとか、言うなよ……」 「ふふふ~、さぁね?」 「な…」 「ま、万が一妊娠しても、あなたの子なら、喜んで産むわよ?」 「っ…!」 笑みを浮かべて、サラッと凄いことを言う人、いやイソギンチャクだ。 屈託の無いその表情から、その真意は計り知れない。 でも否定はしなかった。 ひょっとしたら、本当に… 「さぁ、まだまだいくわよ…」 「ま、まだやるのか!?」 「だってあなたのおちんちん。まだビンビンよ?」 二度目の射精だというのに、未だ衰える事を知らない、俺の愚かな息子。 きっとこのまま、何回でも連続射精できる勢いだ。 「う…なんでだ…なんで」 「うふふ…あなたの「こどもの素」もっと頂戴…?」 こうして、俺の「夕日がを照らす海での、大人のお姉さんとのイケない夏の情事」は夕日を通り越し、 辺りが真っ暗になるまでイソギンチャクのお姉さんに絞られ続ける事となったのでした。 気が付いたら、俺はいつもの浜辺の上で全裸で倒れていた。 辺りはすっかり暗くなっているのを見ると、あれから何時間も経ったのだろう 彼女の姿はどこにも見当たらない。 結局彼女の正体はイマイチ掴めなかった。 あれは現代に生きる妖怪なのか、それとも手の込んだコスプレをした変態女か、考えたくはないが実は俺の妄想なのかもしれない…。 ただ、俺は彼女に無理矢理犯されても、不思議と屈辱的に思わなかった。 彼女は俺に対し純粋な好意を抱いていての行動な訳だし。それにこう言うのも難だが、彼女は美人で大人びていて包容力があって、逆にレイプされてドキドキした。 触手責めも今まで味わったことの無い未知の快感で、正直ものすごく気持ちよかったし…。 …ともかくだ。 今は過去を思いふけるよりも、現状をなんとかしようと思う。 「これから着替え無しに全裸のまま、警察に補導されずにどうやって帰宅するか」 ――後日 あの浜辺で夢にまで見た彼女と再会した どうやら、俺の事が忘れられなかったらしく、夕日が綺麗な日に俺を待っていたという 俺もまた夕日が綺麗な日、彼女にもう一度出逢える事を信じて訪れたのだ。 余談だが、下半身かと思われたイソギンチャクは実は着脱可能という、衝撃の事実を知った。 ---- 続編:[[イソギンチャク娘2]]

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