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アンボイナガイ娘」(2009/05/09 (土) 15:44:14) の最新版変更点

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#right(){ 15スレ目、307-310 ID:672QhWfR 氏 } とりあえず、事実の羅列。 海で泳いでた。そこは磯だった。岩陰にいる魚とか、蟹とか、そういうのを見て遊んでた。 結構深いところまで行った。潜水には自信あったし、泳ぎも達者な方だと思う。ただ、海の怖さを知ってたとは言えない。 海底に足を付いた瞬間、すんげえ痛みが走った。ものすっごい痛み。どんぐらいかというと、思わず溺れるぐらい。 口から泡がボコボコ出て行って、苦しくなって、動こうにも体が強張って動けなかった。 水面に出たい。体が動かない。空気が欲しい。浮くことも出来ない。死ぬ。本当に死ぬ。誰か、助けてくれ。 あとはもう、フェードアウト。一体何が起こったのかわからないまま、俺の意識と体は海底に沈んだ。 で、だ。天国に来たにしては、妙に磯臭い。地獄に来たにしても、やっぱり磯臭い。 体はまだ動かない。どこだここは?確か、俺は何かに刺されたんだか刺したんだかして、海底で溺れたはず…。 波の音がする。周りは岩。となると、磯のどこかの洞窟か?運良く打ち上げられたのか、それとも誰かに助けられたのか。 不意に気配を感じ、俺は首を巡らせた。途端に、俺の目に信じられないものが飛び込んできた。 細身で、ものすごく白くてきれいな肌で、裸の女の子。一体これはどういうわけだ?ああ、もしかして地元の子か…? 「ようやくぅ、起きましたかぁ?」 間延びした、の~んびりとした声で、女の子が言った。 「あ……ああ、君、は?」 舌も口もうまく動かない。やっぱり、何か毒のある生き物に刺されたみたいだ。 「もぉ~。陸の生き物がぁ、海なんかに来るからぁ、そんな目に遭うんですよぉ」 ……助けてもらっといてなんだが、この子は少し頭がおかしいらしい。一体どういう思考回路なのだろうか。 「それ、は……どうも…」 「陸の生き物はぁ、まともに泳げもしないのにぃ、海にまで来てぇ、馬鹿なんですかぁ?」 ……助けてもらっといてなんだが、ものすごくこの子を殴りたくなってきた。この内容でおっとりした口調が、また異様にムカつく。 「………」 「だんまりですかぁ?無駄によく喋る人間のくせにぃ。それは私達のぉ、特権ですよぉ」 ……助け……いや、もういいや。とにかく、あまりこの子とは関わり合いになりたくない。体よ、早く動け。 「でもぉ、よかったですぅ」 「な、にが?」 女の子は、コロコロと笑った。笑い顔はやっぱり、すごく可愛い。 「今はぁ、繁殖期なんですぅ。でもぉ、もうじき終わるのにぃ、私はまだぁ、受精できてないんですぅ」 繁殖……いや、受精って……ちょっ、この子は何を言い出してるんだ!? 「おい……君、は、な……にを…!?」 「だからぁ、つい目の前にぃ、あなたがきたからぁ、チクッとぉ、しちゃったんですよぉ」 チクッと…?こいつが刺したと?やっぱりあれだ、この子は頭がおかしいんだ。やべえ、すげえ逃げてえ。 そんな俺の心を読んだのか、女の子はむぅっと頬を膨らませた。 「あ~、信じてませんねぇ?じゃあ証拠を~、見せますよぉ」 そう言い、女の子は海の中を見つめた。一体何をするつもりなんだろう……と、思った瞬間。 女の子の口から、何かが飛び出した。銛のようなそれは凄まじい勢いで海に飛び込み、そしてしゅるしゅると口の中に戻り始める。 鋭い返しの突いた先端部には、取れたての魚がぐったりと突き刺さっていた。 やばい……マジでやばい!頭がおかしい子どころか、化け物じゃねえかっ!!!! 「た……た、すけ…!」 「これでぇ、信じてくれましたかぁ?」 魚をもしゃもしゃと噛む、などというまどろっこしい真似はせず、ペロンと丸呑みにする女の子。ああ、もう頭がくらくらしてきた。 毒のせいかもしれないけど。 と、そこで俺はふと気付いた。いくら化け物だって、こんな子が海底にいればさすがに気付く。だとしたら、やっぱり刺したのは別の…? 「き……きみ、は、いった、い……何、者……なん、だ?」 「はい~、人間はぁ、アンボイナガイってぇ、呼びますよぉ」 アンボイナガイ……ああ、あのイモガイの一種ね。確かにこの辺の海ならいそうね。だから体が痺れてるのね。