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Kar98


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びぃえふに登場する数々の兵器が、現実ではとんなものだったのかなぁという
意外と俺の他にも何人かの人が抱いている疑問に解説していくコーナー。
第三回はこっそりオールラウンドな枢軸工兵の恋人にして傑作小銃、モーゼル(マウザー)Kar98をゲストにお迎えしました。
スナイプして良し、撃ち合ってよし、グレネードを撃ち出してよしの三拍子揃ったこの武器の素顔に迫ります。

KarとはKarabiner(カラビナー)、すなわち騎兵銃のこと。英語読みだとカービンになる。
騎兵銃は馬上で取り回しやすくした銃を指し、転じて銃身の短い小銃を意味する言葉になった。
この銃は1898年にドイツ軍に採用されたGew98のカービンモデルということになり、さらに最もポピュラーなモデル、Kar98kは「kruz(クルツ・短い)」という型番が付いてさらに短銃身化が計られている(1,110mmのどこが短銃身だと現代の感覚でツッこんではいけない)。
7.92×57弾を五発、薬室にクリップで一まとめに装填する。当時はアメリカやソ連などではセミオートタイプの小銃の開発が始まっていたが、ドイツは信頼性と生産性からこの銃を生産し続けた。最終的な生産数は14,048,789挺にも及ぶとされている。マジか。落ち着け。
とりわけその命中精度は群を抜き、4~6倍クラスのスコープとの組み合わせによって狙撃銃として高い地位を築き上げた。

さて、しーぽんプレイヤーの諸氏にとって気になるのが工兵の必殺武器、ライフルグレネードだろう。
ガチでは中距離で猛威を振るい、ドラム缶を被った妖怪変化どもを空高く吹き飛ばした破魔の武器。ユルでは花火としても利用できるナイスな機構だが、一体どんな仕組みなのか気になっている兵士もいるだろう。
ゲーム中では4キーを押すと持ち替えたようなモーションで武器が切り替わるだけだが、ライフルグレネードとして使う場合は実際にはもう一つやらなくてはならないことがある。込めてある弾を抜空包に入れ替えることだ。
空包は引き金を引いても弾は飛ばないが、銃口からは発射ガスが実包と同じように噴出される。ライフルグレネードはこれを利用して、手で投げるよりも遠くへグレネードを撃ち出しているのだ。
ただし、当然ながらこの状態においてはライフルの弾を撃つことはできない。
この仕組み自体は第一次大戦の頃から考案・実装されており、とりわけドイツはその有用性にいち早く目をつけていた。
現代においても自動小銃にグレネードランチャーが取り付けられていることからも、先見の明に満ちた着想だったといえる。

余談ではあるが、このKar98の製造元は「モーゼル」と呼ばれることが多いが、厳密にはこれは誤りである。綴りは「Mauser」だが、これは「マウザー」と読むのが正しい。
恐らく最初に「モーゼル」と読んでしまった人は、ドイツワインの名産地で知られる「Mosel」と混同してしまったのだろう。
ともあれ、もうすっかり「モーゼル」の読み方は定着してしまったが。

今なお一部の国では現役で使用されているほどのロングセラーであり、同時代の多くのライフルがその構造を参考にしたほどの傑作、Kar98。
今日もびぃえふ兵士たちが、この名銃に命を預けて鯖を駆け巡っているのだ。