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第1場
(50年代 オーストラリア、テンタフィールド)


歌が終わると、リトルピーター登場。
ピーター「これが俺、リトル・ピーター。年の頃九つ」
リトルP「八つ!」
ピーター「ほんとは十(とう)」



ピーター「さて、俺が生まれ育ったのはオズと言う素晴らしい国だ。皆さんにはオーストラリアって言った方が通りがいいかな。そこのテンターフィールドって小さい町でして。ご覧の通り、俺は超普通なガキでした」
リトルP、タップを踏む。
ピーター「いやどの町にも一人ぐらい居るでしょう? 行く末が恐ろしいっていうようなガキが。じいさんは馬の鞍を作っていました。ね、想像して、俺を。じいさんの横でタップ踏んでる姿を」
舞台上手にピーターの祖父登場。うつむいて馬具を繕っている。リトルP、祖父の周りでタップを踏んでいる。
リトルP、ポーズを取って(ピーターも合わせてポーズ)「じいちゃん、これ誰だぁ」
祖父「ジンジャー・ロジャース」
リトルP「当たりぃ」
ピーター「じいさんはバカじゃなかった。しかし一日中馬の鞍の修理ばかりしていた。自分の居場所がよほど気に入ったんでしょう。・・・あ俺?俺は、ハリウッド・ミュージカルで育ちたかったなあ。バカでかい総天然色の階段をダンスしながら下りてくる。(顔を上げ左手を胸に、右手を上げてターンをしながら)ジーン・ケリーやジュディ・ガーランドを従えて。俺はどこか、別の居場所が欲しかったんです」



その間、下手からアップライトのピアノとピーターのママ、マリオンが登場。
まだタップを踏んでいるリトルPに、「おい坊主、もうたくさんだ。ピアノに行きな」とピアノを指すピーター。


リトルPピアノの前にに座る。ピーターもピアノに行き、その上に座る。
ピーター「俺はスパークギラギラ。ピアノも一人でに覚えちまった。お袋のマリオンはもうご満悦。ところが、オヤジはわかっちゃくれない。勿論、酒と仲良くしすぎたせいもあるけど」


(酔っぱらったディック・ウールノー登場)
ディック「うるせー!」
マリオン「いいじゃない!楽しそうにしてるんだから!」
ディック「ピアノなんて無駄遣いしやがって!」
マリオン「あんたの金じゃないでしょ!ディック!あたしの貯金よ!」
ディック「ピアノなんてクソの役にも立たないんだよ!」



ピーターピアノから降りながら「ディック・ウールノーは酔いどれでした。・・・あ、いや、バレちゃったかな。俺の本名はウールノーってんです。これじゃあ端からどん詰まりに決まってらぁ」
「ねえ、信じられます?ウールノー」と客席に振る。
しばし前の席の客とやり取り。

ピーター「それじゃあ、ライトは当たらない。ピーター!ウールノー!・・・そうこうする内にジョシーのパブで歌の仕事にありつきました。週3日、ギャラは一晩30シリング」
 


リトルP(ピアノの前でマリオンにネクタイを結んでもらいながら)「ネクタイ?いやだよ、ぼくまだ子供なのに~」
マリオン「町じゅうで歌を歌うようになるんだからきちんとしなくちゃ」
ピーター「バーの歌手ですよ。まだ11だってのに」
リトルP「10!」
ピーター「ほんとは12。生意気な、ガキ」




テンタフィールドの酒場
町の人達がドヤドヤ酒場に入ってくる。上手奥にカウンター。
ピアノに片足を上げ弾きながら歌うリトルP


♪俺の名前にライトを((WHENIGETMYNAMEINLIGHT)♪(リトルP&アンサンブル)


ピアノの上に乗りタップを踏みながら歌うリトルP。初めはおしゃべりしていた町の人もリトルPに注目。タップが激しさを増すにつれ町の人達も一緒に歌う。
町の女性「マリオンすごいわ」「こんなの初めて見た」
マリオン「うちの台所に来てごらん。いつでも見せてあげるよ」



上手窓からのぞくディック・ウールノー。それを見つけて、傍に寄るマリオン。
マリオン「中へ入ったら?」
ディック「外の方がいい」
マリオン「窓からピーターを見てたくせに」
ディック「・・・悪くないよな、あいつ」
マリオン「でしょ、褒めてやってよ。中へ入って」
ディック「やめとくよ」
マリオン「何で?」
ディック「こんなナリだし」
マリオン無理に引き入れようとする。
「触るな!放っといてくれ!」と言って去ろうとするディック。



