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コロちゃん」(2008/03/04 (火) 14:45:35) の最新版変更点

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「コロちゃん良く来たねー」 「こんにちはー」 うちの母親がニコニコしながらお茶を運んでくる。 コロは隣の老夫婦に飼われた雑種の女の子。誰からも好かれる、可愛らしいイヌだ。 おかっぱの髪の毛にイヌミミ、ちみっちゃい妹キャラでぼくらの家族ぐるみで付き合いがあった。 お隣とは垣根で仕切られており、コロはひとっ飛びでうちに時々やってくる。 コロの着ているセーラー服がよく似合う。今度高校に上がるうちの妹、洋子のものだった。 「着てくれる子がいれば」とうちの母親がコロにプレゼントしたのだ。 今日はちょっと寒いので、グレーのカーディガンを上から羽織っている。 コロはぼくのことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。 「また、来てるの?あのイヌっころ」 妹の洋子が二階からコロを見ている。 洋子は動物嫌い。特に隣のコロに対しては異常なほどに敵対心を持つ。 やはり、同い年ぐらい同士だからだろうか。似たもの同士は仲が悪いって言うし。 この妹、結構おませさんという噂もちらほら聞く。 「こんにちはー」 コロが来た。しかし、うちから返事はない。 「こんにちはー」 縁側に上がり、ガラス戸をノックする。 「るすかなあ」 奥から出てきたのは洋子。 「なに?」 「わー、洋子ちゃん。こんにちはー」 「お兄ちゃんならいないよ、今日は大学のゼミで遅くなるって。飲み会みたいだよ」 「のみかい?」 「お酒をお飲んで遅くなるってさ」 「ふわあ。なーんだ」 コロは耳と尻尾をダランとさせた。 「残念だったね(わたしで悪かったね)」 コロと洋子は、縁側でジュースを飲みながら何か話している。 「コロちゃんって、誰が好き?」 「んー。お兄ちゃんかな?」 (この小娘、獣の癖に生意気な)と洋子は胸の奥でつぶやいた。 「そうそう、コロちゃん。男の子ってさ、元気なお姉さんがだーいすきなんだって」 「???」 「特にね、酔っ払ったりしてる時はもう、ぼくを襲って!って感じなんだってさ。」 「…おそう?」 「女の子もお酒を飲んでいい気分になると、やっぱりエッチい事考えるんだって」 「えっちいこと??」 「コロちゃんにはまだ早いかなあ、エッチいこと。大好きな人とする事だよ」 「ふーん。コロもかなあ」 「んふふふ。動物さんなら、言わなくても分かるよね?」 洋子はいたずらっ子の目をしていた。 「コロのお父さん、お母さんは優しいけどもうお年寄りだし…『おそって』あげられないのかなあ」 「もう、かわいいね…。あっ、約束があるからまたねー」 洋子はニシシと笑い、わざと分かるように兄のエロ本をばさりと落とし、奥へ引っ込んだ。 コロは本を拾い上げ家に帰った。 深夜12時半。ようやくぼくは、家に着いた。 ゼミの飲みの後にカラオケ。また飲みに連れ出される所を必死に抜け出したのだ。 持っている合い鍵で、玄関の扉を開けようとする。 がさがさ! 突然、生垣の中から音がする! 「誰だ?」 頭の中がぐらぐらする中、ぼくの目に映ったのは、尻尾をばたつかせるコロの姿だった。何故か、カンビールを両手に持っている。 「お兄ちゃんですか?」 「誰?コロちゃん?」 「おそってあげるね」 「は?」 「コロちゃん、今日はお兄ちゃんをおそってあげまーす!」 コロはぼくの股間を狙って飛びついてきた。 微かに、コロは酒の匂いがするし、顔も赤らんでいる気がする。 兎に角、家に入れなくては。イヌの酔っ払いなんぞ見たくもない。 居間にコロを連れ、冷蔵庫から麦茶を用意し、雰囲気を変えようとテレビをつける。 間の悪いことに、エッチな洋画が放送されていて丁度濡れ場のシーンがぼくらの視界に飛び込む。 カンビールを空けてコロはグイっと飲む。 「ニシシシッ。