ルリ「レイ姉、いい加減に部屋を掃除してください。どんだけずぼらなんですか」
レイ「いいの」
ルリ「碇さんが来たとき困るんじゃないですか?」
レイ「困らないわ。むしろそのための…」
ピンポーン
シンジ「綾波、部屋の掃除に来たよ(いそいそ)。あ、ルリちゃん、お邪魔します」
レイ「ほら」
ルリ「……」
シンジ「あ、綾波…その…下着ばっかりなんだけど…」
レイ「碇くんならかまわないわ」
ルリ「かまいます。レイ姉が今すぐ片づけてください」
「読書好きが作り上げる書籍タワー乱立のカオス部屋をご存じないとな?
長門の読書量で、ずぼらだったら酷い有様になるだろうよ」
有希「…問題ない。情報連結解除開始」
サラサラ……。
ルリ「ずぼらでもキレイにできる。ずるいですよね。」
「寧ろずぼらよりも長門が本を消すことの方がありえんだろ」
有希「……問題ない。(高速言語)……情報再結合開始」
ルリ「部屋の様子がさっきと違いませんか?」
有希「……間違えた。情報連結解除開始」
ルリ「間違えた、って何をですか?」
サラサラ……
有希「(高速言語)……再結合開始」
ルリ「私の前にある本の山は、間違いなくさっきなかったんですけど……?」
有希「気のせい」
ルリ「もしかして、何度もこうやって消したり出したりしてるから、どこにやったかわからなくなったんじゃ……」
有希「一度読んだ本でも、時間を置いてから読むと、新たな発見がある」
ルリ「……開き直ってますね」