それなら口から飛び出す 銛みたいなのも納得いきますね……やべえ、本当に逃げ出してえ。 「まあ今はぁ、あなたなんかのためにぃ、人間の姿ですけどぉ」 ああ、なるほどね。歯舌刺に毒があるだけに、毒舌ってわけね。いや、んなこと考えてる場合じゃねえよ、俺。 「でですねぇ、さっきも言った通りぃ…」 アンボイナガイ女は、ゆっくりと俺に近づいてきた。ああ、俺もああやって食われるのか…。 「この際ですねぇ、人間のでも構わないのでぇ、受精させてほしいんですよぉ」 食われ……るのは変わらないっぽいな、俺。ああ、海パン下ろされてる。でも抵抗できねえ。くそ、猛毒打ち込みやがって。 「お、おい……おま、え、ちょっと…」 「お前なんて呼び方はぁ、やめてください~。たかが人間にぃ、そう呼ばれたくはないですぅ。殺しますよぉ」 脅しが洒落にならないのが怖い。ていうか、体が動くならほんと滅茶苦茶にしてやりたい奴だな、こいつは。 「じゃ、あ、なん、て、よ、べば…?」 「ん~とぉ、イモガイなのでぇ、イモコでいいですよぉ」 おのの…。 「あ~、イナコでもぉ、いいですよぉ」 「じゃ、あ、イナ、コ、さん……やめ…」 「お断りですぅ」 白い手が、ゆっくりと俺のモノに触れた。悲しい事に、毒で全身動かないにもかかわらず、そこだけはしっかり反応してしまう。 「熱いですぅ……火傷しちゃいそうですよぉ」 言いながら、イナコはゆっくりと俺のモノを扱く。白い手は柔らかく、まるで俺の肌に吸い付くかのような感触で、俺の愚息はたちまち 元気いっぱいに立ち上がってしまった。 「わぁ……すごいですぅ。ええとぉ、それでこれを~、ここに入れればぁ、いいんですよねぇ?」 イナコは自分の秘裂を広げ、そこを興味深げに眺めている。 「でもぉ、こんなの入れたらぁ、死んじゃいそうですぅ……入れなきゃぁ、ダメなんですかぁ?」 「……無理」 「そうですかぁ。こんな気持ち悪い物を~、入れなきゃいけないなんてぇ、人間の女の子はぁ、不幸ですねぇ」 いちいちカチンと来る子だな、ほんとに。でも、変なことを言ったら殺されそうなので黙っている。 よく動く口とは裏腹に、イナコは明らかに迷っていた。俺の唯一元気な部分を困った顔で見つめ、時々助けを求めるように俺の顔を見る。 が、どうしようもないとわかったのか、イナコはゆっくりと俺に馬乗りになった。 「それじゃぁ、いきますよぉ」 「そ、の前、に……濡らし、た、方が…」 「馬鹿のくせにぃ、無駄な心配はぁ、いらないですよぉ。ちゃんとぉ、ここはぬるぬるにぃ、なってますぅ」 言われてみれば、確かにそこはぬらぬらと妖しく湿っていた。さすが貝だけはあると、変な感心の仕方をしてしまった。 「じゃぁ……い、いきますよぉ…!」 不安げな顔で、何度か位置を確認してから、イナコは俺のモノをしっかりと掴むと、一気に腰を落とした。 「くっ…!」 「うっ……うわぁぁぁん!!!熱いぃ!!!熱いですぅ!!!死んじゃいますぅぅぅーーー!!!」 急に、イナコは足をバタバタさせながら泣き出した。一体何事かと思ったが、イナコの中は、ひんやりと冷たい。 「熱いですぅ~!!!どうにかできないんですかぁ~!?」 「無、理だっ、て……あき、ら、めてく、れ」 「うぅ~~~、ううぅぅ~~~~~…!」 俺のモノを体内に納めたまま、イナコはめそめそと泣いている。どうやら外見は立派な人間でも、体温は貝のままらしい。だから 例えなんかじゃなく、俺の体温が本当に熱くてたまらないのだろう。 「じゃ、じゃぁ、早く出してくださぃ~…!じゃないと、殺しますぅ…!」 「そ、そんなこ、と、言わ、れても、すぐ、に、は、出ない、よ」 「どうしてですかぁ~!?いじわるするならぁ、この場で殺しますぅ!」 チャキッと、イナコの口から毒銛が覗いた。本気で怖い。 「人間、は、そうなん、だってば…!もっと、刺激、し、ない、と…!」 「刺激ぃ…?どうするんですかぁ…?」 「手で、やった、み、たいに、腰、を、動かし、て」 「うぅ~……そうすればぁ、出るんですねぇ?」 何とか頷くと、イナコはめそめそ泣きながらも、少しずつ腰を動かし始めた。その様子が可愛らしく、ついつい撫でてやりたくなったが、 手が動かないので諦めた。 イナコの中は冷たいが、ぬるぬるしていて、中の襞一つ一つが、俺のモノに絡み付いてくるようだった。中全体が生きているように 蠢動し、まるで搾り取ろうとするかのようにきつく締め上げてくる。 その上、イナコは腰を弾ませ、そのまま上下に扱いている。