再び音楽が大きくなり酒場の中。中での客が拍手で盛り上げる中、外でディックが小さくリズムを取っているのを嬉しそうに見るピーター。
リトルPのタップはフィナーレに近づくと、ピーターは側で手拍子。最後のポーズを二人で決める。



暗転し舞台前。
ギャラを受け取ったピーター、マリオンの元へ。
マリオン「ピーター!良かったわ」
リトルP「ありがとう。30シリング!」(とお金をマリオンに見せる)
マリオン「テンターフィールド1の金持ちだ」
リトルP「映画に連れてってあげるよ!」
ディック(脇から手を出し)「おい、それ寄越せ」
リトルP「それって?」
ディック「銭だ」
リトルP「え?」
ディック「(苛立たしげに)金だよ金!」
リトルP「これは僕のだ!僕が稼いだんだ!歌が気に入られたんだ!」
ディック「お前は笑われてんだよ、お前は笑われ者なの」
マリオン「笑われてんのはあんたの方じゃないか!この金をどうする気?」
ピーター「やめろ!」
とここで場面を遮る様に割って入る。
ピーター(観客に向かい)「もうやめよう。こんなものは見せなくないんです。あっ!いきなりクライマックスに飛んでもいいですか?ほら誰かの自伝とか読む時やりません?子供時代なんて飛ばし読みするでしょう。ほら、物語って主人公が、エリザベス・テーラーと会うところ盛り上がってきたりするじゃないですか、ね?」
「・・・と言う訳で、俺はテンターフィールドを後にします」




ここで遅れてきた客入れ。
ピーター大抵その中からターゲットを選んで、客いじり。主に聞くのは「どこから来たんですか?」「遅れてきた理由は?」「お名前は?」※アドリブ参照


(客いじりが一通り終わった後、遅れてきた客たちに向かって)
ピーター「ちょっと説明しますね。僕はピーターです。オーストラリアのテンターフィールド出身で、これから世界へ羽ばたこうとしています。遅れてきて内容がわからないかもと思ってらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です。大したことはしてません。これから観てもわかるようになっています」
(この辺りは一部省略したり、逆に長くなったりアドリブ的)
ピーター「では、これから着替えに行ってもいいですか?」(「大丈夫一回目の着替えは間に合いました」とか台詞が変動的)
と拍手を貰うと、くるりと回りながら青いラメのシャツを脱いでアロハシャツ姿になる。
ピーター「終わりました」(ここの言い方も変動的)
ピーター「そして俺はテンターフィールドを後にします」
そして脱いだシャツを仕舞いに上手へ一応はけてすぐ戻ってくる。
ピーター「14になった俺は、貯金を引き出し、お袋に書置きを残して家出しました。上った先は、サーファーズ・パラダイス」



舞台下手にマリオン、上手にピーターとお揃いのアロハを着たヤングピーター登場。ヤングPの後ろにピーター。
マリオン「紙切れ1枚よ?書置き一つ残したっきりでどうして?」
ヤングP「だって止めるでしょ?」
マリオン「当たり前じゃない。一人で生きていくにはまだまだおちびなんだから」
ヤングP「ねえ、僕はもう14だよ。このままずっと、テンター・フィールドなんかで埋もれてて欲しい訳?」
マリオン「連れ戻しに行くからね」
ヤングP「ああ、もう止めてよ!それよりさ、クリス・ベルっていう奴と知り合ったんだけど。そいつも歌えてギターも弾けてさ。だからそいつと今度、コンビを組もうと思って」
マリオン「コンビ?」
ヤングP「コンビ?」
ヤングP「そう、兄弟コンビ」
マリオン「兄弟なんていないじゃないの」
ヤングP「今は出来たんだよ、兄弟」
マリオン「サーファーズ・パラダイスなんて不良の溜まり場でしょ。酒に、ドラッグに、セックスに・・・」
ピーター、マリオンの言葉から遮るように後ろからヤングPの耳を塞いで「いいねぇ、待ってましたって、感じ」
ピーター、ヤングP二人で歌い始める。


♪俺の名前にライトを(Reprise)♪


その間にマリオンはける。


歌の途中、間奏でヤングPタップソロ。
それを見ながらピーター上手でタップシューズに履き替え、ヤングPと合流、一緒にタップ。

歌に戻り、
♪俺の名前を~ で、ピーター中央、ヤングP上手よりで2人両手を高く上げポーズを決める。
ヤングPだけ下手へはける。

  
再演「ボーイフロムオズ」についての「まとめサイト」です。思い出の舞台を漏らさず記録するために、皆様の加筆、訂正等お願いいたします。


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