胆汁排泄機構の解剖

毛細胆管→細胆管→小葉間胆管→隔壁胆管→肝内胆管→肝管→総肝管→総胆管
小葉間胆管は外径20-80μm,門脈枝や動脈枝とともにグリソン鞘内を走る.
隔壁胆管は上皮が立方円柱上皮様となり周囲に密な線維を伴っている.

胆汁生成

胆汁酸依存性胆汁:胆汁酸排泄量に比例してその流量が増加する分画
胆汁酸非依存性胆汁:胆汁酸排泄量には依存しない分画

胆汁酸の代謝と輸送

一次胆汁酸:胆汁酸は肝でコレステロールから生合成される
二次胆汁酸:一次胆汁酸が腸管内に排泄されて脱水・酸化を受けて生成される
肝で生成された胆汁酸はグリシンまたはタウリンと抱合され,毛細胆管に排泄される.
胆管内に排泄された胆汁酸はリン脂質とコレステロールとともに複合ミセルを形成してコレステロールを溶存させて腸管内での脂質吸収に重要な役割をはたしている.
胆汁酸は回腸末端部で吸収され門脈を経由して再び肝にもどり腸肝循環(entero-hepatic circulation)を行う.

タグ:

胆汁
+ タグ編集
  • タグ:
  • 胆汁

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2006年11月29日 11:19