それだけでもう爆発寸前だったのだが、俺は全身全霊の気合を入れて 快感に耐え抜いていた。 「ま、まだですかぁ!?まだ出ないんですかぁ~!?」 「も、もう少、し、頑張、って、くれれ、ば…」 「うえぇ~ん、これ以上はぁ、本当にぃ、死んじゃいますよぉ…!お腹の中ぁ、熱いんですよぉ…!」 とうとう、ポロポロと涙をこぼしながら頑張るイナコ。視覚的な要素まで加わったせいで、俺はどんどん追い詰められていく。が、 それでもせめてもの復讐と、人生最大の頑張りで快感を耐える。 「早く出してくださいぃ~!ほんとにもう限界ですぅ~!これ以上長引くんならぁ、殺しますぅ~!」 ついにそんなことまで言い出すイナコ。この子に限ってはただの脅しには聞こえないため、俺はいい加減意地悪をやめることにした。 「もう……出そう、だ!」 「ほ、本当にぃ?」 「ダメだっ、出る!」 耐えに耐えた快感に身を任せ、俺はイナコの体内に精液を思いっきりぶちまけた。途端に、イナコは甲高い悲鳴を上げた。 「きゃあぁ~~!!熱いぃ~~~!!熱いのが出てるぅ~~!!!死ぬぅっ!!本当に死んじゃうぅ~~~!!!」 体を反らし、ビクビクと震えるイナコ。でも、たぶんこれは快感のせいじゃなくって、すんごい苦痛のせいなんだと思う。 それでも、イナコは途中で抜いたりせず、俺の精液を全部体の中に受け止めた。俺は女の子に中出しできたという満足感と、射精後の ハイパー賢者タイムの来訪を感じながら、快感の余韻に浸っていた。 精液が出なくなったのを感じると、イナコは彼女にとっての凶器を体内から引き抜き、俺の隣にぐったりと横たわった。 「イナ、コ…」 話しかけた瞬間、その目がギロリと俺を睨んだ。 「人間のくせにぃ、こんな苦しい思いを~、させるなんてぇ…!」 「え……そ、それ、は、き、みが、勝手に…!」 「問答無用ですぅ!もうあなたにはぁ、用なんてありません~!海が好きならぁ、好きなだけぇ、沈んでくださぁい!!」 無茶苦茶だ、と言おうとしたが、それは叶わなかった。イナコは、その細身のどこにそんな力があるのだろうという力強さで俺を 持ち上げると、まだ体の動かない俺を海に投げ込んだ。 「がばっ!ごぼっ!た、助っ……ごぼごぼ…!」 大量に塩辛い水を飲み、凄まじい苦しさの中で、一気に意識が遠のく。 「子種はぁ、ちゃんと受精させますからぁ、心配しないでぇ、くださいねぇ」 そんな言葉が、最後に聞こえたような気がした。が、それが夢か現実かもわからないまま、俺の意識は途絶えた。 目が覚めた時、真っ先に飛び込んできたのは真っ白な空間。 はて、天国にしてはひどく消毒液臭い。地獄にしても、やっぱり消毒液臭い。 「あ、気がつきましたか」 横を見ると、看護婦さんらしき人がいた。いや、らしきっつうか、看護婦さんだ。 「あの……俺、は…?」 「ちょっと待っててくださいね、すぐに先生呼んできますから」 以下、ここに至る経緯の要約。 俺は海を漂っていた。それを地元の猟師が発見し、病院に連れ込んだ。二日ほど目を覚まさなかった。で、今起きた。 「あなた、イモガイに刺されたんでしょう?足のところ、壊死する寸前だったんですよ」 「……はぁ」 やはりそれは現実だったのか。じゃあ、あのイナコって子のことは夢…? 「でもねえ、いくら誰もいない海だからって、裸で泳ぐのはどうかと思いますよ」 「裸…?」 「漁師さんが見つけたときから、あなたは何も着てなかったそうよ。それとも、漂ってる間に脱げたのかしら?まさかねえ」 どうやら、夢ってわけでもなさそうだった。それに、夢にしては、色んなことが生々しすぎる。 「とにかく、もう少し安静にしててください。色々検査もありますしね」 それから少しの間、俺はその病院のお世話になった。幸い大した後遺症もなく、退院する頃には、もうすっかりいつもの調子に戻っていた。 あれ以来、俺は海では泳がないようにしている。あんな危険な目に遭うのは、一度っきりで十分だ。 でも、少し気にもなる。あの後、イナコはどうしたんだろう。そしてあれが現実なら、この海のどこかに俺と血の繋がりのあるイモガイが いるってことに…。 ゾッとする考えではあるが、ある意味それも面白いかと思う。でもそいつに会うとしたら、俺はどんな顔して会えばいいんだか。 まあそれはともかくとして、あいつには、もう一度だけ会ってみたいな。あの海を見るたび、俺はちょっとだけ、そう思ってしまう。

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