レイ「ナデシコに乗ったばかりの頃のルリって、今とは少し違うのね」
ルリ「そういわれればそうですね」
レイ「『小憎たらしい』って感じがするわ」
ルリ「妹を前にひどい言いようですね」
レイ「有希、もしかしたらルリは今でも心の中じゃあんな風な口調なのかしら」
有希「その可能性は否定できない。様々な経験で、ホシノ・ルリがいわゆる『ネコを被る』という
ことを覚え、表面上だけは『いい子』を演じている事も考えられる」
ルリ「有希姉までひどいです……ぐす」
レイ「ごめんなさいルリ。言い過ぎたわ」
有希「今現在ホシノ・ルリの涙腺から涙は排出されていない。騙されてはダメ」
レイ「……やっぱり小憎たらしいわ」
ルリ「どうせ私、ネコかぶってますから。にゃあ」
ルリ「(おバカな姉の相手をするのも大変。ま、嫌じゃないんだけどね)」
ちゃらっちゃっちゃっ、ちゃらっちゃっちゃっ、
悔しさをこらえて蹴り上げた石ころ~♪
レイ「……何か聴こえてきたわ」
ルリ「あ、すいません。私が心の中で前回のあらすじとか気持ちを語った直後はOPが流れるのがお決まりなんで」
有希「つまりここから今日の私たちのエピソードが始まるという事」