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LVT-4


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びぃえふに登場する数々の兵器が、現実ではどんなものだったのかなぁという疑問にJIKOするコーナー。
今回取り上げるのはリキシーの相性で虹裏兵士から愛されるアイツ、LVT-4である。
板が付くなり飛ぶなりしてくれないとイマイチ使い勝手を感じない子という印象に塗れているこの兵器だが、リアルにおいてはなかなかのスグレモノだったようである。


LVTシリーズとは「Landing Vehcle Tracked」の略で、直訳すると「装軌式上陸車輌」となるが、意味合いとしては「水陸両用車輌」とするのが正しい。原型となったのは湿地帯の走破性に優れた車輌として開発されたアリゲーターで、1935年から大幅な改修が加えられ、水上でも航行が可能という船舶のような機能も持たされた。アメリカ海軍海兵隊はこの車輌に可能性を見て、FMC社(現在のBAE-SLA)に生産を発注した。
乗員は指揮官1名、運転手2名、銃手2名、補助1名。その他に兵員24名(!)を含む2トン近い積載量を持っていた。地上では32km/h、水上では12km/hまでスピードが出た。あくまで船舶から上陸地点までの輸送を行うものとして設計されたために装甲は無いに等しく、足回りも砂浜のような柔らかい地盤でないと自重で足回りを破損するほどの脆さだった。その欠点は初の実戦となる太平洋戦線のタラワ島上陸作戦で早くも露呈し、投入された125両のうち90両が行動不能になった。しかしながら通常のボートによる上陸は守備隊によって行動を制限され、生身で泳いで行くほか無くなってしまったことに比すれば、車輌こそ破損したものの兵員・物資の輸送には成功しているLVTの運用思想は十分理に適っていると証明されることになった。価値を認められたLVTには再度改修が加えられ、追加装甲を標準化して防御力を高めるのみならず、機銃以外の武装を施して火力支援を行えるようにしたLVT(A)シリーズも登場した。

しーぽんに登場するのはLVT-4"ウォーターバッファロー"のイギリス軍仕様"バッファローⅣ"である。LVT-4はエンジンを後部から前部に移動させ、空いたスペースを利用して後部を開閉式ランプドア(例の板のように上下して開閉する)に変更している。これによって兵員の乗り降りが容易になり、また搭載したジープなどの車輌もそのまま降ろせるようになった。シリーズ中最多の8,351両が生産されている。イギリス軍では30ミリ砲を装備したモデルもあるが、残念ながらびぃえふでは30"口径"の機関銃しか装備していない。また、イギリス陸軍向けとして、火炎放射器を装備したLVT-4(F)"シーサーペント"というモデルも存在する。新たな変態兵器の匂いがするね。リアルなのに。やはりイギリスは変態だ。
第二次大戦中のモデルとしては最後期になるLVT(A)-4は75㎜榴弾砲や火炎放射器、12.7㎜機銃などを装備した高火力を誇り、現代の歩兵戦車の原型ともいえるものになっている。

主に太平洋戦争に投入され、ガタルカナルから沖縄までを転戦した他、大戦末期にはヨーロッパ戦線でも多数の渡河作戦で活躍した。戦後は朝鮮戦争やベトナム戦争でも使用されていたという。


僕らのアイドル、リキシー。板や飛行機能なんて変態要素が似合うのは、やはり英国の血なんだろうかと埒も無いことを思いつつ。
今日も綺麗にひっくり返ってドカンである。