夏休み、小学生にとっては唯一の重荷である宿題。
その宿題を近所の憧れのお兄さん、アキトに手伝って貰う事にルリは成功していた。
『ええっ!?僕にルリちゃんの勉強の手伝いが出来るかな?』と言うのを、IQ200の頭脳を駆使して丸め込んで。
その宿題を近所の憧れのお兄さん、アキトに手伝って貰う事にルリは成功していた。
『ええっ!?僕にルリちゃんの勉強の手伝いが出来るかな?』と言うのを、IQ200の頭脳を駆使して丸め込んで。
さて、アキトを連れて帰宅したまでは良いが、ここでルリはふと二人の姉の事を思い出した。
小さい方の姉は『15489回目の行ってきます』との謎の言葉を残して出かけて行った。
大きい姉は家に居るだろうか?いっそ居ない方が良いのだけど。
小さい方の姉は『15489回目の行ってきます』との謎の言葉を残して出かけて行った。
大きい姉は家に居るだろうか?いっそ居ない方が良いのだけど。
「アキトさん、ちょっと待ってて。散らかしてるかもしれないから」
そう告げて、先に家に入る。散らかすのはありえない、誰もそんな性分ではないし、
元より散らかす程に物が無い。唯一の心配は、少し世間知らずな姉である。
そう告げて、先に家に入る。散らかすのはありえない、誰もそんな性分ではないし、
元より散らかす程に物が無い。唯一の心配は、少し世間知らずな姉である。
玄関・・・残念ながら靴がある。リビングへ。むわっとした熱気がこもっている。
冷房も付けず部屋を閉め切ったまま、姉が寝ていた。下はショーツのみ、上は学校用の白いブラウスのみで。
白皙の顔にはうっすらと汗を浮かべている。よく見ると汗でブラウスが体に張り付き・・・(まさかノーブラ!?)
良かった、こんな姉をアキトさんの目に晒す前に気付いて。
冷房も付けず部屋を閉め切ったまま、姉が寝ていた。下はショーツのみ、上は学校用の白いブラウスのみで。
白皙の顔にはうっすらと汗を浮かべている。よく見ると汗でブラウスが体に張り付き・・・(まさかノーブラ!?)
良かった、こんな姉をアキトさんの目に晒す前に気付いて。
冷房を入れて、姉を蹴り起こす。今日は容赦しない。2~3度強く蹴ると目が覚めたようだ。
「起きた?アキトさんが来てるの。今玄関で待ってもらってるから」と要点だけ告げる。
「そう・・・」
応答し、むくりと起きた長女がリビングから出て行く。何故か玄関の方へ。
「起きた?アキトさんが来てるの。今玄関で待ってもらってるから」と要点だけ告げる。
「そう・・・」
応答し、むくりと起きた長女がリビングから出て行く。何故か玄関の方へ。
がばっ!と、ルリは思わずタックルして止める。
「そっちは玄関!早く部屋で着替えて来て!」
「・・・アキトさんに挨拶を・・・?」
寝ぼけてるのかわざとか天然か。そんな胸元の開いたシャツに乳首を浮かせてパンツ一枚の姉を
どうして想い人の目の前に出せようか。何とか追い返すのに成功したと思ったとき、リビングに人影が。
「そっちは玄関!早く部屋で着替えて来て!」
「・・・アキトさんに挨拶を・・・?」
寝ぼけてるのかわざとか天然か。そんな胸元の開いたシャツに乳首を浮かせてパンツ一枚の姉を
どうして想い人の目の前に出せようか。何とか追い返すのに成功したと思ったとき、リビングに人影が。
「ただいま、これも15489回目。玄関に居たから連れてきた」
「お、お邪魔しま・・・」
挨拶の途中で固まったアキトの視線は、三姉妹で最も豊かな胸を持つ長女のそれに注がれていた。
慌てて目を逸らそうとするアキトに、間髪入れずに長女が丁寧に挨拶をした。
「いつもルリがお世話になっています」と、深々とお辞儀をして。
「お、お邪魔しま・・・」
挨拶の途中で固まったアキトの視線は、三姉妹で最も豊かな胸を持つ長女のそれに注がれていた。
慌てて目を逸らそうとするアキトに、間髪入れずに長女が丁寧に挨拶をした。
「いつもルリがお世話になっています」と、深々とお辞儀をして。
ぶはっ!
大きく開いた胸元から何が見えたのか、アキトはそのまま鼻血を吹いて倒れてしまった。
「問題ない。これも7785回目」
大きく開いた胸元から何が見えたのか、アキトはそのまま鼻血を吹いて倒れてしまった。
「問題ない。これも7785回目」
意に介さない二人の姉を恨みつつ、ルリは小さく呟いた。
・・・ほんとにうちの姉は、ばかばっか。
・・・ほんとにうちの姉は、ばかばっか。