お兄ちゃんもこんな事されたいんだあ」 慌ててテレビのスイッチを切り麦茶をコップに注ごうとするが、手が震えて落っことしてしまった。 顔を近づけるコロ。甘い息が掛かるくらいの距離。 「今日のコロは、オオカミさんになっちゃいまーす」 「ま、待ってく…」 コロの柔らかい舌がぼくの口の中に入る。極上のアメを舐めるよう。 ちゅぱっ! コロは幸せそうな顔をしている。彼女は獣、彼女の牙がぼくの理性を切り裂く。 「お兄ちゃんは、恥ずかしがり屋さんですねえ」 コロの右足が、ぼくのオスの証を優しくさする。だんだん、付け根が痛くなってきた。 手でその部分を隠そうとすると、ひっぱたかれた。 「もー!きょうはコロのどれいになりなさい!」 そんなSっ気たっぷりのセリフを吐くと、いきなりぼくのオスをズボンの上からぱくっとくわえ、おいしそうに舌で転がした。 「ねえ、お兄ちゃん。うれしいでしょ?」 ぼくは何も答えなかった。いや、答えたくなかった。 「お兄ちゃんも、いっしょにオオカミになりなさい!」 コロはぼくのズボンを引き摺り下ろす。恐るべし獣の血。 ぼくのオスはピーンと跳ね上がり、パンツの穴から顔を出した。 すかさずコロは手を捕まえて、パンツから完璧に脱がし、大事そうにキスをする。 じゅる!じゅる! 「コロのつば、つけたあ」 唾がぼくのオスを気持ちよく包む。コロは自分の手を見て赤かった顔をさらに赤くする。 「うわあ、べちょべちょだよお。ふふふ、コロといっしょだね」 膝立ちしているコロは、自分でスカートを捲ると、純白のパンツにコロの蜜がべっとりと付いていた。 ゆっくり自分のパンツを下ろすと、まだ生え始めた秘密の草原が糸を引いて湿地帯になっている。 「ねえ、なめなくていいの?」 コロの甘美な湿地帯がぼくの顔に近づく。ぼくは草原に飛び込む。 くすぐったさと、背徳感に包まれながらぼくの舌で濡らしながら、音を立てて舐める。 コロが喜ぶんだったら、ぼくは奴隷になる。 「くうん」 コロがイヌに戻った。尻尾をばたつかせる音が聞こえる。 「…そろそろ、お兄ちゃん…」 もうこれ以上しゃべらないでくれ。かわいいコロが、淫らなメスイヌに変身している。 ぼくとコロが密着する。コロは制服を着たまま、ぼくは上着のまま。 しかも自分の家の居間で淫らな姿をさらすとは。 困ったことに、ぼくの白いハチミツは、早く外に出たがってる。 と、思っていると二階から誰か来た。 「うるさいなあ」 洋子がぼくらの声に気付いたらしい。こんな姿、実の妹に見られたら死んでも死にきれない。 「コロ…」 「だめです。コロとお兄ちゃんのじゃまする人は許さないのだ」 洋子の足音がドン底へのカウントダウンに聞こえる。 「誰よ?」 遂に、禁断の扉が開かれた。南無三! (きゃああああああ!)とでも言ったのだろうか?洋子は、見てはいけないものを見てしまった。 その瞬間ぼくはコロを突き飛ばすと、ぼくから白いハチミツが飛び出してしまった。 「くうん。あしがあったかいよお」 コロの太ももを陵辱していく白いハチミツ。 「見るな!!」 もう遅い、遅すぎる。兄として人としてもう…サイテーだ。 「お兄ちゃん。コロはきょう、とってもいい子でした…」 コロは疲れて、そのまま寝てしまった。 洋子は洋子で泣き出してしまった。 ぼくは…。 「どうするのよ…」 ぼくらは、コロの体をきれいに拭いてあげた後、両親、お隣が起き出す前にコロをお隣に帰した。 「なあ、洋子」 「…わかってるよ」 翌日、と言うよりその日の午後。コロは家に来なかった。 洋子は洋子でいつもよりおとなしく見える。やんちゃぶりはどこに消えたのか。 心配になったぼくと洋子はお隣を訪ねる。 窓辺では、コロはすやすやと昼寝をしていた。寝顔でも今はコロの顔を見るのは恥ずかしい。 お隣さん夫婦の会話が聞こえる。 「おかしいんだよねえ。昨日買ってあったカンビール、全部無くなってるんだよ」 「わしゃ、知らんよ。こんなに飲めるか」 犯人はすやすやと寝ていた。 おしまい。

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